Angling Net / Story of Great Topwater Plugs

バス釣りをのんびり楽しむための一本
Makinen Waddlebug

アメリカ人の作るルアーはほんまに面白い。思わずヒザをたたいて笑い転げてしまうほどコミカルでユニークなアイデアに溢れている。

マキネン社のワドルバグ=よちよち歩く虫。

実際に動かしてみると、頭のアルミブレードがうまく水をとらえてそれはそれは見事な泳ぎを見せてくれる。アタマを下げすぎる浮き角度がやや始動を手間取らせるが、それをのぞけば何も言うことがない。

このプラグ、製造されたのが1940年代というから、ヘドンのクレイジークロウラーやアーボガストのジッターバグとほぼ同時期にあたる。つまりこの時代のプラグには、バスアングラーの秀逸なアイデアがたっぷり込められてたことがわかる。

最近、ニッポンのハンドクラフターが様々なアイデアを取り入れた面白いプラグを登場させているけれど、よく見るとほとんどがこの時代に生まれたアイデアの模倣にすぎない。ありとあらゆるアイデアが、60年以上前にすでにできあがっていたわけ。まあ、アイデアなんてそんなにあるものではないから、これは致し方ないけれどね。

こういうプラグを見ていると、トップウォータープラッギングという釣法が、大きいバスを釣ったり、人よりたくさん釣ったりすることを目的としないことがよくわかる。いかに楽しむか、を追求している。
ワドルバグをラインの先に結ぶとき、「こんなプラグで釣りしてるやつはそうそうおらんやろ」と、つい優越感にひたってしまうのは、。

ところでこのマキネンとゆうメーカー、名前から想像するに北欧系(フィンランド)みたいだが、トップウォータープラグ以外でも面白いデザインやアイデアのルアーを作ってるらしい。いったいどういうメーカーなんやろ?