Angling Net / Topwater Bass Fishing

シーズン最後のバス釣り
続・秋の終わりにでかいバスが釣れると信じて‥‥‥

今季最後のバイトをくれたTop Water Junky "Vangurd"

晩秋のバスを釣ること

同じことの繰り返しのような気がしないでもないが‥‥‥
2000年11月30日、北寄りの風がやや強い旧吉野川で、今季最後のバスをジャンキー内藤とやることにした。一発出たらそれでオッケイ。釣れなくてもそれは問題ではない。


出た!

ボートに積み込んだ3本にはそれぞれマスキージタバグ、チックタック、ダイイングフラッターを結んだ。スィッシャーを2本にしたのはたぶん「風」を考えてのことだったと思う‥‥‥いや直感的にこの3つを結んでいた。

水温13℃。11月末日としては悪くはないコンディション。何かいいことがありそうな予感がする。

今切川の支流、源九郎川は風裏だった。チックタックをヴァンガ−ドに結び換える。川の入り口でそのヴァンガードに出た。反射的にロッドを立てた。バスはたった1回のジャンプでヴァンガードを振りほどいていった。一瞬曲がった竿はすぐに元に戻った。ジャンプしたときの太い腹が印象的だった。


トップウォータープラッギングなんだから

一日やって一発出るか出ないか‥‥‥この時期のトップウォータープラッギングはそれぐらいの確率の釣りである。
だから今日みたいに一発出ると肩の荷がおりる。

‥‥‥とは言うものの、魚を手にしてにっこり笑っている写真を撮りたいという欲がないではない。

旧吉野川を下ったところで、今度はジャンキー内藤が投げたグリーンミルクのバブルマズルに「凹ん!」と出た。しかし竿は曲がらなかった。

トップウォータープラッギングなんだから、出ただけで満足というのは実はたてまえ。本音は「竿が曲がって」「糸が鳴って」「バスがジャンプを繰り返して」そして「手に収まって」と、一連のプロセスをすべて味わいたいと企んでいる‥‥‥。

香港ムービーのスターのようなジャンキー内藤

思い起こせば、こうやって何年も同じことを繰り返している。場所や人は変わったけれど、やっていることはずーっと同じ。

「よーしっ、今年はこれぐらいにしといたろ」


2000 晩秋
Ikasas ikuy


 to topwater bassin'