Angling Net / Umibozu Club
メバルマスターへの道‥‥‥その2
数が釣れるようになったら今度は型か?
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ついに釣ったギリギリ20cmメバル
半尺級(15cm)では味わえん、ワンランク上の引き味
須磨沖のベテラン船頭に『そんなもんで釣れたら苦労はない』と黙殺された柔らかいルアーも、使い方次第では案外よう釣れることがわかった。それどころか慣れてくると数に関して餌釣りより釣れるようになる。いやほんまに。
しかしなんぼよう釣れるというても、淡路島の半尺メバル(15cm級)では飽きてくる。そろそろもうちょっとマシなサイズを釣ってみたいなあ‥‥‥と思うのが人情。和歌山の加太あたりまで足を運んだりもしたけどあきまへん。かいもく釣れへん。
南へ行けば行くほど大型が釣れると思たけど、メバルに関してはそうでもないらしい。日本海ではけっこう釣れるメバルも、大平洋の水は肌に合わんみたいや。やっぱりメバル釣るなら瀬戸内海‥‥‥と、思案してるところに本家メバルマスター、レイチューン上原からメールが。
「高松までおいで、20cm超えるやつ釣らせるから」
おお!グッドタイミング。釣れると聞いたら西でも東でも、取るものも取りあえず高松を目指す。淡路島を素通りして、走ること3時間。そこはメバルパラダイス讃岐の海。
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メバルマスター上原徹也の釣りはひと味もふた味もちゃう
いとも簡単に釣ってしまうんやから‥‥‥脱帽するしかない
夜の9時、道の駅の駐車場で落ち合うとそのまま釣り場へ直行。着いたところは、とある小さな漁港。「ここは2時間で40匹釣れたことがある」とレイチューン上原。期待に胸が膨らむ。
で、さっそく釣り始めたけど、あれぇ?いっこもアタリがないぞ。ほんまに40匹も釣れるんやろか‥‥‥と、レイチューン上原を振り返ると、なななんと竿曲がってるやおまへんか!それも入れ食い状態。次から次へと、キーパーサイズを釣り上げる!‥‥‥なんちゅうこっちゃ。
小一時間ほどして、やっと私にもメバルの挨拶。結局泣き泣き3匹釣ったけど、その間にレイチューンは軽く2桁。ウデの差歴然。
潮が弛む。一服する間もなく、高松港へ移動。
始めて見る高松港‥‥‥どこが尻やら頭やら。ごっつい港や。連れられて着いたところが好ポイント。いきなり一投目から「クククン」と明快なアタリ。で、立て続けに3匹(18〜19cmのまずまずサイズ)。よし、これなら出遅れを取り戻せるぞ‥‥‥と、気合いが入ったところで、レイチューンがミノーでガンガン釣りだす。このミノー、「メバルッチ」という極細のイカナゴの新子サイズ。ミノーメーカーRayTuneの非売品。
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驚異のメバル攻略ミノー
Ray Tune Mebarutti 45mm
使いこなすにはコツがいる‥‥‥マスターすれば「爆釣」
実は、私も作ってもろたんを持ってきてた。さっそくミノーにチェンジ。しかし、なんべん投げてもアタリがない。どうも動かし方がちゃうみたい‥‥‥どうやらトゥィッチングは無用のようやね。見よう見まねでやってるうちに、ようやくヒット。しかしバラしてしまう。とうとうこの日はメバルッチ、ワンバイトノーフィッシュに終わる。
夜明けが近づいて、最後に一発大物狙いポイントへ。「ここは24〜5cmが釣れる」‥‥‥と、いうことやけど、足場が高い。海面まで5mぐらいある。しかも幅30cmほどの堤防の上‥‥‥高所恐怖症やないけど、あまりにも落ち着かへん釣り座。それでもレイチューンは平気でスタスタ歩いてる。私はへっぴり腰で恐々‥‥‥。前に落ちたら海、後ろに倒れたらコンクリートの地面。まるで屏風の上で釣りやってる感じやな。
ところが、その危なっかしいポイントで、なんとエポックメイキングな連続ヒット。念願の20cmアップが2匹釣れた(柔らかいルアーとはいえ満足、満足)。もちろんレイチューン上原も、私のよりさらにでかいヤツを連発。
行ってよかった高松くんだり。帰りはジャンボフェリーに飛び乗って、一眠りしたら神戸港。上原徹也と徹夜で釣り。ははは、いやほんまに面白かった。これでメバルマスターへの道も一歩前進やね。
次はミノープラグで釣るぞ。
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