Angling Net / Umibozu Club メバルマスターへの道(番外編) 2002年型メバルフライ 株式会社ヤリエで作っているメバルフライ用袖鉤ロングシャンクジグヘッドで2002年用のメバルフライを巻いてみた。 このカラージグヘッドは非売品、メバルマスター・イカザスのためにと特別にいただいたものである。赤、白、黄色、オレンジ‥‥‥とても美しい。ただし、このカラーがメバルに効くかどうかは定かでない。 ■「浦島太郎」&「照々坊主」 使用マテリアル:ラビットヘア、ハーズイヤーダブ 写真左の黄色い腰美濃を巻いたタイプは、2001年のシーズンもっとも実績のあった自信作「浦島太郎」くん。 写真右の白いてるてるぼうずタイプが、次いで実績のあった名前もそのまんまの「照々坊主」くん。 両タイプとも水中ではかなりタイトなシルエットになるが、リトリーブスピードの変化やストップアクションに応じて、ジェリーフィッシュや磯巾着のような躍動感が生まれる。 特にウラシマの方は腰美濃に攻撃目標が定めやすいのか、ヒット率が高い。テルテルの方は4B〜5Bのウエイトで低層に潜む大型にターゲットを絞っている。おそらくウラシマとテルテルは2002年のシーズンも活躍してくれると思う。 ■「水中花火」 使用マテリアル:マラブー、フラッシュレインボースレッド 何のヒネリもないこのアホくさい名前のフライは、2002年の新作。 イメージはバチヌケのゴカイ。より緩やかに漂わせ、メバルにじっくりとフライを見せるために巻いてみた。 シャンク全体にマラブーを巻き付けただけの簡単な毛鉤だが、テールに仕込んだシンセティックマテリアルの煌めきが、スレたメバルを一瞬誘うのではないか‥‥‥と。 ウエイトは2B〜4B。表層から低層までワイドレンジに対応する。 ■「海老フライ」 使用マテリアル:フラッシャブー、ダビング材、ティンセル 2001年のシーズン、失敗に終わった「海老フライ」をリメイクした。 旧作では目玉を付けたり、ヒゲを長くしたりと、リアルに巻けば巻くほどメバルに嫌われてしまった。 ゴテゴテし過ぎたのが悪かったのか‥‥‥? そこで2002年はぐっとシンプルにしてみた。ボディも簡略化し、目玉も取り除いた。ここまで簡略するともう海老には見えないかもしれないが、意外性に賭けてみることにする。 ウエイトは2B〜3B。手返しを早くしてシャープな動きで食わせる。 ‥‥‥これで釣れたらボロい。 以上のようなオーダーで2002年を釣ってみることにする。吉と出るか凶とでるか‥‥‥これだけはやってみないことにはわからない。いずれにしても楽しみである。 return to UBC |