Angling Net / Topwater Bass Fishing

Real Fishing Tackle
Oka Original Box
 
"OKABAKO" twotray

Top Water Junky の"MOB'S"や"FAT BOY"がスカッと10コ収まるゆとりの金属製ルアーボックス。こんなんがほしかった。
箱の名前は「オカバコ」。岡さんが作る箱やから「岡箱」‥‥‥私が名付け親である。我ながらわかりやすいネーミング。


たとえば"UMCO-130A"は持ちやすい手ごろなボックスやけど、1オンスクラスのごっついプラグを入れるとフタが閉まらんようになる。そこでセルロイド製の黒い不細工なコンパートメントをむしり取ってアルミで仕切り板を付けてみた。が、やっぱり収まりが悪い。トレイ自体が浅すぎるからどうしょうもない。


てなわけで、手ごろな箱はないかなあと、あれこれ物色していたとき、ふと以前岡さんに自作プラグを送ってもろたときの箱を思い出した。
なんとその箱はステンレス製(写真右下)。普通は硬紙の化粧箱かなんかに入れるところをステンレスで作ってある。しかも中には間仕切りが入って2室になっていた。

もともとあった既製のステンレス製の箱をルアーの入れものに利用したのかと思てたら、私にプレゼントするためにわざわざ自分で作ったと言う。
いったいこの男は何者なんやろ? 後で知ったけど、要するに彼は板金職人。こういうモノを作る仕事をしている。
う〜む、ひょっとして、この技術で2段式ひな壇トレイのボックスがでけへんやろか‥‥‥?
そこで無理を承知で作ってくれへんかと頼んでみたら、なんと『やってみますわ』と軽い返事。ほんまかいな‥‥‥。


2段式ひな壇ボックスが完成する前に
『2段式はヒマがいるよって、とりあえずコレ使うとってください』と手渡されたのが下の写真のシングルトレイ・オカバコ。
これはこれで非の打ち所の無いスグレモノ。この箱はすぐに仲間内で評判が評判を呼んだ。そして2002年、福岡市のプロショップから正式発売された。

いまや「オカバコ」の代名詞となったシングルトレイ

ステンレスバージョンとアルミバージョンの2種類がラインアップされている。ステンレスバージョンは適度な重量感と高級感が漂う逸品。アルミバージョンは携帯性を優先させつつ高級感を残している。仕上がりの美しさは言うまでもない。ゼロハリバートンもこれ見たら吹っ飛んでしまうやろ。


そして本日、オカバコ・イカザススペシャル(okabako two tray)ができ上がってきた。
頼んでから1年近くが経ってようやく届いたオカバコは、「待った甲斐があったもんや」という素晴らしい出来栄え。

さっそく「お気に入り」のプラグを詰め込んでみた。開けては閉め、閉めては開けして一日暮らした。

長い間トップウォータープラッギングをやってきて、はじめて納得のいくタックルボックスに出会うた気がする。

こういうハコが欲しかったんや。

      16 february 2002 i-kasas i-kuy


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