Angling Net / ikasas ikuy's "talk to myself" 毎日更新(ウソつくな!) 1 sept. 2005 september 九月になった 特に何がどうということはないが 道路と言わず 電車の中と言わず バスの中と言わず 鬱陶しい高校生であふれかえっている Fidlin' John Carson 友よ これが あのフィドリンジョンカーソンだ え? フィドリンジョンカーソンにあのもこのもない? ‥‥‥いかさま 2 sept. 2005 roba 暑い 蒸し暑い 盆前のあの釜茹で地獄だ 九月になった途端この暑さだ 丸玉食堂で昼飯 肉飯とロバを食う 丸玉食堂名物「ロバ」 来なくてもいいのに 台風14号が近づいている 嫌な予感がする 困った‥‥‥ 3 sept. 2005 red pepper 今日も暑い 九月とは名ばかりだ ボクはこの夏 暑さに打ち勝つために辛い食べ物で体を鍛えた 元々発汗量の少ない体質なので とにかく食べ物にレッドペッパーを振りかけては 全身から汗を噴き出させたのだ 左:マクイルヘニーのタバスコ 右:八幡屋磯五郎の七味唐辛子 洋の東西を問わず辛いモノは体に重要なのである おかげでボクは夏バテ知らずだ (ほんまか?) 4 sept. 2005 heddon tiger 久しぶりに 本当に久しぶりに ヘドンのプラグを買った あのタイガーだ タイガーにあのもこのもないけれど いつも行く釣具屋のワゴンにそれは放り込まれていた 値札を見ると480ヱン よ、よんひゃくはちじゅうえん! 思わずあるだけ全部買い占めようと思ったが 気を取り直して一個だけにした 家に帰って 風呂上がりにウヰスキーを舐めながら Macのキーボードの上に転がしたタイガーを眺める ああ 思い出すなぁ‥‥‥ 三十年近くも前の春だ バス釣りを始めて 初めて無くしたルアーがタイガーだった 対岸の大きな桜の枝だった 桜はまだつぼみだった 何度もなんどもロッドをあおってはずそうとしたけれど とうとうラインが切れてしまった 当時のボクのバス釣りは8ポンドナイロンだった 泳いで対岸に渡るには水は冷たすぎた オレンジ色のタイガー さっと茹で上げたクルマエビのような色つや タイガーは熟れた木の実のように ぽつんとひとつ枝に揺れていた ああ 思い出すなぁ‥‥‥ その次ぎに行ったとき桜は満開だった ボクのタイガーはピンクの花びらで覆われてしまっていた 夏の間は青葉に覆われていた それでもボクは 引っかけた場所をしっかり覚えていた ああ 思い出すなぁ‥‥‥ 晩秋 桜はおおかた葉を落としていた ボクは目を凝らして探したが 枝にはタイガーはなかった 誰かに取られてしまったのだろうか‥‥‥ 当時は1200ヱンもしたタイガーだった 懐かしくもほろ苦い思い出だ 思い出代‥‥‥480ヱン 安い買い物だった 5 sept. 2005 dynabook toshiba Libretto L-5を落として壊して一週間が過ぎた モバイルがないとなにかと困ることが多い 先月iBookを買ったばかりなので そうそう毎月新品を買うわけにもいかない かと言って 重量級のiBookを持ち歩く体力もない そこで 中古のDynaBookを買った 10インチワイドのLibrettoに比べると 12インチモニタになった分大型になったけれど 持ってみると薄くて軽い 中古品は不具合が心配だったが セッティングしてみると何のモンダイもない OSはWindowsXP-Pro HomeEditionとの違和感もまったくない クロック周波数も若干アップして快適だ Macintoshとちがって 旧OSユーザーを冷遇することもないので また落として壊しでもしない限り 当分はこれで遊べるだろう 6 sept. 2005 kajika fishin' in hokkaido 1/3 あれから一年 またあのエポックメイキングな出会いがしたくなって 発作的に北海道へ行く 今回は吉田公樹ぬきである 場所も釣り方も熟知している わざわざ彼の手を煩わせるまでもない まったくモンダイない あるとすれば‥‥‥ 台風14号が九州地方に上陸し北上中ということだ 大阪を発って2時間半 あっというまに去年と同じM漁港だ 台風が押し上げた薄い雨雲に覆われつつも 風も波もなく絶好のカジカ釣り日和 さあ釣るぞ 気合いは十分だったが 釣れるのはソイばっかりだ 釣っても釣ってもソイ・ソイ・ソイ 何匹釣ったかさえ数えられないほどソイ・ソイ・ソイ しかも20〜25cmの小型ばっかり せっかく北海道なのに‥‥‥ ソイなら淡路島でも釣れるぞ‥‥‥ カジカっぽく撮ってみるがやっぱりソイはソイ それにしても カジカはどこにいるのだろう‥‥‥ と 空から雨粒が落ちてくる 台風の影響だ 夜半過ぎには本降りとなる 雨合羽を身にまとい朝方までやるが 釣れるのはやはり ソイ・ソイ・ソイ 夜通しやったが徒労に終わる 7 sept. 2005 kajika fishin' in hokkaido 2/3 雨はやみそうにない 世が明け切らぬうちに撤退する ああ‥‥‥疲れた 朝帰りのホテルで爆睡 昼頃 起き出して飯を食いに町へ出かける 函館と言えば塩ラーメンだ 台風接近中のさなか行列のできる店 観光グルメ雑誌にでも載ったのか やたら人気のラーメン屋 ラーメンごときで行列に並ぶほど落ちぶれたくない 行列店のすぐ隣に 客ガラガラのラーメン屋発見 判官贔屓ではないが こういう店にけっこう惹かれる 昼の12時05分に客の来ないラーメン屋 派手な装飾の割には流行っていないのか 30席ほどある客席に客は皆無だ これはいったいどういうことなのか 恐いモノ見たさで中に入ってみる 広い店内には若いおねえちゃんの従業員一人 ヒマそうにテレビを見ている 「塩ラーメン」 「は〜い」 お、お姉ちゃんが作るのか‥‥‥ うむむ か、からい スープがのどを通らないbr> なるほど なるほど 人間の舌は正直だ 気を取り直して‥‥‥ 少し足を延ばしてベイエリアへ ここにはうまい塩ラーメンの店がある 誰にも教えたくないので店の名前は伏せておこう あ! どんぶりに書いてあるか‥‥‥ 函館で一番美味い塩ラーメン‥‥‥完食 うむ これだ この味だ これが函館の塩ラーメンだ ホテルに戻って テレビでサッカーを見たりして過ごす 夜遅く 台風は北海道に上陸したらしい 雨は小止みなく降っている 結局この日は一度も竿を出さなかった 8 sept. 2005 kajika fishin' in hokkaido 3/3 遅い朝 目を覚ますと 窓の外には青空が広がっていた 眠い目をこすりながら朝市の丼横丁へ朝飯だ マイカ、ボタンエビ、ケガニ、イクラ‥‥‥ 釣りができない腹いせに 飽食の限りを尽くす レンタカーで移動しているので ビールが飲めないのが辛い 台風一過 まだ風は強いがからっとして気持ちがよい ホテルをチェックアウトして ベイエリアへ買い物に‥ 金森倉庫前から函館山を望む 抜けるような青空だ 大急ぎで土産物を買い込んで さて何をするか やっぱりこの天気だ 釣れなくてもいいから竿を出そう もうほとんど時間はないけれど 坊主でもいいからとにかく釣りをしよう ベイエリアからクルマで10分の住吉漁港 ここで釣りをするのは3回目だ まだ一匹も釣ったことはない たぶん北海道で一番魚影の薄い漁港だ ところが釣り始めてすぐ コツンときた 魚だ またコツンときた 「エイッ!」 と、あわせた ククンと竿先がふるえた のった 淡路島ではお馴染みのアナハゼくん わはは〜 アナハゼだ このさい魚種や大きさはモンダイではない 「釣る」という行為が重要なのだ 帰りに飛行機の時間を気にしながら 立て続けに3匹釣った ねらいの魚ではないが妙に納得して竿を納めた そして大慌てで空港へ向かった JAL2542は予定どおり函館空港を飛び発った ふと眼下に目をやると 雲の切れ間から男鹿半島が姿を現した 釣りという遊びはむずかしい いつも、いつも 釣り人の思惑どおりに運ぶとは限らない いや むしろ思惑がはずれることの方が多い だからこそ面白いのだと先達は言う たしかにそのとおりである その証拠に 釣り人はみな つらい、つらいと言いながら いっこうに釣りをやめようとしない 釣りとはそういう遊びなのである ボクも少しだけ 釣りのなんたるかが分かった気がした 9 sept. 2005 rapala shad rap いつもの釣具屋のワゴンセールで いいものをみつけた ラパラシャドラップだ なんと280ヱン これは掘り出し物だ チャオピャヤ川の牙ナマズ プラー・ビヤウを釣るのに最適のプラグなのだ もちろん レイチューン一本あれば何も要らないのだが チャオピャヤ川 けっこう根がかりするのである しかし ほんとうに280ヱンでいいのか? 10 sept. 2005 nanual of harmonica 吹けるブルースハープ 教則CD付き‥‥‥ おかしなタイトルだが言いたいことは分かる 要するに この本でハーモニカを学べば 猫でも杓子でもブルースハープが吹けるようになるのだろう いままでに この手の本は何冊も買ってきた しかし そのつど途中でリタイヤしている ギター ウクレレ ピアノ ハーモニカ ことごとく続かないのである そういう性分なので あきらめるしかないのである 11 sept. 2005 new ching dong stick 春頃から作り始めた New Ching Dong Stick ようやく数個の利具組みが終わった 塗装が凸凹だが 釣れりゃ文句なしだ 改良点は ボディを一回り小さくしてスリーフッカーにしたこと いまどき3本鈎もないのであるが これも対ナマズ戦略のひとつなのでである 今回は自分用も作った 自分用には テールに極小ぺらを付けてみた かなりダルトンツイストを意識している フックサイズを4番にして バス・ナマズ兼用にしてみた これは釣れそうだ ん? 二兎追う者一兎をも獲ず? 言わずとも十分に心得ておる 12 sept. 2005 hibiscus 修行から戻ると 玄関にハイビスカスが一輪 寂しそうに ややうつむき加減に咲いていた 曇り空の下に ぽつんと一輪だけなので 沖縄の あの青い空と白い雲は 想像することができなかった 漏斗に水を汲んで 根本を湿らせてやったら 少し華やいだように見えた こうして花を愛でるなど 何年ぶり いや 何十年ぶりだろう‥‥‥ 13 sept. 2005 fish bullhead 北海道から帰った次の日 入れ替わるように北海道へ行っていたナイトウケンジが 幻のイトウを釣ったという バスプラグを使ったトップウォータープラッギングで 幻のイトウを釣ったという まるで残留日本兵かDappokusyaのような釣り人 左=ワタベナオキ、右=ナイトウケンジ アシストしたのはダシヨ&ポール 彼らは史上最強のセットアッパーだ しかし始めて行ってよく釣ったものだ さすがはナイトウケンジだ ボクはもう 自分が釣りでもしたかのような気分になった 嬉しさがこみあげてくるのを感じた 最高だ 14 sept. 2005 fish demon 北海道から帰って もう一週間近くになるというのに まだ北の海が抜け切れない 体にしみついて抜け切れない きっと何かを 北の海に思い残しているのだ きっとそうにちがいない それはいったい何なのか‥‥‥ もしかしたら その答えは「カジカ」ではないだろうか 去年 カジカを2匹釣って 完結したと思っていたのに まだ 何かしら物足りなさを覚える モヤモヤとしたものが残っている ああ 釣り人というのはしかたがないなぁ‥‥‥ 15 sept. 2005 the sky clears up in the evening, and the autumn wind blows. ヱンドレス森下と釣りに行く 昨日までの蒸し暑さがうそのように さわやかな秋風だ 大減水の七福神の住む池で釣り始める 新型"Ching Dong Stick"に凹ッと出る 小さい どうみても30cmあるなし級だ ボクはいやになってリールをまくのをやめる バスは首を振って見事に鈎を外していった 今年はボクは小さいバスは釣らないのだ 今日はバス釣りだが どうも気分が乗らない そうだ ボクはバスではなく鯰が釣りたいのだ 「バスやめて鯰釣りに行かへん」 「何ゆうてまんねんな今日はバスやがな」 「ほなヱンさんバス釣っとき、ボク鯰釣りに行くわ」 ヱンドレス森下を池に置き去りにして ボクは独りG川へ鯰釣りに‥‥‥ ああ 西の空は悲しいほど美しい 夕空晴れて秋風吹く 空気がひんやりしている 鯰も秋を感じているのだろうかすこぶる元気だ 凹ッ! 凹ッ! 凹ッ! 新型"Ching Dong Stick"に全部で11発出た しかし 2バラシ0ナマズだ なんということだ 銀ナマを首からぶら下げているというのに ボーズじゃないか ヱンドレス森下を放置した池に戻ると なんと 6バイト2バラシ2バスだという しかも47cmと48cmだという もっとでかいのをバラシたという おーまいがーだ でも 鯰釣りも楽しかったじゃないか 釣れなかったけれど 楽しかった これでいいのだ これでいいのだ 16 sept. 2005 the sea of autumn shakes all day long. ヱンドレス森下と釣りに行く 昨日に引き続き さわやかな秋空が広がる 朝日がまぶしい内海で秋の幸を釣り始める 乗った船は餌釣り専門船 とりあえず 船頭推奨のタチウオテンヤに冷凍鰯の餌でやるが まったく釣りにならない なんとか1匹釣ったがさっぱり面白くない ヱンドレス森下も2匹釣ったところでギブアップ 船頭の了解を得てジギング開始 すると途端にブリキ ガツン! ゴツン! ガツン! ゴツン! アタリが出始める わははは〜 釣りはこうでなくてはイケナイ しかしモンダイが一つ ジグにくるタチウオは餌釣りのより小さい ひと回りもふた回りも小さいのだ これはジグで釣れる最大級 ルアーはエンドレスクラフト製120g 冷凍鰯餌で釣れるタチウオは どういうわけか大型が多い しかし 数だけは餌釣師を凌ぐ ヱンさんタチウオにぎり過ぎや 苦しいゆうてるがな 秋の海 ひねもすのたり のたりかな おまけにこんなイシモチが数匹 やっぱりこの手の釣りはルアー釣りに限る この際大きさなどモンダイではないのだ 数で勝負だ それでいいのだ それでいいのだ 17 sept. 2005 fuku-fuku fishing tournament 1/2 ボンビー横山と釣りに行く 毎年恒例の福福釣り大会である 今年のニグアンドサックスは二名だけだ なんとも寂しい限りである そういうボクも直前まで参加できない状況だった 人の言うことを聞かないB型ドライバー 脳天気、自己中、天真爛漫、荒唐無稽、自意識過剰 前夜祭は例によってダラダラ宴会だ 気が付くと日付が変わっていた 少し飲み過ぎかもしれない 布団に潜り込んだのは1時過ぎだった とにかく 今年も富山へ来ることができてよかった 18 sept. 2005 fuku-fuku fishing tournament 2/2 朝6時 目が覚めるとすっかり夜が明けていた 大慌てで玄関を出ると すでに釣り終えてた釣り人が宿に戻ってくる 山本あんまちゃんだ 手には50cm級のニジマスが‥‥‥ 山崎養魚所の下でウグイを狙ってたらきたという おーまいがーだ 美座 川を見下ろすとクルマ3台に釣り人が数人 隙間に入れてもらって釣り開始 小さなニジマスのチェイスが数回 一度だけ重みが乗ったがすぐにバレる 杉本順ちゃんのおすすめで 下梨へ移動 途中ユンボと対決して負ける 助手席の忠告を無視し制止を振り切って 止まっているユンボにバックで突っ込む 8時半 結局ウグイも釣れないままゲームオーバー 6時に起き出すようではハナシにならないが そこはそれ 参加することに意義があるのだ オリムピック精神をいかんなく発揮して 堂々と大会本部へ帰還する 優勝は 朝玄関で出会ったあんまちゃんの49cmだった ヨコヤマは ラドン奥村師提供の モーストアンハッピーアングラー賞を獲得する 大会本部「民宿なかや」前のこぢんまりとした山寺 今年もまた 去年に引き続き何も釣れなかった しかし 懐かしい顔に会うためにここへ来ているのだから 魚など釣れなくても一向にかまわない これでいいのだ これでいいのだ 毎年この時期 五箇山で釣りをして早い秋を体で感じるのだが 今年は気温が高い‥‥‥日中気温35℃ 赤道直下並の北陸道を 酒箱で応急修理したリアウインドウを気にしつつ 西へと帰る 三笑楽の箱をガムテープで留めただけのリアウインドウ ああ楽しかった 来年も生きていたら必ず来よう そうしよう そうしよう 19 sept. 2005 ibuki mt. and ane riv. 富山の帰り リアウィンドウの破れたクルマの助手席で 車窓から景色を撮影する 北陸自動車道=滋賀県姉川越しに伊吹山を望む FinePix450 絶好のビューポイントは 杉津PA(上り)から見下ろす敦賀湾だが 走行中のベストポイントは姉川越しに見る伊吹山だ 20 sept. 2005 bone cracker 友よ これがタチウオの骨煎餅だ これを得るために タチウオを釣っていると言っても過言ではない 絶品‥‥‥太刀魚の骨煎餅 食べやすい大きさにカットして 油で揚げる 衣を付けてはイケナイ あくまでも素揚げである きつね色になったら油から上げて冷ます 冷めたら低温で二度揚げする からっと揚がったら岩塩をひとふり 以上 21 sept. 2005 sweetness 甘いモノは苦手だが 神戸本高砂屋のきんつばは大好きなのである 一度に三つぐらい平気だ 甘さがくどくなく 小豆の味がくっきりと浮き出ている 明石朝霧堂の丁稚羊羹またしかりである もしかすると 仄かな甘さに対する欲望は 人間の本能的な部分に属するのではないだろうか そもそも 甘味がなくては本当の旨味は出ないし どんな料理でも甘味の加減一つで味が決まる 甘味を失うと食べ物としての魅力も失うのである 最近すっかり駄目になってしまった 小野のらんめんのラーメンなどがよい例だ 塩そのものにも仄かな甘さがある 特に岩塩には複雑な甘味がある 塩味のラーメンを総じて塩ラーメンというが シンプルな調味料ゆえ味に差がはっきりと出る 旨いか不味いか スープを一口飲めばわかる 塩の名店「函館九十九」 石川県の銘酒 福光屋の「加賀鳶山廃純米超辛口」 超辛口と謳っているのでどれほど辛いのかと思うが 実は適度に「甘い」のである その適度な甘味が酒の旨味を引き出しているのだ 甘いモノは苦手だ苦手だと言いつつ 最近はけっこう甘いモノにうるさいのである 22 sept. 2005 b.o.n.fishing service 久しぶりに琵琶湖大鯰釣りだ ボンビー横山、ゾンビ正人と瀬田川へ行く 夕刻 川に着くと 岡セイネンが待ってくれていた 今日は新しいポイントを案内するという 期待に胸を膨らませつつ 藪こぎで道に迷いつつ川に出る 釣り始めて間もなく 「キタッ」 ボクの下手で声がした 薄暮の中でセイネンの竿が曲がっている 目ジャー計りで三尺楽超 ミキハニのダーターに音もなく出たという お漏らしをした子供を抱くような格好で セイネンが琵琶湖大鯰を抱いて河原を歩いてきた 「うわでかい」 久しぶりに見る琵琶湖大鯰は迫力満点 日頃見慣れた鯰とはまったく別モノである その後 だれの竿も一度も曲がらなかった お客は一匹も釣れず ガイドだけが釣るということは 実はよくあることなのだが 坊主慣れしている一行総勢三名は 嘆くことも滅入ることもなく川を撤退した 岡セイネンは 恐縮しつつも最後まで川と対峙していた 23 sept. 2005 lure snap 歳とともに近くのモノが見にくくなる 世間ではこれを老眼という それがしは近視ゆえ 老眼の進み具合が比較的遅いのだが それでも最近は 夜釣りになるとラインが結びにくい そこで スナップを使うことになる ミノーイングならともかく トップウォータープラッギングでは スナップは使わぬにこしたことはない ロッドアクションとプラグの動きが スナップに相殺されて悪くなるからだ しかし ナマズ釣りのような タダ巻き系のプラグを多用する場合 スナップは実にありがたい それにしても 目の衰えは難儀なものであることよ 24 sept. 2005 blues harp has broken 友人かまどやが 福福大会の前夜祭でブルース演歌を3曲歌うというので ボクはハープを一個だけポケットに入れて参加した Aのkeyで歌うというので ハープは2ndポジションのキーDだ さて 演歌の熱唱は無事終わったのだが かまどやのあの声にやられてしまったのか ハープが壊れてしまった 4穴の吸音のピッチが狂ってしまったのである こんな壊れかたは初めてだ 修理の仕方が分からない 元々このTOMBOのキーDのハープ かまどやからプレゼントされたものだが‥‥‥ Aのブルースに不可欠のキーDのハープ 音が出ないのではどうしようもない さっそく買い換えることにした HOHNER PRO HARP Key of "D" プロハープは他のKeyでも使っているが 新しいプロハープは仕様が大幅に変わっていた 一番大きな変更は 吹口が真鍮のエッジになっていることだ これは従前のHOHNER HARPと同じである したがって唇が痛い ナイフを二枚並べて吹いているようなものだ 左から HOHNER old PRO HARP Key of "D♭" HOHNER new PRO HARP Key of "D" HOHNER HARP Key of "E" ボディ木製・真鍮エッジ TOMBO MAJOR BOY Key of "D♭" MAJOR BOYのような扱い易さはないが HOHNERの音は膨らみがあって心地よい いずれ分解してエッジを細かいサンドペーパーで落としてみよう 上から かまどやの声で壊れたTOMBO MAJOR BOY Key of "D" HOHNER old PRO HARP Key of "D♭" HOHNER new PRO HARP Key of "D" 今日は調子に乗りすぎて 唇が辛子明太子である 25 sept. 2005 wristwatch is lost 時計がない どこへやってしまったのか あちこち探し回ったが見つからない 仕方がないので他の時計をはめていこうと思ったら ことごとく電池切れだ かろうじて動く一個も秒針が軸からはずれている さっそく 修行場の近くの上川時計店へ持って行く 時計屋の若旦那がテキパキテキパキと仕事をする 電池交換2個 秒針の修理1個 電池交換及び修理代金しめて2500ヱン イカレていた時計が3個みごとに復活した それにしても お気に入りのオリエント逆輸入バージョン どこへいってしまったのやら‥‥‥ 26 sept. 2005 operation on eye 今日の午後 妻とふたりで 目の手術を受ける息子を見舞う うまくいってくれと願うばかりである 27 sept. 2005 operation on eye 2 タクの手術は成功した 少し見えるようになった まだまだ予断を許さないが ひとまず安心だ 28 sept. 2005 operation on eye 3 タクの病室を見舞う うつぶせになって "The Best of Muddy Waters"を聴いていた 欲しいモノはないかと聴くと 「ギター」とひとこと 29 sept. 2005 ambassadeur 6501 narrow spool あの忌まわしい651のタコ釣りで シマノのカルカッタ401を海に落としたあと 代替のタコテンヤ専用機を物色していたのだが 先日ネットオークションで 面白い中古リールを落札した ABU Ambassadeur 6501C3 (Narrow spool) 向こうに見えるのは同じスプール幅の5601C4 どこがどうということもない パーミングカップのアンバサダーだが サイドカップにはちゃんと「6501」とあるのに なぜかスプールが5000番台なのだ つまり 6000番台のナロウスプールということになる 多分5500か5501の土台に 6501の両サイドを取り付けたのだろう サイドカップを巻いているシールは不細工なので 普段ならめくってしまうのだが なかなか洒落ているのでめくらずに使うことにする 30 sept. 2005 kobe wandering 修行明け のんびりしに神戸を徘徊する 阪神タイガースが優勝した翌日だというのに 神戸の町は意外なほど静かだ 旧居留地 シネリーブルで映画でも見ようかと思ったが 見たい映画もなく L.L.Beanには欲しいモノがなく Eddy Bauerは趣味に合わず Mont-Bellやpatagoniaを冷やかしていたら 昼になった エディやモンベルはアウトレットで買うので 三宮では見るだけだ 珍しくガラガラの南京町を抜けて 海文堂で池波正太郎の小説を数冊買って いつものように丸玉食堂へ向かいかけたが 踵を返して生田筋へ戻る ラーメン屋「四天王」に入る カウンターに座って塩玉叉焼麺880ヱンを注文すると 若い店員が 「阪神タイガース優勝セールで餃子が80ヱンです」 という 「え!阪神優勝したん?」 「はい。昨日優勝したんです」 「それ二人前でも三人前でも80ヱン?」 「え、いえいえ、一人前が80ヱンです」 「ほな一人前ちょうだい、それからビールも」 若い店員は このおっさんアホちゃうかという顔つきで 奥の厨房へ注文を通していた それにしてもである とんだところで 珍珍トラやんず優勝の恩恵にあずかってしまった 今更中日りゅうちゃんずファンだとも言えないしな しかし 190ヱンの餃子が80ヱンになったところで いい大人がそんなに嬉しくはないのだぞ どうせなら ラーメンもビールも80ヱンだったら どれほど嬉しいことか old tales |