Angling Net / North Fields Report


written by kouki yoshida ........ it is inserted with the original.
2002年6月28日(土)2:48AM
ユニバーサル
二日目。
・・・・・・って、一日目はどうしたかって、
釣れましたよ、こんなん。

あ、これはイトウね。ウグイじゃありません。
実際近くで見るまで確信持てないけど。
30cmくらいで小さいし
ミノーをポーズさせてたら知らぬ間にヒットした魚だけど、
生態的に見れば、このサイズの魚が釣れるのは喜ばしいことなんです。
ちなみに写真の僕、視線が魚を向いてます。
ほとんどのこういう写真は、釣り人がカメラ目線なんで、
「魚の見つめて写真撮ったら、愛情深いイイ人間に見えるだろ〜。」
と常々思ってたことを実行したら、発想の卑しさが、モロに顔に出てしまいました。
そうそう、今回は3回目の道北イトウ釣り!
どんなシチュエーションで釣りしてるかは、前回のレポート参照。
あ、天気はもちろん雨で、気温は最高でも10度切ってます。
それで結局一日目は、僕はこの一匹のみ。
釣行メンバーは4人ですが、全体でも2匹でした。
さ、気を取り直して二日目。早朝4時。
いつも寝床代わりにしてる地下道で、僕がルアーを乾かしていると
「そのルアー、昨日使わへんかったの?」
と、1年上のX先輩が聞いてきた。
Ray Tune ブラックシャドウ。
「バスがイトウに食われるとこ見てみたいな〜。」
なるほどなるほど、それじゃ使ってみますかな。
今日入るポイントは、所によって川が大きくカーブしていて
そういう場所には、たいてい大きな淵が出来ているんです。
釣りとしては
「はやくでっかい淵、登場しないかな〜。」
と心の隅で思いつつ、そこにたどり着くまでの小場所を打っていきます。
大きな淵にたどり着く前に、こんなポイントに遭遇しました。

分かりにくいかも知れませんが、
写真中央の辺り、対岸がエグれてます。
写真で何かが反射している辺りに(なぜ反射?)
ブラックシャドウをピッチングで投げ入れます。
ウネウネウネ・・・・・・「ジュバッ!」
「うぉっ!よし、乗った!」
余裕でファイトしていたけれど・・・
岸ギリギリのところで、ルアーがポロっと外れた!
しかし、そこはポールさんの大いなる助けによって、無事ランディング出来ました。
それで、この魚。

61cm!見てこの魚!あ、怪しい格好に目を奪われちゃ駄目よ。
実際は体格も良かったです。
X先輩が興奮して叫んでる。
バイトから目撃出来たみたい。
「イトウ格好いい!ルアーも格好いい!コーキも格好いい!」
昨日、僕にちっこいイトウ釣られて悔しがっていたポールさんが、
めっちゃ喜んでくれてる。
自分のことのように喜んでくれてる。
あ!
そうだ!これがトップウォーターの釣りじゃないか!
自分だけじゃなく、周りの人間とも感動を共有できる。
一匹の魚から、より大きな心の動きが生まれる。
こればっかりは、日本全国津々浦々、決して変わることがないね。
トップウォータープラッガーのみなさん、どうか喜んでください。
北海道にも、ちゃんとあったよ!
イッツ ユニバーサル!
おしまい

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