Angling Net / Ikasas Talk to Myself 2 July 2002 S-riverのB.O.N.‥‥ 今日は釣る気万々で バイブレーションプラグまで投げた しかし それでもBONは釣れへん‥‥‥ 横で投げてたマンキチは すでに70cm超級をロングAで釣っている なんでや? 日がとっぷりと暮れて 振り返るとマンキチは余裕でトップ屋になっていた 「凹凹出ますよ」 「ほんまか?」 「5発出ました」 「ほんまか?」 むむ‥‥‥ ミノー投げてる場合やないわ で ドマスキージッターバグ マンキチはバナナザイカス 「すんません、またテールスピナーもげました」 「これで3枚目やぞ」 「すんません、ダルトンツイスト投げます」 「好きにせい」 ‥‥‥ 「ドッカーン!」 「出たんちゃうんか?」 「はい‥‥‥でも乗りません」 ‥‥‥ 「ガッボーン!」 「また出たんちゃうんか?」 「はい‥‥‥」 「乗ってるんか?」 「のの乗ってます」 「でかいんちゃうんか」 「はい‥‥‥あ、バレました」 ‥‥‥ こっちはアタリの「ア」の字もないぞ‥‥‥ なんでやねん? と マンキチのケツを蹴っ飛ばして川にはめたろかと思たそのとき 私のドマスキージッターバグに 「ドッデーン」 とBONが出た ズシッとロッドに重みが乗った 「よっしゃー!」 「グッグン」 一瞬竿は曲がった‥‥‥が、次の瞬間 「スッポーン」 とドマスキーが私めがけて飛んできた‥‥‥ 私とBONを繋いでいたのは時間にして3秒弱 「バレてもたがなもう!」 しかしこの一撃で 過激派釣師から冷静な釣り人に戻った ‥‥‥ ボーズ予想は見事に当たってた ◎小鉄 ○イカザス ▲エンドレス ボーズ本命の小鉄はカスリもせず川の藻屑となって沈んでいった エンドレス森下は過去の栄光にすがりながら下流へと流れ去った つまり ボンビー横山とクボタマンキチはBONを手にした 後から来たohsumi名人はなんと4本も釣った そして okaせいねんはボーズやった 小鉄やエンドレスが落胆せんようにボーズになってくれたようだ ほんまにええ人やなあ‥‥‥ 3 July 2002 S-riverのB.O.N.‥‥ ohsumi名人BON4匹釣る‥‥‥すごい ohsumi名人が 琵琶湖大鯰に手を噛まれているところ ‥‥‥ちゃうか 4 July 2002 deep south‥‥ 50になったので deep southを歩いてきた 友人ハヤマテツオが5歳の時に歩いた道 ちっちゃいクセによう歩いたな えらいやっちゃ 6 July 2002 special vanguard‥‥ 釣れない日が続くと 無性に竿を曲げたくなる ぼちぼち釣りの虫が起きかけている 5 July 2002 s-river again‥‥ 50になった次の日 性懲りもなくS川へ行った 日付が変わるまでがんばったが 愛想なしの結果だった ‥‥‥日記風 7 July 2002 fishing blues‥‥ ちょっと前 合成洗剤くさい街中を流れる小汚い川で 「こんなヤマメが釣れたで」と コニシさんがMailをくれた サイズは書いてへんけど 35〜40cmぐらいちゃうかな こんな魚雷みたいなヤマメがおんにゃなあ‥‥‥ くわえてるミノーはなんやろ? コニシさんというのは "At the Crossroads" という 私のもうひとつのホームページで 「黄昏の大阪」"osaka in the twilight" を書いてくれてる あの Tengachaya K.K.さんのことやねん 釣りをするブルースマン‥‥‥ いや ブルースを演る釣師かな そういうたら 青島さんも岡セイネンもそやなあ‥‥‥ かまどやもチョット演歌クサイけどそうかなあ‥‥‥ 世の中には似たような趣味の人がおるもんやなあ しかし いったい 釣りとブルースはどういう関係があるんやろ? よーわからんなあ‥‥‥ こんどいっぺんそのあたりを掘りさげてみるかな 8 July 2002 修行場で‥‥‥ 管轄内にあるとある中学校から届いた防災訓練計画書を読んでいると、恐ろしい頻度で誤字、脱字、逸字が出てくる。最近は、この手の届出書類は手書きの方がめずらしい。ほぼ100%ワープロ化していて変換ミスがあるのは分かるが、それにしてもあまりにもひどすぎる。印刷した後に一度も読み返していないことが一目瞭然である。そればかりか、文体に一貫性がなく、所々で主語が欠落したりしている。 「子供にモノを教える教師がこんな国語力でええんか」 と、言うと、横にいたデッカムヤマシタが 「それ書いたん体育の先生ですわきっと」 と応えた。私は自分の中学校の頃の体育教官を思い出して、なぜか妙に納得してしまった。 仕事が終わって家に帰るころ、空はまた眩しいほどの真っ青な晴れ間を見せ始めた。気温がぐんぐん上がり、地中の水分を蒸発させて、湿度計はこれでもかと限界を指していた。 そんなわけで、バス釣りに行くのを断念して本でも読んで過ごすことにした。くだらない四文字熟語が溢れるなかで、「晴耕雨読」という言葉に強く魅かれる。今日の場合は「雨釣晴読」だが‥‥‥。 そんなわけで今日は朝から読書である。 椎名誠の「イスタンブールでナマズ釣り」「銀座のカラス」「怪しい探検隊海で笑う」「馬追い旅日記」「フグと低気圧」の5冊をネットオークションで落札して、5冊同時に読みはじめた。 こういう読み方は中学生の頃からで、まったく別の作家の推理小説を数冊同時に読んで、犯人がこんがらがって困ったりした覚えがある。あの頃は一年に500〜千冊ぐらい読んだので、そういう読み方が当たり前だった。同じ作家の文章でありながら、それぞれ別人のようなところもあって面白いことに気づく。 買った本を最後まで読む確率は50%ぐらい。理由はくだらないからで、ひどいものは出だしの2、3頁で読むのを止める。まずい料理を残すのと同じである。面白くない本を時間をかけて読んでいる間に、面白い本が数冊読める。面白い本は二度三度と読み返すこともある。 図書館や本屋には読む価値のない本の方が多い。もっともそれは「私にとって」であり、他人にとっては貴重な書物であったり、座右の書であったりするから、何が悪くて何が良いということはまったくない。 人が力を入れて書いたものを読むということは、それを書いた人の心情や経験、あるいは個人生活の一部(恥部)や想像力の中にまで足を踏み入れるような、ある種犯罪的であり、ある種エロチックな感覚があって面白い。 テレビもラジオもインターネットもない所があったとしても、本さえあれば退屈せずに生きていけるだろうと思う。 10 July 2002 颱風‥‥‥ 颱風6号は クチホドニモナイヤツと思てたら けっこう全国各地で猛威を奮うとるんや 中部東海地方に大雨を降らせとる 三田で雨を待ってたのに ケシカランヤツや 家に帰ってテレビでみたら 水浸しになった街が映ってた 被害に遭われた方 お見舞い申し上げます ブルースギタリストの青島さんが 自作ルアーでナマズ釣って 写真を送ってくれたんやけどね‥‥‥ あのね わからへんよこれ 友人の鈴木さんが写真撮ってくれはったらしいですわ まあ ナマズといえばなまずやけど ネコかモグラといえばネコかモグラやね タワシかスリッパにも見える しかし そんなことはどーでもよろしやんか 初めて作ったルアーで いきなりナマズが釣れる‥‥‥ こんなすんばらしいことはおまへんで みなさん とくとご覧になって下され 右手で握りしめてるのがナマズのアタマです 目ぇが光ってますやろ その先に見える青っぽいのが初めて作ったルアーです わっかるかなあ‥‥‥ わぁっからへんやろなあ‥‥‥ まあよろしやんか 12 July 2002 essa man‥‥‥ 淡路島でガシラ釣師になる 正午 潮は大きく下げきり 食いはイマイチ おまけにやたらと餌取りが多い 餌はフローズンオキアミとライブブルーワーム ガシラ13匹 メバル1匹 キュウセン1匹 ササノハベラ1匹が釣果のすべて 颱風一過 雲ひとつないドピーカンの下で 牛の舌 豚の耳 鶏の皮 などなどを肴に ビールを飲みながらのんびりやる それでも ポーク野田に2匹勝つ クボタマンキチは異常に釣る ガシラ、メバル、ベラ、ウミタナゴ、ギンポ‥‥‥ 他の人の軽く数倍は釣る しかも 波止の先端にカンダイが居ると聞くと 走っていってすぐに40cm級を釣り上げてくる 「餌釣り恐るべしですねえ」 と 子供の頃からルアーでしか魚を釣ってない男は目を輝かせる いやいや 「クボタマンキチ恐るべし」 である 釣ったガシラはしっかり氷を効かせて持ち帰る すべて味噌汁の具になる ‥‥‥極上 14 July 2002 ナマズの本‥‥‥ 「イスタンブールでナマズ釣り」 椎名誠 タイトルに魅かれて買う‥‥‥ トラックの運転手をしながら 世界中のナマズを釣り歩いてるという松坂實 Be-Palという野外遊び雑誌によく登場する「ナマズ博士」だ それに 同じくBe-Palにいろいろ書いていて どこがどうなのかよく分からない人気作家の椎名誠 (断片的には読んだことがあるが ちゃんと表紙のある本は初めて読む) その二人がトルコまで巨大ナマズを釣りに行くという話 結局 巨大ナマズどころか小ナマズ一匹釣れず トルコ風呂に入って帰ってくるというお粗末な話 最後まで読んで あまりのくだらなさに本を床に叩きつけた しかし これだけくだらないにもかかわらず 読者に最後まで読ませるあたり 椎名誠という作家‥‥‥ただものではない 「ナマズとデルタ」 リチャードスヴァイド これまた怪しいタイトルに魅かれて買ってしまう デルタとは あのブルースで有名なミシシッピデルタのことである 帯には アメリカ最深部の姿 ナマズ池へと変わりゆく綿畑 だが富裕な白人と極貧の黒人という構図は今も変わらない ‥‥‥と書いてある 昔は綿畑で働かされていた黒人が 今はナマズ養殖池で働かされているという話なのか 何が書いてあるのかよくわからない たぶんしょおもないんやろなあ‥‥‥ 今から読んでみる 15 July 2002 umco-plano-okabako‥‥‥ タックルボックス 昔はUMCOがナンバーワンやった 次にPLANO 今はOKABAKO テーブルの上に OKABAKO"S","M","W"を全部で5個並べて 手持ちのプラグを入れてみた OKABAKOの収容力をもってしても ザルに2はい余った いや まだまだ他にも プラノの大型に2はい プラノの中型に1ぱい アムコの"173"に1ぱい コーナンで売ってるヤスモンのプラボックスに3〜4はい レイチューン専用タックルボックスもある いや 押し入れやら戸棚やら 探し集めたら大小合わせて何千個のルアーが出てくるはずや ベランダの物入れにも多分100個や200個あると思う 買うてきてまだいっぺんも使うてないルアーもいっぱいある パッケージのまんまハリが錆びてるのもある ルアー釣師は一生の間に何個のルアーを使うんやろ あれも要るこれも欲しいで年間200個ぐらいルアーを買う 釣りを30年以上やってると単純に計算しても6000個 そのうち無くしたりやったりほったり売り飛ばしたりで 半分消えたとしてもまだ3000個残る タックルボックスが何十個要るわけや みんなこうなってしまうんやろな 奥村さんも坂田さんも島津さんも‥‥‥ みんな家にはゴロゴロとお宝ルアーが眠ってるんやろなあ 私は要らんようになったらやったりほったり 時々まとめてオークションで売ったりするけど それでもどんどん増える こんなぎょうさんどないする気や? あほちゃうか これはまさしく 家庭崩壊の原因にもなりかねん‥‥‥ぞ 実際それに近い原因で離婚した友人も4、5人おる これだけぎょうさんのルアーの中で シーズンを通して使うルアーはせいぜい50〜100個 つまり 100個もあったら満足な釣りができるはずなんやけどなあ そうそう ルアーだけやない 竿にリール‥‥‥これがまた場所とる もうそろそろ整理せんといかんなあ‥‥‥ と思いつつ何年も過ぎてしもた 老釣師はみな困ってるんやろなあ‥‥‥ さあ しょおもないこと言うてんと 釣りに行こ 16 July 2002 M川‥‥‥ 濁ってた 釣れへんかった 我々が退散した後 あんつ大将が来て釣ったらしい 羽山さん あかんときはあかん 釣れるモンには釣れる 釣りとはかくも厳しいもんじゃよ 17 July 2002 ナマズとデルタ‥‥‥ ミシシッピデルタの広大な綿畑を鯰養殖池にして 貪欲なアメリカ人の胃袋を賄う計画だ アメリカ人が鯰を食べだしたのは 1965年以降かららしい 18 July 2002 仏蘭西→伯剌西爾‥‥‥ エスカルゴの次はシュハスコか‥‥‥ 19 July 2002 暑い‥‥‥ 暑いだけでなく 蒸し蒸しする 胃の調子が悪い 食欲はある これは 食い過ぎなのかもしれない 体重を計る ‥‥‥やっぱりや 20 July 2002 ダーティイエロウ‥‥‥ バステイマー用のハヤマグリップに カシューで色を塗り始める 黄をベースに朱、赤、黒‥‥‥ ぜんぶ混ぜたらきちゃない色になった ‥‥‥塗る 21 July 2002 ドラゴンズ‥‥‥ 我が中日ドラゴンズが 読売新聞野球部に3連敗 シーズンが終わった だれやねんこいつ? 22 July 2002 喜多方ラーメン‥‥‥ 宝塚に喜多方ラーメンの「坂内」というのがあって 去年は旨かった しかし 今日はいったいどうしたって言うんだい? 塩っからいだけぢゃないか スープは淀んでるし コクの「コ」の字もないぢゃないか いったい どうしたって言うんだい? それとも 私の舌が病気なのか‥‥‥ 23 July 2002 yaiko‥‥‥ 矢井田瞳 なんべんか聴いてるうちに 曲の作り方や 詞のはめ込み方が うまいなと思た プロフィールを見ると 19歳で始めてギターに触って その後 曲を作り始めたらしい 23歳 そんなことが出来るのか? ああ わかった こいつは埋もれてた天才なんや 24 July 2002 海遊館‥‥‥ まだいっぺんも行ったことがなかったので 海遊館へ行ってきた 天保山の「海遊館」は ジンベイザメの巨大水槽がウリなのに 残念ながら今おるジンベイザメは小さすぎる まだ子供のジンベイザメが一匹おるだけだ 「遊ちゃん」という名前らしい ジンベイザメは最大12〜3mになるというから これでは世間が納得しないだろうし 水族館評論家の私としても 残念だがカライ点数を付けざるを得ない せいぜい5m級のジンベイザメ‥‥‥の後ろ姿 十年ぐらい前に見た 沖縄海洋博物館のジンベイザメは巨大やった その大きさに圧倒された記憶がある 10m級の立派な大人やった 沖縄海洋博物館の水族館は 今年の11月にリニウアルされるらしい もういっぺん行ってみたい 海遊館はジンベイザメだけかと思てたら けっこういろんな魚や海洋動物が展示されていた その中でも アマゾンだかどこだかの ナマズの水槽はやはり目が止まる 下の写真はピララーラ(PIRARARA)という 尾びれの赤い大型ナマズ(目測 90cm) 最大は1.2mとあるので琵琶湖大鯰以下級だが 尾びれのカタチを見ても分かる通り 引きのパワーは琵琶湖大鯰をはるかに凌ぐ(と思う) あまり動かないピララーラ(レッドテールキャットフィッシュ) 他にも何種類かナマズがいたが 中でも一度は釣ってみたい そして釣って食べてみたいと思い続けている タイガーショベルノーズ(目測1m級と70cm級)も一緒にいた しかしこいつはピララーラと違って元気すぎる 動き回ってなかなか撮影に応じてくれない 目の前を泳ぎ猿瞬間をかろうじて一枚撮ったが‥‥‥ 落ち着きのないダイガーショベルノーズの シャベルのような平たいアゴ‥‥‥ トルコナマズやアマゾンのPIRAIBA(ピライーバ)は いずれも最大5mに達するというが 私は見たことがないし 信じてもいない そんなナマズがおるのなら どこかの水族館で展示されていても良さそうなものだ ピラルクーのデカイのは須磨の水族園で見たことがある 海遊館にもピラルクーが何頭か居たが 残念ながらいずれも2〜3m級だった 突然話は変わるが‥‥‥ この7月20日に 海遊館のすぐ隣の天保山マーケットプレースに 「なにわ食いしんぼ横丁」というのがオープンした TVのニュースで何度か見ているうちに これは行って見なければ行けないなという気がしてきた (海遊館はそのついで‥‥‥というふうにも聞こえるが) しかし オープンしてすぐに飛びつくようでは なさけないというか あまりにもミーハーすぎるのではないかという気もするが‥‥‥ で どんなところかというと 想像以上に狭いエリアの中に 昭和40年頃の大阪の町にあった食べ物屋を まるで吉本新喜劇のセットのように再現してある たこ焼き屋 いか焼き屋 チヂミ屋 うどん屋 だんご屋 餃子屋 せんべい屋 洋食屋などなどが 昭和40年代の雰囲気を再現しつつ軒を連ねている ところどころに 木の電柱や 木のゴミ箱や 木の牛乳箱とかが 何気なく配置されてたりして なかなかええ味を出してる 昔懐かし赤青白のグリグリ看板の回る散髪屋とか 赤い電球の古ぼけた交番所まである 完璧な作りモンと分かっていても ついつい昔を思い出してしまう で 前からいっぺん食べてみたかった 北極星の「オムライス」に飛びついた その味の淡泊さに 「なるほど」と思った 北極星の「オムライス」650円 今の大阪の味とはぜんぜん違う そうや 昔はなんでもこんなんやったなあ‥‥‥ 味がなんとなしにピンボケしてて それでいて飽きひん味 他にもたこ焼きとかイカ焼きとか餃子とか (餃子はちょっとちゃう気がする) そうや おかんのカレーライスとか おかんのポテトサラダとか みんなアッサリというか 水臭いというか 食材そのものの味しかせなんだなあ‥‥‥ 26 July 2002 須磨水族園‥‥‥ ピラルクーとピラーバを見に 朝から須磨水族園へ行ってきた 須磨には「アマゾン館」という別館があって そこにはたしか3m超級がいるはずだった ところが現在は 2.5m級のピラーバが7〜8匹居るだけで 3m級はいなかった もちろん5m級も居なかった 2m半級のピラルクーが旋回したところ (右側が頭ですよ) そればかりか ピライーバに関して言えば 見るに値しない小型しか居なかった (実際は食い入るように見たけれど) 水槽の説明によると ピライーバは3mに成長するとある けっして5mとは書いてない 1mチョイ級のピライーバ(小学生級です) あそうそう ひとつ発見したことがある 大阪の海遊館ではおとなしかったピララーラが 神戸の須磨では元気に泳ぎ回っていて それとは逆に タイガーショベルノーズは底でじっとうずくまっているのだ つまり 2種のどちらが元気というのではなく 年齢や健康状態による個体差であった あそれから この前 巨大ナマズのことを書いたら BBS以外にも いろんな方々からたくさん 巨大ナマズに関するメールをいただいた メールをくださったみなさんありがとう それらを読むと 「私は5mナマズはいると思う」 「なぜ5mのナマズがいないと言い切れるのか」 「オマエはユメのないやつじゃ」 などなどと 痛烈かつボロクソに反撃してくださっている 実はこれは私の巻いたタネで ちょっとズルいやり方だが 「いない、いない、オレは信じないぞ」と書けば ひょっとして 誰か5mナマズの写真を見せてくれるのではないかと ひそかに期待をしていたのだ しかし 残念ながら どのメールにも5mのナマズの画像は添付されていない 期待は今のところ外れている あのね 丁寧な反撃メールはうれしいけど 匿名でエラソに言うのはいけませんよ エラソに言うのなら 写真の1枚でも叩きつけてからにしてくれよ オマケ‥‥‥ 須磨水族園は期待した巨大ナマズ類はいないが アクアリウムとしては一流である しかも入場料大人1300円は破格の安さだ さすがは神戸市株式会社である 水族館評論家の私としては「◎」を付けておこう それはそうと 「世界のさかな館」というところに BBSでも話題になってる「厥魚(ケツギョ=桂魚)」の水槽がある 厥魚(字が違うかもしれない)は 20年ぐらい前のTV番組で 釣りキチ三平の矢口高雄が中国へ行って釣るところを見た 山の中の どうみても釣れそうにないロケーションの人造湖で 細竿と細糸で40cmぐらいのを見事に釣り上げた 「やったー、きぇーぎょだ、きぇーぎょだ!」と 矢口高雄が飛び上がって喜ぶシーンが今も印象に残ってる かなり東京以北のアクセントだったが たしかに「ケイギョ」と言っていた さらに 「するばーきぇーだ!」と シルバー系のスプーンで釣れたことを説明していた 私は一瞬 ラージマウスバスではないか‥‥‥と思ったが よく見ると体側の模様がちがうのと若干アタマが小さかった バラマンディやアカメに近い体形をしていた 須磨の水槽には 大小30〜40匹のケツギョ(ケイギョ)が展示されている 鯉、白魚(パイユ)とともに 中国三大名魚として紹介されている まだ実物を見たことがない人は ぜひいちど見ておかれることを勧める 28 July 2002 OS9‥‥‥ メインマシンのG3Mac青白のOSをバージョン9にして以来 インターネットエクスプローラーでは Angling Netのアクセスカウンターがちゃんと表示せえへんねん 最初の数字だけ‥‥‥ つまり「1」が表示されるだけやねん ネットスケープナビゲーターで見たらちゃんと表示してある どういうことかようわからへんまま何ヶ月か過ぎて ネットスケープナビゲーターはデザインぶさいくやし使わんまま アクセスカウンターのこともすっかり忘れてた 最近モバイル用のサブマシーンに東芝のリブレットをこうた それでおまけに付いてたIE6.0でAngling Netを見ると アクセスカウンターが「191191」になってる 19マンアクセスか‥‥‥ since 4 nov. 1996か‥‥‥ 月日の経つのは早いなあ 光陰矢の如し‥‥‥か‥‥‥矢て? NHKのニュースで 今日は最高気温が38.2℃やったと言うてる 若狭海岸では若者たちが甲羅干しを楽しんでいると言うてる ‥‥‥甲羅干して? いまだにそんな言い方してるんNHKぐらいやできょうび しかし ウィンドウズXPはなかなかよう出来てるなあ おんなじころデビューしたMac OSXはどんなんか知らんけど‥‥‥ あそうそう ヨメ専用機のi-Macにはプリインストールしてあった しかしヨメは9.2で十分満足してるみたいやし 我が家のmacintoshは「X」の日の目を見ずして終わりそうや 29 July 2002 釣行記 7月29日は暑かった このくそ暑い日中に釣りをするなど到底考えられないが 考える力が不足しているので釣りに行くことにした Aダムの水は温泉のようだった 気温と水温と体温がほぼ同じだった ミニパッチを投げまくったが 28cmのデカギルは出なかった 25cmも出なかった 同行の猿さんも苦戦していた この日の最大22.4cm‥‥‥目論見に遠く及ばない 水温が高すぎて 人間同様 ギルもバスもバテているのだろう 突然「ズドン」と出た デカギルのことしか考えていなかったので 一瞬「巨ギルか」と身構えた‥‥‥が 目の前で垂直にジャンプされる Banana5に出た尺級のコバス‥‥‥一瞬尺ギルかと 昼過ぎ AダムをあきらめI川へ移動する I川の水は澄んでいた しかし 居るべき場所に魚は居なかった 「魚はおるとこに投げなあかん」 というエンドレス森下の名文句がよぎる 結局 oyaniramiは不発に終わった 生まれてまもない小石斑魚が2匹釣れただけ 猿さんも苦戦していた 夕刻 I川をあきらめM川へ移動する M川の水も澄んでいたが温かった 弟子の小鉄 友人ハヤマテツオも駆けつける ギルマン作ボスギルティに2発 そこそこのサイズの鯰だったが暴れられてバレた この日唯一まともに竿が曲がった瞬間だ 友人ハヤマテツオも竿を曲げたがバラした 弟子の小鉄も竿を曲げたがボクスキごとバラした 猿さんは苦戦していた 結局 デカギルを釣って オヤニラミを釣って 鯰を釣りまくるという目論見は ことごとく外れた 見事に外れた 川から上がってしばし4人で雑談する 「なぜ釣れないのか」 「どうしたら釣れるのか」 「‥‥‥」 どこからどう見ても釣れそうにない4人である この日流した汗はポリバケツ3杯分だ 決して悪い汗ではない‥‥‥はずだ 31 July 2002 The "Sab-iki" 久しぶりに明石へ行く 久しぶり言うても なんべんも素通りはしてるんやけど‥‥‥ 魚の棚にある「たこ磯」で玉子焼きを食べる 店の中は暑いし 玉子焼きはもっと熱い あそうそう 大阪や神戸では「明石焼き」と言うけれど 明石では明石焼きのことを明石焼きとは言わず 「玉子焼き」と言う なんでかと言うと 普通のたこ焼きより玉子の含有量が格段に多いから ‥‥‥やと思う それはそれでええねんけど そしたら 明石の地元の人は お弁当に入ってる普通のタマゴ焼きはどない言うてんねやろ? おおいなるギモンや こんど明石の地元民に聞いてみよ 玉子焼き 焼きたてはフワフワで 昔は「食えるかこんなもん」と言うてたけど いつのまにか病みつきになってしもてる‥‥‥ ところで「たこ磯」の玉子焼き 『一枚(15個)600円は高いんちゃうか』 と、うちのヨメは文句を言う たしかに高い 明石ナンバーワンの「鳥居」は一枚480円や この120円の差はなんなんやろなあ? 入れ替わり立ち替わり客が来る (けっこう流行ってる) 買いもん帰りのおばあはんが独りで来て 私らの隣の席に座って 「穴子焼き」 アナゴヤキ‥‥‥? なんやそれ? メニューを見るとたしかに穴子焼きというのがある タコの代わりに穴子の入った玉子焼きか‥‥‥ 『おばあはんは歯が悪いから 普通の玉子焼きは硬うて噛めへんにゃ 穴子やったら噛まんでも食べられるんや』 とヨメが解説する ふむふむなるほど ほかの店にはそんなメニューはないわ しかし800円は高いんちゃうんか タコと穴子が両方入ってるミックス焼きは1000円やて どういう計算や 「山長菓子舗」は一見和菓子屋やけど 2階が喫茶店になってる 変な椅子が置いてあって座ると尻が痛い 下で菓子を選んで 上でお茶を注文する 明石へ来たら必ずここでお茶を飲むことにしてる (堺商人ともいっぺん来たことあるなあ) この日もおばはんで満席やった つまり男の客は私だけ ちょっと居づらい雰囲気がある 葡萄のジュリアとアイスクリームとコーヒーを注文する ‥‥‥絶品 このあと 「暑いしイヤや」と イヤがるヨメを説得してアジ釣りに垂水漁港へ行く 駅前の釣り具屋で仕掛けを買う サビキ仕掛け3つとアミカゴ2つで850円 なんでかアミエビは売ってない 途中「まるは」でアミエビ(210円)だけ買う レジの横のワゴンにサビキ仕掛けが山積みしてある 見たら3コで270円 駅前の店はおんなじもんが3コで750円やった 「うわっ!ごっつい損や!」 この計算できひんほどの差はいったいなんなんやろ? 垂水漁港(駐車場1日600円)は釣り人もまばら こんな日中の猛暑の中で釣りする物好きはあんまりおらん さっそく仕掛けを作って釣り始める 岸壁から海をのぞいて見たがまったく魚影なし どうみても釣れそうにない‥‥‥ しょおもない釣りを真剣にやる後ろ姿に哀愁を感じる ぶつぶつ言いながら釣ってると 「クククン」と小刻みなアタリ 上げてみると超小型シマイサギがぶらさがってる 「うわっ!ちっちゃい!」 こいつがハエのように群がりはじめる 気が付くと足元にはシマイサギの大群 釣っても釣ってもシマイサギの子ばっかりで だんだんイヤになってくる 全部で100匹ぐらい釣る 「オレ世界一しょおもない釣りやってんちゃうか」 と思い始める あほくさなってきたので休憩する イヤやイヤやと言いながらも ヨメはもくもくと釣っている どう見ても釣りをする格好ではないが‥‥‥ で、いきなり石鯛を釣る 石鯛と言うても三番叟の赤ちゃんやけど これが結構よう引くらしい 「ええ引きやわ」 と結構楽しんでる様子 全部で4枚釣る 観賞魚にしたいぐらいの鮮やかな縦縞 と、突然コアジの群れが回ってくる シマイサギ混じりでアジが入れ食いになる 面白くなってきたのかヤメルと言わない 12〜18cmクラスのコアジを25匹釣る 私は5〜6匹 アジが釣れ始めると どこからともなく まるでハイエナのように上品そうな家族釣れが現れる 母「おおお、ええアジ釣れとるやんけ」 父「ほんまやのう」 息子「ここでやろけ」 祖母「ヒデオはよ竿ださんかいな」 母「おばんあわてんな」 父「コラおまえワシの竿ふんどるやんけ」 祖母「なんじゃいこのリールまわらへんど」 息子「おかんレンガしょんべんかけな溶けへんで」 母「エサなしでも釣れるわこんなもん」 ふと横を見ると ぶたぶたに太った母親がくわえ煙草で寄ってきて 私らの釣ってるすぐ横に仕掛けを「ドッボン!」 なんぼアミエビ凍ってるかしらんけど エサなしで人のすぐ横で釣るかあ! この無遠慮さは称賛に値する 素晴らしい! お見事! 迫力満点の4人家族に圧倒されつつも 最後にコメバルを釣るヨメ これが冬には20cmオーバーになるんや 釣ったコアジは全部持って帰ってマリネにした ああ 釣りとはかくも楽しいもんなんや old tales |