Angling Net / Umibozu Club
メッキでサルする

小さいとは言えトレバリー。竿満月。

大阪では昔から、ちょっとエエ目したからとゆうて、なんべんもおんなじ釣りを繰り返すことを「サルする」と言う。つまり、節操の無さは猿並みやと卑下した言い方やね。
しかし、サルする気持ちはよくわかる。なんと言うても、日頃ええ釣りに恵まれてへんアングラーにとって釣れる釣りは何よりのご馳走やからね。気ぃ付いたら完全にハマってしもてるっちゅうことはよくある。

さて、今回もその「サル」の話。実は、まだあれから一週間もたってへんというのに、先週のあの爆釣が夢にまで出てくる。こうなるともう居ても立ってもおれない。またしても徳島までサルしに、つまりクーラーのふたバコバコさせもってメッキ釣りに出かけることになる。アホまるだしと言われようとこいつは止められない。

トップウォータープラッガーの意地を見せつけるジャンキー内藤は、明るいうちからザラポーチで。

メンツは、お馴染みのエンドレス森下、レイチューン上原、私、メッキツアー初参加の水橋カチンコチン、それにジモピーでありながらまだいっぺんもメッキやったことないという徳島の巨匠ジャンキー内藤の5人。
いずれ劣らぬアホばかり。


レイチューン上原はグッドサイズをキャッチ。さすがは四国で一番ウルトラライトタックルが似合う男。こういう釣りをさせたらバツグン。

しかし、これだけのメンバーで攻めまくったら、半日で四国のメッキ全部釣りきってしまわへんやろかと、心配で心配で‥‥‥。

ところが、捕らぬ狸の皮算用とはよう言うたもので、前回ほどの大爆釣とはいかんかった。ははは、厚かましいにもほどがあると、反省することしきり。


自ら「鬼畜の釣り師」と豪語する水橋カチンコチンも、メッキの釣り味を堪能する。とにかく釣りまくる。

しかしまあ、ジャンキー内藤がトップウォータープラグ(ヘドン・ザラポーチ)でそこそこのサイズを引きずり出したんを皮切りに、レイチューン上原の26〜7cm級も出て、終わってみたらけっこうクーラーはバコバコ。ツアー初参加の水橋カチンコチンも、後半は立て続けに竿を曲げて、大満足のサル釣行となる。

エンドレス森下はズボンのチャックも全開じゃ(これは前回釣行時にR上原が撮影した貴重な「アホ」の映像)

この日唯一不釣やったエンドレス森下はボーズの悲哀を味わう。前回は絶好調やったのにね‥‥‥オリジナルポッパーに連続ヒット(全部バラシ)したのがせめてもの慰めか。

小さいとは言えさすがはトレバリー。ファイトがちゃうね。なめとったらエライ目にあうよ。とにかく引きが強い。これはもう、ライトタックルソルトウォーターゲームの最高峰と言うても決して過言やない。


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