Angling Net / Fly Fishing Today

バスフライを考える

シーズンオフに巻いておいたバス用バルサポッパー。
これだけでワンシーズン遊べてしまう。お手軽、安上がり!

■ 作り方
いたって簡単。カッターナイフと接着剤だけでオッケイ。小学校の工作なみのテクニックで出来てしまう。

(1) カッターナイフでバルサを削ってサンドペーパーで表面均す。
(2) 底面に溝を切ってフックを挟み瞬間接着剤で固定する。
(3) テール(フック部分)にエルクヘア、ディアヘアなどを巻き止める。
(4) 小筆を使って白と黒のエナメルで目玉を描く。
(5) 同じく小筆でウレタン等を薄くコーティングして完成。

フックはポッパー用を使うと固定しやすいが、無い場合はシャンク全体にスレッドを巻いておくと接着しやすい。
状況に応じてフックサイズ#2〜#8を作っておくとよい。

■ 水面割らせ隊
何が何でも「水面割らせ隊」としては、フライバッシングにおいてもやっぱり水面を割ってもらいたい。「ガボッ」と水柱を上げて飛び出してくるあの衝撃は、トップウォータープラッギングほどのド迫力はないにしても「興奮」させられることには間違いない。

目に見えへん水中や水底で釣れるバスでは、なんかこう頼りのうてなかなか満足できひん。いわゆるトップウォーターシンドローム(水面症候群)ちゅうやつかな。この病気にかかったら厄介やね。たぶん一生治らへんと思うよ。

今までフライでバスを釣るのに一番適した毛鈎は何か?ときかれたら「ゾンカー」て答えてたんやけど、この答えには自分自身でもぜんぜん納得がいかんかった。

たしかにゾンカーはオールシーズン使える効果的なフライやけど、釣れりゃあええてなもんでもない。だいたいルアーでやるときはトップウォータープラグのくせに、フライとなるととたんにゾンカーはないやろ‥‥‥と自己批判してるような今日この頃。

胸に手ぇ当ててよう考えてみたら、やっぱり「トップウォーターバスバギング」をやってる時が一番気合い入ってるんやね。「釣れた」とゆうより「釣った」という実感がある。

そこで明日から聞かれたらこう言うことに決めた‥‥‥「そらもうあんたポッパーしかおまへんがな」


28/March/2001
Ikasas Ikuy


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