Angling Net / Umibozu Club
泉南〜加太
地磯のスズキはエキストラパワフル
大阪府の泉南から和歌山県の加太にかけて、海岸線はほとんどが断崖絶壁の地磯になってる。大きな川もないし、こんなとこにスズキがおるんやろかと、通い始めて十数年。そらまあ港湾部みたいに簡単には釣れへんけど、これがけっこう釣れるんやね。
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これが地磯周りのスズキのアベレージサイズの70cm級。(釣り人=マーキー横山)
特に大川峠(大阪府と和歌山県の府県境)の下の海岸線は、正面に「友が島」を臨む絶景、絶好の釣り場。おまけにここは潮流が速いから他所のスズキに比べると数段パワフル。ヒラスズキかいなと思わせられる。
ただし、ここらへんのスズキを釣るためにはちゃんとした装備でやらんと危ない。スパイクかフェルト底のウエーディングシューズは必需品。それからライフベストも‥‥‥何があってもすべて自分の責任やからね。
私はチェストハイウェーダーで海の中に立ち込む。手前は浅く途中から急にカケアガリになっている。カケアガリまでルアーが届かへんかったら、ここでの釣りは成立せえへん。ただし、波の荒い日は足元を救われるから要注意(ヒザの高さまでにする)。
それでついつい、もうちょっと沖へ‥‥‥と進んで行ってしまうけど、無理したらえらい目にあうよ。実際になんべんも溺れたから。海は凪いでても急に大波が来る。理由はわからへんけどそれが海の波のメカニズムらしい。
千波に一波は2倍の高さ
これは磯釣りの常識やけど、海の波は1000回に1回は必ず通常の2倍の高さの波が来ることになってる。したがって、今日は50cmの波やからいうて安心してたらいきなり1mのが来る。1mの波の日やったら2mですから、波打ち際に立っててもジャイアント馬場(故人)より小さいもんはみんな海面下になる。
まあそれでも波打ち際に居ったら特に問題ないけど、海に立ち込んでる場合は‥‥‥確実に溺れるよ。なんぼ水泳得意な人でもウェーダーはいてたら自由に泳がれへん。そのうち水飲んで沈んでしまう。いっぺん溺れたら、ライフベストを装着せなあかん理由がわかると思う。
地磯周りの私の平均的タックル
ロッド:11〜13フィート
リール:シマノバイオマスター3000〜5000番
ライン:14lbライン通しまたはPE2号+20lbショックリーダー
ルアー:K-Ten Blue Ocean 11.5〜14cm
その他:チェストハイウェーダー+フェルト底ウエーディングシューズ、ハンドグローブ、ヘッドライト、ランディング用ネット
地磯を移動するときはタックルボックス等はデイパックに収納して背負い、必ず片手はフリーにしておく。
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