Angling Net / Fishing Letter from Canada

Written by Haruo Yoshikai

がちゃこ氏と釣りをしながらBow川を下ること

アングリングネットの掲示板やFLFCの記事で皆さんと交流していますが、今まで常連の人で会ったのは今年5月にあった吉田公樹さんだけです。今回は初めてメンバーの人と釣りをすることになりました。

ジャマイカで仕事を終わったがちゃここと小西啓介さんが帰りにカルガリーに寄られたのでBow川を舟で下りながら釣りをすることにした。同行するのはがちゃこ氏の友人でカルガリーに住むN氏である。

前日、7月31日に岸から写真のようなBow川でも珍しい巨大なブラウントラウトを釣り上げたので否が応でも期待が高まる。

8月1日(日)
朝8時30分我が家に集合。
天候は曇りで雨が降らなければと思う。
Zodiacをのせたトレーラーをジープグランドチェロキーにくっつける。出発点から到着地点まで車とトレーラーを運んでくれる業者に電話する。約45分で出発点のMcKinnon's Flatsに着く。ここから終点のCarseland Damまでは約25kmである。
がちゃこ氏もN氏も舟を出す手伝いをしてくれ、2人ともアウトドアの活動に慣れていて大変手際が良い。これで15分は釣る時間が増える。Zodiacは3人で釣りをするには小さいがとにかく安全である。大の大人が12人乗っても沈まない。

10時過ぎに下り始める。がちゃこ氏とN氏はルアー、私はフライを使う。例年なら今頃バッタの鳴く声が聞こえるのに今年は聞こえない。しかしチェルノーブイリアントで攻めてみる。下る途中でルアーの話、日本の釣りの話、がちゃこ氏のコマーシャルフィルムを作る苦労話など興味深い話が続く。がちゃこ氏の持ってきたミノーのルアーはRay Tune ウエハラ氏が作ったとのこと。私はルアーと言うのは工場で職工さんが並んで流れ作業で作るものとばかり思っていたのがデザイナールアーがあることに驚く。

最初のころは気温が低いせいか魚の活性が低くなかなか当たりがない。12時過ぎに肥料工場のポンプハウスの向かいで昼食にする。その後少し下ったポイントでがちゃこ氏が50cmくらいのニジマスをあげる。このころからがちゃこ氏次第に調子が出始める。私のサンワンワームにも当たりがあって45cmクラスを1匹あげる。

暖かくなってきたせいかがちゃこ氏のルアーに次々レインボウがかかる。レイチューンのルアーの威力である。見せてもらったが背中がベージュと言うか黄緑で腹が白い。がちゃこ氏の話では投げると毎回食いつくわけではないがとにかく追っかけてくるとのことである。がちゃこ氏のテクニックもあるがたいした威力である。

大体私がポイントとしているところではがちゃこ氏は釣り上げた。Carseland Damに近くなってがちゃこ氏「2桁に乗せたい」という。
到着地点近くでがちゃこ氏9匹目を釣り上げる。私は3匹、N氏も1匹釣り上げた。残念ながらここで到着点に着いて2桁には乗らなかった。

がちゃこ氏9匹目のレインボウを手にする

しかし楽しい1日であった。がちゃこさん、Nさんお疲れ様でした。


HARUO YOSHIKAI


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