Angling Net / Umibozu Club

ごるごのメーターオーバー
 Report by Manabu13th Takashina

体長110cm 陸っぱり最大級のシイラ

以前からAnglig,netで拝見していた一文字からのシイラ釣り。今年はやってみたいと思ってあれこれ調べてました。だいたい平日釣行なので、今の出張生活が続く間はなかなか同行できない、と思ってたのですが、今年は月曜、と横山@Nig&Sax会長さんからの告知を見て、それなら休める!と参加を決定。

暗いうちはタチウオにアオリ、早朝はカマス、それからシイラ、うまくいけば青物も回る、という甘い言葉に、頭の中は妄想一杯^^;;;

AM2時に紀ノ川SAで合流。横山さんのほか、もう何度もお会いしているゾンマサさん、後お二人。3時過ぎに現地到着。船は4時出船とのことで、一文字にあがったのはまだ暗い時間。ずっと雨を心配してたのですが、雨よりもとにかく強風。だいじょぶかよ。こんなありさまではエギを沈めるなんて不可能。まずはタチウオ?と思ったのですが、横山さん曰く、 「こんな時間でもシイラくるで!」しゃぁないので、早速シイラ釣り開始。暗いのでトップで釣れる気がせず、ショアラインシャイナーの巨大なやつとかを引きまくりますが反応なし。

そうこうしてるとゾンマサさんにヒット。が、ばらす。バイブレーションらしい。もうちょい下?とか思い、バイブレーションなんか持ってきてないのでメタルジグを引いてみたりする。そしたら今回はじめて、という方にヒット。これが本日初シイラ。70あるなし、というところでしょうか。ベテランを交え、釣り自体まだ初心者の方に一発目を持ってかれてしまいました^^;;;

明るくなってシイラが回ってくるのが見えるようになる。こりゃ興奮します。ルアーにも反応しますし、なんどかバイトがありましたがすぐ外れたり、フッキングできなかったり。メインのタックルのライントラブルとかあって、合間にカマスとかどうやろ、とライトアクションのシーバスロッドもスタンバイ。そしたらそこにシイラが回ってきて、目の前にミノーをキャストしたら。。。。食っちゃった!!!。多分70ぐらいだと思うのですが、とにかくタックルがライトなので大苦戦。なんとか寄せてランディング。。。といいたいのですが、足場の高い波止。5m台のタモでゾンマサさんにすくっていただくのですが、頭からいれようとして、ルアーのフックがネットにからんでフックアウト。うーん残念。しかし。。。おもろいなぁ。

その後、しばらく苦戦してると、少しはなれたとこに行ってた横山さんがシイラをぶら下げて帰ってくる。おぉ、やっぱ釣れるんやん。さらに足場が高い沖向きで釣ったらしい。そっちは完全に強風&逆風になるのでつらいが、シイラが回ってくるのが丸見え、とかで、お誘いを受けていってみる。が、2度ほど回ってるのをみたけど、軽めのルアーでは目の前に落とすことすら至難の技。結局不発のまま帰ってくる。

それからしばらく元の場所でがんばってると、だんだん回ってくる頻度が上がってくる。向かって右側から回ってくるので、一番右端でやってる私が発見し、通過したら左の人に「行ったぁ!そこ!」とか叫ぶ。こりゃもう、ある意味団体競技だ^^;;;。他所の方がすぐそばで釣ってたのですが、その人が一番釣ってたかなぁ(苦笑)。

で、回ってきてないときに、少し下は?とか、他の魚は?とか考え、沈められるメタルジグを使ってあれこれ工夫をしてみる。沈めすぎて根がかったりとかしながら。んで、30gぐらいのメタルジグ、水面直下ぐらいでだらだら引いてると、なんと波止から4,5mのとこで突然シイラが飛び出してひったくって行った!しかもこりゃでかい!が、今度は本命タックルだ。余裕。。。はないけど、タックル的に負けてる感はない。走り回られ、ジャンプされ、それを楽しみつつ、周りにいるやつを狙ってもらう。そしたら多分そいつのペアであろう魚が同行のさんちゃんさんにヒット!すぐ隣でダブルヒットですからかなりのパニック^^;;;。

今度はなんとしても取りたい、ということで、タモからギャフに変え、ゾンマサさんがランディングにかかる。が、こっちはすさまじいファイト。結局フックアウト。。。。あぅ。
と思ったら、外れたシイラはさんちゃんさんに釣れてるシイラに向かっていく。そのままもうっかいキャスト、そしたらヒット!アホかこいつは!(苦笑)んで、さんちゃんさんのほうが無事にキャッチ。80ぐらいでしょうか。こっちはまだファイト中。今度こそがっちりフッキングしてるようで、ばれそうな気がしない。しかしタフです。何度も空気を吸わせてるのに、何度も波止際まで寄せてるのに、一瞬で反転してラインを持っていきます。ファイトは圧巻。バレた?と思わせるのに十分なぐらい、リール数回転分テンションなし、なぐらいのつっこみに、3kg設定のドラグをあっというまに引きずり出す突進。それに巨体を回せるジャンプ。こりゃ凄い!!!
しかし、タックル的には余裕がある。パワーで持ってこられる竿ではありませんが、バットパワーは十二分。十分止められます。途中からはファイトを楽しむ余裕も生まれます。 #この余裕がGTの時にでりゃなぁ(苦笑)。
んで、ようやくギャフ打ちに成功。やったぁ!!!思わず声をあげてしまいます。それぐらいでかい。とりあえずメジャーをあててみると。。。なんと1m10cm!初シイラがメーターオーバー、こりゃもう二度と記録更新できなさそうです^^;

この後しばし放心。んで、まだ釣ってない人もいたので、シイラ探しに専念。途中からライトタックルのほうでレッドペッパーを投げる。着水同時にラインが風でもってかれ、勝手にアクションしてる状態なんですが、それに何度かアタックがある。それを知らせ、釣ってくれ!と^^;;;
んなことやってると、ついにフッキングしちゃいまして。。。今度は60ぐらいだと思うんですが、まぁ、余裕もあったし、ライトロッドでも十分ファイトできる。今度はリリース前提でネットで。。。とやったら一発目とおんなじようにオートリリース^^;;;。ま、十分堪能。

それからしばらくして、回遊も減り、皆さん力尽きて昼寝モード。合間に横山さんがエギ投げてたのを思い出し、ライトタックルのほうでエギをやって見る。外向きに投げると斜め前にしか着水しない強風。絶対底なんて取れない。流されて波止際にくる頃には、そこそこ沈むやろ、とラインをフリーにしたり、止めたりし、流していく。そしたらラインを止めたときに妙な感触がある。ん?なんかつついてる?と思い、ラインを張って見ると、なんかついてる。ミニシイラとか、他の魚が食ったのかな?だとするとエギではすぐ外れるやろなぁ、とゆっくり巻いてくる。そしたらイカ特有のジェット噴射を感じる。おぉ、まじかいな、こりゃイカやで。水面まで来てそのでかさに驚く。
こりゃ絶対抜きあげられん。しかたなく大声出してネットを入れてもらう。ミニシイラはバラシてもえぇけど、これは逃がしたらあかんで、とゾンマサさんに激^^;;;。

キャッチしたのは胴長33cm。重量は測ってませんが、kgオーバー確実ですな。

これまた自己記録更新ですわ。

てな感じで、お昼ごろまでやって撤収。ファイトの魅力だけではなく、サイトで、しかも水面で釣れるシイラ。これは人気の対象魚になるのがわかります。めちゃめちゃ興奮します。残念ながら他の魚は釣れませんでしたが、風がなくて回遊があれば、他の楽しみ方もできそうで、本当に楽しいとこでした。ただ、波止自体が小さいので、平日でないとしんどそうやなぁ。でもまた行きたいなぁ。ということで、連れてってくれた皆様、ほんとにありがとう ございました。

#今気づいたけど↓、どっちもPE2号やったんや。'02-BIOのほう、3号やと思ってた。

Tackle Data
rod reel line
TENRYU SR MASTER 106M SHIMANO BIOMASTER'02 4000 PE2号 + Silver Thread Shock Leader 40lb
TENRYU SR MASTER 86L SHIMANO BIOMASTER 4000LS PE2号 + P-LINE20lb

なお当レポートはごるご十三's OUTDOORから無断転載したものである

2003.714
report by Manabu 13th Takashina


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