Angling Net / ikasas ikuy's "talk to myself" 毎日更新(ウソつくな!) 1 oct. 2005 octopus month 十月になった 十月になったからといって 急に何かが変わるわけでもないが 少し秋めいた気がする 今日は修行は休みだが 家でブルースを聴いたりして過ごしている 家族の誰かが入院しているという状況は なにかと気が滅入るものである 2 oct. 2005 fishing heat ずいぶん長いあいだ 釣りをしていない 釣りの虫が起きはじめているが 自重している 変わった名前の芋焼酎‥‥‥味も少し変わっている たぶん 釣りに行っても 心底楽しめないに違いない 3 oct. 2005 octopus month ひんやりと秋らしい一日 残念ながら今日は修行である もう何十年も続けている修行なので 慣れているといえば慣れているのだが やはり疲れる 4 oct. 2005 wilkinson tansan ちかごろは 近所の酒屋の若旦那が ウイルキンソンタンサンを配達してくれる おかげで遠くまで買いに行かなくてもよくなった 橋詰酒店のにいちゃんはよく働くいい男だ しかも釣り好きらしい 栓が王冠式の細くてスタイリッシュなリターナル瓶 サッカーを見ながらハイボールを飲ると ついつい飲み過ぎて90分持たない ハーフタイムあたりから怪しくなって 75分でダウンだ 5 oct. 2005 changing dress for the season 秋風が身にしみる 寒がりのボクは半袖ではいられない ジャケットをしっかり着込み 背を丸めて歩く 世間もすっかり衣替えである それでもところどころに 季節感のない人も歩いている タンパンにアロハシャツのおじさん ノースリーブのシャツの袖から 脚のような腕を出して歩いているおばさん 「もう秋ですよ」 6 oct. 2005 kintsuba 修行明け 空は真っ青に晴れ上がっていた 時間つぶしに神戸へ行く Bontonで不味いアイスオーレを飲む L.L.Beanでラムウールのセーターを買う 本高砂屋できんつばを買う 海文堂で池波正太郎の小説を買う 先週買った4冊は一週間で読んでしまった 昼 丸玉食堂で久しぶりに足でビール 左隣のおじさんは腸詰めでビール 右隣のおじさんはロバでビール けっこうみんな昼間っから変なモノでビールを飲んでいるのだ 昼過ぎ タクの病室を見舞う 十日以上もヒゲを剃っていないので 盗賊の首領のような顔になっているが 思いのほか元気そうだ 術後の経過は順調で来週にも退院できると言われたらしい 持っていったきんつばを 「うまいうまい」と4つも平らげた ところが 夜 病院へ行ってきた妻の話によると なんのことはない 手術は失敗だったというのだ また一からやり直しだという タクは打ちひしがれ項垂れていたらしい 順調です 危険です 順調です 危険です を繰り返す医者にもうんざりだ 7 oct. 2005 awabi 先日 申し込んでいた 地上デジタル放送の工事に来るというので 慌ててテレビの周りの埃を掃除して 「さあいつでも来い」 と待っていたら やってきたCATVの工事の人が いきなり 「このソファ動かしてもいいですか」 というのである 困った‥‥‥ じつに困った‥‥‥ そこはもう何年も掃除していないのだ さて、ソファをどけてみると 出てくるわ、出てくるわ ゴミ、ゴミ、ホコリ、ホコリ‥‥‥ ボクも工事人も思わずのけぞってしまったのである さて ゴミとホコリの中から 二年越しで探していた装飾用のアワビが出てきた 螺鈿職人がアワビを研磨したあとの端材だ これが竿やルアーに使うと 見事な芸術作品に生まれ変わる ヱンドレス森下のルアーでさえ美しく見えてしまう つまり 自然が放つ輝きに勝るものはないということだ 8 oct. 2005 slide bar もう 十年以上も愛用している真鍮のスライドバーだ よく似たものを何本か持っているが 使うのはこれ一本である スライドを始めた頃は ワインの瓶の首を切り落とした 文字通りボトルネックを使っていたのだが 高音弦とガラスの微妙なタッチが難しい PICKBOYと刻印されている なくしでもしない限り死ぬまで使うのだろう 9 oct. 2005 aboriginal artist 見るともなくCATVを見ていたら アボリジナルアートの特集をやっていた プロのアボリジナルアーチストを目指している アボリジニの10才の少女の話だ その少女の描くヱ なんと こいつにそっくりだったので驚いた そういえば しばらくヱを描いていない もう少し寒くなって 釣りに行くのが億劫な日にでも 描いてみるかな 10 oct. 2005 apple pro mouse アップルプロマウス しばらく使っていなかったのだが 久しぶりにキーボードに繋いでみた 光学式とはいえ 使い心地は極めて悪い それでも 葛饅頭のようなこの愛らしさ この独創性は捨てがたいのである デザインを優先するか 機能を優先するか どんな場面においても ボクはデザインを優先してきたのだが それにも限界がある 限界ぎりぎりのところで アップルプロマウスを使うボクである 11 oct. 2005 chauzu in the yebisu beer ちょっと贅沢かそうでないかは別にして 日本一うまいビールはコレだと思う もちろん 異論のあることは百も承知である 酒の好みなど十人十色であるからして これはココだけのハナシである 異論、反論など一切受け付けないのである さらに 麦酒の肴について言うなら あれこれ迷った挙げ句 餃子と断言する 酒肴の趣向など 十人十色であることは百も承知の上で 餃子と断言する 誰がなんと言おうと 餃子である どこのなんという店の餃子であるかは これは内緒である これだけは口がさけても言えないのである ただし 困ったことがひとつある その店においてある麦酒が ヱビスではないのだ その点だけが如何ともしがたいのである この絶対的矛盾を埋め合わせるには 弛まなき想像力の発露を要する 12 oct. 2005 2005 autumn 944 人間は 呼吸をしなければ生きていけない 釣り人もまた 釣りをしなければ生きていけないのである 三週間ぶりの魚釣りである 朝早くから夕暮れまで 糸を垂れて一日過ごしたのである ただそれだけである それ以上は何も必要としない珠玉の一日であった 13 oct. 2005 cat bites lan cable 突然 iBookがネットにつながらなくなった 「おかしぃなぁ‥‥‥」 モデムや分配機の接続をチェックしたが どこにもモンダイがない ためしにもう一本のLANケーブルにつないだら つながった ヨメが得意げに 「これみてみてみー」と ボクのiBook専用のケーブル見せる ヴェガ(3才7ヶ月♀)は いろんなものをかじる 新品のMerrellのモカシンを両足ともかじったり よめのサンダルをかじったり 本や雑誌をかじったり とにかくなんでもかんでもかじるのである 被害は年々増大している 早急に対応策を講じねば‥‥‥ 今日 タクが目の再手術をした 治ることを願うばかりだ 14 oct. 2005 cat bites lan cable 2 猫は柑橘類が嫌いらしい そこで試しに ミカンの皮をヴェガにかじらせてみる と 「うぎゃぁ」と叫んで 「ペッペッ」と唾をはいた その後も涎をダラダラ垂らしていた なるほど これは以前ラムタラが山葵を舐めたときと同じ症状だ オレンジオイル配合のお風呂洗い用せっけん これを家中のケーブルにスプレーしよう これで二度とケーブルをかじられることはないだろう 15 oct. 2005 domain maintenance cost bill @ngling netのドメインは"angling.net"だが そのドメインの維持を代行する会社から 費用の請求書がきた 消費税込みで4200ヱンだという @ngling netを始めた頃は1万円以上だった ずいぶん安くなったとはいえタダにはならないのだ さっそくネットバンキングで支払う これで10年目も"angling.net"は守られるらしい レンタルサーバー料 掲示板使用料 レンタルカウンター料 たまさかには忘れてくれても良さそうなものを 毎年々々必ず請求書がくる 会社の経理係の人はえらいなぁ‥‥‥ 16 oct. 2005 iuemon コンビニで買うお茶は サントリー福寿園の「伊右衛門」と決めている ミヤザワリエがテレビのCMで 「いえもんはん‥‥‥」と言っているやつだ 味はベリロールだ ところでこの「伊右衛門」 パッケージに「いえもん」とふりがながある さて 四文字の漢字に 四文字のふりがなだが 一番上の「伊」は「い」でモンダイない 一番下の「門」はだれがどうみても「もん」である ということは 残る「え」一文字を 「右」と「衛」のニ文字で分け合わねばならないことになる しかし どう贔屓目に見ても 「え」は「衛」であろう したがって 「右」は「う」読むのが妥当だ これは国語学的にもいたしかたないところだ つまり 「伊右衛門」は本来「いうえもん」であるはずだ ところが 「う」と「え」を連続して発音するときに 多くの諸先輩方が舌を噛んだため この際「う」には悪いがご遠慮いただこうと こういうことになったのではないかと思うのである この言い方でいけば 石川五右衛門は本来「ごうえもん」であり ドラえもんは「どらうえもん」となるはずなのだ 17 oct. 2005 Vanguard 先週944で ジャンキー内藤にもらったプラグだ わははぁ〜 ボクの嫌いな銀ラメのプラグだ なんとあの日 唯一竿を曲げてくれたプラグだ Top Water Junky にしては珍しくVIVIDな色使い 折角竿を曲げてくれたのに ああ 釣り損ねた 釣り損ねた 45cmはあったなぁ‥‥‥ この仇はなんとしても討たねばならぬ 必ずや討たねばならぬ 18 oct. 2005 last namazu lure チンドンバグジュニア もう 最初の色がどんなだったか 想像さえできないほど色が剥げ落ちた ラストナマズを釣るルアーはこれに決めた Ching Dong Bug Junior (Black Dragon) 28g 当てまくり ぶつけまくったこともあるが そもそも塗装する前に セルロースセメントにドブ漬けしたのが間違いだった カシューが木肌に食い付かず ぶつけるたびにボロボロと剥がれたのである たしかに百戦錬磨の強者顔だ こういうルアーに仕上げたければ カシューを塗る前にセルロースに浸けることを薦める 19 oct. 2005 video on demand ビデオ・オン・デマンド 加入しているケーブルテレビの新しいサービスらしい もともとボクは レンタルビデオやCDを借りたことがない 理由は 返しに行くのが面倒だからだ 返すのを忘れると高い延滞料を取られるらしい なんでもかんでもすぐに忘れてしまうボクには まったく向いていないのだ ところが このビデオ・オン・デマンドは返さなくていいのである いや、そもそも借りに行くこともないのである つまり テレビの画面上で見たいタイトルを選択するだけで すぐに配信されて再生スタートなのである レンタル期間なら何度でも繰り返し見ることができるし もちろんVHSやDVDに録画しておけばいつでも見られるのだ レンタル料は一本あたり200円〜500円程度 なかには無料のもある いや まったく便利な世の中である 特に見たい映画もないし 釣りのビデオなどを借りて見ている今日この頃だ このところ釣りをしていないので 少しはストレスの解消になるかと思ったのだが 逆効果だ‥‥‥ 20 oct. 2005 last namazu 秋が深まりつつある さて、今年もラストナマズだ 夕刻 独りいつもの川へ行く 日差しは明るいが 川面を走る風は冷たい‥‥‥ 4時過ぎ まだまだ明るい時間だったが チンドンバグジュニアに 「グァボッ!」 豪快に飛沫を上げて出てくれた 「おおワンダフル!」 今の出方、超最高だ 今日の主役はチンドンバグジュニアだ この一発でじゅうぶん納得なのだが その少し後 さらにでかいやつが釣れた ラストナマズにふさわしい60cm級だった しかし 足場が高く 抜き上げようとしてバラしてしまった 痛恨のフィッシュオフ‥‥‥ ルアーを見ると なんと、フックを繋いでいたスナップが伸びて開いていた ナマズはフックをくわえたまま逃走した バーブレスなので自力で外してくれることを祈る フックがなくなったのでチンドンバグ(親)にチェンジ 2発いい出方で出たが乗らず 3発目はなんとバスだった(Last Bassに続く) 本日7バイト、3ヒット、1バラシ、1ナマズ、1バス 21 oct. 2005 last bass ラストバス と言っても実はこれ 昨日のハナシの続きなのである ここ一ヶ月 ボクは釣りネタに困窮している状態なのだ なにしろ魚を釣っていない そこで 1回の釣りを2回に分けて書くという おおよそ日記らしくない手段に出たのである いわゆる「ズル」だ しかし これは「日記」ではなく「独り言」なのである いかなる手段も正当化しうるのだ さて ラストバスは 昨日も述べたとおり 鯰を釣っていて釣れてしまったのである いつものナマズ川の両岸コンクリ貼りのドブで釣れたのだ この川は通い初めて2年目だがバスを釣ったのはコレが初めてだ 見ての通り30cm弱‥‥‥せいぜい27cmだ 今年18匹目のバス とうとうやってしまった 40cmアップの連続記録はあえなくストップしてしまった 筋肉の付き方などはさずがに「川バス」である 小さいくせに体高のある見事なボディだ しかし これを今季ラストバスにしてしまってよいものか ボクは小さなバスを眺めつつ大いに悩んだものである 時計を見るとまだ5時過ぎ よし 今からバスを釣りに行こう リアルラストバスを釣りに行こう 春から夏にかけて 釣り堀状態だったあの池に行こう 減水していて雰囲気はないが 今季ラストバスは50cmアップで締めくくろう‥‥‥ そうだ こういうこともあろうかと あのヴァンガードを弁当箱に入れてきたのだ 912-944のリベンジだ 釣り始めて2時間弱‥‥‥ 強烈な吸い込み音が二度あったのみだ バイトサウンドからして45〜50cm級だ しかし バスは釣れない 東の空が明るくなった 左側が少し欠けた丸い月が出た 遠くのグランドのナイター照明と相まって 水面は意外なほど明るい ヴァンガードが細かく首を振るのがよく見える さらに1時間‥‥‥ 少し「アキラメ」が入りかけた頃 岸際で「チュボッ」という音がした と、同時に竿先に「クン」という感触が伝わった 「ん?」 ハンティングシャフト(ボロン)を立て見たが 竿はまったく曲がらない それでも ヴァンガードがある辺りの水面で 「バシャバシャ」と魚のはねる音がする‥‥‥ おお 釣れていたのだ バスが釣れていたのだ 今季19匹目のラストバスだ 見事だ すばらしい 思い切り小さい しかも痩せている 一気に引き寄せた足元には 25cmにも満たない小さなバスが ヴァンガードのテールフックをくわえてキョトンとしていた まさしくこれがラストバスだ トップウォーターバス釣りを始めて30年近くになるが 一年の内に20匹釣らなかった年は初めてだ 年々バス釣りが難しくなっている上に 年々ボクの体力が低下しているのだ それでも 濃密なシーズンだった エキサイティングなシーズンだった ああ、面白かった ああ、楽しかった ‥‥‥と 半ば自分に言い聞かせるように 中途半端な納得をしてボクは竿を納めたものである 22 oct. 2005 fullpatch cdb ミニパッチといえば あんつ中山だが そのあんつからルアーが届いた これは見事な実物大 つまり フルパッチ・チンドンバグだ ボディのシェイプから カップのカタチまで寸分の狂いもない だれがどうみてもホンモノだ ホンモノのボクが言うのだからまちがいない モンダイはウエイトバランスだが テストでは動いたらしい よし タイへ持っていって ぶっつけ本番で使ってみよう 実は今年の2月 タイのブンボラペという湖で ミニパッチ・チンドンバグでプラーシャドーを釣った フックが小さすぎて数秒でバレたが このサイズなら大丈夫だ 楽しみだ ありがとうあんつ 23 oct. 2005 bass rod #1 頼んでいたバスロッドが届いた 今は亡き「MAMIYA」のカーボン竿だ 5年前に釣り具業界から撤退したカメラ屋の竿だ 実はこれ 来季のトップウォーターバス釣り用にと考えている まさかこんな竿でバスを釣ることになるとは 少し前には思いもしなかったことだが 軽い とにかく軽い これなら十二時間以上キャストし続けても ボクの肩や肘や手首や指は一言の文句も言わないはずだ モンダイは釣り心地‥‥‥そのことである とりあえず タイへ持っていって オンスプラグを振ってみよう 大小いろんな魚をかけて曲げてみよう 文句を言うのはそれからだ Hunting Shaft Impulse HIC-561ML 全長167cm 含有率カーボン96%、グラス4% グリップ脱着式(仕舞い寸法142cm) ニューガイドコンセプト採用 当時の定価の1/2以下の値段(メーカー保証なし) このところ 中古竿ばかりあさっていた コルクにビニルカバーの付いた竿を買うなど 何年ぶりだろう‥‥‥ 24 oct. 2005 daimaou このところ 久しく芋を飲ってなかった 豚鍋をつつきつつ少し飲んでみる 芋独特の甘味と臭みが鼻腔を漂い なんともいえない陶酔感が味わえる カツオ出汁を潜った肉の脂に見事に合う 夕刻 妻と未だ入院中の次男を見舞う あれから一ヶ月が過ぎた 再手術の前にきれいに剃ってもらった髭が伸びて また盗賊の首領のようになっているが 日増しに元気を取り戻している 先の見えない不安と戦いつつ それに打ち勝とうと元気を見せているのかも知れない あとは結果を待つだけだ 無事退院することを祈るだけだ 25 oct. 2005 old south bend grip サウスベンドの古いグリップを手に入れた 前から欲しかったグリップだ ブリストルやヒギンズのように スクリュウリングでリールを固定するタイプだ このタイプのグリップは5つあるが こいつが一番カッコいい たぶん いや 間違いなく このコルクは剥ぎ取られて布袋竹になるだろう 出来上がったらまたここに写真を載せよう この「SOUTH BEND」の刻印が 萎えかけたボクのフィッシングスピリットを奮い立たせる ああ なんとステキなグリップだ コレにどんな竿を差すかで大いに悩んでいる 悩ましき日々は続く‥‥‥ 26 oct. 2005 Fruits Land M&R ミカンの季節だ 今年も 恩賀農園の極早稲みかんからミカンライフがはじまる とりあえず30キロ送ってもらう Fruits Land M&Rの"M"と"R"は むっちゃん&りえちゃんのことだ う〜ん まいう〜 今後 極早稲みかんは早稲みかん→みかん となるらしい どこがどうちがうのかは 知らない 注文はウエブサイトから→Fruits Land M&R 27 oct. 2005 maintenance of reel リールのメンテナンスをする メンテナンスといってもサイドカップを開けて汚れを落とすだけだ したがって 使う工具はビクトリノクススベニルに付いているマイナスドライバーと あとはなんでもオイルの"KURE" CRC 5-56と綿棒だけである ABU3台、シマノ5台を一気に掃除する もっともひどかったのはカルカッタ101XT2台 調子が悪くなってもうかれこれ5年ほったらかしだ 1台はハンドルを回すと「キーコ・キーコ・キーコ」と悲鳴をあげ もう1台は「シャカリキ・シャキリキ・シャカリキ」と歌を唄う これでは使いモノにならない サイドカップを開けスプールを外して目に見える汚れを綿棒で取り除く 「うっわー、よーここまでほっといたなぁ」 あとは隙間という隙間から細長いノズルを突っ込んでCRC5-56をぶち込む しばらく油をぶち込み続けていると 「うわ・うわ・うわ!」 古いグリスのカスや腐って固まった水垢などが 「ドロドロドロドロ」と流れ出てくる 真っ黒だ 「ドロドロドロドロ」 「うわ・うわ・うわ」 「ドロドロドロドロ」 「うわ・うわ・うわ」 メンテナンスが終わり組み上げる‥‥‥といっても スプールをはめてサイドカップをねじ止めするだけだが なんと なんと 2台とも「さーーーーーーー」と回るではないか これはスゴイ! もし 完全分解してギアや部品を一個々々磨き上げたら 「さーーーーーー」とも言わずさぞかしよく回るのだろう しかしそれはできない バラしたら二度と組み立てられないからだ いやいや そこまでしなくてもこれでじゅうぶん復活だ ナマズ専用機のScorpion Metanium2台も同じく大掃除する 汚れのきつい川で3年間使い続けたので回転が悪くなってきているのだ スプールを取り外してみると案の定ドロドロドロドロ状態だったが これも同じ要領で掃除すると なんと なんと クラッチを切って指でスプールを弾いただけで 「おお!」 「クルクルクルクルクルクルクルクル」 「おお!」 「クルクルクルクルクルクルクルクル」 明日の朝まで回っているのではないかと思うほど 「クルクルクルクルクルクルクルクル」 「おお!おお!」 いやまったく 手間暇を惜しんではイケナイということだ 残念ながらスコーピオン1001だけは いくら磨いても「シャーカ・シャーカ・シャーカ」であった まあ ガシラ釣りに使うからいいけれど‥‥‥ 28 oct. 2005 lost wristwatch なくした時計が出てきた 籐の箪笥からヒョコッと出てきた 先月、琵琶湖大鯰釣らずに行った日から 一ヶ月以上も行方不明だった ORIENTの逆輸入品 5年前に買って以来愛用し続けてきた時計である 腕にはめるとやっぱりコレが一番ピッタリくる 今度はなくさないようにしよう ああ よかった 29 oct. 2005 minnow plug 明日はK浜だ 釣れないスズキ釣り大会だ 日頃滅多に使わない 小さなミノープラグを引っ張り出してくる 数年前のK浜はミノーなど不要だった オンリートップウォータープラッギングでじゅうぶん釣れた それがここ二、三年 まったくトップに出なくなった 釣り人の急増が原因だろう いわゆる「場荒れ」というやつだ 仕方なく9cmミノー リップの長いのは要らないなぁ‥‥‥ さて 久しぶりにチマチマしたスズキ釣りをやってみるかな 30 oct. 2005 osaka bay shore battle 「どっちがホンマモンのアホか」というタイトルをかけて もう十八年間も戦い続けてきたのである 大阪JLAオールスターズとわが神戸ニグアンドサックス 遠来の助っ人を交えて 今年もまた「いつもウラで甲子園」の浜において 熱い熱い戦いが繰り広げられたのである ここ3年 ボクはこの戦いで1匹もスズキを釣っていない 2001年の戦い以来釣っていないのである 今年こそは ヱンドレス森下のケツに付いて回って おこぼれを頂戴せねばならない なにしろヱンドレス森下は 前日のプラクティスでスズキの居場所をみつけているのだ そして なんとか‥‥‥1匹釣れたのである 50cmチョイの スズキと呼べるスズキではないけれど それに トップウォータープラッギングでもないし zungイノウエみたいにレイチューンでもないけれど なんとか‥‥‥ おこぼれで1匹釣れたのである ああ 釣れてよかったなぁ 今年はボクの弟子 大阪府在住のごるご高階が71cmで初優勝した 大阪在住ということは敵兵になるが ボクの弟子だから身内みたいなモノだ 悔しいやら嬉しいやら こういうのを「悲喜交々」というのだろう 31 oct. 2005 rod stand 26 ヤフオクで落札した竿立てが来た 思てたよりコンパクト とりあえず 長いのやら短いのやら 太いのやら細いのやら ベイトやらスピニングやら 最大収納本数26本を立ててみる ‥‥‥と おおお! なんという収納力 なんという収まりの良さ リールを着けたままでもきれいに収まる 揺すってもぜんぜん倒れない 抜群の安定感 ひえ〜! これはスゴイ! これで1690ヱン! もういっこ買お old tales |