Angling Net / Fishing Reports

瀬田川で銀毛アマゴ釣ること

瀬田川で思いもよらず釣れた銀毛アマゴ
RayTune Yamame 90mm 8g

■外道といえば外道だが

瀬田川で琵琶湖大鯰を狙いはじめて10年以上になる。知ってのとおり瀬田川は琵琶湖の唯一の流出河川。湖産のいろんな魚が釣れる。ビワコオオナマズを筆頭にマナマズ、イワトコナマズ、バス、ブルーギル、ケタバス、ニゴイ、ウグイ、フナ、コイ、アユ‥‥‥しかしアマゴまで釣れるとは‥‥‥

今季のビワコオオナマズ釣りの初日。レイチューン上原に提供してもろたプラグ(今季の琵琶湖大鯰攻略用スペシャルウエポン)のフィールドテストをやっていると‥‥‥ヤマメカラーの9cmミノー(ヤマメくん)にいきなりアマゴが食いついてきた。
偶然か幸運か、柳の下の2匹目のアマゴ狙いで投げたヤマメくんに、今度は本命ビワコオオナマズがヒット。いやいや、こんなことあるんやね。同じ場所から同じルアーを2回投げただけで、銀毛雨子と大鯰。エポックメイキングにもほどがある。

琵琶湖には「ビワマス」と呼ばれるアマゴの一種(同種とも亜種とも言われている)が棲息しており、40〜50cmに成長すると秋に川を溯って産卵する。
釣れたアマゴがどういう経路をたどって瀬田川へやってきたのかは定かでないが、釣り上げると同時に口から小魚(コアユらしき)を数匹吐き出したところを見ると、この川に定住していたのかも知れない。

釣ったときに暴れて、掛かってない方のフックが腹に刺さって弱ってしまいリリースできなかった。しかたがないので、申し訳ないけれど塩焼きにして美味しくいただいた。


22 May 1998
Ikasas Ikuy


 Hard Trout Fishin'