Angling Net / Ikasas Talk to Myself




1 June 2000
琵琶湖大鯰‥‥‥
あっとゆうまに6月になってしもた。今月も忙しい。もちろん遊びがやけどね。
まず琵琶湖大鯰を釣りに行く。瀬田川が場荒れしだしてからしばらく釣ってない。それほど難しい釣りではないが、なんせ絶対数が少ない。
琵琶湖大鯰は希少魚種やから心して釣る。
カナダからメキシコまで、広大な北米大陸を埋め尽くしてたバイソン(バファロー)でさえわずか一世紀ほどの間に白人によって滅ぼされたんやから。

Nig & Saxの副会長(マーキー横山)がハワイから帰ってきた。お土産はまだもろてへんけど、メールで自慢話を送ってきたので、新着でも書いてるけど紹介しときまっさ。‥‥‥マーキーの自慢話


2 June 2000
琵琶湖大鯰を釣る‥‥‥
大湖のエキスをたっぷり染み込ませた瀬田川の琵琶湖大鯰は今年も遊んでくれるやろか?久しぶりに瀬田川へ行く。
南郷洗堰の放水量300立方メートル/秒。
瀬田川は氾濫しそうなほど轟々と流れ、天ケ瀬ダムは甘い水を満々と湛えていた‥‥‥こらあかん、釣る場所があらへん。実績のあるポイントはダムの底に沈んでしもてる。しかしまあ、これだけの人数でやったらひとりぐらい釣るやろ‥‥‥。

今日瀬田川に集まってきたメンバーは素晴らしい。初めて会う人もあるが、いずれ旧知の如し。同じ穴の狢(Mujina)。世間一般で言う好き者。参集者紹介(敬称略)‥‥‥オカナリトシ、羽山哲雄、ACB商会社長、マサゴ楽器店主、ノビー中川、中野タカヒロ。KI-NO、Yoshida?‥‥‥ほかにもおったかな? あ、マーキー横山。みんな遠いところから仕事さぼったりして来てくれた。

大増水でシビアな瀬田川やったけど‥‥‥なんとか1匹上げる。


5 June 2000
弐対弐‥‥‥
F1モナコGP見たあと、ついでにサッカーも見た。日本VSフランス。2対2のあとPK負け。外は明るいけどちょっとだけ寝る。


6 June 2000
時間が‥‥‥
この頃忙しい。なんや知らんまに一日が終わって次の日になってるんやな。やらんなんことは山のようにあるけど砂粒ほどもかたづかんねんな。仕事なんかやってる場合やないとつくづく思う今日此頃。
とぅんまてん(すんませんの幼児語らしい)、今日もS&F-Newsの原稿書けませんでした。萱間さんかんにんな。ネタはあるし写真もあるのに‥‥‥中日ドラゴンズは勝ったけど、関川浩一外野手は今日も途中出場で1打席1四球。あ、あかん、野球なんか見てる場合やないのに‥‥‥。よし今から‥‥‥あ、あかん、眠たなってきた‥‥‥寝る。


8 June 2000
雨が‥‥‥
雨が降りそうなので明日キュウヨシへバス釣りに行ってきまっさ。


10 June 2000
雨のキュウヨシは上機嫌‥‥‥
やっぱりバス釣りは雨降りですな。この時期、雨が降ったらバスが釣れる‥‥‥ちゅうことは、これから梅雨の間はボーズなしや。
昨日、羽山さん、サルさんと旧吉野川でええ目する。ええ目ゆうてもぎょうさん釣ったわけやない。ぎょうさんバラしてきたということ。全員かけたバスをボロボロとバラしまくって、ランディングできたんはほんの数匹。まあ竿が竿だけに‥‥‥と、言い訳は見苦しいか。
つまりぎょうさんバラすためにはぎょうさん出さんなん(ここが大事なとこでっせ)‥‥‥ぎょうさん出すとゆうことは、正確なキャスティングと、絶妙なアクションが要求されるわけで(ますます言い訳っぽいか)。
早い話が、トップウォータープラッギングの醍醐味を堪能できたということ。

しかしまあなんですな、歳はなんぼ重ねてもこれだけは止められまへんな。いやいやお恥ずかしい。
ボートコントロールをしてくれたジャンキー内藤、レイチューン上原、なべちゃん、おおきにべりまっち。

キュウヨシで偶然ランディングできたバス‥‥‥


12 June 2000
ナマズ‥‥‥
今日はナマズを釣りに行く。一番弟子の小鉄はドタキャン。リュータローの一大事やからしゃあない。リュータローは近い将来孫弟子になる男やから大事にしてくれ。

ナマズといえばアンツ(弐番弟子か?)のストレイビュレット。今日もこいつで水面凹凹に笑わしてもらお。
そうそう、アンツのホームページ、だんだん面白なってきた。「ねこまたぎ」、デザインも秀逸やし内容もある意味で濃い。アクセスカンターは全然あがらんけど、検索エンジンに登録するのはいややゆうてるし、まあゲテモノマニアの楽しみに置いとこ。‥‥‥暇な御仁はちょっとのぞいてみてみ。おもろいで。

マニアックといえばサルさんのほーむぺーじ「エサチャウデ」も濃い。仕事が忙しいらしいてあんまり更新はないけど、サルさんの飾りっ気のない人間味溢れるトークが共感を呼ぶ。人間正直がいちばんやね。

釣りのHPはやたら多いけど、毎日チェックするページは決まってる‥‥‥
jamon「Jack雨野の独り言 -Amanojack's self talking-」
Fish & Tips 父の釣り口伝「アメ、アユ、ウナギで六十年」
Orange Fields「Orange Field's Dialy」
ごるご13's Outdoor 「釣りにまつわる与太話」
Power Designers Hand Works「T.U's talk」


13 June 2000
SP Shad‥‥‥
せっかくヒシモのポケットにうまいことプラグほりこんでも、ワンアクションでヒシに絡む。トリプルフックやとピクリとも動かんようになる。ダブルフックにしたらちょっとはマシ。でもやっぱり絡む。そうかと言うてフロッグもなあ‥‥‥。
さてどうするか‥‥‥SP Shad (Power Shadに同じ)。ヒシモのポケットの中でたっぷり演技してくれる。微細な波紋が周囲に漂う‥‥‥ドカーン。
たしかに反則くさいけど。

今日これで42cmのバスを釣った‥‥‥いや釣れた。池のサイズからしたら立派なバス。しかもエンドレス森下と大相撲タカトモが攻めまくった後で‥‥‥。振動音か?
おまけに三木の川でナマズも出た‥‥‥やっぱり音やろな。
深夜、テレビを見てたら「サウンドベイト」というのを宣伝してた。あれはないよなあ‥‥‥でもおんなじか?


14 June 2000
Jiggin' Rod‥‥‥
ジギング用のスピニングロッドにカシューを塗った。まだちゃんと乾いてへんのにイラチなもんやさかい赤のスレッドでガイド付けたら、スレッドとスレッドのすき間から黄色いカシューがにゅーうっとはみ出してきた。こらいかんわ言うてそれをナイフで削り落としてその上から赤のカシューを塗ってでごまかした。で、赤のカシューがまだちゃんと乾いてへんのにまたその上からウレタンコートやった。さっき見たらしわくちゃになってしもてる。おまけに赤と黄色とそれらが混ざったオレンジ色が溶け出して、阪神タイガースの野村監督の嫁はんの化粧みたいになってしもた。めちゃくちゃや。明日これを持って舞鶴へ行くんやけど、だれにも見られんようにせんとあかんなあ‥‥‥。帰ったら全部やりなおそ。


15 June 2000
Jiggin' in Maiduru‥‥‥
ニグ&サックスの霊界で舞鶴へジギングに行く。朝から夕方の5時まで、フラフラになるまでやって、タコ1匹、エソ1匹。信じ難い貧果。梅雨というのに好天で顔といわずい腕といわず真っ赤っ赤にる。それにしてもなんというしんどい釣りであるか。‥‥‥べた凪のおかげで酔わずに済む。


16 June 2000
今日は釣りに行かない‥‥‥
快晴微風‥‥‥今日は天気が良いので釣りに行かない(昨日の疲れも少しある)。
竿の修理やら、頼まれモンの季節外れバナナ(頼んだ人〜もうちょっと待ってや)のペーパーがけやらしているうちに日が暮れた。ホームページの更新もやらんなん。あっというまに時間が過ぎていく。
この前ある人に、アングリングネットも飽きてきたしここらで肩の力抜いてお笑い路線に転向しよかなと愚痴メールを書いたら、「以前からお笑い路線である」と返事が来た。‥‥‥なるほどな。


18 June 2000
ナマズ・ライギョのシーズン‥‥‥
梅雨といえばナマズ・ライギョ。
片や日本の在来怪魚(ネイチブグロフィッシュ)で、もう一方は台湾、朝鮮半島から来た外来怪魚。どっちが面白いかは個人の好みによる。自分自身も大いに迷うところ。
知人友人からも「釣れたで」レポートが舞い込んできたりして、落ち着かへん今日此頃。ああ、釣りたい釣りたい。

今日見たら七万アクセスになってる。だれが見てるんやろ、こんなホームページ。たぶん釣りの好きな人やろなあ‥‥‥。けどね、こんなん見てるヒマがあったら釣りに行った方がええと思うよ。


19 June 2000
贋作‥‥‥
ちょっと前にホッコゲナーの贋作のことを書いたが、結果を記してなかった。あちこちでテストしてみて結果はオーライ。ちょっと書いてみたので読んでみて‥‥‥も、しゃあないけどね。


20 June 2000
仕事‥‥‥
今日は久しぶりに真面目に仕事をしたので手にマメがぎょうさんできる。
まず古いABU6000に無理やり付けたShimanoのハンドルのノブを直径3cmの太握りに換える作業で右手中指の背にマメ。皮むける。
次にMuddy Water メバル専用 Minnow Pencilの4.5cm を桂材で2本削って左手親指の先にマメ。水泡破れる。
次に、こないだ日本海でボーズ食ろうたときに使たスピニングロッドのグリップをコルクからEVAに換えるついでにガイド全部はずしてリールシート位置を7cmずらすついでにバットキャップを直径4cmの桂丸材から削り出してる最中に右手親指の先にマメ。水泡できる。
さらにドリルドライバーでバットを差す穴を開けてる最中に回転に負けて保持してた左手親指をドリルの歯で削る‥‥‥痛い。切創全治3日。
ほかにも5.6ftグラスファイバーロッドのガイドラッピング、5ftソリッドグラスロッドのバットフェルールの接着、ロッドブランクの塗装2本、バナナの下塗り(ロッドブランクとおんなじ色やねん)、リールの修理、ギターの修理などなどで一日が過ぎる。
手作業ばっかりやけどけっこう体のあちこちが痛む。肩凝ってる。握力なくなってる。字書かれへん。ギター弾かれへん。目かすんでる。字読まれへん。

ビールがうまい。


22 June 2000
仕事‥‥‥
仕事中にメモ用紙と鉛筆でルアーのデザインを考えるのが日課になってる。もちろんこれも仕事のひとつやからね。
今年はペンシルしか作らんかったので、来年用にポッパーとかスイッシャーを考えてるんやけど。
アーボガストのスパターバグみたいな‥‥‥
フルーガーのグローブみたいな‥‥‥
ヘリンのフィッシュケーキみたいな‥‥‥
そういうたらトップウォータージャンキーにもスナッブノーズいうのがあったなあ。ああゆう名作を作らんなんなあ‥‥‥。


24 June 2000
遊び‥‥‥
朝から青野ダムでブルーギルを釣る。釣り雑誌、釣具産業などの業界人やら、バスプロのおっさんやら、遊び人やらが20人ほど集まって、真剣にフライでブルーギルを釣る。「くっそーバスや」「あかん!バス釣ってもた!」などと叫びながら午前中を過ごす。
昼。土手焼き、内蔵の空揚げ入り中華粥、キムチ、キムチ、キムチ‥‥‥やたらディープなアテを突きつつ、ビールを飲みつつ、はしゃがず、騒がず、大人の馬鹿話に花を咲かせる。槍柄さんご夫妻がお見えになっていて、メバリー正規モニターとして意見を述べさせてもらう。逆さメバリー、B、4Bは不要である旨申し上げる。
Ever Green氏もお見えだったが、話が合いそうにないのでコメントは控える。

うちのクラブのマーキー横山が25cmのバスで60cmのバスを釣ったそうな。詳細は‥‥‥とある近所の池で、掟破りのスライダーワアムなるものを用いて人知れずバスを釣っておったところ、25cmのバスがワアムに食いついたそうな。さらにそのバスを60cmのバスが丸飲みにかかったそうな。ワアム用のハリは大きいので60cmのバスの口にもハリ掛かりしたそうな。ロッドが折れそうになったのでリールを巻くのをやめて、フローターを全力で漕いで岸に引きずり上げようと試みたところ、60cmの方はバレてしもたそうな。25cmの方は瀕死の状態でキャッチしたそうな‥‥‥。
極めて馬鹿げているが、私は今25cmのペンシルあるいはシャロウクランクを作って、それにパワーシャッドの心臓移植をしようかと真剣に考えているのだが‥‥‥。


25 June 2000
T-Bone Walker‥‥‥
今日、近所にある阪神競馬場で第41回宝塚記念G1芝2200mが行われた。我が家のベランダから阪神競馬場の4コーナー奥のスタート地点が見える。スタートするとすぐに正面スタンド前を通過する。観客で溢れんばかりのスタンドは異様に波打って見える。1コーナー手前から2コーナーにかけては死角になるが、2角バックストレートから3角、4角を回って最終の直走路まではっきりと見える。双眼鏡を使うと馬の顔まで見える。しかしベランダに出て双眼鏡で覘くのは問題がある。無実の罪で刑務所に入れられる畏れがある。
雨の宝塚記念‥‥‥グランプリ4連勝のかかっていたGrass Wounderは骨折して6着に敗退した。Silver Hawkの仔で成長力に欠けるのかも知れない。数年前にもその年の春の天皇賞馬Rice Shower (Real Shadai)がレース中に骨折して非業の死を遂げた。人は競馬を楽しんでいるが馬にとっては理不尽極まりない話である。

グラスとともに一敗地にまみれた私は、雨の午後をT-Bone Walkerを聴きながら過ごすことにする。"Good Feelin'"この染み入るように切ないピアノブルースは何と表現したらいいのか‥‥‥まさにグッフィーリン。


26 June 2000
浮浪隊兵庫支部報告‥‥‥
梅雨の晴れ間、この前マーキー横山がテンゴした池へ行く。
どうやら田圃に水を引いているらしい。減水してストラクチャーがむき出しになってるので浮くのを止める。エンドレス森下は60cmが釣りたい‥‥‥と、減水して雰囲気のない池に浮かぶ。
私とマックは別の池に浮かぶことにする。浮かんですぐに凹っと出る。バスは小さい。が、元気がある。無傷の魚体。あまりイジメられてないようである。ルアーを見たことがないのか次から次へと出る。サイズはイマイチ、25cm級ばっかり。しかし出方が素晴らしいので文句を言わずに釣ることにする。
しばらくして「ドッカーン」という音に振り向くと、対岸で釣っていたマックの古いグラスロッドが満月になっている。ドバッと水面を割ってジャンプするのが遠目にも見える。でかそう‥‥‥50cmはありそうに見える。
しかしよく見ると40cmぐらいしかなさそうにも見える。とにかく元気なバスである。しばらく暴れ回ってランディングネットに収まる。そうそう、マックはランディングネットを使う。これはなかなか便利なアイテムかも知れない。
その後もバスは凹凹出続ける。こんなに出ると値打ちがなくなると思うぐらい出る。一ヶ月分ぐらいかためて出る。しかし小さい。型で抜いたように25〜30cmである。いや‥‥‥文句は言わない。
晴れたり曇ったり、無風、水温24℃、気温26℃。山あいの池でロケーションは抜群。付近に人家が少ないので水質は極めてクリア。水草も適度に茂っていて生物反応が十分感じられる。これでサイズが‥‥‥いやいや文句は言わない。


30 June 2000
五月晴の阿波路島‥‥‥
梅雨の晴れ間、阿波路島の仮屋漁港へ行く。1/8ozジグヘッド&スクリューテールグラブで小さなガシラを3匹だけ釣る。暑い。
同行のえっさマンらは飽きもせず投げ釣りでテンコチ(関東ではメゴチと言う)をバケツ単位で釣る。釣れる尻からてんぷらにして食う。吹き出る汗を拭いもせずひたすら食う。抜群に美味い。
ほかにもキュウセン、アブラメ、キス、マアジなどなど、片っ端からてんぷらにして食う。骨まで揚げて骨煎餅にして食う。美味い。冷えたビールに喉が嬉しい悲鳴を上げる。
腹が膨れると木陰を探して昼寝をする。贅沢な惰眠をむさぼる。それにしても暑い。

梅雨の晴れ間のことを「さつきばれ」というそうである。羽山さんのHPで知った。そうすると、我らが母校の西宮高校で毎年5月に行われる伝統行事、芦屋高校定期戦のテーマソングはどうだ?
「皐月の空は晴れ渡り此処に向かえる定期戦‥‥‥」あれは嘘やな。



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