Angling Net / Ikasas Talk to Myself




1 jul 2003 龍宮城

足が痛いと思たら
でっかい亀がボクの足を踏んでた
「どいてえや」
「なんでや」
「いたいやんかツメたてて」
「おまえがオレの足のしたに足おくからわるいんやろ」
にくたらしい亀やった
そこにカメムシが現れて
亀に
「オマエがわるい」
と言った
亀とカメムシは取っ組み合いになった
ボクはそのすきに逃げた
逃げてる途中で
カメムシにわるい気がしてきて
また現場に戻った
亀とカメムシの取っ組み合いはまだ続いてた
カメムシは亀に噛まれて血を流してた
ボクはそばに落ちてた自動小銃で亀を撃った
亀の甲羅は凹凹に凹んで
亀は逃げていった
カメムシはまだ生きてた
「助かったー」
「あぶないとこやったな」
「あんな強い亀ははじめてや」
「けどなんでボクの味方してくれたんや」
「まえから亀に腹たってたんや」
「そうなんか」
「いまからええとこ行かへんか」
「どこ」
「龍宮城や」
助けたカメムシの背中に乗って
ボクは龍宮城へ行った‥‥‥とさ


2 jul 2003 龍宮城2

カメムシの背中はめっちゃ臭かったが
ボクはそのことを言い出せないまま龍宮城に到着した
「さあ、ここが龍宮城や」
「へえ」
カメムシは歩き出した
ボクもその後に続いた
まだ体中がカメムシ臭かった
「あそこが入り口や、入場券買うで」
「え? 入場券いるん」
「あたりまえや、きょうびタダで入れるとこなんかないで」
「ふーん」
入場料の500円を払って中に入ると
そこは遊園地のようやった
メリーゴーランド
観覧車
ジェットコースターなどの乗り物がいっぱいあった
「なんか乗るか」
「子供やないねんから‥‥‥ええわ」
「そんなこと言わんと、アレ乗ろうや」
「まあ、かめへんけど‥‥‥」
カメムシに誘われるまま回転コーヒーカップに乗った
しかし
それは大失敗やった
大きな円盤の上にいっぱいコーヒーカップがあって
円盤全体が右に回転し
我々の乗ったコーヒーカップが
更に速いスピードで右に回転する‥‥‥
「アカン‥‥‥気持ち悪い、吐きそや」
「あほなことゆうな、こんなとこで吐くなよ」
「たのむ、止めてくれ」
「無理ゆうな‥‥‥」
「アカン‥‥‥ゲロゲロゲロ〜〜〜〜」
「うっぷ‥‥‥ゲロゲロゲロ〜〜〜〜」
カメムシもボクにつられて吐き始めた
しばらくしてようやく回転が緩やかになった
コーヒーカップは我々のゲロですでに満タンになっていた
やがてコーヒーカップは止まった
「ズボンもシャツもドロドロや」
「オマエが吐くからわるいんやぞ」
「ごめんごめん、ボク乗物酔の世界チャンピオンやねん」
「アホ、それをはよ言え」
「どっか服洗うとこないかな」
「あ、あそこにコインランドリーがあるぞ」
カメムシとボクは着てるものをぜんぶ脱いで
ふるっちんになって洗濯をした‥‥‥とさ


3 jul 2003 龍宮城3

カメムシとボクは洗濯したての服を着て
万代池へバス釣りに行くことにした
バスは入れ食いやった
あんまり夢中になってはしゃぎまわって
足元がすべってボクは万代池にはまってしもた
また服がびしょぬれになった
アオコで臭くなった
もういっぺんコインランドリーに行こうと思ったが
もうあんまりお金がなかったので
天界でラーメン食べて
濡れた服を着て帰った‥‥‥とさ
‥‥‥
このはなしの続きを書く気はまったく無い


4 jul 2003 Thailand その1


関空発バンコク行きの飛行機でタイへ行く
夕方
ナコーンサワンのシゲちゃんの家の横を流れる川で
ビィヤウという変わったカタチのナマズを狙う
まだ明るいうちに一発アタリがあったが
結局ルアーを4個なくしただけでビィヤウは釣れず

余りの暑さで米の飯が喉を通らない


5 jul 2003 Thailand その2


まだ暗いうちに起きて
ブン・ボラペッという湖に船を出してプラー・チャドーを狙う
3時間ほどやって5バイト1バラシ
夕方
同じくブン・ボラペッに船を出す
3時間ほどやって9バイト1フィッシュ
バラシを繰り返すうちに
35cm程の小学生プラー・チャドーを泥水で1匹釣る

腐った卵を食う‥‥‥うまい
いぜんとして米の飯が喉を通らない


6 jul 2003 Thailand その3


まだ暗いうちに起きて
ブン・ボラペッに船を出す
羽虫(カゲロウ)の大群に船ごと飲み込まれる
口といい鼻といい
耳といい目といい
シャツのポケットといいズボンのポケットといい
すべての穴に虫が入り込む
5バイト1バラシに終わる

ブン・ボラペッの水産試験場を見学する
レストランで焼いたプラー・チョンを食べる
少し食欲が出てくるがいぜん米が食えない
人相の悪い運転手のタクシーでカオレムダムへ向かう
日が暮れるころ
カオレムダムに着く
ミッソンパンでビーフンの入ったスープを食う‥‥‥うまい
バーミーズインに泊まる


7 jul 2003 Thailand その4


夜がすっかり明けてから出船する
3時間半ほどやって7バイト1フィッッシュ
46cmのプラー・カスープをピクニックで釣る
バラシ多発する

洞窟の中で毛鉤でパンフィッシュの一種を1匹釣る
弁当のそぼろご飯をむりやり詰め込む‥‥‥まずい
夕方
3時間半ほどやって9バイト1フィッシュ
47cmのプラー・チョンをピクニックで釣る
バラシ多発する
カルティバのダブルフックに来た魚はことごとくバラす
大雨が降ってずぶ濡れになる
釣ったプラー・チョンをバーミーズインで料理してもらう
トム・ヤン・プラー・チョン‥‥‥うまい


8 jul 2003 Thailand その5


夜がすっかり明けてから出船する
7バイトノーフィッシュ

洞窟で昼寝する
5時間近くも船の上で寝ると背中や腰が痛む
夕方
7バイト1フィッシュ
40cmぐらいのプラー・チャドーをピクニックで釣る
フックに乗っても瞬間にバレることが多い


9 jul 2003 Thailand その6


夜がすっかり明けてから出船する
5バイト1フィッシュ
50cmぐらいのプラー・チャドーをピクニックで釣る
他はフックアップしてもすぐにバレてしまう

洞窟で昼寝する
あまり眠れないので池波正太郎を持っていって読む
夕方
6バイト1フィッシュ
45cmぐらいのプラー・チャドーをルーク・オォークで釣る
初めてタイルアーにカルティバのフックで釣れる


10 jul 2003 Thailand その7


夜がすっかり明けてから出船する
5バイト2バラシ
少しましなサイズがルーク・オォークにヒットしたがすぐにバレる

洞窟の中から外をめがけてスプーンを投げていると
25cmぐらいのプラー・カスープが釣れる
夕方
夕まずめのベストタイムにガソリンがなくなる
しかたなく船着き場近くの釣れないポイントをやる
2バイト1バラシ
サンゴップさんのところの若い船頭はまったくやる気が無い


11 jul 2003 Thailand その8


まだ暗いうちから船を出す
モーターボートに乗りたくないのでノーイの船を頼む
5バイト3バラシ(すべてカルティバダブルフック)に終わる
最後に
同船の水橋加知博が56cmの良型プラー・チャドーを釣る
まだ少し時間があったがそれを最後に早上がりする
昼前
カオレムを後にバンコクへ向かう
今回の釣行は
釣果から言うとさっぱりだった
しかし
それに変わる大きな経験を積んだように思う
後日追って
「プラー・チャドーを釣るためのタクティクス」として
一筆加えようと思う


12 jul 2003 Japan

日本に帰ってくると
あの東南アジア特有のねっとりと絡みつく空気や
目や鼻や喉に滲みる独特の臭いがまったくない
それはそれで慣れているので快適なのだが
一週間以上も親しんだモノが
すっかり消え去っているのはなにかしら寂しい気がする
ある種脱力感を覚える


14 jul 2003 修行

久しぶりに修行に行く
朝修行
盤滝トンネルの中で送水管と無線のテスト
何が恐いって
真横をトラックが猛スピードでびゅんびゅん通るもんやから
風圧で吸い込まれそになる
夕修行
新しい消火スプレーの実験をする
大きな火は消えへんけどてんぷら鍋ぐらいは一発で消える
メーカー希望小売価格2400円
普通の消火器の1/4や
斡旋価格1本1200円‥‥‥か
これを町内会で1本2000円で売ったら
150本ほど売ったら新しい竿買うてタイへ釣りに行けるやん‥‥‥


15 jul 2003 グラスキャット

ひるめしの帰りにペットショップへ行く
カチヒロ君の言うてたホシガメ!
一匹27,700円で売ってる
こんなん買うやつアホやろ‥‥‥
小さい水槽を買う
家に帰って
ジョージアをこの水槽に移す
今までジョージアが棲んでた水槽にグラスキャットを入れる予定
水槽に水を張って
カルキ抜いて
ヒーター入れて準備する
昼過ぎ
水槽のセッティングができたので
再びペットショップへ行く(西宮市内)
店のおねえさんの話では
グラシキャットは数匹で飼うと精神的に安定するらしい

グラスキャット(世界の鯰P177)を7匹2440円
コリドラス・アエネウス(同P70)を3匹450円
意外と安いんちゃうんこれ(相場知らんねんけど‥‥‥)
それから
湯をかけたら膨らむニセモンの水草数本
(1本497円て‥‥‥なんちゅうちゅうとはんぱな)
エビはどない飼育するのかようわからへんので
とりあえず今日のところは鯰類だけにする
気が付けば
今日だっけでこのペットショップで1万円以上も買い物してる
上得意やん
これでホシガメ買うたら
完全にカモやん

水槽に移すと
最初はニセ草の後ろに全員身を寄せてじっとしてる

はは〜ん
やっぱりコイツはビビリや
コリヤンの方は低層をえらいええ勢いで泳ぎ回っとる
30分ぐらいすると
2匹ぐらい中層のやや下あたりを
チョコマカ泳ぎだした
慣れてきたみたいや‥‥‥
きれいなナマズやな〜〜〜

ボデーが透明やさかい
どこに居るか分かりにくいで


17 jul 2003 グラスキャット2

修行から戻ってきたら
おーまいがぁ!
グラスキャットが昇天してた
七匹中六匹昇天してた
がく然‥‥‥
しかし
コリヤンはめっちゃ元気や
一匹だけ残ったグラスキャットが
寂しそうや

夕方
ヨコヤマと琵琶湖大鯰釣りに行く
瀬田西ICを降りるころ
天下茶屋koniさんから電話が‥‥‥
「いま大津でメロンパン食うてまんにゃ」
S川に着いて
アンツのロストルアーを捜すが発見できず
しばらくして
支流のO石川からおかせいねんが現れる
「ルアーみつかりまへんでしたわ」
「すんまへん、しょもないことたのんで」
ルアーは見つかったらしいが手が届かんかったらしい
河原でへたって
おかせいねんのいれてくれた
自生コーヒーを飲む
苦うて旨うて懐かしい味がした
しばらくすると
はやまさんが現れる
「逃げるように会社でてきた」
しばらくすると
中川はんが現れる
「どーも」
「どーも」
「いやどーも」
「いつぞやいろいろこのたびはまた」
「まあまひとつまあひとつ」
「そんなわけでなにぶんよろしく」
「なにのほうはいずれなにして」
「そのせつゆっくり」
「いやどーも」
というような御挨拶をする
残念ながら
サルさんには会えなんだ
しかしまあ
なんでこんなにオモロイのかというぐらい
みんなオモロイ人ばっかりであります

書き記すまでもなく
今日もまた
琵琶湖大鯰は釣れなかったのであります


18 jul 2003 グラスキャット3

一匹だけ生き残ったグラスキャット
一時は髭が腐り
体の透明感も失われ
瀕死の状態だったのが
なんと
生気を取り戻し
仲間を探して水槽狭しと泳ぎ回っている
髭は若干短いままだが
見事に透明感が蘇っている
生命の厳しさと力強さを感じる


19 jul 2003 泥水本舗 ブン・ボラ・スペシャル

タイ疲れもようやく癒えて
さて
思い描いていたタイ式ルアーを削ってみることにする
直径30mmの丸材を
アラカンと切り出しで削ってここまで約1時間
構想通りのカタチができあがる

Bueng Borpet Special「キーフップルーフ」
全長75mm〔本体のみ), 重量23g(装備品含む)

ブン・ボラペッの大量の腐れ藻(キーフッ)を
いかにクリアするかが最重要課題だ

(1) 極小バズペラの採用
(2) キーフッの絡みにくいボディ形状
(3) ウィードガードラバースカートの装着
‥‥‥以上の3点を練る

(1) は小さいペラをさらにシェイプアップする
(2) はタイルアー「ルークオォーク」のカタチからヒントを得る
(3) はフックポイントをラバースカートで覆い、藻の絡みを軽減させる

現状はまだ普通のペラに毛鉤を装着しただけ
腹部やや前方に3gのバランスウエイトを埋め込む

モンダイはキャスティングだ
出来るだけパラボリックな軌跡を描くように投げて
着水時にルアーを水中に突っ込まさないようにしなければならない
さらに
着水と同時にリトリーブに入らなければならないので
ルアーがまだ空中にある時点でサミングをし
すばやくクラッチを入れるようなタックル操作が必須となる
(イノウチシゲハルがいつもやっているスタイルだ)
あとは
ルアーが着水すると同時に高速リトリーブ‥‥‥

この次いつブン・ボラペッへ行けるかわからないが
その時にあわてないように準備だけはしておこう‥‥‥
とりあえずプロトタイプが出来あがったら
塗装を省略してシゲちゃんに送ろう
うむ!
これはまちがいなく‥‥‥
いやきっと‥‥‥
いやたぶん‥‥‥
釣れる‥‥‥
はずだ‥‥‥


20 jul 2003 続・グラスキャット

一匹だけ生き残ったグラスキャット
かなり回復してきた
腐って取れかけてた髭も
短いながらシャキッとしてきたし
今日はテトラのエサを水面に少量落としてやると
一気に浮上してきて凹っと水面を割って出た
いったん口に入れたエサを
吐いたり吸うたりしながら捕食してる
底ではコリドラスがチョコマカと活発に動いてる
いい感じだ

今日
Bueng Borapet Special
"Kee Fuut Proof"のプロトタイプが完成した
時間がないので塗装は省略だ

タイへ運んでもらう竿と一緒に荷造りした
もしこれがBueng Borapetで使いモンになるようなら
1コ45バーツでナコーンサワンの民宿シャドーに卸そう
シゲちゃんがニッポンジン釣り客相手に1コ450バーツで売ったら
差額でそのうちハイエースとジョンボートが買えるかもしれん
ああ
気の遠くなるような話だ‥‥‥


21 jul 2003 ランドキャット

猫を来月半ばまで預かってる
「ナナ」という名前の2才ぐらいの牝猫
これがなかなかの美形‥‥‥

体がガリガリに痩せてて頭が小さい
そのせいか胴がやたら細長い感じがする
体重2キロ弱
ネコというよりまるでイタチだ
高いところに上がるのが好きで
そこら中のものを床にけ落として暴れる

うちのラムタラ(♂3才)は
豹の血が入ってる大型猫で体重は6キロを超えてる
ナナと並べると4倍ほどの大きさがあるが
おとなしい性格で筋骨隆々のやさしい大猫だ

今日は朝から釣り道具の整理をした
いらんもんがぎょうさん出てきたので半分ぐらい捨てたった
ほんまに使いモンならんリールやら
いつ買うたか忘れてしもた古いラインやら
まったく記憶にないルアーもいっぱいでてきた
使うつもりでまとめ買いしてそのまま使わんかったルアーやろか
パッケージに入ったまま値札まで付いたある
あそうそう
前に捨てるつもりでゴミ袋に入れてたルアーを20コぐらい
写真撮ってヤフオクに出品したら1500円になった
らんめんのラーメン2杯半食える
けど
梱包したり郵便局へ持っていったり
じゃまくさい割に儲からんのでもうガラクタ売るのはやめや

いただきもんのルアーもえらいぎょうさんある
これは捨てるわけにいかんので大事にボックスに入れる
竿‥‥‥なあ
これが一番捨てづらい
何かに使えそうな気がして捨てきれん
もう何年も使わんと眠ってる竿がいっぱいある
古いガイドが多いから1コ1コ外して使い回すんも面倒やし
え〜い
金切りノコでバラバラに切って燃えるゴミで出したれ
いちばんナンギなんがオールドマディウォーターズ
特に愛着があるというわけでもないけど
捨てにくい
なんべんか使たけどその後ほったらかしのんやら
作ったままいっぺんも使てへんのんやら
作りかけて途中で失敗してやめてんのんやら
ほんまに捨てにくいなこれ
たぶん友人羽山哲雄もそやろなあ‥‥‥


23 jul 2003 CHEIRON

この前整理した竿で
もう二度と使うことがないと思いつつ
捨てきれん竿が一本ある
歴戦の強者
傷だらけの名竿
CHEIRON Saltwater CSG-1112S だ!

11ft 2pc, Lure wt 3/8〜1 1/2oz, Line 8-20lb
T崎で80cmオーバーを何本も釣った
Jacksonのシーバスロッドだ
十数年前に26000円もした
当時所有した竿の中で最高値だった
店で
3本買うからと粘りに粘って1本20000円にしてもろた
余分に買った2本は
知人、友人に1本22000円で売ったった
そのころK-Tenブルーオーシャン140が一本2000円だった
安く買ったうえにルアー2コ儲けた
知人友人も大喜びだった
堺商人ほどではないが良い商売をした

T国崎
A路島
K戸港‥‥‥
この一本で何匹スズキを釣ったことか‥‥‥
スズキ
サワラ
メジロ
タチウオ
55cmのソイも釣った

もう長いこと竿袋から出してない
久しぶりに出してみると
ブランクの塗装は傷だらけになり
ガイドもガタガタになってる
ちょうど今のだらは60番弟子ぐらいの年のころ
一日置きにT崎の磯に立ってこの竿を振ってた
磯の上で竿もリールも置き傷だらけになった
ああ
思い出が涙になってにじみ出てくる‥‥‥


今日
この竿に
もういっぺん日の目を見させてやろうと
邪魔臭いけど改造することにした
とりあえずガイドをすべて外してブランクだけにする‥‥‥
エポキシのカスや表面の塗装を丁寧に落とす
バットの曲がらん部分を金切りノコで切り落とす
さて
どんな竿になるやら‥‥‥

今日は朝から雨が降って
どこへも出かける気がしないので
Ching Dong Bug Jr.をシコシコと削る
朝から真っ暗になるまで
削り続けてなんとか10コが限界だ

手前左のでかいやつはダシヨのドマスキだ
天下茶屋koniさんのやつもあるぞ

久し振りに木を削ったので
右手の親指にマメができてしもた
一日背を丸めて作業すると釣りをするより疲れる
今時手作り水面木栓作りもたいへんやなあ
ボチボチこの道楽も引退かな
いつまでやっても‥‥‥
きりがないし
ああ
桂の木も底を突いてきたし


25 jul 2003 Tora-yans

6月になったら落ちてくるで
とか
7月まではもたんやろ
などと
いわれながら
もう7月が終わりかけているのに勝ち続けるちんちんトラやんず
いったいなにがどうなのか
わからないままシーズンを終えそうな気配である
まあ
18年に1回のこと
大目に見よう

改造中ロッドのブランクに色を塗った
緑色
なんでかここのところ
竿は緑色ばっかりである
黒とか
茶色とか
白とか
ありそうな色は塗りたくない心境だ
なぜ?
わかりましぇん

預かっている猫(ナナ)を改名した
「ベガ」
走りそうで勝負強そうな名前だ
今日は
ガラス製の紅茶メーカーを
棚から落として割ってくれた


26 jul 2003 釣り

タイから帰ってきて
早いもんでもう二週間になる
その間1匹も魚を釣ってない
どうしても釣りたい魚があるでもなし
特にどうということはないのだが‥‥‥
ゆうべも
無理してでも泉南へカマス釣りに行ったら
きっと何匹かは釣れたと思うが
エンドレス森下もヨコチンもマンチャンも
みな忙しいて誘ても遊んでくれへんし
独りで泉南までカマス釣り‥‥‥というのも
なんとなく気が乗らない
居ても立っておられんぐらい
釣りたいと思う魚がない

困ったことである


27 jul 2003 Georgia on my mind

ジョージアが死んだ
今朝
修行場から帰ってくると
岩の陰でUの字になって静かに死んでた

全長5cmぐらいのちび泥鰌やったジョージア
もともと
餌釣師のカルロス富永が
関西スーパーで柳川鍋用に売られてたのを買うてきた
タチウオのエサにしよ思たら
「泥鰌が細すぎて鉤が刺されへんがな」
ゆうて
そのまま持って帰ってきて9匹ボクにくれた
家の水槽で飼うてたけど
年に1、2匹死んでいって
3年前にジョーとジョージが死んで
とうとうジョージア1匹だけになってしもた
それでもエサをやると
水面まで上がってきて凹凹食べてたのに
ここ数ヶ月は体力が衰えてきて
岩陰に潜んで目の前に落ちてきたエサを
面倒くさそうに食べるだけになった
体長10cmを超えて丸々太ってたのに
エサを食べんようになるとみるみる痩せて
元気なころの半分の太さになってた
こないだ
新しい水槽に移してやったとき
もうミイラみたいに痩せ細ってた
「もうあんまりなごないなあ‥‥‥」と思た
そして今日
7年の長寿を全うした

最期のお別れに
ギターを出してきて
"Georgia on my mind" を歌てやった
今ごろは
サンズリバーのきれいな流れの中を
悠々と泳いでるんやろか‥‥‥


28 jul 2003 祭りか?

今日
夕涼みにS川へ行たら
ぎょうさんぼん釣りが来てました
「なんかの祭りか?」
「月曜日やのに‥‥‥」と思いつつ川へ入てみると
この前とおんなじ中途半端な水位
下流のガンバンブレークには既に3人ほど入ってます
しゃあないので
O石川出会いで投げ始めると
背後に釣人が‥‥‥
若いにいちゃんです
おお
さらにもう一人‥‥‥

どうやら連れの女のようです
ちゃんとブカブカのウエーダーはいたはるけど
竿は持ってまへん
頭からタオルでほおかぶりしてます
顔はたぶんイシュマンブレ〜シ〜やと思います
挨拶もなしに
ボクが流してるポイントにザブザブと‥‥‥
「え〜〜っ、そこで釣るんかいな?」
ボクが
こうダウンクロスに流しきって
ターンして‥‥‥と思てる所に‥‥‥
つまり
食わせポイントに立ち込まはるんですわ
「ごっつ邪魔やなあ‥‥‥」
その距離約40m‥‥‥
だんだん近寄ってきて
その距離約30m‥‥‥
小さい声で「アホっ!」ゆうたら聞こえるぐらいの
つまり
ルアー投げたらじゅうぶん直撃できる距離やがな
「どこに立ち込んどんじゃボケ!」
とも言えず
気の弱いボクは
わずか30分でO石川出会いから退散しまひた
まだ7時前やし
明るいし
場所かえよ‥‥‥と
右ドッグレッグの方へ行きかけると
長い竿を持った人影‥‥‥
アカン
上流へ行こ‥‥‥と
車でS跳橋の下流へ行くと
なんとそこにも何釣りかわからんけ釣人が‥‥‥
「やっぱり今日は祭りや」
S川をあきらめて
別の川へ行ったのですが
徒労に終わりました
こんなんやったら
カマスでも釣りに行ったらよかった


29 jul 2003 続々・グラスキャット


1匹だけになったグラスキャットは
ヒゲが元通りに伸び切って
ますます元気になっている
エサを与えると
水面を突き破って捕食している
水温28℃
そろそろ仲間を入れてやってもいいかな


31 jul 2003 カマスの一夜干し&アジのマリネ

横山会長と泉南へカマス釣りに行く
夕刻5時過ぎT港到着
『はよ行ってサビキでマリネにするアジ釣ろ』
ゆうてはよ行ったけど
マリネにするアジはぜんぜん釣れへん
場所を変えたりしながら
6時半ごろになってやっとマリネにするアジが釣れ始める

投げたミノーに一夜干しにするカマスがヒット
時合か‥‥‥

これが最初に来たいちばん小さいカマス〔16cm)

マリネにするアジを釣る長竿を置き竿にして
一夜干しにするカマスを手持ち竿にして
二刀流で釣る
7時頃自転車屋たつみさん登場
その頃から
一夜干しにするカマスがワンキャストワンヒットで釣れ始める
と同時に
マリネにするアジの置き竿にも本格的にバコバコ釣れ始める
煙草を吸う余裕もないぐらい忙しくなる
横山会長は置き竿でメバル
手持ち竿で細っそいタチウオまで釣る
7時半頃
西区アオシマさんが現れる‥‥‥と同時に
なぜか
一夜干しにするカマスも
マリネにするアジ
ぴた〜〜〜〜っと食いが止んでしもた
一瞬やなあ‥‥‥

本日の釣果

一夜干しにするカマス8匹(16〜22cm)

カマスのヒットはぜんぶで30発以上
おおかた波止際で抜き上げしなに「ポロッ」と外れてバレる
なんせペナ竿のうえアワセやってへんからしゃあない
Hit LureはRapala CD5-PWフック錆びて真っ赤っか


マリネにするアジ39匹〔10〜12cm)

アジは30分ほどの間にバタバタ釣れる
真剣にやったら100以上は楽勝に釣れるけど
家に持って帰って料理することを考えると
これぐらいが限度とちゃうやろか

漁港の奥の方で入れ食いさせてたらしい
羽山さん、泉州屋かちひろくん、テープ屋さんらと合流
テープ屋さんは西区アオシマさんと同じくタイミングを逃したらしい

今月
ニッポンで初めて魚を釣った
明日から‥‥‥8月か



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