Angling Net / Story of Great Topwater Plugs

Fred Arbogast "Musky Jitterbug"

マスキー専用ジタバグ?

北米大陸にはバスやナマズの他にもいろんな淡水産魚食魚が棲息している。ストライプドバス、ウォールアイ、そしてマスキー。いずれにしてもニッポンに居てはお目に掛かることはできない淡水大魚である。

ところでマスキーという魚、実物は見たことがないけれど、開高健師の釣行記「もっと遠く」で詳しく紹介されている。カナダ国境の湖に棲息するパイクの一種で巨大化するらしい。正面から見たらまるでワニのような、いわゆるマンサイズの魚である。
これをどうやって釣るかは知らないが、アーボガストのこの巨大なジッターバグには堂々と「マスキー」という冠が載せられているところを見ると、マスキーを釣るにはこれぐらいのサイズのトップウォータープラグが有効であるということか。

サイズは113mm。ウエイト35g。あきらかにバスには大きすぎる。

しかし、これでバスを釣っている御仁がニッポンにいる。本人の許可無く名前を出すわけにはいかないが、もんじゃ岡本氏、タムラダイスケ氏、ナオキワタナベ氏らである。実際に私もこれで何発か出したことがあって、その迫力(出方)にはいつも驚愕させられる。

たしかに、こいつにバスが出るチャンスは極めて少ないけれど、出たときの充実感はひと味もふた味もちゃうよ。マスキージッターバグ、ごっつ男らしいプラグやと思わへん?