@ngling net / ikasas ikuy talks to myself passed tales / current tales 16 may 2006 (tue) namazu and bass ↑日付は16 may 2006 (tue) となっているが 実はこれも14 may 2006 (sun) の話しである 日記ではないので日付などまあどうでもよい 重要なのは「こぼれる笑顔」だ 日が大きく西に傾いて夕焼け空が広がるころ エンドレスといつもの鯰川へ行く 二つ目のポイントで 「ズッバーン!」 マグナムポッポに大きな水柱が上がった わはは〜60cm級だ 竿が思い切りしなる‥‥‥とそのとき 「ふっ」と外れる 「あああ」 気を取り直してさらに下流へ ごつごつした岩場の浅瀬を通すと 「ズボッ」と出た 「小さい」‥‥‥ 案の定50cmあるなし級 ナマズのこの10cm差は非常に大きい 3つ目のポイントでガ・バブルにチェンジ いきなり 「バシッ!」と出た 「乗った!」 むむむ ジャンプするぞ なんだこれは‥‥‥ ナマズではないな‥‥‥ ということは‥‥‥バス! オレンジフィールドのガ・バブルでやっと日の目を見る うははー ついにやった! これまで なんべんも出るのに乗らなかったガ・バブルだが これでやっと日の目を見た 尻尾まで身が詰まった見事な川バス(43cm) 朝早くから 夜遅くまで釣りをして 大きな声を上げて叫び笑っている まったくアホだ それに もう若くないボクはくたくただ へとへとだ さらに4つ目のポイント チンドンスティックにズッパーンと出た おお! すばらしいファイトだ やっと釣れた二尺鯰 これが釣りたかったのだ わははは〜 まんぞくまんぞく バラシまくりのエンドレスを川に捨てて ボクは暖かい気持ちで家路についた 本日の釣果 ブルーギル‥‥‥9匹 アブラボテ‥‥‥7匹 カワムツ‥‥‥2匹 ナマズ‥‥‥2匹 バス‥‥‥1匹 17 may 2006 (wed) ryukyu world ↑日付は17 may 2006 (wed) となっているが 実はこれも16 may 2006 (tue) の話しである 日記ではないので日付などまあどうでもよい 重要なのは「あふれる笑顔」だ 修行明け、新長田へ行く 先月も高速神戸鉄道「高速長田」で降りて町を歩いてみたが ここもまた震災後から更地のまま放置された土地もあって 根の深い寂寥感は拭えない 琉球ワールドを目指す 琉球ワールドはどんなところかというと こんなところだ つまり、早い話が沖縄物産ショップである 沖縄に関連するものなら小規模ながら何でも揃う 沖縄へ行ってお土産を買い忘れたらここで買えるのだ 琉球プリント(グルクン)のアロハシャツ ゴーヤーのヱの手ぬぐい 池田卓と夏川りみのCD 泡盛大全集 ゴーヤーキャンデー ゴーヤー花林糖 味噌豆などなどを買い込む 泡盛も買いたかったが重くてもう持てない 琉球ワールドの中にある「沖縄食堂」で昼飯 ソーキそば ジューシー 島らっきょ 豆腐よう イカスミ 固豆腐 泡盛43° 残念ながらどれも本場の味にはほど遠い ソーキそばは肉も麺もまったくダメである 島らっきょも苦みが抜けている イカスミはからいだけで味わいがない ああ 牧志公設市場の食堂が恋しい‥‥‥ ただし 泡盛だけはホンモノだった 少しく酔う 18 may 2006 (thu) no bite ↑日付は18 may 2006 (thu) となっているが 実はこれも16 may 2006 (tue) の話しである 日記ではないので日付などまあどうでもよい 重要なのは「復活の兆し」だ 朝からさみだれがしとしと降っていた夕方 ヱンドレス森下を誘って東播へバス釣りに行く 去年"Musky Jitter Bug"でいい目をしたあの池だ ところが 期待の雨は昼過ぎには熄んでしまった 風もなく みなもは油を引いたようにとろんとしている この状況で細い雨が水面を叩いていたなら まちがいなくバスは割って出たはずだ しかし 残念ながら 水面は一度も割れなかった 池はまったく生気を失っていた 史上最強のダブルスイッシャーをもってしても 水面は微笑まなかった もちろんヴァンガードも投げたのだが‥‥‥ 手も足も出ない と 落胆していたら ヱンドレス森下は3発出たという しかも50cm級を掛けて寸でのところでバラしたという しかもルアーはエンドレスモーリーだという 仏壇三色をアワビ貼りに塗り直したらしい なんということだ ボクはもう バス釣りを引退しようと思う今日この頃である 19 may 2006 (fri) seisyu 1 日本酒とは 米を原料とした醸造酒のことである しかし なぜわざわざ国名を附して「日本酒」と呼ぶのだろう ただ単に「酒」ではいけないのだろうか うむ 確かに紛らわしいかもしれない たとえば 道路交通法の「酒酔い運転」でいう酒は「日本酒」に限定していない ビールでもウヰスキーでもワインでも 酔って運転すれば酒酔い運転になるのだ それならボクは今日からこう呼ぼう 「清酒」 これなら文句はないだろう 山名の「花こうぼスヰート」 甘い まるで甘酒だ スヰートというぐらいだから甘いのはわかるが それにしてもくどすぎはしないか 江戸時代の清酒は総じて甘かったらしい 甘いものがほとんどなかった時代に 清酒のもつ甘味は「おいしいもの」の代表だったということだ 分かる気がする 今のように甘いものがあふれかえっている時代は 逆に辛口が好まれるのだろう 「花こうぼスヰート」 江戸時代を偲ぶにはちょうどよい清酒かも知れない 20 may 2006 (sat) seisyu 2 今夜も清酒だ ボクの清酒は清酒グラスに一杯かせいぜい二杯 つまり一合と少しである それ以上飲むことはまずない なぜなら たとえ辛口の清酒といってもやはり強い甘味があって それが口の中にいつまでも残るからだ その甘味はウヰスキーや焼酎の甘味とは異質のものである 好むか好まないかは人それぞれだが ボクは好まない いつまでも口中で旨味(甘味)を主張する 強いて言えばワインもそれに近い つまり清酒やワインは口の中で威張っているのである 山名の「花こうぼドラヰ」 清酒の好きなところは 鼻腔をくすぐる円やかな香りと 口に含んだときに広がる芳醇な味わいだ したがって量は少しでいいのである 付け加えると 喉を通るときの暖かみのある清涼感も好きだ いや むしろこの清涼感を望んでいるのかも知れない ボクが燗酒を一切飲まないのもこの清涼感のためだと言える 「花こうぼドラヰ」 清涼感溢れる見事な辛口である 清酒が荒廃した時代があった その辺りの事情をうまく書いているHPを見つけた なるほどと思わされる 21 may 2006 (sun) recipe of curry udon 試行錯誤を繰り返しつつ 遂にカレーうどんのレシピが完成した もちろん素人の域は脱していない それは当然のことである それでも いままでに店で食べたカレーうどんの50%は この味より劣ると断言できる つまり うどん屋のカレーうどんなど ちょっともたいしたことないということだ 苦節6ヶ月、遂に究極の「家カレーうどん」が完成した しかし 言い換えれば 50%はこれよりうまいということでもある やっぱりうどん屋のカレーうどんはたいしたものである これからはこれをボーダーラインにしよう これ以下かこれ以上か 極めて単純明快な判定基準である なお このレシピをここで発表するかか否かは検討中である 22 may 2006 (mon) tanago fishing 快晴 川筋を伝う風が強い いつもの川へタナゴ釣りに行く 水質は前回、前々回に比べると格段にクリア 竿は102cmのオリジナルグラス エサはキミネリ ハリは三腰を使う アタリは頻繁ではないが飽きない程度に釣れる 目の前でバスが小魚を追い回している 追われた小魚は必死で水面を逃げまどう 「ガバッ!」「ガバッ!」「ガバッ!」 ものすごい補食音を立てて小魚を食い散らかしている 食われているのはカワムツか それともタナゴか‥‥‥ 釣り初めてすぐに 待望久しいシロヒレタビラの♂が釣れる ややゴマがかったシロヒレタビラの♂(6.0cm級) ところでシロヒレタビラだが 白いヒレは雄にだけ見られるらしい つまり♀のシロヒレタビラはごく地味なタナゴで カネヒラの♀と区別がつきにくいらしいのだ カネヒラの方がやや体高があるが 個体差もあるので一見しただけではボクには分からない いまのところ カネヒラのヒゲはごく短いので 口の下にある一対のヒゲの長さで見分けている しかし 魚類学者ではないので あまり神経質になることもないかと思っている さらにふた流し目、三流し目で カネヒラとアブラボテがそれぞれ釣れた 左:カネヒラ♀(7cm級)と右:アブラボテ♂(5cm級) これは爆釣かなと思ったが 5匹続けて釣ったところでアタリが止まる 風で浮子が流されるわ揺れるわで 小さなアタリがあってもわからない はっきりとした消し込みアタリでしか合わせられない 苦労しながらも なんとか4時間で30匹あまりの小魚を釣る 午後5時すぎ 風がますます強くなったので納竿とした ■遂にタナゴ仕掛けでブルーギルが釣れる 極々小さなアタリを合わせたら なんとブルーギル この川で初めてブルーギルを見た これでだけバスがバシャバシャやっているのだから ギルがいてもなんの不思議もないのだが‥‥‥ ■バスに痛めつけられたカネヒラが釣れる バスに尻尾を食いちぎられたとおぼしきカネヒラ 背中にもバスの歯形が残っている 這々の体で難を逃れたかと思ったら 今度はド素人のタナゴ釣り師に釣られてしまった なんとも気の毒はタナゴである そういえば前にも尻尾のないアブラボテが釣れた あれもバスの仕業だったのか‥‥‥ ■100ヱンショップの調味料入れで撮影する 大きめの調味料入れに10匹づつ入れて撮影してみる が やっぱり狭くて見苦しい 今度からは5〜6匹づつにしよう ■バスに気を取られて鈎を飲ませてしまったアブラボテ 目の前で 30〜40cm級のバスが何度もなんどもボイルする しまいにはボクが釣っている足元で「ガボッ!」 そっちに目を奪われているスキに浮子が消えていた 「あらら?」と合わせたが手遅れだった 三腰をしっかりチモトまで飲みこんでいた 慎重に鈎を外したがダメだった リリースすべき魚を死なせてしまった‥‥‥ ああ、タナゴ釣師失格だ ■最後にきれいなシロヒレタビラを釣る 尾鰭に若干の黒点病(寄生虫)があるが ほぼ完璧な魚体のシロヒレタビラの♂(8cm) ニッポンの川にもこんな美しい魚がいるのだ 清楚で気品のある青いボディ お洒落でシックな白黒のヒレ 非の打ち所がないではないか 本日の釣果 アブラボテ‥‥‥18匹 カネヒラ‥‥‥11匹 シロヒレタビラ‥‥‥2匹 ブルーギル‥‥‥1匹 カワムツ‥‥‥1匹 釣り座のすぐそばに咲いていた季節の花々 恥ずかしながら名前を知らない 23 may 2006 (tue) shima-uta 沖縄の酒「泡盛」は シャム(今のタイ)から伝わった酒である したがって原料はタイ米だ 知る人ぞ知るあの細長いコメだ そのタイ米と黒麹を混ぜ合わせて泡盛は造られる もちろん製造工程は焼酎と同じ蒸留法である 安くて美味い(資)比嘉酒造「島唄」30° 泡盛はできあがってもすぐに出荷しないらしい 少なくとも瓶で1年は寝かせて熟成を促すのである 泡盛は寝かせれば寝かせるほど味が熟成する 三年以上寝かせたものを「古酒(クース)」と呼ぶ かつて古都首里では 百年、二百年もののクースが大切に保存されていたという しかし 第二次世界大戦の時にほとんどが灰燼に帰した 現在ある三十年、五十年ものの古酒は 戦後、一から作り直したものである 二十年ぐらい前 残波岬にあるリゾートホテルのレストランで 三十年ものの古酒を飲んだことがあった あのころは ボクの舌がまだ青かったのか はたまた黄色かったのかして 「こんなもの、いったいどこがうまいのだ?」 であった まったく「味」がわからなかった まったく「豚に真珠」だった あれから月日を経て ボクの舌もずいぶん黒くなったものである ボクは泡盛を飲むと沖縄に浸れる 飲み方は水割りかオンザロック 甘旨い「ラフテー」と 苦辛い「島らっきょ」があれば 目の前に沖縄の青い海が広がるのである 三線の調べでも流れてくれば it's all right !! 24 may 2006 (tue) bass nama ranmen ゾンマサと「バス・ナマ・らんめん」に行く 残念ながら「らんめん」は改装中で営業していなかった しかたがないので「マカール」へ ■七福神の住む池の50cmバス このまえヱンドレス森下が50cm級をバラした池だ しかしまだいっぺんも50cmオーバーを釣ったことのないやつが 「今のは50cmあった」 などと言ったところでまったく信憑性がないのである で、ゾンマサ=Ching Dong Stickで2バイト0フィッシュ ボク=あれこれ投げてノーバイト これでボクはこの池で3回連続ノーバイトだ ■鯰川のナマズ この日のナマズは比較的活性が高かった ゾンマサ=CDSで9バイト ところがボーズである どういうわけか一匹も釣れないのである つまり、こいつはヘタクソだということなのか‥‥‥ うむ‥‥‥そうとしか言いようがない ボクはポイントをゾンマサに譲りつつ釣ってCDSで2バイト2ナマズ 特に2匹目の♀の引きはすざまじかった マミヤのHSI(561ML)を使ったせいもあって なかなか寄ってこなかった60cm級の♀ 夕方の6時から6時間 Ching Dong Stickを投げ続けて11バイトノーフィッシュ 地面に落ちそうなほど肩を落として家路につくゾンマサであった しかし考えてみれば無理もない あの全日本メバル釣り選手権・淡路島大会で 25cm級を凹凹釣りまくるヱンドレス森下の横で まるボーズを食らうような男である 実はこのゾンマサ 去年までボクがタコを触れなかったのと同様 ナマズが触れないのである わはは そんなやつにナマズが釣れるはずがないではないか まあ この次は がんばってくれや 25 may 2006 (thu) the glenlivet "THE GLENLIVET" スコッチウヰスキーの父らしい いわゆる「元祖」「本家」なのだそうだ 「THE」冠したウヰスキー なぜ「THE」を冠しているかについては 説明が長くなるので省略するが 早い話が「ホンモノ」の証であるということらしい たしかに いつも飲んでいる"Ballantine Finest"に比べたら ちょっと贅沢なウヰスキーなのだが 樽で12年間も寝かせた酒がこの値段なら まったく驚くに足らない 泡盛なら「超古酒」なのだ それに12年モノのグレンリベットも何種類かあって 中ではこれが一番ヤスモノだ 18年モノになると2倍 21年モノは3倍と値段は跳ね上がる プレミアのついた年のものや セラーコレクションになると数十万円だ ウヰスキー1本が数十万円‥‥‥ とても尋常な神経では飲めない 地に足が着かない酒など飲みたいとも思わない ボクの酒は「気分」で飲む酒なので ヤスモノでじゅうぶんなのだ 安い酒を 「いかに美味しく」 「いかに楽しく」 がモットーだ それにしてもこのTHE GLENLIVET なかなかうまいのである 26 may 2006 (fri) tanago fishing of rain 雨のタナゴ釣り 雨合羽を着込んで 五月雨に震えつつ糸を垂れたのである いつもの橋の上からいつもの川を眺める‥‥‥雨 えらく空が重いなと思ったら ポツリポツリと来だした 当地では 「ピリピリ降り始めた」 というらしい 新作の竹竿(107cm)に エサはキミネリ、鈎は新月を使う 竿の調子は申し分なし 入れ食いというほどでもないが コンスタントにタナゴが釣れ続く アブラボテ♂(7cm級) 相変わらずアブラボテは美しい 豪奢で可憐でしなやかで 堪らなく愛おしい魚である 派手な容姿の♂に対して ♀はあくまでも可憐さが勝負だ アブラボテ♀(5.5cm級) 小さなボディだがこれでも立派な成魚である ちゃんと腹部から産卵管が伸びている 4〜5cmのアブラボテの♀ 今日もシロヒレタビラが2匹釣れた これが釣れるとやっぱり嬉しい シロヒレタビラ(8cm) シロヒレタビラ(6.5cm) この煌びやかな姿はどうだ シロヒレを釣るたびにその美しさに声を飲む カネヒラのアタリは明快だ まるでヘラブナのように「ツン」と浮子を消し込む 間髪入れずにアワセをくれるのだが 少しでも遅れると 次の瞬間にはエサを吐き出している 電光石火の早業である 比較的小振りなカネヒラ(7.5cm) カネヒラの早業に対して アブラボテの食い方は鈍重だ いつ食ったのかわからない 浮子に出るアタリも実に微妙である 親浮子が「ツツツツ」と小刻みに震えたり 糸浮子が斜めに動いたりする つまり アブラボテは居食いするのである したがって鈎を飲まれやすい (本日、竹製自作鈎ハズシ大活躍) 雨の止み間に 新たなポイントを探していると 赤い木の実を摘んでいるお婆さんに出会った 「こんちわ」 「こんちわ」 「これ、何の実ですか」 「サクランボですよ」 「へえ」 「赤いのが美味しいから食べてみなさい」 「いいんですか」 「いいんですよ」 「んー、甘いですねー」 「なんぼでも食べなさい」 ボクは猿のように摘んでは食べ、食べては摘んだ サクランボで腹いっぱいになった 「あんた、写真を撮りに来たの?」 「はい、写真撮ったり、魚釣ったり」 「ここ、魚が釣れるの?」 「ええ、小さいのが」 しばらくして どこへともなくお婆さんが立ち去ると こんどは どこからともなく小さな子供が現れた 「サクランボ食べにきてん」 「赤いのんがおいしいで」 「知ってる」 そう言うと 器用に枝を手繰り寄せ 赤い実だけを選って口に放り込む 「プッ」 と種を吐き出す仕草も実に手慣れている そこへ子供の母親が現れた 「おかあさん、ボク写真撮ってもろてん」 「写真撮ってもろたん? いやあ、すんませんねえ」 「いや、こっちこそすんません」 「サクランボ食べはった?」 「ははは、いっぱい食べました」 「おいしいでしょ」 「おいしいですねえ」 なるほど ここはみんなのパーラーなのだ サクランボが取り持つ応接室なのだ それにしても 兵庫県S山市‥‥‥ 都会ではこんな会話‥‥‥絶対にない この屈託のなさはどうだ このおおらかさはどうだ 首から銀のナマズをぶらさげた怪しげなおっさんに 何の警戒心もないのだろうか‥‥‥ 再び魚釣り‥‥‥ タナゴ以外の魚も面白い 仕掛けが仕掛けだけに大きな魚は釣れない それでも10cmぐらいの魚がかかると けっこう引き味も楽しめる お馴染みのカワムツ(11cm) ときどき釣れるオイカワ(10cm) それにしても こんな雨降りに出かけるところを看ると これはもう ただの酔狂とは言えない域に到達しているのではないか そう疑いたくもなるのめり込みようである タナゴ釣りの魅力は 釣り味でもなければ達成感でもない ただただ 美しいものとの出会いである 野に咲く花の名前は知らない だけども野に咲く花が好き‥‥‥terayama shuji 本日の釣果 アブラボテ‥‥‥21匹 カネヒラ‥‥‥20匹 シロヒレタビラ‥‥‥2匹 カワムツ‥‥‥3匹 オイカワ‥‥‥1匹 27 may 2006 (sat) troutist vol.14 友人、細谷洋介から "Troutist" Vol.14 が届いた 「前号よりはマシな出来だと思うのですがいかがでしょうか」 と、添え書きがあった いやいや、いつもいつもありがとう 読ませて貰うよ まず表紙に驚かされる イトウだ そのイトウの迫力を損なわぬよう わざわざ写真を横向きに使っている 大胆で秀逸な手法だ イトウを手にしているのは本波幸一である もちろん本波幸一も横向きにされている 特集「本波幸一の世界」とあるが ページを繰ってみれば なんと54ページに渡る大特集なのだ 一人の釣り人を54ページも紹介した雑誌など いままでにあっただろうか まさに 「オール・オブ・ホンナミコーイチ」 なのである 見入る‥‥‥ そして‥‥‥ 魅入る‥‥‥ 本波幸一47歳 名前だけは昔から良く知っている 歳は離れているが ボクと同じ1950年代生まれだ しかし 釣りに対するスタンスがまったく違う 「格」が違う 「桁」が違う 「真面目さ」が違う それに だいいち「マスク」が違う 超二枚目だ しかも 釣りをするために生まれてきた男だ ボクのようなナマクラ釣り師など足元にも及ばない こんなことを言うと叱られるかも知れないが ボクの苦手なTさんのコラムも載っている ところが 予想に反してなかなか冴えているのだ 文章がヘンに踊っていない イトウという魚は「釣りキチ三平」を読んでいたので知っていた。 というくだりには 思わずニンマリさせられてしまった Tさんの書き物も随分と味が出てきたなぁ‥‥‥ いや、実に素晴らしい "Troutist" Vol.14 友人、細谷洋介の言うとおり 見事な出来映えである 本人に言うときっと照れるだろうが こんな本を編集する友人が居ることをボクは誇りに思う 28 may 2006 (sun) baygoma from mun! 川口市のMUN!さんから 釣りに使う針のない注射器や ミミカキのような鈎ハズシを送ってもらった中に なぜか ベーゴマが入っていた 彼の住む川口市は鋳物の町で いまもベーゴマを作り続けている町工場があるらしい 昔なつかし鋳鉄製のベーゴマ 関西ではベーゴマとは言わず「バイ」といっていた 古く平安時代にバイ貝の殻を回して遊んだのが起源らしい 子供の頃 よくこれを回して遊んだものだ ただ単に回すのではなく ドラム缶を輪切りにして緩めに布を張った土俵の上で 何人かでバイを回してぶつけ合い 相手のコマを弾き飛ばすという遊びだった もちろん弾き飛ばされたら負けである 回転のスピードが命だった 勢いよく回すために 子供ながらいろんなテクニックを編み出した なにしろ 弾き飛ばしたコマは自分のものになるのだから必死だった 子供の遊びとはいえ賭博のにおいがぷんぷんしていた 強い子供のポケットは いつも「バイ」で重く膨らんでいたものだ 何十年ぶりだろう バイを手に取り眺めつつ しばし麦わら帽子の夏休みを思い出していた MUN!さん 素敵なプレゼントをありがとう ほのぼのとした懐かしい気分に浸れたよ しかし うまく回らないなあ‥‥‥ 子供の頃はあんなに簡単に回せたのだがなあ‥‥‥ 29 may 2006 (mon) umi-sora 焼酎乙類のうち 沖縄特産の焼酎を「泡盛」という ということは タイ米と黒麹と水だけで作った沖縄県産以外の焼酎は いったいなんと呼べばよいのだろう 沖縄県外産泡盛「うみそら」 このきれいな青いビンに入った泡盛は 福岡県で作られている 製法は沖縄の泡盛と全く同じである しかし 沖縄県で作ったものはないので 泡盛とは呼べないらしい パチモンの泡盛なのだろうか しかし ラベルにはちゃんと「泡盛」と書いてある 不当表示なのだろうか 外国産のクズ大豆に 北海道産の大豆を一割だけ混ぜて作った豆腐には 「国産大豆使用」 と書いてよいことになっているらしい どうも日本という国が決める決めごとは 理解に苦しむことばかりである 30 may 2006 (tue) curry udon 歩くだけで汗がにじむ陽気だが カレーうどんである 当然である カレーうどんに冬も夏もない 暑かろうが寒かろうが うまいものはうまいのだ しかも 一日二はいだ 開店時間と同時に店に入ったがすでに3人 全員カレーうどんだ 後から来た客もみなカレーうどんを注文している 「肉カレーうどん」を注文して待つこと十分 噂には聞いていたが 恐るべきカレーうどんである おおかたのうどん屋のカレーうどんが ハウスの粉末カレールーを溶かして使っている昨今 ここのカレーのスパイシーな香りはどうだ 筆舌に尽くしがたい あえて言葉にするなら 「インド人もビックリ」だ いや まいった 麺も申し分ない いや まいったまいった 鼻水をzrzrいわせながら 谷町筋から空堀商店街を抜けて松屋町筋に出る このあたり 思いのほか歴史を感じる町並みである 廃屋に近い建造物にしばし目を奪われる ああ Rollei35を持ってくるべきだった しかたがないので 携帯電話のカメラで撮影してまわる ↓ 谷町六丁目界隈 1時間あまり 牛歩の如くのろのろとぶらつき歩きつつ また谷町筋へもどる すこし胃袋に余裕ができた頃合いを見計らって 二件目である 「名物・隠れうどん」 谷町筋の大通りに面しているくせに 「隠れ」とはどういうことだ 店の中は明るくて外から丸見えではないか‥‥‥ カレーうどんを注文して待つこと十分 ややとろみの強い出汁が出てきた ひとくち食べて ニシキタの「Bんば亭」のカレーうどんを思い出した ああ 思い出したくない思い出だ つまりこれは ご飯の上に乗っけるカレーではないのか ということだ 二件目で空腹状態ではないことを割り引いても これは誤審ではないと断言できる 脂っこさが胸にくる 麺そのものは完璧な腰抜け大阪うどんなのだがなあ‥‥‥ ざんねん 客足の良さから看て 流行っていることは確かなのだが カレーうどんを注文している客は他にいなかった だいたい 看板に能書きを羅列しているような店は うどん屋にしろ、ラーメン屋にしろ 総じて期待はずれなことが多い 創業何年だの 材料にこだわっているだの そんなことを細々と書き立てずとも うまいものは目をつぶってひとくち食べれば分かるのだ 31 may 2006 (wed) bass & namazu ヱンドレス森下、ゾンビ正人、まっけんぢ松下と バス&ナマズを釣りに行く なにしろ強烈なメンバーなので 道中の会話は宇宙の果てを飛んでいるようだ 針小棒大、流言飛語、奇想天外、支離滅裂 とても同邦人とは思えない 特に 最近のエンドレス森下は老人性AH気味で 言動がとりわけ面白い 天真爛漫、荒唐無稽、唯我独尊、優柔不断 無芸大食、無知蒙昧、傍若無人、抱腹絶倒 釣り師はみな 最後にはこんな風になってしまうのだろうか‥‥‥ 先週まる坊主のゾンマサが いきなりナマズを釣った 喜色満面、自画自賛、厚顔無恥、阿鼻叫喚 プラグはチンドンスティックだ これで彼も やっとClub Muddy Watersの正規モニターに仲間入りだ この日の鯰川は水量が少なく ナマズは一箇所に集中していた ポイントさえ見極められたら間違いなく出る 久し振りにダルトンツィスト・ノーマルフックで一発 うす暗くなった頃 池に転戦 今日こそは50cmアップと意気込むが 全員不発に終わる この池 去年は爆発的に釣れたが 今年は全くだめだ これで4回連続ノーバイトだ もう バスは絶滅してしまったのだろうか 疑心暗鬼、切歯扼腕、茫然自失、意気消沈 ああ でっかいバスが釣りたい 本日の釣果 9バイト3ヒット2バラシ1ナマズ (ゾンマサ=2ナマズ、エンドレス=1ナマズ、マック=まる坊主) passed tales / current tales |