Angling Net / Topwater Bass Fishing

サルする性分は一生治らん
近所のバスポンドでサルする

小バスもイチコロ‥‥‥ブラックシャドウ

●「サルする」‥‥‥ちょっとええ目をしたからと、同じ釣り場へなんべんも通うことを大阪では「サルする」と言う。
『あいつまたサルしとるなー』とか『毎日毎日サルやって、よー飽きんこっちゃなあ』‥‥‥という風に使う。

で、これがまさにその状態‥‥‥近所の池でフローターでサルやってる。ここんとこ立て続けに4回、いや5回行ったかな?
こういう場所はあんまり人に教えたないなあ。釣れるうちに釣っとけとついつい欲どおしい非社会的なアングラーに成り下がってしまう。

というても所詮周囲500mほどの小さい池、釣れるバスのサイズはたかが知れてる。最大でも40cmほどのちいちゃいバスやからね。琵琶湖や池原の60cmオーバーバスから見たら子供もええとこ。話にならへんよ。

しかし5/8オンスクラスのプラグを投げて、ちゃんと「ガボッ」と反応する点では決して琵琶湖や池原に引けをとらんね。いやいや立派なもんだ。この釣りの面白さはサイズではないということやな。

高松の巨匠からもろたレイチューン・ブラックシャドウ。生きてる小バスのヒレをむしり取って、代わりに鈎つけたような‥‥‥とゆうたら巨匠に失礼やけど、まさにそんな感じやな。
超ナマ感覚疑似餌。

●RayTune "Black Shadow"
 Pencilbait (90mm/20g) Real Bass color=上原徹也作


シェイクするだけでまるで生きてるように動く。
ここまでリアルなトップウォータープラグはニッポンにしかないやろ。しかもこれはニッポンの中でも群を抜いとる。
R上原によると、ヘドンザラのアクションがモチーフになってるらしい。なるほど、ちぎれそうなほど首を振りよる。問題があるとしたら9cmとゆうサイズ。一般的には十分なサイズやけど、私にはチョット物足りん。おかげでバスが出過ぎて困る。あかんあかん‥‥‥こんなに楽して釣ったらあとの反動が恐い。ブラックシャドウ依存症‥‥‥じゃ。

だいたい、いつもボーズ覚悟で釣りしてるし、それがぜんぜん苦にならんようになってしもたから(ボーズが感覚的にマヒしとる)、たまにこうやって入れぐい状態で釣れるのは嬉しいもんやね。で、ついつい「サル」になってしまうちゅうわけ。まあ無理もないなと自分でも思う。この性格は一生モンやから。つまり「サル癖」は死んでも治らんちゅうことやな。

今までにバスでサルして回ったポイントは数知れず。ちょっと思い出しただけでも東播からはじまって、池原ダム、七色ダム、西の湖、大中ノ湖、琵琶湖。ようあれだけ通たもんやなというぐらい‥‥‥。ははは、今はもうそんな元気ないよ。


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