Angling Net / North Fields Report



written by kouki yoshida ........ it is inserted with the original.


2003年 2月 9日 日曜日 7:59 PM

そして冷静さは失われる

困った時の、てっちゃん頼み・・・・・・
ではないけれど
右も左も分からない僕の海アメ釣りに
Ray Tuneの上原さんから「シーバス釣りの応用として考えて」いくつかアドバイス頂きました。
その結果として、まず

・電車結びからオルブライトノットへの変更
・リーダーの長さを垂らし分のみにする
・重いジグなどはスイングキャストで
・ジグミノーの投入

これらを実戦してみることにする。
さてさて、結果は如何に?

この日の波は、穏やか過ぎるほど穏やか

サーフは、早くも熱心な釣り人で賑わっている。
仕方ないので僕は、ズラっと等間隔で並ぶ列の端に
加わることにした。
穏やかな波と弱い風、という状況の中
ここぞとばかりにフライを振る釣り人も多い。
ダブルハンドをブンブン振ってキャストしたあとは
左手で一生懸命にリトリーブ。
う〜ん、これまた大変そうですな。

ジグミノーをキャストする。
ミノーよりずっと遠くに飛ばすことが可能で
リトーリーブ&フォールの誘いが
ジグよりもスローかつ繊細に行える。
この辺が長所なんじゃないかと思う。
ヨタヨタとした動きも、これはこれで釣れそう。

連続ボーズ記録4回(内、泊まりの釣り3回)
バラシ一回。キャスト数は数知れず。 そんな僕の海アメ釣りだったけれど 記念すべき出会いは開始10分足らずでやって来た。

ミノージグをただ巻きし
もう、だいぶ岸近くまで巻いてきたところで

「ゴツ」

「?」

「ゴンゴンゴン!」

「うわっ!魚だ!」

〜そして冷静さは失われる〜

気が付くと僕の足元には、エメラルドグリーンの背中をしたアメマスが横たわっていたのでした。
心臓はバクバクと音を立てて鳴り
足もとは覚束ない。
なるほど、僕は興奮している。

43cm!(目測) 迫力ある尾ビレ

リリースすると、力強く海に帰って行った。

 去年の10月
 とある川の上流部で釣った、産卵後の痩せた固体。
 その後、彼ら(彼女ら)は海に降り
 イワシなど活発に追うようになる。
 そして今日の出会い。見違えるほどの姿。
 ああ、何というアメマスのたくましさよ!

その後は今までどおり、うんともすんとも(笑)。

さて、ようやく海アメを手にすることが出来ました。
一匹釣っただけですが、海アメというのは
なかなかどうして魅力的な釣りであると感じています。
それに、僕には越えるべき課題が山ほどある。
ヒット後、アタマ真っ白になっているだけじゃ
一向にファイトは上達しないし(笑)。
様々な面で、もっと磨きをかけて行きます。

取り敢えず今回は・・・おめでとう!俺!

おしまい