Angling Net / Story of Great Topwater Plugs

Heddon Tiny Chugger Spook
炎天下の救世主・タイニーチャガー

Heddon Tiny Chugger Spook (60mm 6g)

真夏のトップウォーターゲームというとだいたい日暮れ時。誰も好き好んで真っ昼間にせえへんよ。気温30℃を超えるドピーカンでプラグ投げたりしたら、ほんまに倒れてしまうからね。想像しただけで頭クラクラしてくる。

特にこの歳になるとそういうのが苦手になる。直射日光がごっつ辛いんよ。しかし20代の頃はそんなん平気やったね。あの頃の体力はすごかったよ。

とにかく「1匹出るまでやめられへん」という状況はあるね。なんでもええからとにかく1匹‥‥‥体力も気力もないくせに、変な意地だけはあるんやから始末に悪い。これはもう自虐の極みと言うしかないね。そうゆう経験ない?

カエルでもカメでもええから出てくれたら納得する‥‥‥。トップウォータープラッガーの悲しい性か。容赦なく照りつける灼熱の太陽。頭の中で脳味噌がグツグツ沸騰してくる。目の前が白うなってくる。これで死んだ人ぎょうさんおると思うよな。

そういうときはこれ「タイニーチャガースプーク!」。

なんや栄養ドリンクの宣伝みたいやけど、ほんまに効くんよ。バスも暑さで夏バテしてるから、でっかいプラグに飛び出す体力が減退してるはず。そうなるとプラグも小さめでないと出てくれへん。そういうときにはタイニーチャガースプーク!。水面炸裂率100%。ん?何もそこまでして釣らんでもって?

分かってるんやけど、なんせ釣り師はいやしいからね。何かきっかけがないと止めにくいわけ。そこでコバスでもええから「パシャン」と出てくれたらいっぺんで納得する‥‥‥と、タイニーチャガースプークにはそういう精神安定剤的効果があるんよ。