![]() Picnic 1983年製 オールドピクニック ![]() ![]() Old Muddy Waters "Picnic" 70mm, 16.0g 所有者:横山雅之(Nig & Sax 4代会長) 一番多く作り、一番多く釣ったのがピクニックだ。「苦しいときのピクニックだのみ」とも言われた。7cm、16g‥‥‥反則と言われても仕方のないサイズだ。小さな移動距離で最大限の演技。ピンスポットで激しく首を振り続ける。これはもう、ポッパーというよりテーブルターンベイトだ。 ![]() ニグ&サックスの古くからのメンバーは、みんなそれぞれ自分のアマチュアブランドを持っていて、味わいのあるトップウォータープラグを制作していた。さて、どれぐらいの数を作ったか‥‥‥ナイフを握る手がボロボロになるまで、2000コや3000コは硬い木を削ったはずだ。 ![]() 1983年といえば、バス釣りに費やす時間の半分以上を滋賀県で過ごしてた頃だ。つまり、琵琶湖、西の湖という、当時それほどメジャーでなかった湖に足しげく通い始めた頃だった。あらゆるものを犠牲にして、何を置いてもバスと関わってきた時期だった。 ![]() 当時ボクは自作プラグで45cm以上のバスを釣ると、記念に日付を書き込んで部屋の壁にぶら下げていた。多い日には10本近くぶら下がった。壁はすぐにオリジナルプラグでいっぱいになった。 いまはもう、当時のメンバーでトップウォータープラグを作ってる者は誰もいない‥‥‥。とうとうボクだけになってしまった。 ![]() |