Angling Net / Ikasas Talk to Myself




2 oct 2003 944 & Dobu

天気の良い日はバスが釣れない?
そんなはずはないはずだ
いや‥‥‥しかし
たしかに釣れないな

944の下流部の土手にひっそりと佇むように建つ
小さな祠と石灯籠‥‥‥撮影:イカザス


今春大雨に見舞われたときに雨宿りをした橋の
その上流左岸から宮川内川が注いでいる
夜が明けてしばらくして
われわれはそのすぐ上流から船を出した

釣り初めて間もなく
最後尾でけんちゃん(ジャンキー内藤)が
「細い」といいながら竿を曲げていた

バブルマズルを吸い込んだ40cm半ばの夏バテ気味のBass

ボクの投げたチックタックにも挨拶があったのだが
それはただの挨拶にすぎなかった
ボクのヘリテージ30が944の魚を巻くことはなかった

吉野ヶ里‥‥‥
猿さんは超大型(まちがいなく60cmオーバー)をヴァンガードで出しながら
新調した中古のヘリテージ35が言うことを聞かず惜しくも釣り逃す
ボクも同じく吉野ヶ里でカラフトマス級のセッパリバスを
新作 Ching Dong Bug Junior でフックアップしながら上手にばらす
そんなわけで(どんな?)
それぞれ2〜3バイトあったものの
早い話が
午前中の釣果はけんちゃんの一匹だけだった

昼‥‥‥
「やまきょう」のラーメンだ
いわゆるひとつの徳島ラーメンだが
どこがどーなら徳島ラーメンであるという定義はないようで
それぞれがそれぞれに良い味を醸し出しているのだそうだ
つまり
「徳島ラーメン」というより「徳島のラーメン」なのだ

「やまきょう」
うむ‥‥‥麻薬性の後引くこの味
たしかに以前どこかで食べた味だ‥‥‥と
ずっと頭の中で思い出そうとして忘れられなかったその味は
実はJR西宮駅前の光明軒のラーメンとほぼ同じ味だったことを
帰りの本四連絡道鳴門大橋の上で急に思い出した
ジャンキー内藤が自信なさ気に薦めたラーメンだが
ボクにはジャストフィットだ!

昼からは
高血糖高血圧肝脂肪胃拡張改善・ドブバス徒歩釣行に切り替える
夏場はこれが944のボート釣りより格段に釣果があったらしい

しかし
水温が低いせいなのかバスは極めて渋かった
それぞれ2〜3バイトあったが‥‥‥釣れず

OT川‥‥‥
夕まずめ
ラストチャンスに賭けた猿さんの Ching Dong Bug に水面が炸裂した
水飛沫をあげながら50cm級のバスが躍り出た
しかし次の瞬間
突然竿はテンションを失った
後で見ると
マスタッド1/0はものの見事に根元から折れていた

その後われわれは日がとっぷりと暮れるまでやったが
水温が急激に下がったせいかバスは極めて渋かった
それぞれ2〜3バイトあったが‥‥‥釣れず
結局猿さんとボクは完全無欠の大僧正となったのだった
なんとか釣らせようと
ガイド役に徹してくれたけんちゃんに応えることが出来なかった

帰路‥‥‥
けんちゃんのおかあさんが
釣れなかったボクらのために
『いもほっとくけん』と掘ってくれた
薩摩芋、海老芋、酢橘を大きな袋に2はい持たせてくれた
そして夕飯のお誘いを辞退したボクらに
きのこご飯を弁当箱に詰めて持たせてくれた
涙が出そうになるほど嬉しかった
ありがとー内藤家のみなさん
ボクらみたいな御者八郎に親切にしてくださって
この御恩は一生忘れません


3 oct 2003 651

"944"の翌日は"651"だ
武庫川一文字のタチウオだ

左、一文字に沿って神戸方面を臨む
右、同じく大阪方面を臨む‥‥‥撮影:イカザス

タチウオもやはり秋の風物詩のひとつである
これを釣らないでは冬が来ない‥‥‥年が越せない

どこがどう面白いということもない魚だが
ボクはこの魚を釣るのが昔から大好きだ
釣り味といっても
最初の一撃と
最後のひと足掻きぐらいなもので
途中はビニールのヒモでも引っかけたような手抜きファイトだ
しかし
その食味は素晴らしいの一語につきる
刺し身よし
塩焼きよし
煮付けよし
空揚げ、天麩羅よし‥‥‥である
昆布を巻いて酢でしめた「昆布じめ」もまた
酒を飲むのが楽しくなる逸品だ

しかし
アタリがない
5時過ぎから釣り初めて30分
すでに時合いに入っているはずなのだが
さっぱりアタリが来ない

6時ちょうど
突如として竿を締め込んだ
80cmチョイ級だ
次のキャストでも同型が来た
6時半
アタリはピタッと止んだ
7バイト4フィッシュだった
実釣時間2時間半で
アタリがあったのは30分間だけ
ああ
もうちょと釣りたかたなー

ヒットルアーは
バイブレーションXウルトラ
TDバイブ(ブラスラトル)

N野渡船の話では
タチウオは日ムラが激しく
一人平均10匹釣れる日は少ないらしい
エサは泥鰌や鰯より黍魚子が良いらしく
ルアーではまず釣れないらしい

ちょっと小さいけど
刺し身にして食べてみよう
キリッと冷した加賀鳶で‥‥‥


5 oct 2003 たまご焼き

厳しい修行が終わって

ついに一睡もしないまま修行場を出る
初秋の太陽光線がやたらあばばい
からだも脳味噌もふらふらだ
家に帰って惰眠をむさぼりたい衝動に駆られる
‥‥‥が
せっかくの休みである
よめと垂水のマリンピア神戸へ行く
えーもんやすいポートバザールを買い漁る
ボクはリーバイスとエディバウアのシャツと
アディダスのワッチキャップを買っただけだが
よめはその30倍ぐらいの買い物をしていた
よめの破壊力は抜群だ
その男らしさに惚れて結婚したのだった
まあ大昔のことだが‥‥‥

その後
明石へ転戦してたまご焼き(明石焼き)を2軒撃破する
2軒目の店は初めて行った店だったが
生地がふんわりかつしっとりしていて
蛸がおおきくて味がしっかり明石の蛸で
焼き具合と言いつゆの旨みと言い
それはそれは
素晴らしいのたまご焼きだった
その店はテイクアウトが売りで
店内は小汚いカウンター席だけ(椅子の数は6つ)だった
それに
店の屋号はどこにも出ておらず
のれんには「たまご焼き」と書いてあるだけだった
こんな素晴らしいのたまご焼き屋があるのなら
いつもかならず行く一軒目の「T居」はもう見切ろう

笑いながらケーキを頬張る破壊力満点のよめの
アイルトンセナばりのアグレッシブな運転に身を任せつつ
夕刻
ふと気が付くとボクは家に帰り着いていたのだった
さて
今から
明石で買ってきた蛸でいっぱい飲って
よしっ
朝まで寝よう‥‥‥


6 oct 2003 キャンプ

キャンプへ行かなくなったなー
いまは
年に一度だけ琵琶湖に大勢集まって
飲んで騒いで丘に登って
ふらふらになってシュラフに潜り込む
‥‥‥というのをやるぐらいだ
これもキャンプといえばキャンプだが
どちらかというとただの「どんちゃん騒ぎ」だ

二十代の頃
BE-PALというアウトドア雑誌に触発されて
コールマンのテントとランタンとツーバーナをはじめ
あれやこれやとキャンプ道具を買い込んだ
それらをスズキジムニー1300に満載しては
毎週のようにキャンプに出かけたものだ
独りで渓に釣りに入って
何日も野営したこともあったし
夏休みには家族で琵琶湖にキャンプに行ったりもした
あの頃はキャンプ場なんてほとんどなかったなー
琵琶湖の湖畔も結構ワイルドなエリアだった
子供がみな成人して
家族で行くキャンプはすでにあり得ない
あの頃は面白かったなー

当時の我が家を思いださせるホームページがある
BUMS Camp Report

まるで二十年前のボクの家族のようだ
そういえば家族構成まで同じだ
そして末娘が可愛いところまでそっくりだ
まるで親ばかなところまで似ている


7 oct 2003 タチウオ#3

今日はどんよりしてて
こんな天気はタチウオ日和かな‥‥‥と
かねてから懸案の今季3回目の651へ行く
前日から
日本中のヒマそうな釣人に片っ端から声をかけて
タチウオ釣りに引きずりこんだろと企んだけど
結局だれも乗ってけえへんかった
今日も寂しく独りで釣りだ
釣れてるときは独りでもええけれど
釣れてへんときは退屈極まりないしなあ‥‥‥

5時の渡船で渡ってすぐに満潮になる
あとはダラリと下げるだけ
スズキ釣りなら超イマイチな潮やけど
タチウオにはどないやろ‥‥‥う〜んようわからへん
5時15分波止に渡してもらい釣り始める‥‥‥と
3投目で「ガツン」とアタリが来た
時計を見ると5時20分
前回は1発目が6時だったので
やや慌てふためきつつ取り込む
竿を硬めと軟らかめの2本もっていって
かわりべんたんに投げようと思てたら
軟らかいほう(ナイアードのライトアクション)にきたので
バットから締め込んでかなりファイトが楽しめる
そんな調子でボロボロばらしつつも
7時までに11本釣る(今季最高)
ヒットルアーは
TDバイブ・ブラスラトル
必殺ピナクル
ラッキークラフトLV500
7時から8時の1時間はノーバイト
あ〜あ
7時の船で帰ったらよかった‥‥‥
結局小さいのは逃がして8本家に連行する


友よこれが651のタチウオの骨煎餅だ


8 oct 2003 鯰釣り

今日は昼からカラっと晴れて
こんな天気はナマズ日和かな‥‥‥と
シーズン最後の鯰釣りに行く
M川
予想以上に川には水がない
付くべき場所に鯰がいない‥‥‥のではなく
付くべき場所に水がない‥‥‥のだ
かなり苦戦を強いられる

粘って最後に1匹釣る

ああ
よかったぁ〜


9 oct 2003 Dust my broom

空が青いぞ!
今日は
ダストマイブルームだ!
エルモアジェームスだ!
今日はオイラ部屋の掃除をスルゼ!
ブルースマンだって
たまには
積もり積もった埃をはたいてきれいになりたいぜ

実はいま
キーボードが打ちにくい
一昨日のタチウオ釣りのとき
右手のくすり指を怪我したのだ
つまり
タチウオに噛まれたのだ
と言っても
死んだタチウオに‥‥‥だから情けない
釣ってビニール袋に入れてたやつが
袋を突き破って1匹頭を出していたのだ
既に絶命していたのだが
そいつの頭を袋の中に押し戻そうとして
指が歯に触れたのだろう
家に帰ってからスパッと1cmほどやられてるのに気付いた
血は余りでなかったけどね
まるで居合抜きの早業ではないか
651のタチウオは歯が命!

■教訓その一
たとえ死んでいてもタチウオをなめたらあかん

おっと
それだけではない
夕べの鯰釣りのときもだ
フックを外すとき口を硬く閉ざすので
ひとさし指を突っ込んで口を開いて鉤を外したのだが
昨日の鯰はやたら元気だった
最後の最後にボクの指をガップリ噛んだうえ
暴れてひとさし指の腹の皮をもぎ取りやがった
むかし松下元会長が琵琶湖大鯰をバス持ちして
親指の腹の皮を第一関節から上をぜんぶ
べろんと剥いてしまったことがあるが
まさか鯰でそんなことになろうとは‥‥‥
血は余り出なかったけどね
約1センチ四方の大きさで指の皮を失ってしまった
M川の鯰は歯が命!

おっとおっと
それだけではない
そのときついでに刺さってないほうのフックが
右手おや指の先端を捉えていたのだった
鯰がボクのひとさし指を放した瞬間(鉤はまだ外れていない)
グッサリと突き刺さったのだ
マスタッドとは言えまともに突き刺さるととても痛い
こいつは血管を直撃したらしく
血がドクドクと出て止まらない
ちびおかばこが真っ赤などっとペインと仕上げになった
マスタッドのフックはポイントが命!?

さらに
語るほどのことではないが
写真を撮るときにバス持ちをして
左手のおや指の第一関節のところがザラザラでヒリヒリだ

■教訓その二
鯰の口に指を入れるときは革製のグローブせなあかん


11 oct 2003 読書の秋

暑くもなく
寒くもなし
窓を開けると秋の風が清々しい
オクトーバー‥‥‥
なんといってもこの季節が一番よろしい
読書の秋というけど
それはどうかな?
昼間は魚釣りなんかして
遊び疲れてるからね
夜になると睡魔に負けてしまう
とても本なんか読んでられない季節なはずだ
と言いつつ
この前
けんちゃんから「KAPPA」という本を借りて読んでる

簡単に言えば釣人が河童に食われる話だが
ドキドキするほど面白い
ストーリーの展開が素晴らしい
もう少しで読み終わってしまう
一気に読んでしまうにはちょっと勿体ないな


13 oct 2003 ラグビー

オーストラリアで
Rugby World Cup が開催されている
昨夜ニッポンは
スコットランドに肉薄しつつ
最後には大きく突き放されて負けた
まあ
これが世界の壁というやつだ
ところで
ニッポンとスコットランド
どこがどう違うのだろう‥‥‥と考えてみた
思うに
ニッポンは20年前
スコットランドに勝ったことがあるのだ
しかしそのことを
ニッポン人は大方忘れており
スコットランド人はみな憶えている‥‥‥
ゲームを見ていると
ただそれだけの違いのような気がした


15 oct 2003 釣り呆ける

ヨコヤマと651へ渡った
前回とはうって変わってタチウオのアタリはデラシブイ
結局
二人で3匹という貧果に終わる

こんなはずはないはずだ‥‥‥

帰り道
めげずにK浜へスズキ釣りに行く
潮は落ちていたが気配は残っていた
メガバスのペンシルに
崩れコンクリの際でワンバイトあったが
はたしてスズキだったのか‥‥‥
一瞬の感触を手に残しただけで
魚は波間に消えていった
結局
二人とも坊主に終わる
こんなはずはないはずだ‥‥‥
打ち拉がれて家路につく

明日は猿さんとバス&ナマズ釣りだ
持っていくルアーは全部で8個
ちびおかばこに詰め込んだ

オリジナルノイジー4個
ペンシル
ポッパー
ダーター
スィッシャー‥‥‥ちょっと小さすぎるけど

むかしバス釣りを始めたころと
内容はちょっとも変わっていない
あのころは
ジッターバグ
ザラ2
チャガースプーク
バスオレノ
マグナムトーピードゥ
ダイイングフラッター‥‥‥だった

さて
明日もまた
こんなはずはないはずだ‥‥‥と言いながら
打ち拉がれて家路につくのだろうか


16 oct 2003 釣り呆ける2

あと数百メートルで目的地というところで
無念の後退である
まったく世の中何が起こるか分からない
まるでロールプレイングゲームでお決まりの
最後に仕掛けられたトラップに見事に嵌まったような気分だ
そして転戦を余儀なくされる
しかし
転戦したとある池でSaru森田はいいバスを出した
しかも
今日できあがったばかりのChing Dong Stickでである

災い転じて福となる‥‥‥なのか
まさに
世の中何が起こるか分からない
いや
世の中は実に面白い

第2ラウンドはI川ナマズ
Only Ching Dong Stick
41バイト4フィッシュ12バラシ
ランディング率はまたも1割を切った
Saru森田も同様の結果だった
二人合わせて
76バイト7フィッシュ17バラシ
まあ
これだけ出てくれたら何も言うことはない
これだけ出てくれたら申し分ない
しかし
なぜナマズがこんなにバレるのだろう
もしかしたら
シーズン最後の鯰を釣った後なので
気合が入ってなかったせいかもしれない
否‥‥‥鉤だ
きっと鉤だ
右肩がぱんぱんだ


17 oct 2003 筋肉痛

今日はなにがなんでも釣りには行かないぞ
そう心に決めた一日である

神戸港でタチウオが釣れだしたらしいと
BBSに矢野ちゃんの書き込み‥‥‥
最も信頼できる情報筋だ
けど
今日は行かないぞ‥‥‥
K浜でヱヱスズキが釣れたでと
エンドレス森下がメールを送り付けてきた
けど
今日は行かないぞ‥‥‥

遅い朝
バスに乗って逆瀬川へ
駅ビルのマクドで早い昼飯
チキンフィレオバーガー‥‥‥最悪
どう考えてもこれは食い物ではない
一口でかじって食べるのを止める
ああ
あとで何か食べ直そう
携帯電話で仕事中のヨメにメールを入れると
ジュンク堂の喫茶室が静かでヱヱという返信

阪急電車で西宮北口へ
西北のジュンク堂の喫茶室で読書
なにしろ
いまうちのマンションは大規模改修工事なのだ
削岩機や大型サンダーでコンクリを削る音がうるさくて
本を読もうにもまったく集中できない
とても家の中にいられる状況ではない

ACTAの4階にあるジュンク堂の喫茶室
たしかに静かで落ち着けるが
アイスコーヒーはマクドのほうがはるかにうまい
池波正太郎を一冊読み終える
お腹が空いてきたので
同じビルの1階にあるエースラーメンで遅い昼飯
醤油ラーメン
餃子
ビール
う〜〜ん非常に不味い
昨日食べた竜野の「点心」の餃子がなつかしい‥‥‥
ああ
やっぱり仁川まで戻って
「しぇからしか」のラーメンにするべきだった
後悔先に立たず‥‥‥

こうやって
釣りに行かないと決めた一日は
いかにも無駄に過ぎ去ろうとしている
ああ
明日は‥‥‥修行だ


19 oct 2003 Son House

今日
瀬田川の河原でサンハウスを見た
サンハウスはナショナルのリゾネータを愛おしそうに抱き
脳溢血の後遺症で苦しむ両手を大きく動かしながら
サウハウスのあの音を奏でていた
サンハウスのあの音をだ
痺れた


21 oct 2003 ガンバレ阪神タイガース

星野監督が引退を発表した途端
阪神は日本一弱いチームになってしまった
今年阪神を応援していた俄ファンを含む全ての阪神ファンが
音が聞こえそうなほど大きく「カッグリ」きたに違いない
たしかに今年のダイエーは強すぎるし
いまの阪神ならオリックスでも勝てないだろう
ボクは中日ドラゴンズファンだが
いまはハンデ2の阪神を応援しよう
ダイエーなんかキライだ!
ローズやカブレラに
自分の持つ年間本塁打記録を破られるのを
敬遠の四球で阻止したオーサダハルはダイキライだ!
サダムフセインと
サダハルオーはダイキライだ!
ボクは中日ファンだけれど
ガンバレ阪神!
マケルナ阪神!
あと4つ勝つあいだに1つしか負けられないけれど
奇跡は必ず起こる
1958年の西鉄ライオンズと
1989年の読売新聞野球部は(キライだけれど)
なんと3連敗のあと4連勝で逆転優勝しているのだ
まだ2連敗しただけではないか
過去に2連敗のあと逆転優勝したチームは
1962年の東映フライヤーズ
2000年の読売新聞野球部(キライだけれど)
なんと広島カープは
1979年、1980年と
2年続けて2連敗後逆転優勝しているのだぞ
ガンバレ阪神!
マケルナ阪神!
ダイエーなんかダイキライだ!
サダムフセインと
サダハルオーはダイキライだ!
ガンバレ阪神!
マケルナ阪神!


22 oct 2003 tachiuo

夜中にサンハウスと二人で太刀魚釣りに行った
ず〜っとちべたい雨が降っていた
太刀魚は釣れなかった
朝までやらずに帰ってきた
太刀魚は釣れなかった
とぅんまて〜ん


23 oct 2003 tachiuo 2

夜中の3時過ぎに家を出て
夜が明けるまで太刀魚を釣る
投げたルアーが「チャッポン」と
落ちるのが見えるぐらい明るくなった6時前
足元で「ゴツッ!」て
根がかりか思たらタチウオやった

それもユビサンボンのちょんまいやつ
二日間がんばった御褒美がこれか‥‥‥寂し
この一匹をお金に換算すると35000円‥‥‥にしとこ
35000円なら報われた気がするやろ‥‥‥か?

サンハウスは今日は来なかった


25 oct 2003 第十六次大阪湾岸戦争

ああゑゑ天気‥‥‥
今年もK浜で湾岸戦争をして遊んだ
松下が作った豚汁の入った重い寸胴をキャリアに積んで
凸凹のスロープをヒイヒイ言いながら
凸凹の道でボタボタこぼしながら‥‥‥行く
日が暮れかけると同時に
あっちでもこっちでもスズキが釣れた

猿さんが62cmを釣って優勝した

なぜかボクには一匹も釣れなかった
ああ‥‥‥ついてへん人生やったなー


27 oct 2003 遠山の金さん

速度違反の件で裁判所から呼び出し状が来た
伊丹にある神戸地方検察庁伊丹支部へ出頭すると
既に後ろ手に縄で縛り上げられた罪人達が列をなしていた
その列に加えられてお白州へ引き連れられていくと
しばらくして
「遠山左衛門尉様御出座〜っ」
の声とともに
北町奉行、遠山左衛門尉影元が長袴を引き摺りながら現れた
「一同の者、面を上げ〜ぃ」
「‥‥‥うわっ!松方弘樹や!」
という小さな歓声があちこちで漏れる
「佐々木屋雪右衛門、その方の罪状について吟味いたす」
と、先日の違反の件をくだくだと反復し
「‥‥‥以上、遊び人の金さんなる者の証言に相違はないか」
「お恐れながらお奉行様、その金さんとやらの申すことなど信用できません」
「ほぉ‥‥‥金さんは信用出来ぬと申すのか」
「だいいち金さんなんてどこにいるんです?」
と、一応不服を申し立てると、奉行の顔色が一変する
「おうおうおう、やかましいやぃ、この悪党っ!」 と
エルモアのブルーム調を凌ぐ突然のべらんめい調だ
「てめーみてーな悪党に拝ませてやるのは勿体ねーが‥‥‥」と言うが早いか
いきなり片肌脱いで桜吹雪の刺青をあらわに‥‥‥
「高速道路の夜空に散ったこの桜吹雪、よもや見忘れたとは言わせねーぜぃっ!」
で、出た〜〜〜っ!名台詞!
「佐々木屋雪衛門、この期に及んで見苦しいぞっ」
「うっ、ううっ!」
「家財没収のうえ遠島を申し付ける、引っ立てぃっ!」
「ははぁ〜〜〜っ」
「これにて一件落着っ!」

ああ
あほくさ
さあタチウオでも釣りに行てこー


28 oct 2003 651&ダイエーホークス

昨日のことだ
裁判所で有罪判決を言い渡されたあと
今年5回目の651へ行った
今日はいつもより客が少ない‥‥‥
やっぱり日本シリーズ第7戦のせいやろか
ドラゴンズ&タチウオファンのボクにはありがたいことだ

快晴無風の夕景(左神戸、右大阪)

タチウオは居ることは居るらしい
ただし凹凹釣れるほど居てへんらしい
したがって居るとこに投げな釣れへん
日が暮れかけたころに隣のオッチャンがどぜうで一匹釣る
そろそろ来るな‥‥‥と思てたら「ゴツン!」と来た

ヨシャッド!
今日は凹凹に釣ったるぞ!
と気合を入れて投げ続けたが
その後まったく‥‥‥
例によって
アタリの「ア」の字も
タチウオの「タ」の字も‥‥‥ない
「ウン」とも「スン」とも言わない
ああ
最悪やなーこれ
もうやんぺじゃ‥‥‥と
7時の船で船着き場に戻ると
「凹凹やー」ゆうてるおっさんが‥‥‥
「あら?ぎょうさん釣れたんかな?」と思たら
「井口と城島にイカレてもたがなー」やて
アホくさ
はよ帰って風呂入って寝よ‥‥‥

結局
弱い阪神は日本一を逃す
サダムフセインの次にキライな
サダハルオウの胴上げを見るはめになる
さて今日は
本でも読みながら
ボ〜〜〜〜ッと一日過ごそう

うまいラーメン食いに行こう


29 oct 2003 茄子&筍

これは最近というか
数年前から薄々気付いていたことなのだが
どうやらボクは「茄子」と「筍」がイケナイらしい
らしい‥‥‥というのは
特に医師の診断を受けた訳でもなく
なんとなく「イケナイ」と感じているからである
こないだも
弁当屋の「松茸御膳」というのを食べたときにイケナクなってしまった
松茸ごはんに煮物、和物、天麩羅がセットになっているのだが
問題は天麩羅だった
海老、鱚、烏賊、隠元豆は支障なくモンダイは茄子の天麩羅だ
ころもで中身が判然としないまま口に入れる‥‥‥と、茄子だった
喉を通った次の瞬間、イヤな感じがした
と、ほぼ同時に全身に拒絶反応が起こった
口から喉にかけて妙な痺れ感と全身の気怠さ‥‥‥
これは今までに何度も経験していることだ
それは必ず火の通った茄子を食べたときだった
ああ、またやってしまった‥‥‥
同じことがタケノコにも言える
筍の天麩羅、刺し身、若竹(和布と筍の煮物)がイケナイ
食べるたびに必ず命中するわけではないいが
まず八割以上の確率でヒットする
いずれもアクの強い食べ物だからかもしれない

知人、友人に
「海老」「蟹」「貝」「烏賊」「蛸」「蕎麦」がイケナイという人がいる
食べると即座に発疹が出て気分が悪くなるらしい
これじゃあ寿司屋にも蕎麦屋にも行けないではないか
本当に気の毒だ‥‥‥
ああ
「茄子」と「筍」ぐらいでよかった


31 oct 2003 松下渡船でS1へ渡ること

松下渡船でS1に渡る
折り畳めば一抱えの松下渡船だ
アオリイカの「ア」の字も
タチウオの「タ」の字もなかった
松下船頭も横山副船頭も
何にも釣れなかった
電車で来た水橋かちひろは
長田丸の船着き場で3ばい釣ったらしい
誰も釣ってないのにえらいやっちゃ
日が暮れて
また松下渡船で砂浜へ戻る
砂浜にはアベックがぎょうさんおって
ボクらはまるで北朝鮮の工作員みたいだった



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