Angling Net / North Fields Report



written by kouki yoshida ........ it is inserted with the original.


イトウ釣りの魅力について考えてみる‥‥‥その2

『9.20〜23』

夏休みの間、長いこと本州にいて
約二ヶ月ぶりのイトウ釣り。

9月下旬ともなると
北海道は急速に秋めいてくるようで
暖かい期間、ずっと苦しめられた蚊の姿は影を潜め
朝晩の冷え込みは、ベイトリールを包む手がかじかむほどです。

「ドバッ!」

最初に入ったポイントで早速イトウが
イトウらしいバイトを披露してくれました。
そんな食べ方しちゃ〜のらないのらない。
「イトウ釣りに来たんだな〜。」
と実感しましたね。足震えながら(笑)。

イトウ釣りに行く場合
僕らはたいてい2人、もしくは3人で川に入ります。
これは北海道での釣り全般にも言えることですが
1人で、なんてまずないですな。
その一番の理由は熊。ヒグマ。
別に2人いたら勝てるわけじゃないですけど・・・
とにかく怖いのよ!
実際、今回はめちゃくちゃ雰囲気濃かったです。
熊笹で周りを囲まれた川岸に、でっかい足跡を目撃したり
食べられた直後であろう、カラフトマスがあったり・・・・・・。

あそうそう、話が飛び飛びになりますけど
今回、川の上流域は遡上してきたカラフトマスに占拠されてました。
あのセッパリを生で見るのは初めてだったから、感動しましたよ。
ただ・・・・・・これじゃ釣りにならん。


ちょっと分かりにくいかもですが
水上に何匹かのセッパリが出ております

え〜と、何の話でしたっけ?
・・・・・・そう、最初「川には1人で入らない」ってことを言ってたんでした。
そっから話があちこち飛んで・・・。
つまり、僕がトップ使っている一方で
同行の先輩はミノー使って、イトウを釣り上げたんです。
水深の浅い中、上流域において、トップはミノーに十分対抗しうると
常々僕は思っているものの
そのフッキング率はまさに雲泥の差なので
ついついミノーを結んでしまうんですな。
イトウの顔が拝みたい。


釣れました。54cmです。秋のイトウはよく引く。

結局この一匹が今回の釣果の全てとなりました。
減水、ドピーカン、カラフトマス
イトウ釣りには悪い要素が重なったんです。
最初に入ったポイントが一番良かった。
でも、トップには反応あったし、魚は釣れたし
満足と言える釣行だったかな。
いや、あの魚がトップで釣れていれば
文句なしだったわけだけど・・・・・・。



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