Angling Net / Ikasas Talk to Myself 1 january 2003 つまづきくじけそうな一年の始まり 朝から修行へいった 死ぬかと思った 2 january 2003 つまづきくじけそうな一年の始まり(2) 修行の帰り 山は雪が降っていた 3 january 2003 つまづきくじけそうな一年の始まり(3) まだ1月3日にはなってないが 明日は起きてこれないかも知れない ‥‥‥と思てたら 朝遅く目が覚めた よかった 8 january 2003 青空 病院の帰り 空を見上げると 青かった いつもはこういう色の空を見ると 何を釣りに行こうかと考えるのだが‥‥‥ 今日の空は ただただ「青いなあ」と思っただけだった 9 january 2003 青空2 今日 バスで病院まで行った いつもは嫁に乗せていってもらうねんけど 毎日というわけにもいかん事情がある で 来たバスに飛び乗ったら 行き先違いやった すぐに気が付いて次の停留所で降りた 次のバスが来たので ちゃんと「逆瀬川駅行き」を確認して乗った 病院の受け付け時間はギリギリやった 待合室は人もまばら すぐに名前を呼ばれて診察してもろて 点滴もすぐに終わった 受け付けから会計まで45分 いつもは10時頃に行って2時間以上かかる こんどから ギリギリに行こ 10 january 2003 十日戎 えべっさん‥‥‥ 生家に近くに 商売の神様の西宮戎神社がある 幼稚園の庭みたいな今宮はんとちごて ごっつい境内を構える大神社や そのえべっさんの ほん近所の商売人の家に生まれて 商売人養成学校につごう七年も通て 結局 公務員になった 考えたらアホみたいな話や 昔の商売人は 士農工商の最終序列にされてるけど ほんまは一番力があった 農や工がひがまんようにわざとケツにしたあるんやと 中学校のハナクソ教師に習うた憶えがある 仏さんがおって 神さんがおって おまけにリリース禁止やて ほんまに ややこしい国やで 11 january 2003 北 北朝鮮がなんぎやなあ‥‥‥ 普通の神経してたら この国とは関わり合いたないわ しかしなあ 昔この国がまともやった頃に ニッポンは今のこの国以上に目茶苦茶な国で 信じられへん暴挙を繰り返したからなあ 残虐極まりないことをしてきたんや それやのに そのことを 今のニッポン人は大方忘れてるんや けど 北朝鮮人はぜんぜん忘れてへんねんで そやから ノドンやテポドンが飛んできて 私の頭にじかに当っても それはそれで しゃあないかなと思うわ 私のせいではないねんけどなあ‥‥‥ 12 january 2003 早 早稲田大学とは何の関係もないけれど 昔からワセダのラグビーが好きやった 地元関西の同志社が全盛の頃も 密かにワセダを応援してた フォワード一辺倒のメイジや キックアンドラッシュのケイオーより 「ユサブリ」のワセダの戦法が面白かった その早稲田が チャンピオン関東学院に勝って 十三年ぶりに王座に返り咲いた 伝統の力が蘇った 日本一になったときに歌う「あらぶる」を 部員やOBらが輪になって歌っていた 歌はヘタクソやし 曲もしょーもなかったけど ええなあ‥‥‥と思た やっぱり ニッポンのラグビーは ワセダやないといかん 13 january 2003 high school 高校生のサッカーを1試合見るだけのために 国立競技場に5万人以上のサッカーファンが集まった 信じられへん(他に行くとこなかったんか) 楽勝やと思てた長崎国見高校が イタリアのカテナチオばりのディフェンスに封じ込められて 3連覇の夢を打ち砕かれた しかし 恐るべき守備力‥‥‥ この市立船橋高校 ジュビロ磐田とやらせえてみたい 勝てるとは思わへんけど 下手したら引き分けぐらいやりよるかも 18 january 2003 fishin' 2 医者に飲めと言われてる薬を ついうっかり飲み忘れたら 今朝までずーっと続いてた 脱力感と倦怠感がいくぶん消えた 胸のむかつきもかなり軽減した これはいったいどういうことなんやろ? 20 january 2003 リカバリ 今日病院へ行ったら 完治ではないが 「普通にしてよろしい」と言われた 正月以来2週間あまりに及ぶ しんどい通院生活が終わった さあ とりあえず 減った6キロを取り戻そ 21 january 2003 リハビリ 体力が落ちてるので 今日はリハビリがてら 近所を散歩する まずバスで阪急逆瀬川駅まで行って 逆瀬川から電車で小林まで そこから 歩いてるんか立ち止まってるんか わからんぐらい遅いスピードで ぶらぶら歩く 駅前の 看板が消えかけの汚い喫茶店へ‥‥‥ 不味いコーヒーを一杯飲む スポーツ新聞をすみからすみまで読む 時計を見るとまだ11時過ぎ いつもの散髪屋へ行くと 散髪屋のおっさんが 「えっ? どないしたんや? 別人かと思たがな」 とびっくりした顔で言う 「なんで?」 「顔色悪いやんか」 「2週間寝ててん これでもだいぶマシになってんで」 「無理せんと寝てた方がええんちゃうか」 鏡に映った自分の顔を見たら たしかにおっさんの言う通り病人に見える 散髪が済んで時計見たら12時 散髪屋の向かいにある 「さつま」というラーメン屋がのれんを出してる 入りかけて気が変わる 豚骨塩のあっさりしたスープ ちょっと飽きてきたこともある そこから1kmぐらい南の 「げんこつ」へ行くことにする ぶらぶら歩いてると 途中に セルフの讃岐うどん屋ができてる そう言えば この前クルマで通ったとき なんやゴチャゴチャ看板出てた 店はえらい流行ってる 看板を見ると 「うどん100円」と書いてある いろんな具をトッピングして 自分で出汁かけて150〜250円 えらい安い‥‥‥ 思わず入りかけたが 今日は朝から昼はラーメンと決めてたので 初志貫徹! またぶらぶら南へ歩く ん? 「げんこつ」があるべき場所に建物が無い 「あれ?なんでここ空き地になってるねん?」 あ! 「げんこつ」がなくなってる 店のあった場所は 跡形もないぐらいきれいに整地されてた ああ残念 おまけに そこから100mほどにあった 「順ちゃんラーメン」もなくなってる へえ知らんかった 世の中不景気なんやなあ‥‥‥ しかしここまで歩いてきて また「さつま」まで戻るのもシャクやし ええい仁川の駅前まで歩いたれ 競馬場のゲートの前を通って 仁川の駅前に出る 駅前に「しぇからしか」というラーメン屋がある ここもなかなかうまいラーメン食わせるらしい 実は前から気になってたが 営業時間が短い上にいつも満員 いわゆる行列のできる店 店はカウンターだけで10人入れるかどうか どれぐらい狭いかと言うと ウナギも入れんぐらい狭さ のぞいてみると入り口のところが一人分空いてる 腹ペコやったので強引に突入する 隣の客の肘を突きながらラーメンを食う むむむ えげつないほど濃い豚骨スープ いりこ出汁が効いてるのは分かるけど 後はゴテゴテのアブラーメン 上等の麺の割にはいまいちキレのないスープ うーむ 最近こういうラーメンが多い しかも何故かこういうのが人気がある これやったら「さつま」の方がはるかにうまい スープを全部飲み残して店を出る 駅前再開発の工事中のビルを眺めながら 仁川駅から電車に乗って帰る 超スローペースで歩いたので特に疲れはない 明日はどこへリハビリに行こかな‥‥‥ あ、この長い話 小西さんに書いたメールとおんなじ内容や 22 january 2003 リハビリ2 今日は昨日の3倍ぐらい歩いたろ‥‥‥と 電車に乗って神戸へ‥‥‥ 阪急三宮で降りて「EVIAN COFFEE」へ‥‥‥ 三宮でうまいコーヒー屋は2軒しかない イシバシ楽器へ ブルースハープの「C」と「F」を買う CやFは滅多に使わへんけど okabakoのハープボックス 「リトルウォルター」のすき間を埋めるために 12本のハープが要る(ほんまは要らん) つまり A‥‥‥よう使う A♯(B♭) B C‥‥‥前のがつぶれたので買う C♯(D♭)‥‥‥声に合わせて時々使う D‥‥‥かまどやにもろた(よう使う) D♯(E♭) E‥‥‥ちょいちょい使う F‥‥‥Cのブルースてまあないけど買う F♯(G♭) G‥‥‥カントリーの頃はこれ一本やった G♯(A♭) の12本が要るのである(ほんまは要らん) (赤字は持ってない) まあ プロでも12本も持ち歩くことはない‥‥‥らしい たいがい3〜4本でごまかす‥‥‥らしい 朝から 昼飯はもっこすラーメンと決めていたので 元町高架下を西へ‥‥‥ 狭いモトコー商店街をぶらぶら歩いてると 反対側から泉屋しげるに似た怪しげな男‥‥‥ よう見ると竹村のケンちゃんや! 「ケンちゃん何してんのん?」 「うわっ! びっくりした!」 「おれもびっくりしたわ」 「買い物ですわ ここアミノ酸安いんですわ」 「オレはリハビリで歩いてんねん」 しばし立ち話‥‥‥ *竹村のケンちゃん ハヤマさんの大学の先輩のアシベさんの修行場の先輩で ‥‥‥というより うちの長男と竹村さんの長女が あるいはうちの長女と竹村さんの次女が 幼小中高とずーっと同級生でして‥‥‥ 子供がらみのなっが〜い付き合いであります もっこすラーメン元町高架下店へ行く なんでか ラーメンというと「九州」に行き着く今日此頃 やっぱり神戸のもっこすはうまい たしかに 脂ゴテゴテのアブラーメンではある しかし なんとも言えないコクがある 昨日の店とは一味も二味もちゃう ただし コクはあるがキレがない まあこれは 豚骨だから仕方がないのかも知れない もっこすは年寄りにも人気があって 老人はみな注文するときに 「脂抜き」という 今日も左横の七十前後のじいさんが脂抜きを頼んでた ‥‥‥と 後から入ってきた三十過ぎの色黒の男 えらそうに「脂抜き!」‥‥‥やて おまけに昼間から「ビール!」‥‥‥てか ははあんわかった こいつアルコールで肝臓やられとるな どうも顔に艶がないわ ラーメンは食いたいけどアブラは肝臓が受け付けん そのくせ昼間から酒は飲みたい‥‥‥と こいつ アル中の初心者と見た 南京町をすりぬけて 旧居留地にあるL.L.Beenへ行く カタログ見て前から欲しかったシャツを買う 13000円 「高い!」 湯仁黒の10倍ぐらいの値段 しかし 作りがちゃうねん‥‥‥と思う 10年は着られるねん‥‥‥と思う ああ 10年後ちゅうことは 還暦やがな‥‥‥ 神戸市立博物館へ行く 入館料200円 「安い!」 中に小奇麗な喫茶室があって いつ行っても貸し切りで超静か あんまり興味のないクラシック音楽が流れてる なんで貸し切りかというと だいたい博物館の入館者が平日は10〜20人ぐらいで わざわざここでコーヒー飲む人も少ない それで喫茶室はいつも客皆無 コーヒー代420円(中途半端に消費税乗せるな) そんなワケで L.L.Been → 市立博物館は定番コースになってる コーヒー飲みながら 宮部みゆきの時代小説の短編を一編読みあげる ああ 今日はかなり歩いた 西宮北口に着いたときに 足が「棒」になってるのがわかった 腰といわず 膝といわず 足首といわず 曲がる箇所がことごとく「ガクガク」してる しかしこれだけ歩けたら 夜通しメバルのランガンやっても大丈夫‥‥‥かな? 23 january 2003 BAKAYARO JellyFishCafeの「BAKAYARO」という話を読んで 去年の秋の終わりに 嫁と娘の3人で釜山へ行ったときのことを思い出した ソミョンのロッテホテル近くのプルゴギ屋(わりと大衆的な店)で 遅い晩飯を食べることにした 席についてしばらくすると それまでいっぱい居た客はみんな食事を終えて帰ってしまい 店の客は我々家族3人だけになった ちょうどその時 店のテレビが人気ドラマをやっていて 従業員(4、5人)はみなそれに釘付けになっていた 見るとは無しにそのテレビを見ると 旧ニッポン兵が朝鮮人を虐待しているシーンだった 無抵抗な韓国人女性や子供に 「バカヤロー」と怒鳴りつけ殴り倒す場面だった それは目を覆いたくなるようなシーンだった 従業員の目が怒りに打ち震えているのがわかった 嫁もすぐそれに気付いて 我々はとても気まずい雰囲気に包まれた 鉄板の上の肉が食べごろに焼けて 「メジュハンビョンジュセヨ」 ‥‥‥と言いかけて私は口を噤んだ とても酒を追加注文する雰囲気ではなかったのだ 我々はそそくさと食事を済ませて店を出た 胸にどっかと重しを乗せられたような灰色の気分だった 以前嫁の母を海外旅行に誘ったとき 「どこでもいいけどカンコクは行きたくない」 と言ってひどく嫌がった 理由を聞くと 「むこうの人はいまでもニッポンジンを恨んでるから」 と答えた 同胞がした悪行をしっかり憶えているのだ 私は「戦争を知らない子供たち」だが 歴史は知っている 東南アジアを旅するとき 昔の兵隊や 今の企業戦士がしてきた悪行にいつも胸を詰らされる それでもなお いまのニッポンジンはそれを知らないし 知ろうともしないのである 24 january 2003 蟹爪 もともと前歯は差し歯なのだが 十年ほど前 杏だったか李だったかを ガブリとやったら その差し歯の前歯が半分欠けた 大きな種を噛んでしまったのである 二十数年前に1本8万円で入れた差し歯だ 当時月給が12〜3万円の頃に 前歯3本セット(白の刻子)で24万円もしたのだ 前歯が半分欠けると スースーしてしゃべりにくい上に 鏡で見ると実に間の抜けた顔に見える 歯医者に行くと 「欠けた歯はどうしました?」ときくので 「ゴミ箱に捨てました」とこたえると 「ああ‥‥‥それがあれば簡単に治せたのに」という セラミックだかなんだか知らないが 最初から作り直すと30万円ぐらいかかるという 「おおまいがあ!」‥‥‥である 「保険でなんとかなりませんか?」ときくと 「なんとかならないでもないです」という 結局保険で治したので費用はかからなかったのだが 「固いものを噛んだらまた欠けますよ」といわれた 一昨日の夜 家でカニ鍋をしたときのこと 普段はそんなことをしないのに 爪肉を食べようと 大胆にも前歯でカニ爪を噛んだのである ズワイガニの爪肉は他の足肉とはまったく異質で プリプリとして実に美味いのである と‥‥‥その時 「バキッ」というイヤな音が頭蓋骨に響いた 「‥‥‥?」 「ん?‥‥‥ない!」 前歯が無いのである 継ぎ足してあった偽物の歯がそっくり欠け落ちていた 今日 前回と同じ歯医者に行くと 「ははは やってしまいましたね」 「気を付けてたんですけどついうっかり‥‥‥」 セラミックだかなんだか知らないが 最初から作り直すと40万円ぐらいかかるという 「おおまいがあ!」‥‥‥だ 十年の間に10万円も値上がりしているではないか 「保険でなんとかなりませんか?」 「なんとかならないでもないです」 結局また保険で直したのでたったの680円で済んだ 「固いものを噛んだらまた欠けますよ」 「もう二度と固いものは噛みませんよ」 ああ 今年になってから 医者通いばっかりである 26 january 2003 Rain 朝からいちにちじゅう雨が降ってて 何もしない一日を過ごす 27 january 2003 240000 気が付いたら24万アクセス 最近ほとんど内容更新してへんのに カウンターの回りがはやい 更新‥‥‥ ネタがない なにしろ1ヶ月以上も竿を振ってない このところ 池波正太郎と宮部みゆきを かわりべんたんに読んでいる 今日 ほぼ一ヶ月ぶりにルアーメイキング Baby Ching Dong Bug の下地コーティングをした 29 january 2003 てんのじ 60'sの寄り合いに寄せてもらう 鯛よし百番 大正浪漫の名残を味わう 酒を飲みながら遅くまで魚釣りの話をする 釣りの話で盛り上がると 人はなぜ酒を飲むのでしょう‥‥‥ old tales |