Angling Net / Umibozu Club

メバルマスターへの道‥‥‥その6
メバルを毛鉤で釣る

必殺メバルフライ‥‥‥釣れまんねんこれが

■いよいよ2000年も残すとこあとわずか。と、いうてもメバルのシーズンは越年制やから来年の春まで楽しみ満載。これからがほんまの勝負でっせ。
しかし、北西風がちょっと吹いたら瀬戸内のメバル屋は急に元気がなくなる。天気図とにらめっこせなあきまへん。ははは、メバルマスターへの道はまだまだ遠いでんな。
なにしろ寒いのは苦手、釣れへんのはもっと苦手。釣って釣って釣りまくりたい。そこで一発、必殺メバルフライはどないだ?


ワーム一辺倒では飽きるし‥‥‥

■メバルフライでメバルを釣る‥‥‥別にメバルをフライで釣るのが珍しいわけではない。10年以上も前に愛媛県のとある港でメイフライニンフで爆釣させたこともあるからね。蜉蝣の幼虫がメバルには何に見えたんやろ‥‥‥。
しかしあの時は完全なフライフィッシングスタイルやった。ロッドもラインもリーダーも、勿論フライも渓流釣りのまんま流用やった。
これは軽い仕掛けを遠くへ飛ばすには非常に合理的やけど、問題がないわけではない。つまりバックスペース。ロールキャストにも限界があるし、後方にスペースがないとどうにも距離とコントロールがままならん。

■そこで思いついたのが、ルアーロッドでも投げられるフライ。つまりジグヘッドフライ。早い話が普段使うてるジグヘッド(1/32oz〜1/16oz)にじかに毛を巻いただけ。
しかしこれがまた新しい手法でもなんでもない。昔々からこういうカタチのジグは使われてたんやね。フェザージグと呼ばれてたルアー。
要するに、ラバジのラバーに代わりに鳥の羽なんかを使うてた時代のルアーというわけ。あそうそう、ニッポンの漁師が昔から使うてる「鯛カブラ」や「鯵カブラ」もこの手のルアーやしね。それを思いきり小さしてメバルに使うてみる‥‥‥ことにした。


釣れるがな、釣れるがな‥‥‥


■マテリアルはラビットヘア、マラブー、シルクフロスなどなど。これを適当に巻いたんが上の写真のメバルフライ。フライというても実にええ加減な代物。簡単、簡単、誰でも巻けまっせ。
とりあえず徳島県の鳴門で試してみたんやけどね、これがなかなかよう釣れる。それにワームやと何匹か釣るとズレてきてセットしなおさんなんし、テールが食いちぎられたら途端に食いが落ちるので交換せんなん。フライやとその手間が省ける分だけでも効率がええ。

使い方はワームとまったく同じ。手返しがええ分、数も釣れる。まあいっぺんだまされた思てやってみて。信じるものはだまされる‥‥‥ということもあるけどね。

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