Angling Net / ikasas ikuy's "talk to myself"



毎日更新(ウソつくな!)

16 dec. 2004 ryu-ga

しばらく
いい「ゐも」にあたらなかったので
少しグレかけていたら
いいのが来た
「龍河」

菊水酒造:高知県安芸市
「龍河(りゅうが)うすにごり」

なんと四国の芋焼酎だ
ゐも独特の旨味が口の中に広がる
高知産の土佐金時いもを原料に使っているらしい
余分な甘味もくどい香りもない
本場九州の酒蔵たちよ
見習いたまえ


独逸vs日本を見た
3-0で完敗だ
当然といえば当然の結果だが
あまりにも次元が違いすぎる
早急にシェフチェンコとロナウジーニョを帰化させて
アジア最終予選から使おう
だめならロナウドとサビオラでもいい


17 dec. 2004 most beautiful fish

 「2005 W杯アジア最終予選対応」
  日本代表フォーメーション(JellyFish 案)


    シェフちゃんこ  オークボ

        呂名右児意如

 チンパン            チンパン 

      岡村      チンパン

   ゴリ     ガッツ     ゴリエ 
 

          ウータン
        |_________|


 よし
 これでいこう!


18 dec. 2004 asia last primary

今年一年を振り返って
もしかしたら
これが一番きれいな魚やったんちゃうやろか

6月2日
パパラギさんの案内で釣った南信州Y川のアマゴ(25cm)
hit lure : raytune seaka yamame 50mm


19 dec. 2004 kyoto vol.1

銀塩カメラと
デジタルカメラをぶらさげて
師走の京都へ行く

まるたけえびすにおしおいけ
あねさんろっかくたこにしき
しあやぶっこうたかまつまんご‥‥‥

京のわらべうたが
通りの向こうから聞こえてきそうな
そんな町並みを歩いてみる

■錦市場

錦市場(錦小路、高倉通〜寺町通) (Fuji FinePix F455)

四条通のひとつ北
錦小路という細い通りに市場がある
昔ながらの市場「錦市場」だ

錦市場 (Rollei35T)

およそ京都らしい食材はすべてここでそろう
いわば京の台所である
京野菜、京漬け物、乾物、味噌、おばんざい
琵琶湖産の川魚屋には「鯰の蒲焼き」も並ぶ
海産魚の「甘鯛(ぐじ)」は京都では特に珍重される


少し贅沢をして高級な料理屋で酒を飲む
甘鯛と蕪の吉野仕立て
葛あんの中にぐじが香る‥‥‥
ああ
京都だ‥‥‥

■町屋
遠の昔に効力を失った泡消火器が
移ろいゆく京の時を見守っている‥‥‥
それにしてもこの古い消火器
実に味わい深いミスマッチを演じてくれている

堺町鮹薬師あたりの古い町屋建物 (Fuji FinePix F455)

京都には
いたるところに町屋建物が残っている
ボクは
立派な神社や仏閣よりも
むしろ町屋に京都の美しさを感じる
それも
あまり手入れが行き届いていない方がいい
時とともに朽ちゆく建物に魅力を感じるのだ

麩屋町六角あたりの喫茶店 (Rollei35T)


こんな所を
着物姿の小粋なお姉さんでも通らないかと‥‥‥
残念ながら
歩いているのはボーイッシュなお姉さんばかりだ

■イノダ
三条堺町といえばイノダだ
イノダといえば三条堺町だ
学生の頃から京都へ来れば必ずここで珈琲を飲む
珈琲一杯で文庫本を一冊読んだりしたこともあった
今はあちこちに支店ができてどこも人気だが
やっぱり
イノダといえば三条堺町であり
三条堺町といえばイノダである

三条堺町・イノダ珈琲本店 (Fuji FinePix F455)

三条へ行かなくっちゃ
三条堺町のイノダっていう珈琲屋へね
あの娘に逢いに
なに好きな珈琲を少しばかり
おはようかわい娘ちゃん
ご機嫌いかが
いっしょにどう
少しばかりってのを
俺の好きな珈琲を少しばかり

珈琲ブルース(高田渡)

もしあの頃
タカダワタルを聴いていなかったらと思うと‥‥‥


■二条城

徳川幕府の終焉を見とどけた二条城の外壁 (Fuji FinePix F455)

二条城の二の丸御殿は国宝である
国宝に指定されるほど立派な建築物だが
あまり立派すぎて興味がわかない
それよりも
外壁の素朴さに魅力を感じる
しっとりと慎ましく姿勢を正した壁である

歩きながらRollei35Tでも何枚か撮ったが
ちゃんと写っているだろうか‥‥‥
心配だ‥‥‥あ 写ってた!

二条城の外堀西門 (Rollei35T)

二条城を訪れるのは今年二度目だ
小春日和の城内を
ぐるりとひとまわりすると数キロ歩くことになる
汗が出る
とても疲れる‥‥‥

■南座

歳末吉例の顔見世興行でにぎわう南座 (Fuji FinePix F455)

四百年の歴史を持つ歌舞伎
まさに日本の伝統芸能の頂点である
しかしボクは
まだ一度も
歌舞伎というものをナマで見たことがない
興味がないのだ
日本人として恥ずべきことかも知れないが
興味がないのだ

宝塚に住んで二十五年になるが
宝塚歌劇を見たことがないというのとは
少し違うかも知れないが

しかし‥‥‥
写真
手ぶれがひどいなぁ‥‥‥


20 dec. 2004 kyoto vol.2

京都へ遊びに行くということは
関西人にとって特別なことではないけれど
大阪や神戸で遊ぶのとは少し違う
言葉ではうまく言い表せない何かが違う

京都で生まれ京都で育った料理人が
「京都はつまらん町どすわ」
と言った
理由は問わなかったが
それはたぶん
歴史の重圧からくる感覚的なものではないだろうか
ボクには
京都の町そのものが
そこに住む人々を支配しているように思える

昔ながらの商家 (Fuji FinePix F455)

二日目も春霞がかかったような
師走らしくない穏やかな小春日和だった

■高台寺

小春日和の京(みやこ) (Rollei35T)

靄の向こうにどこかのお寺の塔が見える
高台寺へ登る石段の途中で足を止めて
Rollei35Tで一枚撮ってみる
実際に見るよりさらに靄がかかっている
絞りとシャッタースピードの関係が難しい


高台寺の紅葉 (Fuji FinePix F455)

雅やかな朱色が目にしみる
この時期
京の紅葉は茶褐色に冬枯れているのだが
高台寺の境内の紅葉は
奇跡的に見事な色をとどめていた

■二年坂から産寧坂へ

二年坂で見掛けた老夫婦 (Fuji FinePix F455)

もし
もう二十年生き延びることができたなら
ボクたち夫婦は確実にこんな風になるだろう
そこまで生きる自信はない‥‥‥
その横を元気に通り過ぎる妻
彼女はまちがいなくこうなれるだろう


土産物屋の店先 (Fuji FinePix F455)

京の土産は色華やかで
愛くるしい艶やかさに満ちている
観光客のボクは
ついつい買ってしまうのだ
そして
持って帰って家でひろげて見ると
なんとつまらないモノばかりであることか‥‥‥
いや
土産とはそもそもそういうモノかも知れない


坂がきつくなる産寧坂へ (Fuji FinePix F455)

産寧坂を登りきると清水寺の参道に出る
突き当たりが清水の舞台で有名な清水寺だ
もう半月も早く来ていたら
全山紅葉の大パノラマが見られたのだが‥‥‥
残念ながら紅葉はすでに散り果てていた

■清水寺

枯れ葉の向こうに清水寺の塔 (Fuji FinePix F455)

修学旅行のメッカ「清水寺」
まさかこの暮れの押し迫った時期に修学旅行もないだろう
‥‥‥と高を括っていたが
とんでもない
わざわざ観光客の少ない時期を選んで来る学校もあるのだ
そしてひときわ目に付くのが中国人と台湾人
静かな境内に
北京語だか広東語だかが響きわたる

■古都

四条烏丸付近 (Rollei35T)

古都京都
年に数回しか来ないけれど
特別な町ではないけれど
何かしら未知の魅力を感じる町である

京都に来るたびに
何枚も何枚も写真を撮っているが
いつも同じ観光絵はがきのような写真ばっかりだ
被写体が多すぎて
被写体負けしているにちがいない
そして
今回もまた‥‥‥


22 dec. 2004 Maria Muldaur

アマゾンで買ったCDアルバムと
寸分違わぬCDを
同じ日の夜
ヤフーオークションで落札してしまった
アホとしか言いようがない
マリアマルダーの「マリアマルダー」というアルバムだ

ふつう
こんなミステイクはあり得ない
たまーに持っているCDを
持っていないと思い込んで買うことはあるが
同じ日に同じCDを買ってしまうとは‥‥‥
なんというアンビリバブルな話だ‥‥‥

二枚あってもしかたがないので
一枚は自称「和製マリアマルダー」の
ハシモトさんの奥さんに差し上げた

ボクはまだハシモト夫人の歌を聴いたことがないが
声も
歌い方も
節回しまでもが
完ぺきにマリアマルダーらしい‥‥‥
いちど聴いてみたい


24 dec. 2004 uncle's christmas eve

静かに静かにイブの夜は更けて‥‥‥

ゾウを見て
ゾウモツを食べて
罵詈ゾウ言をまくしたてる
オッサン化炭素中毒なクリスマスイブ‥‥‥

【参加者一覧】
ごるご高階じゅうそう(朝から会社サボリ)
ハヤマテツオ(昼から会社サボリ)
テープ屋オグラ(昼だけ会社抜け出し)
西区アオシマ(ふつうに仕事帰り)
天下茶屋コニシ(あぶれ)
イカザスイクイ(修行明け)


天王寺のスパワールドで朝風呂‥‥‥
世界中の風呂に入って
寿司を食べて
ビールを飲んで
サウナに入って
マッサージをして
またビールを飲んで
極楽ゴクラク‥‥‥


天王寺動物園
入場料大人500円
とてもリーズナブル‥‥‥

ゾウを見る
1968年生まれのアジアゾウ
実に見事である
非の打ち所がない

真剣にゾウを見学するおっさんたち

ほかにも
アシカ
カバ
サイの一部
マレーグマ
トラ
ライオン
ブチハイエナなどを威嚇しつつ
見学を終え動物園を後にする

仕事に戻ったテープ屋さんをのぞく一行総勢約4名は
ジャンジャン横町の千成屋で珈琲ブレイクの後
かの有名なフェスチバルゲートへ‥‥‥

うわさ通り閑散とした"festivalgate"


建物を縫うように突き進むジェットコースター

RT氏推奨のジェットコースターは
相対速度が高く感じるとこが憎い!
と言うとおり
まさしく瞬間絶叫マシンであった
ボクは髪の毛が全部抜けてしまった
卑怯にもがちゃこさんとはやまさんは見学‥‥‥

一行はさらに天王寺の「焼肉・平和」へ
抱いていた天王寺のイメージをくつがえす小綺麗な店だ‥‥‥

小説家の顔でビールを飲むハヤマテツオ

ゾウモツを食いつつ
ロバートジョンソンについて語り合う‥‥‥
(傍観者約2名)

一行総勢約4名は地下鉄に飛び乗って
一気にウメダへ‥‥‥
がちゃこさん行きつけのバー「サンボア」で
南京豆をかじりつつハイボールを飲る

遅れてきた西区アオシマは完ぺきに仕事帰り

昭和を切り抜いたようなBAR
客はみな酒と会話を楽しむ
流行の歌などないがいい‥‥‥
カウンターの中には年季の入った看板マスター
ボクのローライ35Tを手にとって
「私のはゾナーなんですけどね」


グラス片手の酔っぱらいと
オッサン化炭素中毒症状の出始めた我が弟子

西区アオシマさんを加えた一行総勢約5名は
最後の仕上げに「揚子江」へ
ここのラーメンかなりサッパリ系
酒飲み御用達と看た

ツアーコンダクターのがちゃこさん

近来希にみる
マーベラスで楽しいクリスマスイブたった
おーきに
おーきに


25 dec. 2004 silent night holy night

静かに静かに聖夜は更けて‥‥‥

修行場近くの駅前にて (Rollei35T マゼンダ補正)

ボクは仏教徒なので
クリスマスとは無縁である
子供の頃からクリスマスにツリーを飾ったり
クリスマスケーキを囲んでパーティをするというような
ニッポン的クリスマスに興じたこともない
ただただ
異教の主の聖誕祭として
異議を唱えず受け入れてきただけである


26 dec. 2004 last bedbug

North Fields Reportのヨシダコウキが
Sport & Fishing Newsという釣り雑誌に
muddy watersの"bedbug"を紹介してくれている

カヤマオサムが編集するSport & Fishing News
Best5の1位がKENちゃんの"vanguard"で
2位が"bedbug"というところが実にウレシイ

こうやって
拙作を世に知らしめてくれることについては
たいへんありがたいことなのだが
なにしろ生産終了モデルだけに気持ちは微妙だ

いま
最後のbedbugを塗っている
これ
一度塗りを失敗して塗り直しているのだが
できあがったら北海道に送って
いよいよ生産終了だ
実は
愛知県にも一本送らなければならないのだが
これを果たせるかどうか
まったく自信がない
愛知の友よ
許しておくれ


27 dec. 2004 minamo-dama

夜を徹して
minamo-dama2を製作する
朝がた
やっとボデー部10コ完成

あとは
ウエイトを仕込んで
色を塗って
中通しの真鍮パイプを付けて
できあがりだ


28 dec. 2004 minamo-dama

天使のはしご‥‥‥
最近この類の名前の焼酎が多い
壺のひとりごと
銀座のすずめ
香吟のささやき
大地のかがやき
河童の誘い水
ゆうのこころ
天使のうたた寝
時を越えて
ハイカラさんの黒麹造り
栴檀は二葉にして香し
眠りから覚めた極上十年
長い!
長ったらしい!
焼酎や日本酒の名前は簡潔であるべきだ
ボクの経験から言うと
こういう名前の酒はおおむね不味い

「天使のはしご」
宮崎県西都市・正春酒造

ところが
これはなかなかイケるじゃないか
クセはあるがいやみがないじゃないか
うむむ
名前だけで判断してはイケナイという
典型的な例である

今日みつけた酒飲みのオッサンのblog


30 dec. 2004 ganso-akashiyaki

明石焼きを食べに明石へ行く
なんども言うが
明石では明石焼きを玉子焼きという
大晦日前日の今日は
魚の棚商店街は人、ひと、ひと‥‥‥
買い物客で溢れかえっていた
身動きひとつとれない賑わいだ

魚の棚の中央付近に
元祖玉子焼き「よこ井」はあった
十一時前
店は開けたばかりで
まだ客は一人も居なかった

鉄板の前にはよこ井のおばちゃんが「で〜ん」と
おばちゃんに
「はじめてやねん」と言うと
おばちゃんは(明石焼きが初めてと)勘違いして
大阪のたこ焼きと
明石の玉子焼きの違いを説明しはじめた
「ちゃうねん、ちゃうねん
  ここらへんの玉子焼きはほとんど食べ尽くしてん」
「なんや、うちに来るんが初めてなんかいな」
「そやねん、ここ元祖やろ」
「そや、うおんたなではまだ一年ならへんけど
  この商売は父親の代からやってるで、うちが元祖や」
「よこ井知らんかったらモグリらしやん」
「そやで、あんたモグリや、ははは〜」
「わはは〜」

「焼いてるとこ写真撮らしてえや」
「ええで、一番ヱヱとこになったら呼んだるから座っとき」
店のカウンタに座って焼いてる後ろ姿を撮る
迫力満点‥‥‥ごついおいど

しばらくするとおばちゃんが
「いまやで、はよ写真撮りや」
「ちょ、ちょっと待てんか」

「ほら、いくで、ひっくりかえすで」
「おお」
「どないや」
「うまそや」

「すぐ食べたらあかんで」
「え?」
「この冷たい汁に浸けて冷まして食べるねんで」
「ほかの店はたいがい熱い汁やけどな」
「そやろ、せやけど冷たい汁がほんまや、食べてみ」
「ほんまや、うまいわ」
「玉子焼きはな、冷めてから食べたら美味しんや」
「ほんまや」

ボクはビールを飲みながら
明石焼きの未来について
よこ井のおばちゃんと小一時間しゃべった
おばちゃんは思い切り気さくで
昔の魚の棚の話や食べ物商売のコツなどなどを熱く語った
昼近くになると店は客で立て込んできた
「さあ、ぼちぼちいくわ」
「ゆっくりしてったらええやん」
「うん、またくるわ」
「またきてや」
はじめて行った店なのに
もう何十年も通っているような錯覚にとらわれる

My Akashi Special
コーヒー&抹茶ケーキ‥‥‥山長菓子舗(明石銀座)
丁稚羊羹‥‥‥朝霧堂(明石銀座)
鮹天麩羅‥‥‥魚安(魚の棚商店街西)
その後
明石浦漁港へいってRollei35Tで写真を撮る
いま
Rollei35Tで撮った写真などを「street photogrpher」というブログに貼っている



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