Angling Net / Shogawa Gokayama
越中五箇山庄川のトラウト (4/7)
民宿「前田」の平均的夕食
左下から天下御免の「稗飯」時計回りに「稗飯用紅生姜」「野菜と豆腐の炊き合わせ」「芹の和え物」「独活と胡瓜の酢の物」「虹鱒の刺身」「五箇山豆腐の刺身」中央は天下御免の「岩魚の塩焼き」このあと「千菜(芥子菜の一種)」「蕗の薹の味噌和え」春の山菜が仕込まれた前田特製の「味噌汁」等が出てきて一泊二食七千円
真っ暗な夜道を、這うようにして前田に駆け込む。前田ではばあちゃんがのんびり障子の張り替え中であります。
「ばあちゃん今着いたでぇ!」
「おーおー、ようお出でた。風呂にするか、ご飯にするか?」
「酒酒!三笑楽ボトルキープ!」
炬燵ではじいちゃんが死んでいるように居眠りをしている‥‥。
天下御免の銘酒「三笑楽」‥‥‥ひとくち飲めば夢見心地。二口飲めば天にも昇る。も少し飲んだら二日酔い。
前田のばあちゃんを急き立てて酒と晩飯にありつく。
名物前田の「稗飯」は奥村の兄やんの言う通り、米8、稗1.8、砂0.2の大サービス。
しかしそんなこと考えるゆとりもなく腹の中にかき込んで、やっと人心地つく。
三笑楽をちびりちびりやりながら、ふと山の端に目をやると(障子張ってないから外は丸見え)一番星がキラキラと輝いているのであった。
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