Angling Net / Ikasas Talk to Myself




1 september 2002
最近ルアー事情その3‥‥‥
あら‥‥‥耳が

ヤス堀田からルアーが届いた
「これでナマズ釣ったらおもろいよ」
ということやけど‥‥‥
いまさらラージマウスなあ‥‥‥

Balsa50 "Large Mouse" Seraph


だれでも知ってるラージマウス
パッケージを開けてびっくり
耳がこんなことになってるとは
ぜんぜん知らんかった‥‥‥

バルサの頃は
耳が邪魔で風が吹いたら投げられへん
耳が邪魔で普通のタックルボックスには入らへん
値段ばっかり高うて
わがまま放題のプラグやったけど
これはええやん
やっさんおおきに

さっそく
okabako-Mに入れてみたらスコスコやがな
あと3つは入りそや
だれかあと3つくれへんか?


2 september 2002
ナマズ釣り‥‥‥たいよオレも

今年からニグアンドサックスの会長になった
ボンビー横山とナマズ釣りに行く
その前に
ちょっと時間が早かったので
ボンビーの近所の池でギル釣って遊ぶ
初めて見る池
フローターで浮いたら面白そう‥‥‥

ヤスさんがくれたギル用ポッパーと
Banana-3を投げまくって10発ぐらい出す
5匹ヒットさせたけど
ことごとくバラして
釣れたんはこの一匹だけ
うーん小さい!

ええ時間になったのでM川のちゃんこ下へ
ところが
居るべき場所にナマズが居てへん
「ゼッタイ」というポイントに投げても
パシャリとも出えへん
なんでや?
横山会長の言うには
『土日にたたかれてスレ切っとんやで』
うむ‥‥‥
そうかもしれん
月曜日の釣りはこういうことがよくある

そこで場所を移動
なんべんかやったことがあるけど
あんまり実績の無いポイント
ここならだれもやってへんやろ‥‥‥
案の定
いきなり横山会長の竿が曲がる
おおおお‥‥‥けっこうでかい
まだ明るいうちから
65cmのグッドサイズ
真っ暗になるまでやって
会長は10発以上出して
2キャッチ1バラシ
しかし
私はヤスさんにもろたラージマウスオンリーで
4発出してノーフィッシュ
うむむむ
この差はなんや????
わ!
わかった!
ルアーや
ボンビー会長の投げてるペンシル
1982年製のバナナや!
伝家の宝刀や!
そら釣れるはずや
納得

粘ったら釣れたかもしれへん
しかし
Tシャツ越しに背中をいっぱい蚊に刺されて
あえなく戦意喪失
虫よけスプレーは背中にもせんとあかんわ
あ〜〜かゆい!


3 september 2002
collaborated rally pop

コラボレイティッド・ラリーポップ
今日から塗りはじめる
同時にpixie25も塗りはじめる
さらにpixie10デカギル専用も‥‥‥
しかし
暑い‥‥‥
はよほんまの秋にならへんかな


4 september 2002
スランティングジギング

まさごさん
エンドレス森下
まんちゃんの3人とA港へ行く
10日ほど前は釣れ盛ってた青物やけど
ここ数日勢いがパタっと止まったらしい
それでも今朝
ゾンマサがええサイズをバラしたらしい
期待は薄いが期待は持てる

波止からメタルジグを大遠投して沈める
着底したら一気にシャクリながら巻く
投げる沈める巻く
投げる沈める巻く
投げる沈める巻く
この動作を繰り返していると
突然「ガツン」と手に衝撃が来て
刺し身にしたらうまい
ハマチやカンパチが釣れるらしい
しかし
「ガツン」とこないので
いつまでたってもうまい刺し身にはありつけない

アホのひとつ覚えのように
投げる沈める巻く
投げる沈める巻く
投げる沈める巻く
を繰り返していると
突然「モソッ」ときた
「ガツン」ではなく「モソッ」
巻き上げてみると

刺し身にしたらうまそうなスルメイカ
しかしなあ‥‥‥
竿も曲がらんもん釣っても
いっこもウレシイことないわ


6 september 2002
なにもしない日

今日は月に一度の何もしない日だったが
なんやかやと手が動いてしまう
ラリポップに3回目の人造漆を塗った

Muddy Waters "JuZuLuRe"‥‥‥非売品

岐阜県の材木屋さんは
注文をしたのに何も言うてけえへん
もういっぺんメール書いてみよう

AQ値の測定テストをやってる
自分で作った設問に
自分で答えて
自分で採点してみた
-------------------------
設問1
コンビニの弁当を選ぶとき
あなたは何を基準に選びますか?
値段‥‥‥60

設問2
高速道路のSAでカレーライスともう一品注文するとしたら
あなたは何を注文しますか?
さるぞば‥‥‥27

設問3
町で突然外国人に外国語で話しかけられたら
あなたはどう対処しますか?
無視する‥‥‥59

設問4
初対面の人との会話の中で知らない言葉が出てきたとき
あなたはどう対応しますか?
笑顔でごまかす‥‥‥55

設問5
友人から借りて返さなければいけないギター
お金に困ったときあなたはどうしますか?
質に入れる‥‥‥41

Total=242
まだまだ修行がたらん


7 september 2002
King of Thailand

トシちゃんからメールがきた
産経新聞の記者をやってる友人の高砂利章だ
今月から1年間タイに行っている
若くて美人の奥さんの(ヴァンちゃん)も一緒だから
さぞ楽しい1年になることだろう
いまごろはワールドカップの取材疲れも抜けて
のんびりしているに違いない

去年の11月に韓国のプサンで会ってから一度も会ってない
何度かニアミスはあったが‥‥‥
今度会うのはバンコクでかもしれない
勿論仕事で行っているのだが
届いたメールからは旅行気分しか伝わってこない
なぜタイに行くことになったかというと
昨年書いた彼の論文が認められて
1年間タイに留学することになったというわけだ

彼のことだから釣りを忘れるはずはない
ライギョのいいポイントを見つけたら
私を呼んでくれるだろう
なにしろタイにはこんな雷魚がいるらしい

写真はよそのHPからムダンシャクヨウ

カタチはカムルチーやライヒーと同じだが
この「色」「柄」「艶」はどうだ!
何しろ1年間だ
時間は十分にある
トシちゃん頼むよ
私にこんなやつを釣らせてくれ


8 september 2002
うなぎ

「うなぎ」というタイトルのメールが来た
添付書類付き‥‥‥差出人は "ohsumi" とある
ははあん
私はてっきり
オオスミ名人がS川でウナギ釣って
自慢がてら写真送ってきたな‥‥‥と思たら
ちごた

先日、教えてもらった
郡上八幡の"清竜旅館"に行ってきました

‥‥‥と、ある
あっそうか
うなぎ食べてきやったんや

うわっ
鰻丼に鮎の塩焼き
めちゃくちゃうまそや


9 september 2002
diary

昔から
日記というものを
ちゃんと付けたことがない
断片的に半年とか1年ぐらいならある
それ以上続いたためしがない
あとから読めばさぞ面白いにちがいない
どんな面白い小説より面白いと思う
それなのに
続かないのはなぜだろう
一番長く続いているのは
この「独り言」‥‥‥かな

ウェブ上の日記の中で
いま一番面白いのが

これはまさに「ドキュメント」というとおり
ほんまに本音で書いてる
ヘタな装飾一切無し
ここであんまり宣伝したら
本人が意識してオモシロなくなったら困るので
このへんにしとこ


11 september 2002
911

去年の今日
アメリカで大きなテロ事件があった
あえからちょうど一年が経った
相変わらず大統領はテロ撲滅を叫んでいる
テロがあった直後
大統領はアフガニスタンを繰り返し空爆して
罪のない民間人が甚大な害を被った
喧嘩は先に手を出したほうが悪いという理屈は
果たしてほんとうに正しいのか
世界平和とはなんだ
国際正義とはなんだ
矛盾が矛盾を上塗りして
ぐちゃぐちゃになっている
そんな地球を耐水ペーパーで研ぎ出したら
きっと面白い模様や色が出ると思うデ

300人以上のファイアマンが
一瞬にして命を奪われたという現実は
たしかに身につまされるものがある
そんなことを胸に
今日944へバス釣りに行ってきた

このまえヤス堀田にもらったラージマウスだ
ヤスさんおおきに
完ぺきだ


12 september 2002
co-junky

944のケンちゃんからメールが来た

「楽しかった・よーわろた」

ほんまにドラマチックな一日やった
それを演出してくれた内藤賢二に改めて感謝する
私以上に喜んでくれた内藤賢二に感謝する
あの50.1cmは一生忘れへんデ
これで向こう1年は旨い酒が飲める

ガールフレンドに電話をする
コジャンキー内藤(右)とココジャンキー内藤

最後にでっかいスズキを釣ったヨシダコウキは
大きなExperienceを土産にシズオカへ帰って行った
「ワスレモンスンナヨ」て言うてるのに
汗臭い汚れたTシャツ忘れていきやがって
‥‥‥もう!


13 september 2002
endless dream

『デーワコーレカラカーキムーキマース』
道を歩いていると
なにやら街頭販売をしてる
『おかあちゃん、あのオッチャン何言うてんの?』
『知らんふりしとき、ヘンなオッチャンやから』
『ヘンなオッチャンなん?』
『見たらわかるやろ』
『柿と包丁持ってるよ』
『○○○○に刃物や、危ないからあっち行っとき』
そう言えば最近
この辺りは変質者による物騒な事件が多い
『カーキムーケマーシタ』
どう見てもニッポン人丸出しのオッチャンが
雑踏で外国製の包丁を宣伝販売しているらしい
『デーワサーシミキーリマース』
立ち止まる客はほとんどいない
『サーシミターカイノデキョーワスーポンジ』
用事のない爺さんと子供以外はまったく立ち止まらない
『ほお!よお切れるのう‥‥‥見事じゃ、日本一!』
一番前で見ていた爺さんが感心している
包丁を乗せた台には
「本日限りワンセット半額で販売」と書いてある
よく見ると本日限り「限り」が「退り」になっている
大小の包丁と果物ナイフの3本セットだ
しかも
「12500円のところを6800円」
と書いてある
計算が合ってない
‥‥‥
それにしてもこの不景気な世の中で
いったい誰がこんな包丁買うんやろ‥‥‥と
売ってるオッチャンを気の毒に思いながら
しばらく歩いていると‥‥‥
『デーワコーレカラカーキムーキマース』
さっきのオッチャンだ
いつの間に場所を変えたのだろう
また包丁の街頭販売している
『おかあちゃん、あのオッチャン何言うてんの?』
『知らんふりしとき、ヘンなオッチャンやから』
『ヘンなオッチャンなん?』
『見たらわかるやろ』
『柿と包丁持ってるよ』
『○○○○に刃物や、危ないからあっち行っとき』
さっきの親子連れだ‥‥‥
『カーキムーケマーシタ』
さっきと同じ場面に遭遇している
おかしいぞ
道を間違えて元の場所に戻ってきたのか?
『デーワサーシミキーリマース』
また男がスポンジを切り始めた
『サーシミターカイノデキョーワスーポンジ』
さっきの爺さんが
『ほお!よお切れるのう‥‥‥見事じゃ、日本一!』
と、まったく同じセリフを言ってる
ああ
頭がクラクラする
いったいこれはどういうことなんだ
包丁を乗せた台には
「本日退りワンセット半額で販売」と書いてある
やっぱり字が間違っている
「125000円のところを6800円」と
ちゃんと計算も間違えている
おかしい
幻覚を見ているのか
それともこれは夢なのか‥‥‥
なんだか体の調子も悪いような気がしてくる
会社へ行くのを止めて家に帰ろう‥‥‥
携帯電話で会社に電話する
『すんません、今日ごっつしんどいんで休ましてもらいますわ』
『そうでっか、風邪はやってますさかい、お大事に』
『ほな、すんません‥‥‥』
‥‥‥
急に寒気までしてきた
肩をすぼめながら駅に向かって歩き出す
しばらく歩くと
『デーワコーレカラカーキムーキマース』
うわっ!
またさっきのオッチャン!
なんでだ!
『おかあちゃん、あのオッチャン何言うてんの?』
『知らんふりしとき、ヘンなオッチャンやから』
『ヘンなオッチャンなん?』
『見たらわかるやろ』
『柿と包丁持ってるよ』
『○○○○に刃物や、危ないからあっち行っとき』
これはあかん!
幻覚や!
しかし
デジャビュにしてはしつこすぎるぞ
しんどい体を引きずって駅に向う
やっと駅についた
プラットホームで一息ついていると
『デーワコーレカラカーキムーキマース』
これはもう完全におかしい!
『待てーっ!おまえだれやねん』
『ワータシホーチョーウーリデース』
『なんでさっきからなんべんも現れるねん?』
『ソーレムーズカシシツモンデースネー』
電車が駅に入ってきた
クラクラする頭を抱えながら電車に飛び乗った
なんだか熱があるみたいだ
体が熱い‥‥‥
‥‥‥
電車を降りて駅を出ると
駅前商店街の入り口のところで
『デーワコーレカラカーキムーキマース』
またしてもさっきのオッチャンが包丁を売っている
もうたまらない!
『おい!おまえええかげんにせえよ』
『ナンデースカー?』
『おまえいったい何やねん?』
『ワータシホーチョーウーリデース』
『それはわかってるわい、なんかオレに因縁つけてるんか』
『ソーレムーズカシシツモンデースネー』
『オレにどないせい言うねん?』
『ホーチョーカーイマースカー』
『わかった!買うたる!なんぼやねん!?』
『イーチマンニーシェンゴーシャクエンデース』
『こら!うそつくな6800円ちゃうんか』
『イーチマンニーシェンゴーシャクエンデース』
『ここに半額で6800円て書いたあるやないか』
『ワータシニポンゴヨーメマーセン』
『これ数字や!』
『ワータシホーチョーウーリデース』
『それはわかってるっちゅうてんねん』
『デーワコーレカラカーキムーキマース』
『もうええ、もうええ!わかった!くっそーほれ12500円や』
『オーキニベーリマッチデース』
‥‥‥
父親『あのアホほんまに買いよったで』
母親『こんなうまいこといくとはなあ‥‥‥』
息子『ボクちゃんと言えたやろ』
祖父『ワシのセリフもなかなかのもんじゃろ』
父親『抜群や、みんなうまかったで』
母親『あっ!またアホそうな男が歩いてるで』
母親『ほんまや、あれはほんまにアホ丸出しや』


14 september 2002
福福前夜祭

暑さ寒さも彼岸までと言うが
猛暑酷暑の盛夏を乗り越えたあとに
私が始めて秋を感じるのがこの集まりである
夜風、朝風が実に心地よい

「まいだ」の隣にある世界一の合掌造り家屋「岩瀬家」

辻さんが座っていた場所に
奥村さんが座るようになって何年が過ぎたのだろう
ここで最初に見た人の多くはすでにここに居ない
民宿「まいだ」の太い柱の一本一本に
この大会の歴史が染み込んでいるような気がする

相変わらずかまどやのブルース演歌は絶好調で
ついつい私もはめられて早や十数年が過ぎた
いまだに丼で酒を飲む石崎ケンちゃんや
ドングリ眼をさらにおっぴろげて酒を飲む大西さんなど
年に一度しか見ることのない顔に安心感を覚える

ああ
今年も無理して参加してよかった


15 september 2002
fuku-fuku-fishing tournament

九月と言えば恒例秋の福福釣り大会
釣れても釣れなくても福福大会だ
何と言ってもこの大会
年々参加者が高齢化していくのが面白い
気が付くと
ポツリポツリとメンバーが消え
あの顔がない
この顔がない
寂しいといえば寂しいが
そういう現実を卓越してこそ
人生を心底楽しめるのではないか‥‥‥と
平成4年の第三位を最後に
入賞から遠ざかっている私は思うのである

朝目が覚めたのは4時前だった
雨が降っているのでもう一度寝て
次に目が覚めたときは6時半だった
「まいだ」の二階には
トラと喪中のチルドレンだけになっていた
慌てて赤尾ダムの下へ入る

水は腐ったメロンソーダ色

細い階段を下りていくと
ダム下で福野の会長、杉本順ちゃんに出会う

『どう?』
『この水見たら釣れる気がせんがや』
『アタリは?』
『なんもないっちゃ』
『むむむ‥‥‥』

しかし 数年前この赤尾で
もっとひどいゴト濁りの中から
RayTuneミノーで尺近い岩魚を抜いたことがある
やってみなければ答えは出ない

ダム下にはもう一人
前ニグアンドサックス会長マックが
真っ暗なうちから頑張っていた

『どう?』
『あかん』

順ちゃんが去り
マックが去った後のポイントを
丹念に攻めたが
アタリの「ア」の字もなかった

朝飯を食いに「まいだ」に戻ると
続々と釣果が持ち込まれていた
釣った人はみんなニコニコして
釣れなかった人はガックリと肩を落としている

今年は中部勢が好調で
46cm,42cmのニジマスでワンツーフィニッシュ
前回優勝のジモピーシーバタは3位だった

ニグアンドサックスのなかで
ちゃんとした魚を釣ったのは横山現会長の息子
横山昌平くんだけであった
健康そうで奇麗な26.5cm岩魚

いや‥‥‥お見事!

浮浪隊から参加した中川さんは
34cmのニジマスを釣って総合4位に入賞
いやいや素晴らしい
隊長の羽山さんは規格外ウグイ2匹に終わった

大会が終わると
そそくさと荷物をまとめ
喪中で竿を出せなかったチルドレン中野と
朝寝で竿を出さなかったトラと
三人で逃げるようにして帰った
ああ‥‥‥今年もボーズ


16 september 2002
かちひろ訃報

ゆうべ変な夢をみた‥‥‥
堰堤の下でサクラマスを釣っている
ミノーをただ巻きしてると
背中の赤黒い魚が追尾してくる
頭の辺りはピンク色に輝いている
うしろで見てた人が

『いまのんサクラマスや!』

と、叫ぶ
振り返るとエバグリの社長らしき男
またこいつか‥‥‥うるさいなあ
そんなことわかってるわい‥‥‥と思う
何度も追ってくるが
寸でのところで反転してしまう

『トゥッチングせんかい!』

と、また後ろからエバグリの社長に言われる
大きなお世話じゃ、ほっとけ‥‥‥とつぶやく

そこへ水橋かちひろが竿を持って現れる
人が釣ってる前をじゃぶじゃぶとウエーディングして
ポイントの真上からルアーを投げる
‥‥‥と、一発でヒット

一気に堰堤の上にずり上げる
魚はばしゃばしゃと暴れている

『ゆきさん、サクラやけどめっちゃちいこいわ』

と言いいながら
足でけ飛ばしてリリースしてる
こいつ何すんねん‥‥‥と思うが声が出ない

‥‥‥と、ここで目が覚めた
すぐに携帯電話を見たらマックからメールが入ってる
夜中の3時半に送信されていた

  病院へ行って処置してもらいました
  本人は記憶が無いので心配してます
  でも元気

生きてたか‥‥‥
良かった

私は死んだ人と釣りをする夢をよく見る
辻さんが死んだときは
北海道でサクラマスを釣って
辻さんがキープすると言ってきかないので
ナイフで絞めている夢
山本義雄が死んだときは
義雄が神通川で1mぐらいのサクラマスを釣って
二人で必死になってランディングしている夢

不吉な夢を見た直後は
心拍数が跳ね上がる
ほんまに‥‥‥


18 september 2002
s-river

S川のb-o-nなかなか釣れへん
あとからきたおかせいねんは
こんなん

簡単に釣るけど
私には釣れへん
修行が足らん

ほんまはエンドレス森下と
須磨へイカ釣りに行く予定やったけど
急きょb-o-nにした
約束ドタキャンしたバチか?

そのエンドレス森下は
おんなじ時間に
K浜でスズキ釣りしてたらしい
釣れたんかな?


19 september 2002
m-river

昨日S川で一発も出なんだので
どうしても鯰がプラグに出るとこを見たなって
今日はM川へ行ってきた
ほんまはS川でリベンジせんなんねんけど
独りでS川往復はちょっとしんどいしなあ‥‥‥
夕刻
M川は前回に引き続き活性が低かった
それでも
全部で6発ええ出方で出たので納得して帰ってきた
釣れる釣れへんは別にして
「やっぱり出んとあかんわ」
対ナマズ用に何本か買い込んだまま
いっこも使てなかったジッタースティック
こいつに5発ぐらい出た
けっこう使えることがわかった‥‥‥小さいけど

この日投げたプラグ
フーチーバズ賀正(?)
ブルライダー
ストレイビュレット
モブス
ジッタースティック
マグナムポッポ
デヴィルズスィッシュ
ガンディーニ
‥‥‥
ジッタースティック以外で出たのは
モブスだけやった

なんで普通のナマズはこんなに素直なんやろ?


20 september 2002
なにもしないひ

今日は何もしない日だが
朝からゴゾゴゾとロッドメイキング
SIKARIに3回目のエポキシを塗ってモーターで回す
余ったエポキシ
いつもは捨てるけど
勿体ないから使い古したSIKARIのコーティング割れした部分に塗る
ついでに現役のSIKARI-MLにも塗る‥‥‥意味ないけど
塗り終わってほっと一息
テレビの時代劇専門チャンネルを見る
あまりのしょうもなさに眠気がする
ラリポップに7回目の黒を塗る
こないだいっぺん研いだのできれいに黒が乗る
テレビのチャンネルを変えると
マリナーズのササキが
テキサスレンジャーズに凹凹にやられてる
今年は優勝はないなあ‥‥‥
ついでに
バナナ15本
ピクニック20本
ミニパッチピニック14本を
一気に塗る
カシューがだいぶ減ってきた
買いに行くのん面倒くさいので
どっかネットで売ってるとこないか探す
‥‥‥ない
そのかわりカシューを製造してるカシュー株式会社のHPが出てきた
Cashew
カシューてカシューナッツから抽出した植物性フェノール樹脂なんやて
う〜ん‥‥‥知らんかったなあ
そんなことよりどんな色があるのか知りたかった
紅色澑醤油色とか
鴬下痢糞色とか
腐敗寸前葡萄色とか‥‥‥
そんなことはどこにも書いてへん
しかしえらいショボイHPや


22 september 2002
むむむ昔ムカシ

むかしむかし大昔
泉南の小島漁港という所へ
ドクター山本とスズキを釣りに行った
もう十五年以上も前のことで
記憶も定かでないはずなのだが
なぜかあの時のことは今でも鮮明に憶えている
当時
私はまだスズキと呼べるスズキを釣ったことがなかった
せいぜいセイゴ、ハネ級の小スズキしか釣ったことがなかったのだ
スズキという魚を狙い始めて四年半が過ぎていた
なにしろ当時はまだスズキ釣りは未知な部分が多く
どこをどう釣ればよいかというノウハウさえなかったのだ
その頃
まだ桃色学院大学の学生だった水橋かちひろに
「泉南の小島でスズキのええのが釣れてるよ」
と教わり
さっそくスズキド素人のドクターと二人で出掛けたのだった
くだんの小島漁港には真夜中に着いてしまった
夜明けまでにはまだ3時間以上もある
駐車場に車を停めて仮眠することにした
前の晩まったく寝ていなかったので二人ともすっかり寝込んでしまった
目が覚めるとすでに日が昇りかけていた
慌てて道具を用意してテトラ波止へ向かうと
二人の釣り人がこちらに向かって歩いてくる
見ると二人とも大きなスズキを二本ずつぶら下げいる
「おおまいがあ!」
「ねすごしてるまにいかれてしもたがな」
我々が惰眠をむさぼっている間に麦ちょうしたようだ
悔しがっていても仕方がないので
とりあえず明るくなってしまった海に向かってキャストを始める
すごい強風だ
まともの向かい風が波止に吹きつけている
大遠投してもルアーは10m程しか飛ばなかった
ところが
なんと
一投目からズシンと魚信が来た
今までに経験したことのない強い手応えだ
「きききた〜〜〜」 70cmオーバー級のスズキだった
しかし首を振られてあえなくバラす
気を取り直して二投目
またしてもズシンとヒット
これまた軽く70cmオーバー
しかしこれまたあえなくバラす
ドクターを振り返ると5.6ftのバスロッドで悪戦苦闘している
リールはシマノバンタム200SG
こんな荒唐無稽な道具立てでラパラCD9cmを投げるのだが
向かい風にあおられて
ルアーが戻ってきて自分のデボチンに突き刺さっている
「ドクターどこになげてんのん」
「まえにほってるんやけどかぜでもどってくるねん」
「デボチンから血ぃ出てるで」
私は11ftのシーバスロッドなので
なんとか10mぐらいは投げられるが
ドクターはなんべん投げても風に戻される
戻ってきたルアーが自分のデボチンに突き刺ささる
しかも
バックラッシュの嵐でほとんど糸がなくなっている
すぐに私に三匹目が来たがこれまたあえなくバレる
四匹目は50cm級だったのでそのまま引き抜いて
魚を脇に挟んだら暴れて鉤が外れてテトラの下に落ちる
「なにしてんねんもったいないなあ」
「いまのんちいさかったしええやん」
「こんどきたらワシがタマですくうからな」
「わかった」
五匹目もすぐに来た
これまた70cm級のええスズキ
ドクターがタマを構えてテトラの一段下に降りたときだ
いままでの2倍ぐらいの波がバッサ〜ッときた
私の足首にまで波がかぶってきた
私の足元のさらに下にドクターの頭がある
当然のように波はドクターを飲み込んだ
「うわ〜〜〜波にさらわれる〜〜〜」と思ったが 波が引くと
びしょぬれのドクターはテトラの上にへばりついていた
ずり落ちかけた眼鏡を掛け直しながら 「スズキどこいった?」
「バレたみたい」
「アホ〜〜〜」
その後
時合いが終わったのか
アタリの「ア」の字もなくなった
「さささぶい〜〜〜」
ドクターは鼻水をズルズル垂れながら
すでに戦意を失っている
喩えようのない敗北感を胸に
小島漁港を退散した

あれから二十年近くが過ぎて
今では
「スズキはトップでしか釣らへんわい」
などと
ずいぶん生意気になったもんですなあ


24 september 2002
記憶

友人ミズハシカチヒロが
外傷性の一過性記憶喪失症になったが
記憶というもののメカニズムは実に複雑怪奇で
意に反することが極めて多い
どうしても憶えておかなければならないことはすぐに忘れ
どうでもいいくだらないことは何時までも憶えている
それにつけても
人は年追うごとに少しづつ記憶を喪失していく
脳の細胞は秒単位で死滅し続けている
私の場合
元々容量の小さなハードディスクに
無理矢理過分なデータを詰め込んだものだから
新たなデータをセーブするためには
既にある古いデータを一旦捨てて
ディスクスペースを確保する必要がある
ところが
捨てるもの中には大切な「思い出」というデータも含まれる
思い出してはうっとりするような「思い出」である
それでも今の時代に生きようとする努力から
止むに止まれず大切な「思い出」までも捨て去ってきた
そのせいで
昔話に花を咲かせていても
途中で記憶が曖昧になってきて
話が完結しないなどということがよくある
あるいは別々の記憶同士がリンクして合体し
ひとつの記憶として記憶してしまっていることもある
そうなると
時代考証のあやふやな歴史小説のように
その時代になかったものが忽然と現れたりする
あるいは
どう考えても結びつかない人物が同時に出現したりする
思い出そうとして‥‥‥思い出せない
歯痒い
悔しい
情けない‥‥‥
これはすべて
「日記」を付けなかったという
ズボラのツケではないかと最近つくづく思うのである


26 september 2002
Ching Dong Bug

新作ノイジーの構想を練っていたが
アイデア倒れの連続で少々嫌気が差してきた

ええい!
ちんどんばぐ!

Muddy Waters "Ching Dong Bug" 75mm, 32g

コンナコトシテイイノデスカ‥‥‥?
ええい問答無用じゃ
かまうもんか


28 september 2002
Floatai the meeting of 2002 autumn

浮浪隊・2002 秋期ミーティング
ああ‥‥‥
土砂降りの雨の中
未明から朝遅うまでようがんばった

3時過ぎに出撃
5時間半浮いて
苦労して釣れたバスはたったの一匹
上がってから
桟橋で遊んでたら一匹
苦楽の差は100対0やけど
一匹は一匹
バスはバス‥‥‥ですな
まあようわろた一日でありました

参加者の
隊長羽山さん
彦根支部長中川さん
愛知支部長ヤスさん
堺支部長かちひろくん
京都支部長猿さん
大津支部長おかさん
おお
肩書きばっかりや!
みなさん
ごくろはんでした


29 september 2002
竿の持つとこ

竿の持つとこ(グリップあるいはハンドルと言う)は
竿にとってひとつの生命線である
良い竿に良い握りを取り付けただけで
キャスティングの精度はグンと上がる
つまり
自分の手に会うハンドルは
キャストの精度の1/3を担い得ると言っても過言ではない
残りの2/3はブランク自体の性能とガイドの取り付け位置だ
トップウォータープラッガーにとって
竿(ロッドとも言う)は最大の武器である

放置されたままの史上最高の持つとこ‥‥‥

釣り道具にお金をかけることは賛成だ
ただし高価なものを買えというのではない
良いものは良い
悪いものは悪い
値段や名前にとらわれてはイケナイ
悪いのに高いものはくそくらえだ
安くて良いものを手に入れるのだ
あくまでも武器選びは自己中でなければいけない


30 september 2002
Mackerel

M-1へタチウオを釣りに行く予定が
エンドレス森下の怪情報に躍らされてK浜へ
日没前
すでに浜では
まんちゃん、はっちゃん、エンドレスらが竿を振っている
入れ食い状態かと思たら
アタリの「ア」の字もないらしい
なんやそれ!?
水門前‥‥‥不発
前之浜‥‥‥不発
エンドレスの言うには
『昨日とぜんぜん雰囲気ちゃう』
らしいけど
昨日がどんなんやったか知らんがな

けっきょく丸ボーズ
ああ‥‥‥M-1へ行っといたらよかった
あきらめきれず
ボンビー横山とN港へ転戦
N港の波止にはタチウオ釣りのエッサマンがチラホラ
釣り人の数は極めて少ない
すき間に潜り込んで釣り開始
トップウォータープラグしか持ってないので
ボンビーにラパラCD9を借りて投げていると
「ゴツン!」
「おお!来た来た」
えらい小刻みなファイトするタチウオ‥‥‥と思たら
上がってきたのは”S_A_B_A”

これまたボンビーに借りた
ぜんぜん沈まへんサスペンドバイブレーションに
「ゴツン」
上がってきたのはもちろん”S_A_B_A”

なんべんやっても”S_A_B_A”ばっかり
けっきょく7匹釣って手えヌルヌルになってやめた
20〜25cm級の”S_A_B_A”やけど
なかなかおもしろいやんかこれ
もうちょっと柔らかい竿でやったらたまらんで
ヨシッ
こんど昼間に4〜5番のフライタックル持ってきてやったろ



old tales