Angling Net / Fly Fishing Today

23cmアップを狙う

体長23cmを越えるブルーギルは、こんなもんまで食いに来る

ブルーギルという魚は体長23cmを越えると「大人のファイター」になる。なぜ23cmなのかはいずれ説明するけれど、とにかくブルーギルは23cmがボーダーラインになってる。

ところで、この23cm以上というのがなんとも微妙なサイズ。「おっ、デカい!」と思て計ってみたら22.5cmぐらいということが多い。ブルーギルの23cmオーバーは意外と釣りにくい。
アメリカでは普通に30cmを超えるらしいけど、日本の環境では30cmに達するのはかなり難しい。私の今までの最大サイズは27cm。年間に何千匹釣ってこれやから、このあたりが限界サイズではないかな。

数は釣れる。えええポイントにあたって、手返しよう釣ったら1時間に100匹釣れる。まあ数を釣ってもしょうがないか。ここはひとつ、23cmオーバーに的を絞って釣ってみよかな。
どうしたら23cm以上のブルーギルだけを釣ることができるか。その答えは実に簡単。つまりフライサイズを大きくする。ほな、どれぐらい大きくしたらええか‥‥‥やけど。その前に‥‥‥

だいたいブルーギルはいやしんぼで好奇心が強い。それにバスに負けず劣らず攻撃性も強い。たとえば冒頭の写真は滋賀県の西の湖で釣れたブルーギル。なんと5/8ozのザラ2にかぶりついてる。
おちょぼ口をめいっぱい広げて#2のトリプルフックをガッチリくわえてるよ。

上の写真は「く」の字型した擬似餌。こんなもんまで食いにくる。しかも着水と同時に加えて走る。なんでもおかまいなしやね。ブルーギルの悪食はとどまるところを知らん。そういえば姿形がどことなくピラニアに似てるね。

特に水面に浮いてるもんには強い興味を示す。波紋が起こるととりあえず挨拶に出て来る。つまり、早い話が、どうやってでも釣れるし、誰にでも釣れるちゅうことやね。フライ入門にこれほど適した魚はないよ。

そこで話を23cm以上のブルーギル用フライに戻すと‥‥‥

「えっ!!そんなモンでブルーギルを釣るんかいな?」というぐらいドでかいサイズのフライが必要になる。フックサイズは最小でも#6。フロートの材質はウレタンフォーム。しかしこの写真のフライサイズやと、20cm以下も釣れてしまうおそれがある。

ブルーギルは同じ体長ならバスの3倍のパワーがある。竿を曲げる力だけやったら超一流のパワーファイターやね。
フライはウレタンポッパーオンリー。釣期は4月から10月。フローターでもあれば言うことなし。さあ、行くで!


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