Angling Net / Topwater Bass Fishing

 

西の湖で熟したプラグのこと

西の湖へ通うようになって、いつしかオリジナルプラグだけでを釣りをするようになっていた。

毎回、新しい試みのプラグを持ち込んでフィールドテストを重ねた。

もちろん既製プラグで釣れなかったわけではない。むしろその逆で釣れすぎたのだ。釣れすぎて飽きたというのが本音。まったく贅沢な話だが。

テストの答えはすぐに返ってきた。
プラグアクションの善し悪しはバスの反応を見ればすぐにわかる。ペンシルベイトのどんな動きがバスを誘い、どんな動きがのけ反らせるのか‥‥‥西の湖は的確に教えてくれた。
オリジナルトップウォータープラグを作ろうと思ったのは、西の湖という素晴らしいテストフィールドがあったからこそ。そうでなければわざわざ面倒なプラグ作りをする気力など起こらなかっただろう。




風の強い初秋の夕まずめ
オリジナル・バナナに出た52cm


その頃、葭原に打ち込むプラグはハードウッドでなければ‥‥‥という変なこだわりが芽生え始めていた。