Angling Net / Lure Museum


The Antz "Mini Patch Series"

当たり前のことでは納得しない
一筋縄ではいかない
そんな骨っぽい釣り人‥‥‥アンツ中山

彼の作り出す世界は常人の域を超えている。それはこの小さな玩具を見れば一目瞭然だ。

中央下の黄色いのが「ハトリーズ・ブッシュペッカー」、時計回りに「John Alan ホッコゲナー」「muddy waters バナナ」「Hutley's ファンキーバード」「muddy waters バナナ」「muddy waters ベッドバグ」だ。
思わず子供の頃に集めて遊んだ「グリコのオマケ」を思い出してしまった。


アンツ中山作ミニパッチプラグ。つまり、オリジナルサイズのトップウォータープラグを極小サイズにスケールダウンしてしまうのである。ただ単に真似るのは簡単だが、サイズを変えるのは極めて難しい。しかも、スケールダウンすると本来の動きが出なくなるからだ。

Hutley's
Bush Pecker MP


コップに水を汲んで浮かべてみると、きれいに水平に浮く。浮きすぎず沈みすぎず。ホンモノよりジャストなバランスだ。
よく見ると、スプリットリングではなく、新素材の糸でフックをつないでる。軽量化を図りつつ、食い込みの良さを追求した結果であろう。
しかしよくまあここまで細かい仕事ができるものだ。「匠の技」を感じずにはいられない。


Muddy Waters
Ching Dong Bug MP


オリジナルチンドンバグ(75mm, 36.0g)と並べてみると、いかに小さいかがよくわかる。
ここまでやられたら唸るしかない。
右上=タイニーチンドンバグ(34mm, 4.3g )
右下=ティーニーチンドンバグ(28mm, 1.8g)


小さい方は普通のギル用だが、大きい方は‥‥‥やっぱりデカギル用か。

アンツ‥‥‥恐るべし

6 May 2001


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