Angling Net / The Grotesque Night



■ ブンボラペッに落水すること

早朝
まだ暗いうちから
シゲちゃんの操るハンヤウ(エンジン付き小舟)で
ブンボラペッという
タイで一番大きな自然湖(※注釈参照)へ釣りに出る

ドズ・オチアイは一年前
78cmのプラシャドーを釣った男である
堂々たるシャドーマンだが
そんな男にも失敗はある
つまり
バランスを崩して湖に落ちることもあるのだ

ハンヤウはバランスの悪い船だ
ボクも何度か落ちそうになったことがある
しかし
まだ落ちたことはない
ああ
またしても
ドズ氏に先を越されてしまったな‥‥‥

濡れたシャツを絞って
それをまた着ると
何事もなかったかのように平然と釣りを続けるドズ氏だ
そして
ビシバシとプラシャドーを釣る

自作プラグにヒットの記念撮影
その瞬間、フックオフ‥‥‥魚は水中へ
カメラはかろうじて画面左下に魚体をキャッチ

この朝
ブンボラペッで
二人あわせて50近いバイトがあった
今回のボクの目的はプラシャドーではないが
やはりこの釣りは面白い
ああ
やめられない
やめられない


(※タイで一番大きな自然湖)

実はブンボラについて資料探してて見つけたんですが、今の規模になったのはラマ6世時代にアメリカ人の水産学者の勧めで60年ほど前に水門作ってからみたいです。それまではただの水路だったとか?
近所の長老にききこみ調査する予定ですが、タイ最大の自然湖っていうのもハッタリ!?
もしそうならこれは大訂正&大謝罪ですよ。
(イノウチシゲハル談)



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