![]() クラブマディウォーターズ・モニターレポート ![]() Muddy Waters "Ching Dong Bug" 75mm, 36g レポート:堀田恭史 さて先日のレポートです 世間は旗日で休日?でしたが僕は仕事 天気予報を会社のPCから確認すると土曜はまた雨の予報 「土曜の夕マズメいただき!」と思うも 嫁との約束を思い出す 仕方なく急遽仕事を済ませ早めに帰宅 タックルを用意 数個のプラグとプライヤー、マグライトを 小さなバッグに押し込む オカッパリではやはり荷物を最低限に押さえたい 1つ目のフィールドに立った頃はまだ日が残っていた この池も僕が普段から行く他の場所同様とても小さい バスの数も決して多くなくかなりスレている しかし数年前の3月の頭に50クラスを出しており1発はある場所 何よりそいつがまた出れば更に育って良いサイズ もっともこの池、他の誰かが釣ってる姿は見た事ないけど・・ タバコに火をつけしばし水面の様子を見ながら 今日の1投目は何にしようかなぁ・・ どのポイントに入れてみようか・・・と考える この間はいつも子供のようにワクワクする 前夜から準備していれば酒をチビチビ・・ニヤニヤなんだろうけど 池の雰囲気を探りながらもまた格別だ まずは岸際のハング絡みのブッシュを攻める事に まずはミスポJrを投げてみよう・・・ ニーブーツと防寒着代わりのウェーダーを履いてはいるが この時期はスポーニングが絡むのであまり水に入らない ミスポJr動きをチェックしつつ 藪コギをしながらどんどん攻めていく 留守が多い 新作のミスポップJrには ラインアイが2個付いていてあれこれ使い手が悩むように出来ている(笑) ポップ音も好み、キックバックもグッド、首振り・・ネチネチ 1度ハングの奥、倒木の脇でプラグにチェイスがあったが 持ち込まない・・出たのか見にきただけなのか・・ いずれにしても水面という魚にとっての 生死の境界線に飛び出させる程誘いきれなかった 途中 珍丼虫にチェンジ ピンスポットも広い場所も攻めてみる 最近のマディーウォーターもオレンジフィールズも トレブルフックは恐ろしく鋭いフックが装着されている ジャレるだけでもフッキングしそうなんだけれど・・ 池を一回りしたが反応は続かない 親子連れが来たのでこの池を見切り移動 次に向かった場所は 今年は冬場に何も反応がなかったがウィードが例年より残っているので エンジンが掛れば早そうだ と考えていた池だ また岸際にしゃがみ1プクしながら池を眺める 波紋が・・岸際にギルが居るようだ 夕焼け空には蝙蝠が飛んでいる 前回来た時はまったく生命感がなかったが 日も落ち始め薄暗くなってきたこの時間帯・・イケそうだ じきに風がやんで鏡のように水面が穏やかになった ペンシルは持ってこなかったが ピクシー25でワンドのシャローをテンポ良くチェック ペンシルポッパーって言葉がピッタリ来るプラグだ しかし反応は無い 奥のオーバーハングエリアのストラクチャー周りかな?と 林を抜け奥へ・・木々がざわめいてきた また風が吹き始めたようだ 日が落ち夕闇が支配し始めたハング下へ 珍丼虫を投げる カチョン・・カチン・・カチョン・・ 倒木やブッシュのピンスポットに入れる ハングの奥まで入れる 岸際の暗闇の中に響く 金属音の混じるカチョカチョ音 風の音が気にならなくなる 対岸に大きな倒木がある場所に入り 倒木に向けフルキャスト そして倒木右脇のクイとブッシュに向けフルキャスト ・・・出ない 倒木の左脇は岸際に木があり岸から1m辺りまで 枯れた枝が沈んでいる その先岸から2〜3mの位置には沈んだ倒木・・その先は枯れたウィード 岸から数mはポイントだ 時期的にも沖からストラクチャーが点在しながら シャローにつながる場所は期待出来そう そこへ向けロッドを構え一呼吸置きフルキャスト 「カサッ」 冷やりとしたが上手い事岸際の木の下に決まったようだ 少しポーズを取りロッドアクションを入れ気配を探る ・・・出ない 居れば見てるハズなんだが・・ ジラシながら首振り・・見てるハズ・・ジレてるハズ・・ ここで2〜3mラインに沈んでいる倒木手前まで カポカポカポとタダ引きを入れ動きを変えてみる事にした瞬間 「ガボッ!!」 暗闇の中に補食音と白い水柱が上がった 初物はいつも緊張する 気持ちの良い緊張感だ しかも今回はW初物・・初珍丼虫と今年の初バス ![]() 手早く写真を取り即リリース 興奮が後から湧き上がる タバコに火を付けると久しぶりの臭いが・・ やっと今年もトップウォータープラッギングのシーズンが来た PS 佐々木さんが帰国するまでにもう1本位出しておきたいですね では! 2003.3.20 愛知県・近所の池にて report by Yasu Hotta ![]() |