Angling Net / Topwater Bass Fishing

陸っぱり野池ゲームの定石

「ふだん通うてる池が急に減水したら」


減水した野池は釣りやすい?
50cm upを抜いて馬鹿笑いするニグ&サックス会長マック
チャンネル沿いにキャストしたらこんなんが楽勝で‥‥‥


満々と水を湛えたきれいな池。岸際の樹木がオーバーハングしてるその下へ、絶妙のプレゼンテーションを決める。そしてランカーバスを引きずり出す‥‥‥最高のシチュエーション。

しかし、いつでもそんなわけにはいかない。早春から田植えの季節にかけて、池の水はどんどん減る。貯水量が半分以下になるとただの水たまりになる。水は茶色く濁っているし、露出した赤土に囲まれた池は雰囲気もぜんぜんない。
こんな状態の野池で釣っていてもあんまり気分のいいのもではない。バスはやっぱり気分よく釣りたいからね。減水の池はさっさと見切って他の池へ行くことを勧める。

しかし減水の野池のバスはどこに行くんやろ?

まさか陸にはいあがってきて木陰で一服するはずはないし‥‥‥必ず池のどこかに潜んでいるのである。

結論から言うとそれは「チャンネル」。

バスは水位が下がると警戒心が強くなる。なるべく安全な深い場所に身を寄せる。しかし生きている以上、必ず腹は減る。で、チャンネル沿いに浅場へ上がって来て餌を捕る。必ずチャンネルに沿って出てくる。これは習性である。
ベイトフィッシュも同じようにチャンネルに沿って入って来るから、バスにとってこれは好都合というわけ。
小さな池で「チャンネル」というと少し大袈裟だが、池の「流れ込み」から「一番深い場所」に至る「溝」と考えるとわかりやすい。ここを狙うのである。

こういうバスの行動は実は満水時でもほぼ同じ。ただし満水時は深すぎてトップでは攻めにくい。ボトムを釣る人は結構こういう知識に長けているが、トップ屋はどうしても岸沿いのストラクチャーに目を奪われてしまうからね。
ふだん通うてる池が急に減水したら、この話を思い出してみて。きっといことあるよ。


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