Angling Net / Umibozu Club

Osaka Big River Blues
憂歌団やないけれど船酔い&坊主‥‥‥ブルースや



朝日に輝くビッグリバースズキ&真砂丸船長

-------------
些か旧聞ではあるが‥‥‥
マサゴ楽器の真砂隆伸さんと大阪ビッグリバーへ朝スズキ釣りに行ってきた。生まれて初めてボートからストラクチャーに付くスズキを狙う。これがなかなか難しい。まるでバス釣りの海水版みたいな釣りやね。
-------------
大阪には大きな川がある。琵琶湖に端を発して、瀬田川、宇治川と呼び名を変えつつ、桂川、木津川の流れを集めて、やがて大河「よどがわ」となって茅渟の海(ちぬのうみ=大阪湾)に注ぐ。広辞苑によると、茅渟(チヌ)とは大阪南部の和泉地方の古称やそうな。ちなみに関東で言うクロダイは関西では「チヌ」と言う。
-------------
早朝、我々を乗せた真砂丸は淀川の岸辺を離れて河口を目指す。しばらく走ると高速道路の橋脚が見える。ここが本日のフィッシングポイント。早速キャストする真砂さん。はやくもチェイスがあると言う。‥‥‥ほんまかいな?私には全然見えへんで。
-------------
とりあえず「朝のうちはトップでしょ」と、ペンシルミノーやらポッパーを取り出してきてチョコチョコやってみるが反能なし。真砂さんはオリジナルシンキングミノー。釣りはじめて間もなく、真砂さんのロッドが曲がる。ゲゲゲ、もう釣ったん?。
-------------
6フィートのバスタックルでやると、このサイズやと超大物級のやり取りになる。ボート際に寄ったところを持参したサーモン用ネットですくわせてもらう。70cmオーバーの立派なスズキ。いやいやお見事。
-------------
さらにポイントを移動しつつ、橋脚ギリギリをたたいていく。と、またも真砂さんにヒット。これまた尺級の立派なスズキ。私はすくい役に徹する。
-------------
「釣ってくださいよー」とポイントを譲ってもらうが、こっちには一向にヒットがない。フローティングミノー、バイブレーション、メタルジグまで引っ張り出してきてやってみたけどアタリも「ア」の字も‥‥‥。
-------------
ルアー交換やライントラブルで手元ばっかり見てるうちに‥‥‥「あ、あかん」
だんだん気分が悪くなってくる。河と言ってもすぐそこは海やからね。波もあるしウネリもある。そのうち風が出だして‥‥‥「あかん、いよいよ本格的に船酔いや」
なんとか私に釣らせたろと操船してくれる真砂さんには悪いけど、限界が来てる‥‥‥。ゲロゲロ寸前でギブアップ。「オネガイやから岸に着けてー!」
-------------
いやはやおはずかしい次第で‥‥‥。なんせ私は乗り物酔いの世界チャンピョンやらね。ヨーシッ、今日はこれぐらいにしといてもらおっ!


 return to UBC