Angling Net / The Grotesque Night

サンダル一家を訪ねて昼食の歓待を受けること

登場人物:サンダルジュニア
(18歳、高校生=女の子にはモテないタイプ)
ごくふつうの健康そうな高校生だが、おやじの影響で無類の釣り好き。将来はプロのフィッシングガイドを目指す。



気むずかしそうな顔をしているが、笑うと人なつっこい目のサンダルおやじ。

決して美人ではないが、快活で健康そうで爽やかな笑顔のサンダルワイフ。

そして松尾伴内似の高校生、サンダルジュニア。
さらにサンダルドーターがいて、サンダル弟がいて、まだもう一人サンダルチビ娘がいる大家族だ。

彼らが次から次へと料理を運んでくれる。小さなサンダル弟は、料理をこぼさないように両手で皿を持ってへっぴり腰になっている。テーブルの上は、もう食べきれないというほどの料理であふれていた。


サンダルおやじは、サンダルでサンダルルアーを作ったり、フィッシングガイドをしたりしながら、女子学生相手の下宿屋も経営しているらしい。そしてサンダルワイフが、下宿生たちのための食堂を営んでいるらしい。そしてサンダルジュニアは、高校へ通いながらフィッシングガイドになるべく修行中だという。なんとパワフルでバイタリティあふれる一家だことだ。

日曜日なので下宿にはほとんど学生はいないが、華やかな洗濯物だけが風に揺れている。そんな庭先での昼食。ボクの胃袋は、料理とビールとコーラと果物ではち切れそうになった。タイでこんな家庭的な雰囲気に浸れるとは思いもしなかった。至福の時間がゆったりと流れていた。


本物のサンダル(発砲ウレタン製?)を切って作ったサンダルルアー

木やプラスチック製の硬いルアーは、一瞬にして吐き出されしまうが、サンダルルアーはその食感の良さゆえに、プラーシャドーがいったんかぶりつくと、いつまでも放さない。フッキング率向上間違いなし。
プラーシャドーフィッシングの革命的ルアーだ。


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