Angling Net / Shogawa Gokayama

越中五箇山庄川のトラウト (6/7)


「トニー」情報のお陰でキャッチできた岩魚 (32cm)
昼前、五箇山を下りて福光の「トニー」へ。ここは私らにとって富山の釣りの情報プラットフォーム(釣具店と喫茶店をやってる)ともいうべき店である。

この日は中谷のクンちゃんがコーヒー飲みに来ておられた。「クンちゃん」などと軽々しく呼んでるけれど、ご存知福光LAの会長である。福光の超大物。例によって五箇山周辺のホットな情報を教えてもらう。

一時間後、トニーのお父さんもオススメのポイント「Uダム」(地元のために実名報道は控えておくが、Uダムと言えばだいたい分かるのでがないか)のインレットに立っていた。

一時間あまりキャストを繰り返して、そろそろ「アキラメ」が入りかけた頃、ミノープラグに岩魚のチェイスが‥‥‥。

「なななな! わわわわ!」

胸鰭の縁が真っ白な、どうみても尺以上はある岩魚。これで一気に気合いが入り、キャストにも熱が入る。で、スプーン(コータック8g)に替えてスロープのかけ上がりをトレースしていたら突然「ガッツン」

「おおおお! きたきたー!」

青っぽい背に鮮やかな白斑。まるで雑誌で見るアメマスのような色艶。静かに寄せて腰のランディングネットを抜こうとしたら、金具がベルトに引っかかって抜けへん。

「や、やばい!」

魚は浅瀬まで寄せてたのでバタバタやっている。こんなとこでバラしたら一生の不覚。ええいっと岸にズリ上げてランディング成功!‥‥‥と、フックがポロリと外れた。

「いやいやほんま、危ないとこやった」

メジャーを当てると34cm。なかなかええ岩魚。これは申し訳ないけどキープさせてもろた。

ヒットしたのは水深1〜2mの駆け上がり。それやったらフライでも狙えるのでは‥‥‥と欲が出る。
で、ウエットフライで駆け上がりをトレースしてたら「グンッ」と重みが加わる。根がかり?‥‥‥と竿を立てて聞いてみると魚信。こちらはやや小ぶりな32cmやったけど、何も文句ない。イヤイヤする岩魚に無理矢理キスしてリリース。

朝は遅寝して尺オーバーの虹鱒、昼からはラッキーな情報を入手して尺オーバーの岩魚‥‥‥。
これはもう二重丸を付けるしかないなあ‥‥‥。