Angling Net / Ikasas Talk to Myself![]() ![]() 1 January 2001 新世紀の朝に ‥‥‥ 福袋を開けると中から変わったルア−が一個出てきた 「なんやこれ? これだけか」 不平を言うつもりはなかったが、つい口をついて出てしまった なにしろ1万円の福袋にしてはお粗末すぎる気がしたのだ 「これは幸運を呼ぶルア−なんですよ」 福袋を渡してくれた事務服の女性が優しい声でそう言い返した 「へえ、そうなんですか」 「いい魚が釣れるのよ」 「いい魚って?」 「それは‥‥‥」 僕の質問は少し意地悪く聞こえたかもしれない 女性は困ったような顔になった 「ごめんなさい、私‥‥‥魚釣りしたことがないの」 すまなさそうにそう言った 釣りもしたことがないクセに なんでそんこと言うんだ! と、言おうとしたが 僕の口から出た言葉はそうではなかった 「じゃあ今度の日曜日に僕と魚釣りに行きませんか」 普段の僕にはとてもそんなことを言う勇気はない しかし、なぜかその時はスラスラとそう言ってしまったのだ 「ほんとうに?」 「もちろん」 「じゃあ、お願いしまーす」 よく見ると笑顔のかわいい美人だった 学校の帰りに友人のFといつものコンビニへ寄った 「明後日の日曜日やけど、どないすんねん」 「日曜日ぃ?」 「YとKと3人でスノボやりに行くねん、オマエも行かへんか」 「あ、オレちょっと用事があんねん」 「用事てなんや?」 Fは疑うような目で僕を見た それは何かを探るような目つきだった 僕は隠しておくつもりはまったくなかったので 先日のフィッシングショップでの出来事をFに話した 「やるなあ、オマエ」 「まあな、へへへ」 「年上の女か‥‥‥ええなあ」 Fはうらやましそうに僕の背中をたたいた 日曜日の朝 僕はふだんより早起きをして釣りに出かける用意をしていた 「ヒロシ、おまえなんやえらい嬉しそうやな」 洗面所にいた父親が、歯ブラシをくわえたままそう言った 僕の様子がいつもと違うのに気づいたのだろうか 「そんなことあらへんよ、友達と釣りに行くだけやんか」 父親もFと同じ探るような目つきで僕を見た 感づかれたかな‥‥‥? しかし父親にはなにも明かさなかった Fと違って根掘り葉掘り聞くに決まっている そしてあらぬ想像を膨らませ、最後には説教をたれるのだ 僕は口が裂けても父親にだけは言うまいと思った 待ち合わせた場所に少し早目に着いた 彼女はまだ来ていなかった そして約束の時間になったが、彼女は現れなかった それからさらに1時間待ったが、結局来なかった 「くそっ、すっぽかされたか」 そういえばあまりにも調子が良すぎたな‥‥‥と思った 体中から力が抜けていくのがわかった 父親に話さなかったのがせめてもの救いだった このまま家に帰るわけにもいかず 気がつくと、いつもの釣り場に来ていた 「ちぇっ、なにが幸運を呼ぶルア−じゃ」 「ふん、なにがいい魚が釣れるじゃ」 僕はふてくされながら その幸運を呼ぶルア−を結ぶと力いっぱいキャストした ‥‥‥つもりだったが 「痛っ!」 振り返ると後ろに人が立っていた そしてルア−のフックがその人の耳に刺さっていたのだ 「あ!す、すいません! ごめんなさい!」 僕は動転してしまったが、もっと驚くことがあった 後ろに立っていたのはなんと彼女だったのだ 「だ、大丈夫ですか。は、早く病院へ行かないと」 「ふふふ、だいじょうぶよ」 彼女は意外なほど落ち着いていた 「私、慣れてるもん」 耳にルア−ぶら下げたまま、にっこり微笑んだ 僕は口をパクパクさせたが、言葉は何も出てこなかった そして、さらに驚いたことに 彼女の体がみるみる魚に変身していったのだ 僕は気絶しそうになりながら 必死でその場に立ち尽くしていた 「ねっ、言ったでしょ、いい魚が釣れるって」 ははは こんな話やってる場合やないわ 今から仕事に行かんなん それではみなさん 良いお年をお迎えくだれ 2 January 2001 Visor ‥‥‥ PalmOS搭載の"Visor"にシステム手帳の住所録、電話番号簿、予定表、メモ、その他一切合切を移し替えた。ついでにカードゲームを何本がインストールした。これでもうあの不っ細工なヴィトンの手帳と決別できる。 PalmOS機のいいところはMacのデータをそのままシンクロできるところ。これはすごい。エクセルのデータもシンクロできる。 で、暇さえあれば"Visor"を取り出してスタイラスというペンでコキコキ書き込んでいる。Graffiti文字を覚えるのに2時間ぐらいかかったが、アルファベットを崩しただけなので覚えてしまうと簡単。 さらにこれにモデムモジュラーを繋げば携帯電話でインターネット&メールができるし、アイモジュールを繋げばデジタルカメラになる。Visorにはないけれど、MP3プレイヤー機能付きのもある。 あそうそう、著作権切れの古典小説をダウンロードしておけば、電車の中で森鴎外や夏目漱石をタダで読む(読む気はないが)ことができる。 ‥‥‥とまあ、ええ歳をしたおっさんがまるでゲームボーイに熱中してるようで些か恥ずかしいのではあるが‥‥‥そういえばサイズもゲームボーイとほぼ同じやね。 3 January 2001 Rugby ‥‥‥ 全国大学ラグビー準決勝、慶応vs法政の試合を観た。 戦前の予想は王者慶応の楽勝だった。 しかし法政のファイティングスピリットが慶応に勝り、僅差で伏兵法政が優勝候補の慶応から勝利をもぎ取った。久しぶりに熱い試合を見た気がした。 翌日のスポーツ紙はこぞって「法政金星」と大きく第1面に載せた。 私がラグビーを始めたのは30歳の時だった。それまではラグビーは見るものだと思っていた。 それが、ひょんなことから兵庫県クラブリーグに加盟しているドルフィンズクラブというクラブチームに入れてもらうことになった。スイミングクラブでもないのに何故「ドルフィンズ」なのか?という疑問はあったが‥‥‥。 ポジションはフォワード第3列。左フランカーかナンバーエイトだった。ラグビー未経験者にしては、攻守に動き回らなければならない重要なポジションを与えられたものである。なにしろ少人数の弱小クラブで、新人をベンチに置いておけるほど余裕のないチーム事情があったとは言え‥‥‥。 そのチームには35歳まで在籍して引退したが、その間に公式戦、練習試合を含めて50試合ぐらい経験した。結局、公式戦でのトライは一本もなかった。いや、本当は一本だけあったのだが‥‥‥ あれはたしか相手ゴール前5mでのマイボールスクラムだった。スクラムハーフのキャプテンが「キュウハチ」のサインを出した。つまりハーフが出したボールをナンバーエイトの私が取って突進するのだ。 走る距離はわずか10m足らず。ダミーもステップもなしで真っ直ぐ走るだけ‥‥‥という超単純な作戦だ。 ボールを受け取った私は相手ゴールめがけて突進した。相手の3列が壁を作って立ちふさがったが、私はかまわずその壁をめがけて突っ込んだ。 「グシャッ」という鈍い音が聞こえた。多分私の頭と敵の頭がぶつかった音だ。私ははじけるように前に出た。相手の3列は私のジャージをつかんで離さなかった。それでも2、3人を引きずるようにゴールへ突っ込んだ。 そして最後の力を振り絞って相手ゴールに飛び込んだ。片手でボールを保持し、その手をグイッと延ばした。 「トライ!」と大きく叫んだかどうか忘れたが、ボールはきれいにグランディングし、その勢いで大きく跳ねた。 「やった!やった!」と私は天にも昇る気持ちだった。レフリーがやや遅れて「インゴールノックオン」と言って小さく笛を吹いた。 「え?そ、そんなアホな‥‥‥」 ははは、あれはトライだったですよ。いまさら何を言っても始まらないけれど、あれはまさしくトライだったです‥‥‥。 6 January 2001 初釣り ‥‥‥ 初釣り ‥‥‥まだ行ってない 週明けに阿波路島あたりへ メバル釣りに行こう サルさんは高松で自己記録を更新したそうな スポーツ&フィッシングニュースの今月号 原稿書くのを忘れてたら とうとう督促状が来た 期日は明日 書けるか?ネタもないのに‥‥‥ NHKのおっさんがBSの集金に来た 見てませんからと言って帰ってもろた 感じの悪いおっさんやった 向こうは私を感じの悪いおさんやと思てるやろな おたがいさまじゃ 寒いのにご苦労さんなことです 今日は6日で 正月気分はすっかりない もともとそんな気分は元旦の朝からなかった あと99年と360日たらずで今世紀が終わる あほくさ 8 January 2001 初釣り ‥‥‥ 夕べ ごっつい雪が降って そこらじゅう真っ白 気温2℃ 夜中に雨になって 朝になったら止んでた 気温7℃ 夕方からメバル釣りに行く 釣れるで 釣れるで 釣れるで 9 January 2001 阿波路島のメバル ‥‥‥ うれしい初メバルのポークリンド野田 ![]() 寒さが緩んだ隙を突いて阿波路へ。 エンドレス森下 チルドレン中野 メバル初挑戦のポークリンド野田 ‥‥‥。 平均的日本のルアーアングラーから見れば、相当レベルの低い面々ではあるが、これが現段階でのニグ&サックスを代表する会員であり、愛すべき私の釣り仲間ではあるのだ。 仮に、ここにマッケンヂ松下会長とボンビー横山副会長が加わったとしても、なんらレベルアップは期待できない‥‥‥。さりとて彼らを置き去りにできるほど、私は薄情ではない。シンパシー‥‥‥これだ。釣りは個人の遊びだが、決して独りでやるものではない。歳のせいか、最近頓にそう思う。 さてパラダイス阿波路島は、昨日の豪雪から一夜明け、気温はうなぎ登りに急上昇。いきおい春が来たかと思わせられる陽気である。とは言え、あいかわらずウエストコーストは季節風の影響をもろに受けている。白波寄する東名の甍のごとき海原だ。途中、本四連絡道から見た大阪湾側は、ベッタベタのべた凪であった。一方瀬戸内側の海は、まるで鯛の松かさ造りのようであった。それでも西海岸を選ぶのはなんでか? それは釣れるからである。 ところが、思惑通りに行かないのが人生である。期待の西海岸だったが、育波、室津、尾崎と、転戦に次ぐ転戦の甲斐もなく哀れ丸ボーズを食らう有り様。なんということだ。昨日の急な冷え込みが影響してか、爆釣するはずのメバルの「メ」の字もない。こんなはずではないはずだ。初釣りから大僧正では、この先が思いやられるではないか。 さてこうなったら仕方がない。贅沢など言ってる場合ではない。サイズダウンは覚悟の上、坊主逃れの桃源郷「郡家」へ転戦するしかないではないか。 しかしてその郡家だが、これまた版で捺したようにピクリとも来ない。いったいぜんたいどうなっているのだ。若干焦りつつも平然を装い、投げ続けること小1時間。アタリの「ア」の字もない。梨の礫とはこのことだ。 ついに痺れを切らしたか、俄にガシラ狙いに転向する。するとどうだ。底近くでヒットしたのは18cmのメバルではないか。それを見た一同は俄に活気づき、釣るわ釣るわの1時間。当初の予定の200匹には遠く及ばなかったものの、4人合わせて50匹余り。初チャレンジのポークリンド野田も10匹あまりを釣り上げて、まずは初釣り大成功。 「よーしっ、今日はこれぐらいにしといたら」と納竿したのは、明石海峡大橋のイルミネーションがまだ点灯されている日付変更線の手前であった。 この日私はメバル用エビフライオンリーで16匹。まあ、初釣りだからこんなもんである。しかし、次はこんなわけにはいかない。型ぞろいを三桁釣るぞ。 10 January 2001 十日戎 ‥‥‥ 去年の夏、生まれて初めて大阪の今宮戎という所へ行った。大阪では有名な場所やけど行ったらびっくりするで、境内の広さは幼稚園の運動場ほどもないねん。本殿も言うたら悪いけど掘っ建て小屋かいなと思たわ。 これで毎年えべっさんのときにはあれだけの人が集まってくるんやから。今年もテレビが空から映してたけど、大阪中の人間がぜんぶ集まってきたんちゃうか思うほどごっつい人や。それにしても福娘‥‥‥何千人の中から選ばれたらしいけど、みんな顔まんまるやな。 それに比べたら西宮のえべっさんは広いで。毎年えべっさんの時、開門と同時に競争があって、うちの職場のZensai(字知らんねん)というやつが今年3回目の一番をとったいうてテレビに出てた。地元メディアではけっこう有名人らしいけど、おんなじ会社(会社ちゃうけど)やのに顔見たんテレビが初めてや。 境内も広いで。赤門から本殿まで4〜500mあるんちゃうかな。甲子園球場より広いで。子供の頃は境内の鶴の池で亀釣ったり、牛乳瓶にご飯つぶ入れて沈めといたらエビがぎょうさん取れたりした。 今年もえべっさんには行かへんかった。人込みきらいやからな。ルミナリエ、えべっさん、デズニーランド‥‥‥しかし、聞いた話やけどたこ焼き6個で500円は高すぎるよなあ真砂さん。 イカザスお気に入りのアルバム‥‥‥ with the monjers ![]() 1.Monja Okamoto 2.Born in October 14th 1968 3.Love fishing and angling 4.Blood type is A 5.Living in NARA side B 1.My familys are... 2.Better half is YOME-CHAN 3.Eldest daughter is ACCHAN 4.Eldest son is MEE-KUN 5.Second son is TEL-KUN 右上のオモロイ顔してる女の子がリードヴォーカルのあっちゃん画伯だ。 11 January 2001 Windows 95 or 98 ‥‥‥ 誰か使わんようになったWindowsのノートパソコン ほかそ思てへんかな? 液晶はヤスモンでもええし CPUも遅いんでええよ クロック周波数66MHzもあれば十分 必要装備はCD-ROMドライブ 内蔵(低速)モデム ハードディスクは250MBもあれば‥‥‥ ないかなそんなん‥‥‥ 13 January 2001 Mail Address ‥‥‥ 加入してたプロバイダを3ついっぺんに止めたので、今までにいろんなところに登録してたメールアドレスが全部無効になった。その結果がこんなに邪魔臭いことになるとは‥‥‥。 何かとご迷惑おかけしてます。えらいすんまへん。 16 January 2001 日記? ‥‥‥ 海坊主倶楽部の「メバルマスターへの道」を書き直してる こんなオモロイ釣りを書かへん手はないと思う 何をどう書くかは決めてへんけど 順番にマスターしたことやら 気がついたことを書いていこう思う じょじょにアップしていこう 今日、オークションでリールをふたつ落とした 一つは国産、一つはフランス製 たぶんどっちも使いもんにならんと思う なんでそんなもん買うたんかと言うと ‥‥‥話せば長いのでやめとく メールサーバを完全一本化した 設定ミスも直した ご迷惑お掛けした皆さま えらいすんまへんでした もうダイジョーブ‥‥‥と思う EGBRIDGEの調子が悪い エディターを使うとしょっちゅうフリーズする 10行も書かんうちに固まる 仕方ないので再インストールしよと思たら シリアルナンバーがわからへん 正規ユーザーやのにどうしょうもないがな‥‥‥ 浜田くんがきて 「これここに書いてあるねんで」 と教えてくれた で 「EGBRIDGEについて」を見たら ちゃんと書いてあった そう言うたら前にもおんなじことがあったわ いっこも学習してへんなあ‥‥‥。 ん? なんかこれ日記みたいになってきたなあ‥‥‥ 北中厚っちゃんが喜ぶような話 なかなか書けるもんやないよ ‥‥‥ もうちょっと待っててな 18 January 2001 /table ‥‥‥ いやあ、すんません、すんません。 まさごさん、はやまさん、情報を提供してくれたうえはらさん、おがわさん、ほそたにさん‥‥‥そのたおおくのみなさん、おおきにすんまへん、かんにんどっせ。 さっきしごとから帰ってきてすぐに修復しました。これでなんとか表示できてるようです。 ははは〜、まいった。 昔はネスケ党やってんけどね、コミュニケーターになってからデザインがDassarになったので止めてたんですわ。マック党としては本来NEでいくべきやけど、どうもデザイン的にも機能的にもマックロソフトのIEに分があるような‥‥‥。特にIE5.0のブルーベリーは気に入ってますしねえ。sikasi,こないだ見たNEの最新版はなかなかええデザインで、ちょっと気にはなってますが‥‥‥。 で、ホームページ作成時のモニターブラウザ−はIE5.0で、一応"Netscape(R) Communicator 4.5"は確認用にハードディスクに常駐させて、ページ更新ごとに確認してました。しかしニウアアチクルのページは抜けてましたね。 それに、各カテゴリのトップページの一番下のアイコンパレードもネスケではズレとる‥‥‥。ひえ〜状態ですわ。 これは手書きホームページの欠点かもしれんね。しかし、おんなじタグ使うてるのになんでIEとNEとでこうも表示がちがうんやろ? 今回のは単純ミスやったけど、インターネットの世界は英語が共通語になってるんやから、HTMLももっと互換性ないと困るよなあ‥‥‥。 19 January 2001 よめのゆめ ‥‥‥ うちのよめが 私に負けず劣らず変な夢を見たと自慢するので どんな夢かと聞くと‥‥‥ 駐車禁止の路上に車を止めて 戻ってくると車がない そこらじゅうを探し回っていると 車が塀の向こう側へ投げ込まれてるのを発見する 塀には小さな穴が開いていて その穴からドアのキーは差し込めるが 車は塀の向こうなので車に乗ることができない 仕方がないので110番に電話する 電話に出た警察官は話もろくに聞かずに 「よくわかりませんねえ」とか やっと話を聞く気になったかと思うと 「あ〜ちょっと待ってく〜ださい」とか言いながら まともに取り合おうとしない そのうち電話が切れてしまう 困っているとパトカーが通りがかる そのまま行き過ぎそうになったので 「ここや!ここや〜!」と叫んでパトカーを止める 頭に白菜を乗せた警察官が 「何かありましたか?」と聞くので 「さっき電話したのになんで切るの!」と文句を言うと 「あいつは僕の同期でええかげんなやつなんですわ」と すっとぼけた調子で笑いながら言う 何故かそのパトカーには白菜が満載してあって 頭の上に乗せないと座れない状態になっている 頭に白菜を乗せた警察官に 「頭に白菜乗せてどこへ行くのですか?」と訪ねると 頭に白菜を乗せた警察官は真顔で「箕面です」と答える 頭に白菜を乗せた警察官は逆に「箕面はどっちですか?」と聞き返す 「箕面はあっちです」と指さすと 頭に白菜を乗せたままパトカーは行ってしまう あわててパトカーを追いかけているところで 目が覚めた‥‥‥らしい じつにしょうもない夢である 見事にしょうもない夢である 面白いのは警察官が頭に白菜を載せているところだけである よめは目が覚めたあと 無性に腹が立ったらしいが 誰を責めるわけにもいかず こんなしょうもない夢を見たことに腹が立つと言う‥‥‥ たぶん うちのよめの潜在意識の中に 警察に対する大きな不信感と 白菜に対する強い憧憬があるのだろうと推察する (実際よめは白菜が好き) しかしよく解らないのは‥‥‥箕面 なんで箕面なのだろう 20 January 2001 新年会 ‥‥‥ 釣り倶楽部「ニグ&サックス」の新年会が 宝塚の料理屋の2階であったので参加した 松下会長が店の場所を間違えて教えたので みぞれまじりの雨の中を JR宝塚駅から宝塚警察まで歩かされた と言ってもどれぐらいの距離かわからないだろう ‥‥‥すごい距離だ ところでニグ&サックスといえば 会員数100名とも200名とも言われている巨大倶楽部だが この日集まったのは婦女子あわせてほんの11人 まさかこれが 日本の擬似餌釣界の屋台骨を支えている倶楽部とは とても思えない‥‥‥ え? なんです? ニグ&サックスってそんなすごいクラブなんですかって? だから「とても思えない」と言ってるじゃないですか 去年1年間で一番立派な魚を釣った会員の表彰をしたあとは エンドレス森下の独壇場 鰭酒を6杯飲んでしゃべるしゃべる ![]() 年間最優秀魚に選ばれた川上誠が釣ったカンパチ(135cm) (スキャンするん邪魔臭いからデジカメで写したった) どうやらエンドレス森下が饒舌なのは このカンパチを釣ったジグがエンドレスクラフト製だかららしい 22 January 2001 淡水専用リール? ‥‥‥ 道具オタクにだけはなりとうないと、このホームページでもなんべんも言うてきたけど、ロッドやリールを海水に浸けるんは絶対いややという人がぎょうさんおることに気づいた。バス釣り専門にしてる人に多い。しかしなんでやろ? 海で使たら錆びるんか? たしかに5万も10万もするロッドやリールやもんな。大事にする気持ちはわかる。けど、なんで海水やったらあかんの? シマノからマグネシウム製の淡水専用リールが出て売れてるらしい。あほちゃうか。アルミダイキャストより軽いねんて。あほやろそんなもん。 NHKしかうつらへんテレビみたいなもんやん。ラーメン専用割りばしやな。 ん? ほっといてくれって? え゛?! もしかして そのリール使うてるん? うわっ! えらいこと言うてしもた‥‥‥ 23 January 2001 もう一度 ‥‥‥ 更新を楽しみにしてるページのひとつに"Power Designer's Hand Works"の「TU's Talk」がある。ヒューマンでエスプリな文章はいかにもIkasasの好みである。なによりも自分に正直、かつ物事にポジチヴなところがいい。今回は「道具」のこと。私も「道具」についてはあれこれ書いているが、彼一流の道具論は成程と思わせられる。こうやってホメると「やめてくれ!」と言うに決まっている。 まだの方は是非ご一読を。 "Power Designer's Hand Works~TU's Talk" 24 January 2001 初鱸 ‥‥‥ 甲子園浜へ行ってきた 夕刻五時〜七時まで 快晴微風、大潮の満潮前後‥‥‥ 奇しくもこの朝、まさごさんが一発いわしたはる。スズキはおる。潮は絶好込み八分。これで釣れなんだら、やっぱりイカザスはスズキ釣りヘタコや‥‥‥ということになる。それはいかん。いかんいかん。絶対いかん。 元祖ゲテモノ釣師の面目がかかってる。 陸っぱりスズキ師の名誉がかかってる。 アングリングネット社の社運がかかってる‥‥‥? 『おーしっ!今日はでったい釣るどー!』(アルデンチン北中風) で‥‥‥一時間半経過 潮はええ塩梅に動いてる、にもかかわらず、アタリの「ア」の字もない。もちろんスズキの「ス」の字もない。な〜んでか? 『こんなはずはないはずだ』‥‥‥と、いつもの台詞も聞き飽きた。 同行のポークリンド野田、マフィア八條、バーゲン宮永のザ・ドシローターズの面々にも当然アタリがない。 う〜ん、困った困ったこまどり姉妹。 参った参ったマイケルジャクソン こら今日はあかんかも‥‥‥と、ややアキラメが入りかけた六時半頃、突然ポークリンドのロッドが曲がる‥‥‥が、しかしすぐにまっすぐになる。 『どないしたん?』 『いや、べつに‥‥‥』 『今、竿曲がっとったんちゃうん?』 『そ、そうかも‥‥‥グイッと来て‥‥‥』 ははあん、こいつバラしよったなあ。 と、すかさずその辺りへキャスト‥‥‥グリグリ「ゴツン!」 『あっら〜こっちに来てしもたがな〜!』 『そ、そんなあ‥‥‥』 かくしてイカザス、ちょんまいスズキとはいえ、めでたく2001年初スズキ初ゲット。これでアングリングネットも今年一年は安泰でありましょう。 その後、二本目を狙ってがんばったドシローターズであったが、残念ながら全員不発に終わる。a-men。 手計り55cm。即リリース。写真なし。あそうそう、Hossonには内緒やけど、まあまあ腹凸んでたなあ。食べごろ‥‥‥。 25 January 2001 93000 ‥‥‥ 今日、アクセスカウンター見たら093000。 もうじき100000や。険しい街道の峠を上り詰めたら、次の宿場の集落の屋根が見えた‥‥‥という感じやね。 え? 何です? オマエは江戸時代かって? そやねん。私、江戸時代やねん。 CATVのJCOM37chで、一日中時代劇やっとうねん(神戸弁)。自分でも知らんかったけど、時代劇好っきゃねんけっこう。暇さえあったら時代劇専門チャンネル見とう(神戸弁)。今やっとんはだいぶん前の鬼平犯科帳。これはおもろい。松本幸四郎てしぶいなあ。 ‥‥‥変か? 「そやねん」‥‥‥で思い出したけど フィンランド人の名前て たいてい下に「ネン」がつくねん 20年ぐらい前の大統領はケッコーネンやったし スキーのジャンプの世界チャンピオンはアホネンやった アホネンって! 他にも シランネンとか ドレヤネンとか ナンデヤネンとか 関西でウケそうな名前ばっかりやねん。 知っとう? 26 January 2001 死ぬかと思った ‥‥‥ shinuka to omotta クリック↑ けっこう秀作もあって楽しめます 28 January 2001 携帯電話 ‥‥‥ 1円で携帯電話を買う。1円‥‥‥。いまどきの商売はようわからんわ。 昔々、平成6年の暮れこと、神戸のとあるビルヂングの入り口には長い長い行列ができていた。寒風吹きすさぶ中、肩をすくめた人々が、ものも言わずにじっと列に並んでいた。 それらしき人を見つけて尋ねてみる‥‥‥ 「すんません、これ携帯電話を買う行列ですか?」 「そうです、申し訳ありませんが列の最後尾にお並びください」 列の最後尾がどこか‥‥‥? ぐるっと一街区を回って、最後尾はさっきのビルヂングの入り口の近くだった。 「なんや、ほとんど一周してるがな‥‥‥」 待つこと1時間半。やっと自分の番が回ってきた。関西デジタルホン。5万いくらかを払ってややこしい手続きを済ませた。 半年ほど前は10万円していた携帯電話が、なぜかこの冬急に値下がりし始めた。今が買い時とばかりに、各携帯電話会社は新聞に大量のチラシ広告を挟んだ。当時、私の職場で携帯電話を持っている者は皆無だった。新しもんがりの私はまるでエコギアのグラスミノーに飛びつくダボハゼのように飛びついたのだった。 「商品は一週間後にご自宅にお届けします」 「え? 今もらえないんですか?」 待ち遠しい一週間が過ぎて、ようやく携帯電話が家に届いた。昔、やくざ映画で岩下志麻が持っていたカステラの箱ほどもあるおおきな携帯電話と違い、それはかなり小さなものだった。それでもシャツの胸のポケットに入れるとモッコリと膨らみ、呼吸困難になりそうだった。 早速、自分の家から携帯電話で自分の家の電話に電話をかけてみる‥‥‥かからない。今度は逆に、自分の家の電話から携帯電話に電話をかけてみる‥‥‥かからない。 「おかしい‥‥‥?」 「どういうことやねん?」 いくら考えてもわからないので、関西デジタルホンのお客様窓口に家の電話から電話をする。 「携帯電話使われへんねんけど」 「電源は入っていますか?」 「緑色のランプ点いてるけど」 「どちらでお使いですか?」 「宝塚」 「ケンガイです」 「ケンガイ?県外って、ここは兵庫県やけど」 つまり、宝塚は携帯電話の圏外だと言うのである。そんなアホな。5万円以上も出して買うたのに、使われへんて、詐欺やがな。 結局その携帯電話はほとんど使うことなく1年半後に解約した。その間ずーっと高い基本料金を取られて‥‥‥。 その後、関西セルラーホンを半年ごとに約10台ほど買い替えて、この前からドコモを使ってる。快適。 今の携帯電話は簡単で、街中どこにでもある携帯電話ショップで簡単な手続きをしたら30分後にはもう使える。しかも最新機種でないかぎり1円から100円。それでちゃんとe-mailはできるし、インターネットもできる。着メロ作曲機能はまるでデスクトップミュージックのシーケンサー並み。 あの冬空に行列に並んで買うた携帯電話はいったい何やったんやろ‥‥‥ 30 January 2001 酒の肴 ‥‥‥ ![]() 2000.12.14 Angler/Yasushi.Hotta こういう写真をながめつつ 四薔薇をロックで飲る 記憶が時空を駆け戻る‥‥‥ その時のルアーをテーブルの上に然りげなく転がして その時のロッドを壁と言わず天井と言わず当てては曲げ その時のリールのハンドルを楽しそうにクリクリと回す‥‥‥ ああ困った 悪い遊びを覚えてしもたもんや‥‥‥ old tales |