Angling Net / ikasas ikuy's "talk to myself" 1 jun. 2005 ennui 怠惰な生活である 生産的なところが微塵もない 肯定もしなければ否定もしない 疲れている 理由無く疲れ果てている 喩えるならぼろ雑巾のようである 向かう先に目標がない 苦しさはつのっているが顔には出さない 彷徨える五十男である 煮ても焼いても食えない五十男である 2 jun. 2005 rain in june アメガソラカラフレバ オモイデワジメンニシミコム 冷たい雨が 重い空から降って 紫陽花が やさしい薄紫に色づきはじめる 初夏 いまごろ 川の鯰たちはどうしているのだろう 3 jun. 2005 asian final preliminary contest Nippon vs Bahrain アウェーでバーレーンに1-0で勝った 決めたのはナカタ→ナカムラの絶妙のパスを受けたオガサワラだ 好きな選手ではないがまあよい これでほぼドイツが決まりだ 次のdpr-korea 戦はナカタもナカムラもサントスも出られない iran はbahrain 戦で手を抜く可能性が高いので dpr-korea に負けるわけにはいかない もういちどオガサワラに奮起してもらわねばならない なにしろもうオガサワラしか残っていないのだから ジーコがナカタやナカムラの穴をモトヤマで埋めたがっていることはわかるが それだけは我慢してくれ 是非イナモトでいってくれ 4 jun. 2005 biwaco de ketaco 1/2 夕刻 恒例の琵琶湖deケタコへ行く 水橋加知博から 5月例会の優勝キャップを受け取る なんと アホアホキャップは 今年からもんじゃ岡本のデザインになった さすがプロのデザイナーだ 文字の大きさといい 色といい バランスといい 非の打ち所がない 去年までのアホアホキャップとは ひと味もふた味もちがう なんといっても この部分が素晴らしい 「アホアホ」の吹き出しといい 黒丸に白地の「&」といい モンクなしだ いやそれにしても 実にステキな赤である 5 jun. 2005 biwaco de ketaco 2/2 岡成年から 新作のオカバコをもらう 赤いオカバコだ 今回のは トレイの深さが若干深くなって Ching Dong Bugが入れやすくなっている すばらしい お気に入りを詰め込んで バス釣りにいこう 944へ持っていこう そうしよう そうしよう いやそれにしても 実にステキな赤である だれも ケタバスを釣らなかった 今年も ケタバスは釣れなかった 2年連続ケタバスなしのケタコ釣り大会だ 優勝賞品のアホアホキャップも DOZ落合の銀ナマも 次回「湾岸バトル」までおあずけだ 参加賞はバンダナ‥‥‥だけ 5色の中から選ぶ 赤、青、黒、グレー、アイボリー 当然「赤」だ いやそれにしても 実にステキな赤である なんとも 「あかよろし」な二日間であった 6 jun. 2005 passport パスポートの更新手続きに行く 有効期間はまだ5ヶ月残っているが 最低3ヶ月の余裕が必要らしいので早めの手続きである なにしろ シゲちゃん家の裏の川で鯰を釣るためには パスポートは必要不可欠なのだ 今度は犬に足を噛まれないように気を付けよう しかし ボクはあと何回外国へ行くのだろう 7 jun. 2005 bass, ranmen & catfish 先週は 散々だった バスもナマズもさっぱりだった 悔し涙に明け暮れた一週間だった しかし 今日はちょっとちがう 否 ぜんぜんちがう 喪中のヱンドレス森下と 東播方面へバラナ釣りに行く ■最後の楽園池 まずトップバッターは オレンジフィールドの新作だ 「マ・レイニー」をラインに結ぶ 藻の切れ目に第一投目を「ゆるゆるぽとん」 ポーズ後のワンアクションで「ドッカーン」だ ドラグがユルユルだ! 先週チンドンスティックを無視したやつか きっとそうにちがいない よしっ! 先頭打者初球ホームランだ! OrangeFieldsの新作 "Ma"Rainey" で体高のある41.5cm グリップも勿論 OrangeFields 謹製 ああ 長かった 長かった バス釣りが年々難しくなっているとはいえ シーズン初バスが六月になるとは思いもしなかった 一匹釣れて十分満足していたところだが さらに エポックメイキングな出来事が‥‥‥ この時点ですでにアホのカオになっている Top Water Junky の新作 "BedBug" で44.0cm これだから釣りはやめられない これだからトップウォーターバス釣りはやめられない さらにその後 Muddy Waters の BedBug(製造中止=廃版)にも 「ドッカーン」ときたが これは敢えなくバレる たぶん47cmはあった‥‥‥と思う ■らんめん こういうのを釣った後のらんめんは格別だ 独特の甘味のあるスープが腹に沁みる ■幸せの絶頂川 今日はバスだけではない ナマズも凹凹だ 17バイト1バラシ6ナマズだ Muddy Waters "Ching Dong Stick" で62.0cmだ 何も言うことはない 男の幸せとはかくも単純なものである ちょっといい魚が釣れるだけで 世界一の幸せ者になれるのだ 9 jun. 2005 stroll road 修行の帰り バス停をひとつ通過すると 下り坂の散歩道がある 石畳の遊歩道だ のんびり ゆっくり歩いて うちまで徒歩約十分 道ばたには季節ごとにいろんな花が咲いている この道を歩きたくて わざと一停留所乗り越すことがある 今日は居眠りをして 降り損ねたのだが‥‥‥ 10 jun. 2005 sword fish 横山会長と651へ行く 主眼はタコである あわよくばイカもである しかし 欲を張ると どっちも釣れないのが世の常である つまり 二兎追う者の典型なのだ ところが 予期せぬ出来事もある タチウオだ 横山会長に借りた ヤスモンのバイブレーションと 拾ったミノーでひとつづつ 梅雨の前にタチウオを釣ったのは初めてだ 抱卵した見事なタチウオだった 坊主寸前のところ 助けられた 単純きわまりないが 釣れると一気に幸せになる 11 jun. 2005 entering the rainy season 梅雨入りである 鉛色の空から じめじめじめじめ じとじとじとじと 雨が降る 朝から雨が降る こんな日に 鯖を釣っている幸せな人たちもいる じつに羨ましい うしろで明石海峡大橋も呆れている 12 jun. 2005 entering the rainy season ジギングロッドに タコ糸12号を巻いたABU6000 左脇にロッドを抱え 右手でリールのハンドルを回しつつ にょろにょろ にょきにょき タコジグをしゃくる どうにもやりにくい 右手巻きリールを復活させて3年目 やっぱりしんどい めちゃくちゃかったるい ロッドを右手に持ち替えると しゃきしゃき びしっばしっ タコジグが まるで生きているかのように ダンスするのである しかし この状態ではハンドルが回せない またロッドを左手に持ち替えなければいけない これでは タコの瞬間的な「乗り」に対応できないではないか やっぱりタコ釣りはレフトハンドリールだ 13 jun. 2005 namazu, nigoi, and bass さんが遊んでくれないので 独りで東播へ行く らんめんが休みなので 何も食べずに釣りをする ■幸せの絶頂川 まだずいぶん明るかったが 出そうな雰囲気が川面に漂う エンドレスクラフト「バッタバグ」 自然岩で人為的に作られた堰の落ち込みで 「ズバン」と出る 二度出て乗る‥‥‥小さい 次は マディーウォーターズ 「タートルバグ」 瀬の落ち込みを丹念に打っていく まるでイワナ釣りだ 流心から少しはずれたところで 「バシッ」と出る 一発で乗る‥‥‥小さい さらに上流へ釣り上がる 川が開けたところのダラダラの瀬の 小さな小さな落ち込みを狙う 「ギラッ」と何かが光る ロッドを立てると何か付いている‥‥‥ちっ、小さい! さらに上流へ溯る 「ガボッ」 瀬のわきで何かが何かを食う音がする すかさずタートルバグを投げる 「ガボッ」と同じ音で出る ぐいんぐいん引く‥‥‥でかい いや この川はほんとうに面白い ■最後の楽園池 先週より少し遅い時間になっていた 池の水位はさらに下がっている 辺りはすっかり夕闇に包まれている 「ガバガバガバガバッ」 「ガバガバガバガバッ」 ヌートリアが岸辺で食事中である お食事の邪魔をしないように 静かに静かにオンスプラグを投げる 出ない さらに静かに静かに投げ続ける 出ない どうやらヌー君に脅えて バスは藻の奥に避難したにちがいない チビオカバコを開ける タイ製ルアー「サンダルフロッグ」を結ぶ ヒツジグサが群生して 丸いアタマを出しているそのど真ん中に サンダルフロッグを投げる 「バラバラバラバラ」 「バラバラバラバラ」 フロントのバズペラが軽快な音を立てる 「グォボッ」と出る 強烈に引く‥‥‥でっ、でかい! ヒツジグサの柔らかい茎が絡まる ダイレクトリールのハンドルが逆転する 強引に引き抜く ボッテリとしたバスが上がってくる 完ぺきだ うつくしい 何も言うことはない これ以上を望んではイケナイ 「ヌー君邪魔をしたな 後は好きなようにやってくれ」 余韻を楽しみつつ マカールでコーヒーブレイク 今日はもうこれでやめてもよかったが 夜ナマズを少し‥‥‥ ■幸せの絶頂川 Ching Dong Stick 一本でいく ■すがた橋下流 田んぼからの排水の流れ出し 「バシュッ」 「ドバッ」 「バッコン」 3発出て2匹釣る 対岸の岸際 「ボコッ」 「バコッ」 2発出て2発とも乗ったが いずれも途中でバラす ■厚利の出光前 道路脇からの流れ込み 「バシンッ」 「ビシャン」 2発出て1匹釣る ■えいぞく橋周辺 段の上 「バシャッ」 「ズボッ」 2発出て1匹釣る ■あさひ橋下 橋桁の下流側 「ガボンッ」 1発出たが足元でバラす 気が付くと十時半だった もうじゅうぶんだ 帰ろう 帰ろう 14 jun. 2005 soda water ウヰスキーの炭酸水割りをハイボールという イギリスのゴルフクラブで ウヰスキーのソーダ割りを飲んでいるところへ 高く打ち上げられたゴルフボールが飛び込んできた 飲んでいた紳士が これぞまさしく「High Ball」だと言ったらしい 本当か嘘か知らないが モノに名前を付けるのが好きなボクには なかなか洒落たネーミングだと思う 最近はまた元に戻って「Wisky Soda」などというらしい わかり易いがなんとも寂しい さてハイボールに不可欠な炭酸水だが 市販されているモノをそれぞれ試してみる 同じ炭酸水でもそれぞれ個性が違う ■SUNTORY 炭酸がやや緩い 円やかな味になるがキレがない ハイボールとはそういう酒ではないと思う ■KIRIN 3種中最も炭酸がきつい 泡の立ち具合が強烈である キレを求めるなら最も適しているが ハイボールとはそういう酒ではないと思う ■WILKINSON 炭酸の密度は中間である 円やかでキレもありほどよい味になる ハイボールとはこういう酒だという気がする ウィルキンソンは カントリーブルースギタリストで釣り人のK氏の推奨である 実際に試してみてなるほどと思わされた 少し昔 家からすぐの生瀬というところにウィルキンソンの工場があった (我が家からクルマで5分、ACB家からなら徒歩で行ける) 今はつぶれてマンションが建っている その後会社はアサヒに吸収されたようだ アサヒビールの資料によると‥‥‥ 1852(嘉永5)年 クリフォード・ウィルキンソン氏、英国リーズ・ヨークシャーにて誕生。 1872(明治5)年 ウィルキンソン氏、日本に渡航(1872年以前の資料はなし) 1880(明治15)年 兵庫県有馬群塩瀬村、生瀬に狩猟の際、天然湧出のタンサン鉱泉を発見し、これをロンドンの試験場に送って分析したところ、医療用、食卓用として世界的名鉱泉として折り紙をつけられたので、この鉱泉の瓶詰めを企画。 1890(明治23)年 資材、設備一切を英本国より取り寄せて生産を開始し、当初は仁王印ウォーターとして発売。 1904(明治37)年 ザ・クリフォード・ウヰルキンソン・タンサン・ミネラルウォーター・カンパニーという株式会社を設立し、ウヰルキンソン・タンサンと命名して、国内はもとより国外(27カ所)にも販路を広げた。 1923(大正12)年 ウィルキンソン氏が亡くなり、その息女ミセス・プライスが経営にあたる。 1935(昭和10)年 孫のH.C.W.プライス氏が経営に携わる。 1951(昭和26)年 製造はウィルキンソンタンサン鉱泉(株)が、販売はアサヒビール(株)が行う。 1983(昭和58)年 アサヒビール(株)が商標権取得、製造と販売の一貫体制を敷く。 1990(平成2)年 ウィルキンソン鉱泉、閉鎖される。 1991(平成3)年 アサヒ飲料自社工場にて生産開始、現在に至る。 宝塚から武庫川の生瀬大橋を渡るとき 対岸(西宮側)の白と赤の洒落た工場が目を引いた(0994.2.27 撮影者不詳) 工場の裏山の中腹にACB家がある 工場の前を流れる川は ボクのフライフィッシングの練習場でもあった ナマズも釣れるらしい‥‥‥ 15 jun. 2005 Nikkei Woman 日経WOMANという月刊誌を買った トシちゃん夫婦が載ってるらしい おお 出てる出てる ヴァンちゃんのフルネーム ニェム・ティ・カム・ヴァンていうのか すごい美人だ 吸い込まれそうな目だ ん? その横にいるのはトシちゃん? 面影はあるけれど‥‥‥ 別人じゃん 16 jun. 2005 one hundred people one poem 昼飯はどうしても餃子だった ボクは朝から餃子の口になっていた Bontonのハムトーストも餃子のために半分残した 空腹は餃子のための最良のソースである マックスで釣具を買って L.L.Beanへ頼んでいた服を取りに行く さあ餃子だ 南京町の餃子専門店「ぎょうざ苑」へ行くと準備中だった 時計を見るとまだ11時半だ 店が開くのを待つのもなんなので転戦する 元町の餃子専門店「ぼんてん」へ行く 店は開いているが「営業中」の札が出ていない 時計を見るともう12時を過ぎている とりあえず中に入ると「1時からです」という なんということだ 昼の休み時間に営業しないとは‥‥‥ しかたがないので元町駅前の餃子専門店「赤萬」へ行く 時計を見るともう12時半だが 予想通り暖簾は出ていない 店の入り口に「2時から営業」と貼り紙がある なるほど そうか 神戸の町はボクに餃子を食わせたくないらしい わかった 餃子は諦めよう そんなものこちらから願い下げだ 餃子なんか"kusokurae"だ 海文堂で「百人一首」の文庫本を買う 百人一首とは小倉百人一首のことであり「かるた」ではない 後世に出版された他の百人一首と区別するため 「小倉」という冠を付している なぜ小倉かというと 蓮生入道の依頼を受けた藤原定家が京の小倉山にある山荘で‥‥‥ ‥‥‥説明が長くなるので省く パラパラとページを繰ると 耳に馴染みのある和歌が出てくる 村雨の 露もまだ干ぬ 真木の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ ボクの大好きな寂蓮法師だ Jack Rain だ にわか雨がひとしきり降り過ぎ その露も乾かない真木の葉に 山霧が静かに立ちのぼっている 秋の夕暮れはいかにも寂しいものである ということを詠っている 恋だ愛だ 男だ女だ 恋慕だ情熱だ 別離だ未練だと うだうだうだうだ書き連ねた歌の多い中で ジャックのウタは傑出している これぞ侘寂の世界である 結局 昼飯はいつもの丸玉食堂だ 酢豚+汁ソバ+朝日麦酒(特乾大瓶)=1600ヱン いや 本当はこれにしたかったのだ 餃子なんてどうでもよいのだ 17 jun. 2005 daimaou この大魔王という芋 前にも書いた憶えがある どうゆうふうに書いたかは憶えていないが たぶん こうゆうふうに書いたのではないだろうか‥‥‥ いもくさくてうまい 瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ 崇徳院 18 jun. 2005 lefthand 久しぶりに 左手巻きをふたつ買う このまえ マツモトーイA-2000でバスを巻いたのだが そのとき思った こらあかん やっとられん やっぱり 魚は左手で巻かんとあかん 19 jun. 2005 yamaneko このやまねこという麦 前にも書いた憶えがある どうゆうふうに書いたかは憶えていないが たぶん こうゆうふうに書いたのではないだろうか‥‥‥ あっさりしていてのみやすい これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関 蝉丸 20 jun. 2005 kita-shinchi NZから緊急帰国したのら羊フクダさんと きたしんちで会う約束である 阪急で行くつもりだったが JRにした 脱線して運休していたJR福知山線が 昨日から開通したと TVニュースが伝えていたからだ JR宝塚駅に着くと ちょうど木津行きの快速がホームに入ってくる 階段をダッシュして 飛び乗ったのは最後尾の車両 電車は最後尾が一番安全だ くだんの事故現場にさしかかると 電車は急にスローダウンする 窓の外には 何度もなんども繰り返し報道されたあのマンションが 手を伸ばせば届きそうなほど眼前に迫ってくる 外壁には生々しい傷跡が残っている 電車はまるで自転車に乗っているような速度で そこを通過した きたしんちに着いて のら羊さんにメールをすると 「いまなんば」と返ってきた 時間つぶしに堂島アバンザの1階で珈琲を飲む 一番奥の席は面白い エスカレータで上がったり下りたりする人が丸見えなのだ まるで水族館の水槽の前にいるようである いや 向こうからもこちらが丸見えなので どちらかといえばこっちの方が水槽の中だ メールをチェックしていると きれいな女性が下りてきたので思わず一枚 去年の夏 のら羊さんとココで飲んで あれからもう一年になる まるで昨日のような感覚だが 光陰矢の如しである 一年ぶりののら羊さんは すこし体が引き締まって精悍になっていた 美味い料理と酒を交互に口に運びつつ 旅の話、釣りの話、美味い物の話 男と女の話、男と男の話 あっという間に数時間が過ぎていた ほっとするような ほのぼのとした時間だった お互いに健康で生きて再会できることを期して 南北に別れた 21 jun. 2005 japanese direct drive 国産の不完全ダイレクトリール ABU5500Dより遙かに重厚な造りだ しかし重い とても投げにくい それよりなによりリトリーブが辛い 右手巻きなのだ 去年買ってから何度か使ったが このリールで魚を巻いたことはなかった それが先週 とうとうこいつでBASSを巻いた 釣ってみると少し愛着もわいてくるのだが ボクはこのBASSを最後に 右手で魚を巻くことをやめることにした 三日前にも同じことを書いているが そうだ そうなのだ こいつでBASSを釣ってみて 右手で巻くことをきっぱりとやめる決心がついたのだ めぐり逢いて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな 紫式部 22 jun. 2005 622-944 Jack Rain's revival 944へバスを釣りに行った 梅雨前線が北上して夜半に少し雨が降った 絶好のコンディションだ 今日944は活気に溢れていた 赤オカバコに詰め込んだジャンキーのプラグのすべてにバイトがあった 944へ通い初めて9年目 こんなことは初めてだ これほど元気な944に出合ったことはなかった いきなりミルヘッドターキーに45cmだ オマケにこんなのも釣れた 今年はもう逢えないかと思っていたライギョだ 歯形でマフがボロボロになってしまった ジャンキー内藤も釣りまくっていた 最後に ファットボーイで47cmが釣れた 素晴らしい 何も言うことがない 完ぺきだ ボクは 喩えようのない満足感と 抱えきれないほどのトマトを胸に抱いて 大きな橋を二つ渡って家路についた また行こう また行こう 23 jun. 2005 fat catfish 夕方 ナマズ釣りに行く 今朝ヱンドレス森下は ゾンビ正人とサバ釣りに行っていたらしい ジギング船でサバを釣っている最中 ふと「ナマズが釣りたい」と思ったという ヱンドレス森下‥‥‥AQ300 船から上がるやいなや 「いまからナマズ釣りに行かへんか」 と誘われたAQ290のゾンマサだが さすがに断ったという 夕刻 今朝釣った魚を手土産にヱンドレス現れた ヱンドレス森下が持ってきたメバルを ボクのモノだと主張するラムタラ 「さっきまで船乗っとったから足元ふらつくわ」 と相変わらずヱンドレスは脳天気である ボクは昨日13時間半オンスプラグを投げ続けて 右腕がぱんぱんに張っている ■らんめん 今日のはスープが少しからいと思っていると ヱンドレス森下が 「なんやこのスープ味うっすいなぁ」 と真剣な顔つきで言う 「そんなことないで」 と言うと 「そうか、オレ朝から海で潮かぶったからかなぁ」 とさらに真剣な顔つきで言う ■幸せの絶頂川 今日はばらしの連続だった かけてはばらし ばらしてはかけ 最後にやっと太いナマズが一本釣れた T川ナマズでは最大級だ 17バイト9ヒット8バラシ1ナマズ ちょっとフックを考え直さんと‥‥‥ ヱンドレス森下もバッタバグで小さいのを一本釣った ナマズ釣り やっぱりサバ釣りより面白いらしい 24 jun. 2005 944で使ってみて 思っていた以上に使いやすかった5501C 同じモノをふたつ買った 気に入った道具は同じモノをふたつ これは今は亡きドクター山本(まだ生きてる?)から授かった知恵だ 左の方はJ内藤にもらった左用ハンドルを装着 右はどこのか知らないがコルクのノブ ドクター山本といえば シェラデザインズのだったか 夏でも冬でもいつも同じフィールドコートを着ていた よほどお気に入りだったのだろう コロンボ刑事のような少しよれたネズミ色のコートだった 垢にまみれて随分汚れてるのだろうなぁと 気になったので聞いてみた すると 「これは2号機で1号機はいま洗濯中です」 と仰る つまり同じコートを2着持っていて たえず洗濯をして清潔なものを着用しているのだそうだ 「それじゃあ違う色にすればいいのに」 と言うと 「色には好みというのがあるでしょ、わたし色好みなのでねぇ」 とニヤニヤしながら仰る それを知らない人は 氏を着た切り雀のホームレス扱いしていた 「言いたい人には言わせておけばいいです」 とどこ吹く風である というより 氏にはわざとみんなにそう言わせて愉しんでいるフシがあった むかし ヒノウエというウッドグリップのボロンロッドがあって 当時としては目をむく値段が付けられていた 日頃は拾った竿を修理して使うようなドクター山本が ヒノウエの木グリ竿を2本注文したのには驚いた 「なんで二本も買うんですか」 と聞くと 「イイ物はふたつ持つべきなんですよ」 と仰る 「2本で十万軽く超えますよ」 と言うと 「イイ道具は値段じゃないです」 と平然と言っておられたのを思い出す 以来ボクはイイ道具はふたつ買うことにしている これはけっこうイケるぞと思った5501Cだが ジャンキー内藤によると クラッチに欠陥があるらしい まあ クラッチの修理ぐらい 小西さんに頼めば済むことだな 25 jun. 2005 taco jig 今年生まれた子ダコが 651で釣れ始めた 金曜日は行き損ねたけれど さあ 出番だ それにしても なんとマヌケな擬餌餌だ 26 jun. 2005 huge bass seen from window of train ヱンドレス森下が 通勤途上 電車の窓から見たという巨大バスを釣りに行く 場所はM川 あの脱線事故を起こしたJR福知山線の 名塩駅と生瀬駅の間だ 瀬と淵が連続する好ポイントだ 「50cmぐらいのバスがよーさん浮いててん」 というところを丹念に攻めるが 魚の反応はテンとない まったく気配がない 見るみるあたりは暗くなり始めた トワイライトタイムだ そうこうしているうちに 投げやりに投げたマ・レイニーに 「バシッ」と出た 「おお!」 しかし持ち込まなかった 直後 ヱンドレス森下も 「凹ッ」と一発出したが 乗らなかった カスリもしなかった 半ばあきらめ気味に バッタバグにチェンジして一投目 「ズドン」と出た 竿が曲がった 「クネクネクネ‥‥‥」 ナマズだ 「なんやナマズや」 「なんやナマズか」 ナマズ釣りのときにバスが出るとガックリするのだが 今日はバス釣りなのでナマズが釣れてガックリした 下流へ転戦するが その後アタリのアの字も 巨大バスの巨の字もなかった ヘトヘトになって時計を見ると 9時を過ぎていた 巨大バスがよーさん浮いていたというのは 真っ赤なガセネタだった 27 jun. 2005 651 slump 横山会長、ヱンドレス森下と651へ行く 狙いはタコ&タチウオ 行きはよいよい(宮本渡船にて) タコ好調かと思いきや かいもく釣れず なんとか 二十日鼠サイズのタコを 泣き泣き一匹釣る つ つらい? 「タコジグの方が大きいんちゃうか?」 というわけで これがこの日の全タコ釣果であった 横山、森下の両名は 完全無欠の丸坊主に終わる つまり ボクが3人のなかでは竿頭なのだが この釣果では あまりにも つ つらい? だいたい こんな格好でテンヤ引いてるようなやつに 釣れるわけないやろ 今日もボクらの651は 何事もなかったかのように暮れてゆくのであった 日が落ちて タチウオタイムかと思いきや かいもく釣れず 7時半を過ぎた頃 なんとか ブルースギター弾きの指3本半サイズのタチウオを 泣き泣き一匹釣る つ つらい? ああ つらい? 28 jun. 2005 intense heat 暑い まだ6月だというのに気温は34℃だ がちゃこさんにもらったマサゴさん提供の(一行訂正) サンハウスのTシャツを着て散髪ハウスに行く 「暑いなぁ」「暑いなぁ」 「死ぬなぁ」「死ぬなぁ」 散髪屋のオッサンも この暑さで死にかけていた 「だれやそのシャツのおじん」 「サンハウス」 「し、しらんわ」 たぶん散髪屋のオッサンは イシュマンブレーシーTシャツを着ていっても 同じことをきくのだろう 暑い おまけに蒸し蒸しする 歩いていると倒れそうだ こうなったらビールだ ビールしかない ボケた網膜にはビールしか浮かばない 餃子二人前+朝日特乾(大)=882ヱン 安い さすがは王将だ 店の中は涼しいが 一歩外に出ると灼熱地獄だ 汗が二倍になって 勢いよく噴き出してくる 阪急小林から逆瀬川まで 一駅だけ電車に乗る 前に一度歩いたことがあるが 今日歩いたらたぶん死ぬ 逆瀬川につくと ノドがからからだ 二度と行くもんかと決めていたマクドへ行く 「コーラのLサイズください」 「Jサイズがお得ですよ」 「なんですけそれ?」 「ジャンボサイズです」 「じゃあそれください」 バケツのような容器に入った 巨大コーラが出てきた 片手で持ち上がらないぐらい重い まちがいなく1リットルは入っている 飲むのに小一時間かかった お腹がだぶんだぶんだ ダブルチーズバーガ+コーラ(J)=480ヱン 安い さすがはマクドだ 夕方釣りに行く予定だったが 暑いのでやめた もうじき今月が終わって来月になる 来月になるとボクは五十三歳になる ごっ 五十三歳だぞ! つっ つらい? 29 jun. 2005 aq-290 ボクが修行してる間に ヱンドレス森下=300と ゾンビ正人=290の二人が ボクの「七福神が住む池」でヱヱ目をしていたらしい 送りつけられてきた写真を見て ボクは久しぶりに声をあげて笑ってしまった ところはばからず笑ってしまった だって これ以上のアホな顔はないじゃないか 最高だ 素晴らしい いいバスを持って写真に写るときは こうあるべきだ 決して メンチを切ったり 白目をむいたりしてはイケナイ 30 jun. 2005 sauna 今日で今月が終わる 蒸し暑い 蒸し暑い といっても サウナに入ってると思えば たいしたことないのだ Ambassadeur 5500cs 去年 オープンウォーターライギョ用に買った ライギョを一匹だけ巻いて使命を終えた Ambassadeur 6000 二十年ぐらい前 カッコヱヱと思って買った 主に船で使った メジロ、スズキ、ソイ、メバル、アオリイカ、タコ ありとあらゆるモノを巻いて使命を終えた よし 売り飛ばそ ‥‥‥売れた zungさんが買ぉてくれた(11:02 追筆) old tales |