Angling Net / Umibozu Club

メバルマスターへの道‥‥‥番外編

トップウォータープラッギングにこだわる

問題はルアーの「サイズ」ではなく「カタチ」である。

2000年のシーズンが終わって‥‥‥いやまだ終わったわけやないけど、新たな発見やそれに対する試みがなかったというわけではない。しかし、結果的に漫然と釣ってたというシーズンやったことは事実。

今季のメバル釣りを総括すると‥‥‥

■反省すべき点‥‥‥
●簡単に飛距離の出る1/16ozジグヘッドでのワーミングが不可欠な釣法として定着してしもたこと。
●それに対抗する手段としては、1/32ozジグヘッドを使うことぐらいしか持ち合わせてへんかったこと。
●シーズン最盛期の4〜5月の段階でさえ同じことを踏襲してたこと。

●水面直下を釣るときに1/16ozではつらいものがあるが、それを割り引いても、数、型とも満足のいく釣果は得られること。
●周囲の釣り人の多くが1/16ozジグヘッド中心の釣りで、そこそこの釣果をあげてることにも影響されたこと。
●リップの付いたシンキングミノーが釣れることはわかっていたが、ワームの釣りから独立した釣法には見えず、わざわざトラブルの多いミノーイングオンリーの釣りには踏み切れなかったこと。などなど。

小さなメバル(20cm未満)では満足できなくなっていたこともある。「メバルマスター」を名乗るためにもこのマンネリズムを打開する決定打が欲しかった。気ぃばっかり焦って、釈然とせんものが残った‥‥‥。

■新たな発見‥‥‥
以上の経緯で数釣りに飽きて大きなメバルを求めはじめた矢先、レイチュ−ンミノーペンシルの絶大なる威力を見せつけられることになる。目指すトップウォーターメバリングに踏み出すきっかけはやはりレイチューンにあった。
5月末、上原氏の案内で大型メバルの棲息地を釣ることになる。その際、彼が用意したアイテムはリップなしのミノーペンシル。サスペンド、あるいはスローシンキングのこのペンシルは、ジグミノーと呼ぶべきかもしれへん。いわゆるトップウォータープラグとしてのペンシルベイトとはちがうけど、水面で操作することを前提としている以上トップウォータープラグとして考える。で、その爆発的な威力の前には脱帽せざるを得んかった。

ニューアイテム‥‥‥

そこで新たにトップウォータープラグとして、完全不沈、水平浮きのミノースティックを試作してみた。不沈にしたのは、飛距離を犠牲にしてでもメバルにしっかりルアーを見せる時間をかせぎたかったからで、「超スローリトリーブ」に対応したかったから。
カタチはメバルの餌であるイカナゴを意識した極細。サイズは5cm前後。色はグロウ。(調整中につきウエイトはヒューズをフックに巻き付けてる)

Muddy Waters
"Floating Minnow Steck"
材質:バルサ
全長:50mm
重量:3g
フックサイズ:#12

操作はスイーピングによるただ巻き。ルアーの後からわずかに引き波が立つ程度にゆっくり巻く。

あくまでも釣りは「遊び」とするならば、最盛期のメバルは潔く「トップウォータープラッギング」にこだわるべきやと思う。
たかがメバル‥‥‥されどメバルである。


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