Angling Net / The Grotesque Night
The Monster Fishing Now
今日びの怪魚釣り
![](jpg/g-endlessraigyo222.jpg)
こんな小さなライギョでもハートブレイクは味わえる。なんべんも股の下に潜られながら、抜群のロッドワークと絶妙のドラッグ操作で取り込んだエンドレス森下のリトルモンスター。
きょうびのライギョ釣りのことを書くと一抹の寂しさに襲われる。やっぱり雷魚は鉄筋級ロッドにアンバサダーの6000番台。30ポンドラインで豪快に綱引き‥‥‥というイメージが強いからなあ‥‥‥。まぶたの奥には今もくっきりとその残像が焼き付いてる。
けどもうそんなぜいたくは許されんようになってしもた。雷魚の棲息域は年々減少して、そのうち全然釣れんようになる可能性が高い。したがって今は釣れたらオッケイ。たとえ赤ちゃん雷魚でも大切な一匹になる。一匹一匹を大切に釣る必要がある。
と、えらそうなことを言うてる自分自身がえらい失態をやってしもた。ラインブレイク。今時珍しい大きな雷魚をプラグ付きでバラしてしもた。
実はこのポイントには雷魚以外にも大型のナマズや50cm級のバスが棲息してて、これらもお目当ての対象魚のひとつになってる。しかし普段使うてるナマズ、バス用のラインは16ポンド。雷魚には弱い。
この日はどっちかというとバス狙いで、突然「バフッ!」と出た雷魚のパワーに持ちこたえられへんかった。ロッドもパラボリックアクションのグラスファイバー製で、雷魚をこっちへ向かせることすらままならんかった。水面で首を激しく振ったときに鋭い歯がラインに触れたか‥‥‥「ブッチン!」
失態である。大失態である。深く反省している。
あのライギョ、今ごろトップウォータージャンキーのチックタックを口にぶら下げたまま苦しんでるんやろなあ‥‥‥。
ごめんなあ‥‥‥。
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