Angling Net / Topwater Bass Fishing
Fred Arbogast
MUSKY JITTERBUG 2
上:オリジナルのプラスチック製
下:タムラチューンドマスキージタバグ(桐製)
プラスチック製ボディに装着されていたリグ、フックをすべて取り外して、マウスカップだけを桐製のボデーに移植する手術は意外なほど簡単だった。
まずノギスでサイズを測りながら小刀で桐材を同形に削る。
セルロースセメントに数回ドブ漬けして桐材の表面を締める。
ウエイトホール、カップリグホール、アイホールをドリルドライバーで開る。
ウエイトホールに2gの鉛玉を埋める。
下地にカシュー(白)を数回塗る。
黒あるいは緑をスポンジに染み込ませ軽く叩くように塗る。
乾燥後白を同様に塗る。
これを2回繰り返したあと800番の耐水ペーパーで研ぎ出す。
ウレタンを軽く吹いて乾燥させる。
マウスカップ、リグ等を装着してできあがり。
これで堂々たるタムラチューンドマスキージタバグだ。
完成した "Tamura Tuned Musky Jitterbug"
腹部のフックはカドミウムメッキのササランフックからマスタッド製ロングシャンクトリプル2/0番に交換した。
フックの接続はカップリグにして全長23mmのロングヒートンに直結した。
なおヒートンはややルーズな位置でエポキシ接着剤で固定した。これによってボディにフック傷が出来るが、ボディバランスは格段に良くなる。
アイの部分を浮き彫りに仕上げるのが面倒なので、猫目ビーズアイでごまかした。
この改造でオリジナルで31.1gあったマスキージタバグは26.1gになった。つまりボディ部分で1.4g、リグで4.6g、合計6gのシェイプアップになってしまった。
スイミングテストの結果は「やや腰振りがタイトになった」ような気がするが、オリジナルの動きを損なうほどではない。
タムラチューンにこだわって、なんとかプラスチック製マスキージタバグの改造にチャレンジしたが、約1ヶ月を費やしておおむね目的は達成した。
あとは60cmを引きずり出すだけである。
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