Angling Net / Topwater Bass Fishing
なにがそんなに面白いのか‥‥‥
フローターでバスを釣ること
このスピード時代に浮輪に乗ってバス釣りですわ。好みの問題とはいえあまりにもスローすぎひんか。
片や二百馬力のエンジンでっせ。その差たるや兎と亀の比どころやあらへん。
「釣り方がちゃうんやからこれでええやんか」「これかって立派な釣りや」たしかに‥‥‥。
E.Morishita 46cm
Endless Craft "GVP" 1oz
風に押し戻されて
流れに負けて
いっこも進まへん
実にじれったい乗り物やで
けどそのじれったさがええと言う人もある
実は私もその一人なんよ
トップウォータープラッギングやねんから、釣れる釣れへんは論外‥‥‥と、100%割り切れるかというとそうやないねん。まだまだ生臭さの残る釣師やからね。正直言うて、釣れへんより釣れる方がはるかにうれしいよ。
ええ歳した大人が、池にただ浮いているだけで楽しいわけないがな。巧みに擬似餌を操って、バスを水面に誘い出してこそ初めて楽しい。あたりまえのことやけど。
フローターちゅう乗り物は、座った状態で釣れるから楽やねん。移動さえせんかったらこんな楽ちんなもんはないよ。けど移動せんことには釣れへんやんか。しゃあないから足を動かして移動する‥‥‥とても疲れるよ実際。
超低速フロータートップウォータープラッギング。私にとってはこれぐらいのタイミングがちょうどええね。速い釣りは性に合わん。
わずか20m先のポイントを目指して、スローにスローに近づいていく。そこへ到達するまでにかなりの時間を要する。その間に周囲をじっくり観察し作戦を練り上げる。キャスティングの回数はごく少な目。マシンガンキャストはせえへんよ。つまり一発必中。精魂込めたワンキャストちゅうやつやね。
ナマズが出た「バナナザイカス」とライギョが出た「チックタック」
たとえバスが出えへんかっても楽しめたらそれでええ。
飽き性の私が20年以上も続けられる遊び‥‥‥それがトップウォータープラッギング。「なにがそんなに面白いのか」と、きかれるたびに恥ずかしながら「面白いから」と応え続けてるようなわけで‥‥‥。
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