Angling Net / Lure Museum Oka Naritoshi Original "Katsuo-Bushi" 名前のないこのペンシルベイトは滋賀県在住の岡成年氏(=あのオカバコの製作者)の作品である。名前がないと説明しにくいので「カツオブシ」と命名しておこう。 Length:96mm、Weight:5/8oz このプラグ、私が使う前にすでに相当の実績があって、宇治川で50cm級を釣っているらしい。いまさら私が使っててみて、どうこう言うのもおこがましい気がするが、ご本人の希望であるから少しだけ言わせてもらおう。 ■カタチ 色といいカタチといい、カツオブシのようである。 一直線に通った背筋と腹部からの曲線が尾部できれいな「ツノ」状を形成している。頭部は60度ぐらいの角度で切り落とし。タイイングアイの部分は平坦。真正面から見ると背中が尖り腹は丸みを帯びる。これはサル森田氏のアメリカンドッグ2に似た形状であるが、いずれ劣らぬ独創的な「カタチ」である。 ■ウゴキ 滑るタイプかと思えば首を振るタイプ。テール部が軽い分、小刻みな動きが出る。ヘッドの平らな部分が水を吐くときのポップ音(ご本人はポッパーではないと言う)がおもしろい。 モンダイは始動にややもたつきがあること。強いジャーキングを加えると水面から飛びだすこと。(ただし、これが宇治川の流速を考慮した設計だとすれば、流速に負けず、水を噛みにくくしたアクションは秀逸である) 2002 New「Katuobushi」 太くなって、さらにポッパー色が強くなった。 ボディには深く彫り込まれた模様がある。目玉を中心に作者のオーラが放たれているようで‥‥‥極めて不気味である。 Length:95mm Weight:30.0g return to lure museum |