フローターゲームの楽しみ方 Red Chili Pepper 赤唐辛子で釣る池のバス Grip : OrangeFields "Red Chili Pepper" Rod : Muddy Waters "Floatai Stick" 4-11 Reel : Shimano "Kin no Tama 101" Plugs : Topwater plugs Only オレンジフィールドの羽山哲雄作オールウッドゥンベイトキャスティンググリップ。名付けてレッドチリペッパー(赤唐辛子)と、究極のもらいもんプラグ3個を持って近所の池にバス釣りに行く。 場所は兵庫県の吉川町にあるとある農業用灌漑用水池。うちのクラブのボンビー横山副会長の家の裏にある池で、全周500mほどのちょんまい(小さい)池。 新しいグリップ(羽山さんに作ってもろた真っ赤っ赤のド派手なやつ)&ロッド(フローター用に作った4フィート11インチ。カラーはこれまたド派手なトップウォータージャンキーばりの黄色の研ぎ出し)のテストを兼ねて、いつもよりちょっとだけ早起きしてでかける。 本日の究極ルアー3本‥‥‥ 1‥‥‥Top Water Junky "Vanguard" これはもう何の説明も不要のマイフェバリット。これなくしてトップウォータープラッギングは語れんというぐらい、私にとっては命の次に重要なプラグ(ちょっと大袈裟か)。勿論この日も大活躍。内藤賢ニ作 2‥‥‥Orange Fields "Minnow Pencil Amago" グリップの作者に敬意を表して、というより、こういうこじんまりしたポイントでは非常に有効なプラグ。始動にやや難点があるけれど、動き始めると見事なスネークダンシング。浮かべてるだけでも十分釣れる。羽山哲雄作 3‥‥‥Raytune "Bass-kun" ほんまは琵琶湖大鯰用に作ってもろたルアーやけど、ナマズは未だ不発。で、起死回生の一発を狙うてセレクトする。リップがあるけれど、絶大な浮力を利用してポッパーとして使う。これがなかなかええ音出してくれる。上原徹也作 Vanguard 赤唐辛子で釣る池のバス 釣りはじめて数投目のヴァンガードに「どかん!」とええ音で出た尺チョイ。 この池のアベレージサイズ。 いやほんまにヴァンガードは最高のプラグや。ヴァンガードに出会うて以来2年間、私のバス釣りの大部分をこのプラグが締めてる。それにこのプラグを作ってるやつがほんまにええ男で、いわゆる生産者の顔が見える有機農法、無農薬野菜みたいなプラグやな。 ヴァンガード様々‥‥‥また出た 池は満水、アオコが水面を覆っててとても釣れるようには見えへんけど、結構水面はええ反応をしてくれる。 岸にオーバーハングした潅木の下にスキップキャストで滑り込ませると‥‥‥「どかん!」 わっはっはっ 「アホのひとつおぼえ」と言われよと、これはやっぱり気持ちええ。やめられまへんなあ‥‥‥
Minnow Pencil Amago 赤唐辛子で釣る池のバス オレンジフィールド製「アマゴペンシル」に出た尺バス レッドチリペッパーに金のリールを載せて、オレンジフィールドのプラグでバスを釣る‥‥‥最高や。ちょっとバスが小さいけどね。(これを釣るちょっと前に尺三寸級をばらしてしもた=言い訳) それにこの赤唐辛子の太目のグリップはいっぺん握ったらもう他のグリップに戻られへんよ。今持ってるロッドのグリップを全部この太さに改造したろかな。
Bass-kun 赤唐辛子で釣る池のバス これ、どっちがバスでどっちがルアーかわかる? これでもちゃんと水面突き上げてきたんやで。 この日のレイチューンは不調で、こんなんしか釣れんかった。もともとペンシルベイトやったプラグにリップを搭載して、一見クランクベイト風のこのルアーはポッパー的に動かすと最高のサウンド&アクション。 逆に考えれば、こんなチビちゃんにさえ効き目があるっちゅうことなんやけど‥‥‥。で、この後、もっと悲惨なもんを釣ることになる あかん!やってしもた!グロテスクやけど可愛いかへる君。 日が高くなってきた午前10時頃、岸辺で「がぼっ」とライズ音。 すかさずレイチューンバス君をキャストしたら一発で出た。 しかしなんやファイトが変‥‥‥ん?わちゃちゃあ!やってもたあ!
また変なもん釣ってしもた。上原さんごめんなあ。しかしこのリアルさにはかへる君も辛抱できんかったんやと思うよ。ベロにフックが刺さって可哀想なことしてしもた。カヘル君ごめんなあ‥‥‥バーブレスフックが不幸中の幸い。
ボートの釣りにはない面白さ‥‥‥ 丸坊主食ろうて「ひだりぼくぜん」の顔まねをする修行の足らんボンビー横山。 「ずびずぶぁ〜」 ぎょうさん写真撮ってくれておおきに。 フローターの面白さは何かと聞かれたら、「視線」と応えてる。たしかに「浮遊感」がたまらんという意見もわからんではない。しかし、それはしだいに慣れてきて、最初に感じた「気持ちよさ」はいずれ薄れてしまう。その点「視線の低さ」というのはいつまでたっても新鮮なんや。 水面に最も近い位置で「どっかーん!」と出る瞬間を見ることができる。水柱が立 ってバスが躍り出る。これはもうアメリカ映画より迫力あるで。フローターにしかない楽しみやね。 近所の池で、午前中のほんの2〜3時間。 いわゆる日常の「遊び」のひとつ。 たしかにランカーバスに巡り会う確率は極めて低いし、興奮度も低いけど、それでも十分楽しめてしまう。こういうスタイルのバス釣りが気軽で面白いなと思う今日此頃、まだまだ遊ぶで。 31 August 1999 Ikasas Ikuy return to topwater bassin' |