Angling Net / Ikasas Talk to Myself




1 August 2000
ラムタラ‥‥‥
ラムタラが腹を痛そうにするので病院に連れていく。便秘やそうな。かわいそうに浣腸をぶち込まれる。
ジャイアン大坪が潜って取ってきたサザエをもらう。つぼやきにしてむさぼり食う。生焼けのがあってきっちり下痢してしもた。
ラムタラに生サザエ食わしたら便秘治ったかもなあ‥‥‥。


2 August 2000
暑中お見舞い申し上げます‥‥‥
最近、暑中見舞いがあんまり来んようになったなあ。e-mailでごまかせるからか、それにわざわざ郵政省儲けさすこともないしな。
ところで「暑中お見舞い」と「残暑お見舞い」はどうちがうか‥‥‥これは難しい問題やけど、私はこう考える。つまり、二十四節季の立秋を境に使い分ける。今年の立秋はいつや? 8月7日か‥‥‥すると今はまだ暑中ですな。


4 August 2000
花火‥‥‥
はなびか‥‥‥夏やなあ。
宝塚のうちのベランダからPLの花火が見えるねんで。ごっつい距離あるけど、線香花火ぐらいに見えるねん。昨日も淀川の花火が見えとったし。けっこうあちこちの花火が見える。しかし、音がなあ‥‥‥。ぜんぜん聞こえへんねん。
アンツのお店からも見える宝塚の花火は、ここ数年、家がぎょうさん建ったせいで見えへんようになってしもた。前はちょっとだけ見えてんけど。
阪神競馬場の花火はめっちゃよう見える。古い言い方すると「特等席」やね。音もばっちり、ちょうど目の高さぐらいで爆発しよるから迫力あるねん。

しかし、日本一きれい花火は福井県の小浜の花火やな。
数年前に大島半島にある波止に渡してもろて魚釣りしてたら、突然湾を挟んだ対岸で花火が上がりだした。しばし釣りの手を止めて見とれてしもた。真っ暗な海に映る極彩色の大輪。
あの花火がもういっぺん海の上から見てみたいなあ‥‥‥。今年はもう終わったんかなあ。また来年かなあ。


7 August 2000
Deep Osaka‥‥‥
真っ昼間のアスファルトはまるでお好み焼き屋の鉄板みたいや。生卵落としたら目玉焼きが出来るんちゃうやろか。裸足で歩いたらいっぱつで火傷するで。

今宮恵比寿から南海電車に乗って天下茶屋で降りた。駅ビルは意外なほど近代的で、ここがあの天下茶屋?と思わせられる。
けど一歩外に出たらやっぱりそこは天下茶屋、駅前商店街は昭和三十年代の風情を今に残してる。
狭うて薄暗い商店街の通路は歯抜けみたいに店が閉まってたり、空き家になってたり、荒廃した雰囲気とすえた臭いが漂う。ときどき後ろから自転車がベルを鳴らしながら猛烈な勢いで追い抜いていきよる。ふらふら歩いてたらひかれそうになる。

アーケードが切れると炎天下。きつい日差しに「クラリ」となる。思わず酒屋の前の自販機で冷えた発泡酒をがぶ飲みする。一瞬汗が引いたけど、その直後、数倍の勢いで汗が噴きだしてくる。発泡酒‥‥‥ビールより八十円安い。ノドがカラカラの時はどっちもいっしょや。
アーケードが切れても商店街は続く。本屋、文具屋、電気屋、薬局‥‥‥細々とではあるがしっかりと地元に根づいた商売を営んでる。

商店街を抜けると電車の踏み切りに出た。踏み切りを挟んで阪堺電車の「北天下茶屋駅」の上りホームと下りホーム。
プラットホームだけの小さな無人駅があって、ホームの上が自転車置き場になってたりする。下りのホームからは直接「喫茶ルンバ」へ入れる。自宅の庭先に駅があるような感じ。

その北天下茶屋駅で「なんば」行きの電車を待ってると、先にベンチに座ってたおばあちゃんが「にいさん、なんばへ出はんのやったら南海の方が安いでっせ、阪堺は高いし乗り換えやんなんしなあ」とアドバイスをしてくれた。


8 August 2000
Deep Osaka Part 2‥‥‥

コリアンタウン
つるはしの市場は通路がややこしい。まるで迷路やね。ひとつ間違うたら迷子になって、どこに何が売ってるかわからんようになる。
店の数も並大抵やない。食料品、衣料品、日用雑貨、大概のもんはここで揃いまっせ‥‥‥異様なほどの活気に溢れてる。
カンカン照りのおもてから一歩商店街に足を踏み入れたら、中はいくぶんひんやりしてる。しかし熱気と湿気と臭気が充満してて、すぐに息苦しいなる。我慢してるうちに慣れてくるけど、臭いに敏感な人はいきなり倒れるかもしれん。
うめだやなんばの超近代的なショッピング街と比べたら軽く50年ぐらいの違いがある。つまり終戦直後。私が子どものころはどこもこんな感じやったなあ‥‥‥懐かしさにうっとりしてしまう。

韓国料理というと「焼き肉」と思てる人が居てるけどちゃうね。たしかに牛の肉(脂)は美味いけど、体に悪い(合わへん)ので出来るだけ食べんようにしてる。しかしここへ来たら儀式みたいなもんやから食べんわけにはいかんし。
で、つるはし名物「焼き肉屋」へ‥‥‥食べてる間はええけど、食べ終わると胸がむかむかする。血管の中を牛の脂が回ってる。体中の汗腺から脂が吹きだしてくる。もちろんアルコール類はあかん。飲んだらたぶんすぐに吐くと思う。外に出ると熱気と相まってひっくり返りそうになる。

やっぱり韓国料理といえば「キムチ」にとどめをさす。キムチが料理と呼べるかどうかは別として、これほど発酵食品の底力を感じる味もない。ラドン奥村師がいつも買うてきてくれるキムチはどこの店のんやろ?

臭いもさることながら、色に圧倒される。まるでソウルの南大門市場をそのまま大阪へもってきたきたような極彩色。キムチだけでも何十種類ある。特にワタリガニは‥‥‥ああ、あかん、見てるだけでよだれが出てくる。今日は電車やからキムチ買うのは我慢しよ。
そのかわりに金城商店のちぢみを買うて帰る。ちぢみはアマダイ、イカ、ニラが最高やね。あそうそう、エビもなかなかいける。カボチャはイマイチ。
ちぢみは一見ファーストフードのようやけど、本来ちゃんとした祝い事に使う料理らしい。お好み焼き、たこ焼きに親しんでるわたしらメリケン粉食文化のオオサカンには素朴で馴染みやすい味やなあ。


10 August 2000
Deep Osaka Part 2‥‥‥
元町ケーキ
神戸YAMAHA
ダイナミックキッチンバー燦
南京町老祥記
紅欄
国際楽器
L.L.Been Kobe
エビアン
にしむらコーヒー
オリエンタル商会
もっこすラーメン
元町高架下商店街
神戸市立博物館
イカリヤ
武蔵
六段
栄寿司
どぜう川作
えとせとらえとせとら


11 August 2000
Optimus 123R‥‥‥
スウェーデン製のオプチマス123Rというストーブをヤフーのオークションで買うてから10日ほどになる。送られてきたのは新品やったけど、定価と変わらん値段で落札してしもたからぜんぜんお買い得感はない。いやまてよ、送料負担した分損しとんちゃうんか‥‥‥?(それぐらいの計算ちゃんとしとけよ)
せっかく買うてんからすぐに使うてみたいけど、ホワイトガソリンがない。買いに行かんなんなあと思てたら、家の押し入れからさらのまんま一缶でてきよった(誰の家やねん?それに押し入れの中に危険物置いとくなよ)。
やったあ!購入5日目にしてやっと使えるぞ‥‥‥と、取り扱い説明書を見たら、まずプレヒートせなあかんと書いてある。それには純正のチューブ入り燃焼補助剤を使えとある。燃焼補助剤?そんなもん持ってへんがな。
数日後、つまり今日、三ノ宮へ行ったついでにL.L.Beenへ寄って、オプチマスの純正燃焼補助剤を買うことにした。しかし予想通りそんなもんは売ってへんかった。しゃあないからEsbitという固形の燃焼補助剤を買うてきた。なんや白いキャラメルみたいなやつ(こんなんでええんかなあと不安やったけど)。ついでにプリムスのアルミニウム製燃料ボトルとコールマンの漏斗(じょうご)も買うてきた(これは探したら家のどこかにあるはずやけど探す気力がないので買うたほうが早い)。
家に帰って、まずホワイトガソリンの缶からアルミボトルへガソリンを移す。こぼれんように缶に直接つける注入キャップがあるけどつぶれてて使えそうにない(ぎゅっと押し込んだら弁が開いて出る仕組みのやつ)。しゃあないから直接漏斗に注入したら缶の口からガソリンがボタボタたれてごっついこぼれてしもた。テーブルの上はホワイトガソリンの海やがな。なんちゅう入れにくい缶や(だいたいこの手の缶はみんなそうやけど)。
次にアルミボトルからオプチマスのタンクにホワイトガソリンを移す作業(作業いうほどのことかあ?)。ところがオプチマスの燃料注入口が小さいのでコールマンの漏斗の先がなかなか入らへん。それを無理やり差し込む。で、始めはええ調子で入ってたのに、途中からぜんぜん入らんようになった。「あれ?なんでや?じょうごのフィルターつまってんのかな?」と思たら、すでにオプチマスのタンクは満タンになってた。つまり漏斗の中に残ってるホワイトガソリンは絶対に入らへんちゅうわけ。さて、これをどうやって元のボトルに戻そうか思案したけどええ知恵が浮かばへん。えーい、と、しゃあなしに漏斗を引き抜いたらテーブルの上はまたホワイトガソリンの海やがな(あたりまえやそんなもん子供でもわかるわ)。
この一部始終を横で見てたうちのよめが、さも情けなそうな目で私を見る。そらまあそやな、さっきからやってることはめちゃくちゃや。危険物取扱者免状乙種第4類を持ってるもんがこの為体(ていたらく)ではなあ‥‥‥。たしかに自分でもなさけないわ。けど言い訳なんかせえへんで!
で、次に固形燃焼補助剤でプレヒートしたんやけど、説明書あんじょう読んでへんもんやさかいプレヒートする場所を間違ごうてた。つまりバーナの上をプレヒートしてたわけやね(わけやねってひとごとみたいに)。で、火を着けたら生のガソリンが出てきて赤い炎でストーブ全体が燃え出した(後でわかったことやけど、プレヒート不足やと生ガゾリンが出るて説明書に書いてあった)。えらいこっちゃ!何とか消火に成功したけどもうちょっとで家火事になるとこやったわ。だいたい屋外用燃焼機器を室内で使うのは無謀と言うもんであります。これはいよいよ危険物取扱者免状は返上せんなんな。
もういっぺん説明書をよう読んだら「タンクの上をプレヒートせんかいアホやな」と書いてある(アホやなとは書いてないけど書いてあるような気がした)。なーるほど。で、再度挑戦する。が、なかなかガソリンが霧状に出てこうへん。さらに説明書を熟読する‥‥‥「燃料が満タンやと圧がかからんさかい霧状になりまへんで」と書いてあるやんか(最初に全部読めよ)。しゃあないなあもう‥‥‥せっかく満タンにした燃料を1/3ほどボトルに戻す。このときもやっぱり若干こぼれたけど、それまでにこぼした量に比べたらぜんぜん気にするほどのことではない。
再再度挑戦。今度はプレヒートに成功して、マッチで点火したら「ヴォーッ」と青い炎で燃えた。「よっしゃ!大成功や!わっはっはっ!」と、喜ぶ。「どこが大成功や」と、うちのよめ。
もっと火力を強うしよ思てネジを回したらコックがえらい硬い。力を入れたらストーブ全体が動くから左手でタンク支えたら、アッチ〜!めっちゃ熱いやんか。タンクの上でウズラの卵ぐらいやったら目玉焼きできるで。いやほんまもうちょっとで大火傷するとこやったわ。そばに置いてあった革の手袋はめてやったらうまいこと調節できた(始めからはめとけ)。しかしコールマンに比べたら火力が弱いなあ。非力や。プリムスのガスストーブとそう変わらんがな。

ちゅうわけで今回の反省点は「説明書あんじょう読んでから使え」であります。まあ無事に火も着いたし(どこが無事にや)せっかくやからお湯沸かしてコーヒーでも入れよか‥‥‥と思たけど、暑いから結局やめた(なんじゃそりゃ何の役にも立ってへんがな)。

しかしACBさん、こんなストーブはあきまへんで。プレヒートに4〜5分かかるんでっせ。使いもんになりまへんがな。冬やったらどないもならんよ。その点コールマンは楽や。私みたいなズボラなもんはコールマンにかぎるわほんま。見てくれや携帯性だけでモノ買うたらあかんちゅうこっちゃね。それにしても「ABU」といい「Optimus」といい、スウェーデンちゅうとこはロクなもん作らんなあ!
しかしACBさん、前に「8Rか123R買お思てるねん」て言うたとき「123Rは僕も持ってますけど‥‥‥」で話切ったやろ。その続きなんやったん?「あれはやめといたほうがよろしいで、使いもんになりまへんで」やったんちゃうん? なんで言うてくれへんかったんや!
まあ、そこがACBさんのやさしいええとこなんやけど‥‥‥なあ。


13 August 2000
Gone West‥‥‥
今日はゴーンウエストやった(なんのこっちゃ分かる人はたぶん一人か二人やろな)。まあ、日記は自分がわかったらそんでええねん‥‥‥(ん?これいつから日記になったんや?)


14 August 2000
涼しかった‥‥‥
書くネタに困っているわけではないが、今日届いたメールの中に、十数年前の我が家の状況を彷彿とさせるのがあったので、非常に懐かしい気持ちで読ませてもろた。メールの送り主は、相当な釣り好き且つたいへん家族思いの「いいお父さん」なのでありましょう。アタフタとした家族旅行記に、ほのぼのとしたものを感じた。

こんにちは佐々木さん
表題の涼しかった・・は1年の罪滅ぼしと今後の釣りに対する理解を左右する我が家のビッグイベント(娘にとってはビッグイベント)。「休みが取れたら奉仕するツアー」(命名嫁)に土日に行ってきました。

さて向かった先は嫁の「割引券があるし」と言う一言で決定。しかも休みが確定したんが2日前という状況で1泊2日の予約を聞いてもらえた「白樺湖」。奉仕・サービスと言う言葉がグルグル回ってましたが、湖・・と聞けば目の色が変わる狂水病ですから、嫁に内緒で2ピースのグラスロッドと愛機5500Cをコソコソ積み込み10個ほどプラグを隠しておく(笑)。おおっと!フライロッドも!は、さすがに腰を据えての釣りは無理そうなのであきらめる(苦笑)。

さて、行きは中央道をひたすら(・・と言う距離でも無いか?)諏訪方面に向かって走る。若干盆って事で流れが悪い箇所があるものの、東北道や東名名神に比べれば天国やったです。せいぜい7kmくらいの渋滞があっただけ。大変やったんが三才の娘。ま〜退屈なんは分かります。興奮して中々寝ない。帰りはクタクタにして寝かそう・・と心に決めました(笑)。

スキーなどで何度か通った道を走り車山や霧が峰を走り抜け、白樺湖到着。遊園地にはしゃぐ嫁・娘を尻目に湖をチェック。風は弱く天候は曇り。絶好のトップ日和やん!あ・・・残念やな、観光にはイマイチやね(笑)。

しかし悪巧みを見透かされたように夕方からは強風。さっきまで涼しい・・と喜んでいた気候は一気に寒い!に変わり、小雨交じりの雨。
結局2日目(強風・小雨)の昼前に、嫁が土産を選んでいる間にコソコソと投げると、沖に遊びで投げたペンシルに「ボチョ」と出た!!。
乗った!!走る走る・・デカイ!!と思ったが、なんとニジマス。30cmちょっと。これには驚きました。嫁がカメラを持って戻ってくるのを待つわけにもいかずリリース。
レインボーは狙う暇ないなーと思ってましたが・・偶然の出会いですね。それにしてもバスは結構居るようで、バス狙いの観光客、エレキをレンタルボートにセットしている釣り人(地元でしょうね)が数多くいましたよ。オカッパリの観光客がほとんどですが。
白樺湖にバスが居ると聞いてましたが、イメージが違う感じでした。誰がリリースしたんでしょうね・・。今回はホテルの方 に聞いても入漁料が「?」で販売場所も「?」。釣りをしてると係りの方が回ってきます・・との事でしたが、今回はちょい投げ程度やったんで購入せず・・(^^;すいません漁協さん。

今回思いましたが、本当にバスってどこにでも居るんだな・・と。ニジマスやワカサギ・・イワナ・ヒメマスがメインやった湖が、いつのまにかバスがメインになりつつあるのかな?と。みやげ物売り場でも「しらかバス」と水槽にバスを数匹泳がせていました。

帰路についてすぐの諏訪PAに入り、諏訪湖を一望しましたが、凄い強風で遠目にも波が凄かったです。行きしなにチラっと見た時には、青コが繁殖してるのか一部変な色をしていましたが、強風であおられて湖全体がバスクリンみたいな色にも見える。
PAを出る頃には計画通り娘はおとなしくなっていました。



15 August 2000
終戦記念日‥‥‥
戦後生まれで戦争を知らない。
生まれてからずっと平和な国で暮らしている。
戦争を知らないが、戦争をしない今の日本は良い国だと思う。
物価が高くても、世界一電話代が高くても、戦争をしない日本は良い国だと思う。
空気が汚れていても、川が濁っていて魚が釣れなくても、戦争をしない日本は良い国だと思う。
山を削ってはゴルフ場を作り、川をせき止めてはダムを造り、ありとあらゆる自然破壊を繰り返していても、戦争をしない日本は良い国だと思う。
不適切な発言を連発する政治家が臆面もなく総理大臣の椅子に居座っているが、どんなに優れた指導者がいても、戦争をする国より日本は良い国だと思う。


16 August 2000
2ozRod‥‥‥
2オンスプラグを投げるためのグラスロッドを作った。重たい。


19 August 2000
新作ルアー‥‥‥

当「Think Aloud」を見た細谷氏からメールがきて、私がここんとこ釣りに行ってないことがバレてしまった。まったくご推察の通り。
あまりの暑さに釣りに行く勇気、元気、根気がことごとく殺がれているのであります。ここ数年、夏はダメであります。暑さに弱くなっているのです。かといって夏バテもしていないし、言わばこれは「気」のモンダイでありましょう。「気」が充実すれば火もまた涼しでありましょう。
てなわけで、とりあえず暑い盛りはクーラーの効いた部屋でロッドを作ったり、ルアーを削ったりしてごまかしてます。まあ歳も歳だしなあ‥‥‥。
で、できあがったのが新作バナナ2001年用モデル。ん?バナナというよりサツマイモか? 上反りサツマイモ‥‥‥いや、やっぱりバナナだ!

暑苦しいのでアングリングネットの表紙をあっさりしてみたが‥‥‥


21 August 2000
Nishinomiya Shell Museum‥‥‥
西宮市貝類館へ行く。なんでこんな所へ行ったかというと、まあ、暇やからね。
世界中の貝を集めた小さな博物館で、入場料は大人200円、子供100円。10:00〜17:00(火曜日休館)。行ったことない人は是非どうぞ。

開館と同時に行ったので入場者は皆無。館長らしき初老の背の高いおっさんが現れて、頼みもせんのに付きっきりで案内してくれる。ほんまはのんびり自由に見たかってんけど、このおっさん、なかなか親切で話が面白い。貝類の説明を聞いてるうちにすっかり友だちになってしもた。
入り口近くにオウム貝の水槽がある。生きてるやつをじっくり見たんは初めてで、以前、伊勢に鰻を食いに行ったついでに寄った鳥羽の水族館にもおったような記憶があるけど、まじかに見るのは初めて。えらい恐い顔してる。
烏賊や蛸の類はすべて貝の仲間であることを教えてもらう。タコの中には今でも貝殻を背負うてるやつがおるらしい。貝殻を背負うてるけどヤドカリはエビ・カニの仲間やそうな。烏賊の体内にある「フネ」は貝殻が進化したもんなんやて。

帰りに寿司屋へ寄る。なるほど、そういうたらイカと赤貝のにぎりはおんなじ味がするなあ。こんどエスカルゴ食いに行こ。


24 August 2000
久しぶりに魚を釣りに行く‥‥‥
連日暑いので魚釣りをさぼってたらほぼ一ヶ月(25日)が過ぎた。その間、なんべんか釣りに行きかけたけど、地表の暑さに思い止まることいくたびか。去年の夏より格段に暑い今年の夏は、プラグ作りが最適な避暑方であることを知る。
しかし25日もさぼってたら、なんぼなんでも虫が起きる。病気になる。で、アンツ中山、小鉄三等兵を誘うて市川へオヤニラミを釣りに行くことに‥‥‥。
結果から言うとオヤニラミは釣れへんかった。アンツがちょんまいオヤニラミを釣りそうになったが‥‥‥オヤニラミも暑いんか、最後までよう食いよらんかった。カワムツ、ウグイ、ニゴイ(これはアンツだけ)などを釣ってお茶を濁す。

夕方、グニャッと竿曲げたかったのでナマズを釣りにシークレットポイント(シークレットというほどでもないけれど、一応秘密の川)へ転戦。
さすがにナマズは暑かっても渇水してても元気やね。ドッカン、ドッカンと出てくれる。新作ベッドバグにええサイズが出たけど、もうちょっとで取り込み損なう。その後も数発出て、ヘドンウーンデッドスプーク(どう見てもザラに羽根2枚付けただけ)でなんとか一匹だけ取り込み成功(写真参照=特徴的風景が写ってるので画像をぼかしてます‥‥‥おいおい、そこまでするかあ)。
秘密の川では小鉄はマルボーズ。アンツも右に同じ。まあ、ナマズのシーズンはまだまだ続くし、そないガックリせんでもよろしい。え?小鉄はこの日ちょんまいカワムツ一匹釣っただけか‥‥‥そらガックリするわなあ。


25 August 2000
ハヤマグリップ‥‥‥
四本目のハヤマグリップが完成した。色は金。めっちゃ派手で悪趣味なとこが気に入ってる。もちろんリールも左手巻きの金色。非の打ち所のない成金趣味。
世界広しと言えど、ハヤマグリップを4本も所有してるバスアングラーは珍しいと思う。まあ三本持ってるやつはおるかもれん。しかし4本はおらんやろ、4本は‥‥‥。別に自慢してるわけではないけどね‥‥‥。

ACBさん、家出してたうちのよめを連れ戻して家まで送ってくれておおきに。借りっぱなしの使いにくいフルーガーのリール、また返し損のうたね。来月は烏賊でも釣りに行きましょう。


28 August 2000
ジギング‥‥‥
6月に行って以来、海のバーチカルジギングに行ってへん。特に行きたいとは思わへんけど、食べて美味い魚が釣れるところは魅力的や。
昨日、マックが加太ヘジギングに行ってツバスをぎょうさん釣って持って来てくれた。マックはぎょうさん釣れたけど、エンドレス森下は二匹しか釣れなんだそうや。ウデの差やろか‥‥‥?
今度ナマズがぎょうさん釣れたらマックのとこへ持っていったろ‥‥‥喜ばへんか?


29 August 2000
雑魚の毛鉤釣り‥‥‥

平日の午後、みんなで集まってフライフィッシングを楽しむ。
河原でソーセージ茹でたり、明石焼き茹で(?)たり‥‥‥。
あ、フライフィッシングというても、渓流でアマゴやイワナを釣るんちゃうよ。オイカワ、カワムツ、コバス、コブルーギル、いわゆる雑魚釣り。
これがちゃんとニグ&サックスの年間霊界のひとつになってる。ルールは簡単。2匹以上釣って、一番大きい魚の長さから一番小さい魚の長さを引いたのがポイントになる。引き算がでけんやつは寄せてもらわれへん。参加者は少ないが、こういう霊界をやるクラブは今時貴重な存在である‥‥‥と思う。JLAA関西支部‥‥‥日本擬似餌釣連盟はどこへ行ったんやろ?(上の写真はチビバス釣って得意満面のゾンビ正人)

それにしても暑い。この夏、ほんまに‥‥‥なんべん「暑い」「暑い」言うたやろ。流れる汗を拭いもせず缶ビールを喉の奥に流し込む。一瞬の清涼感と軽い陶酔の後‥‥‥どどどどーっと汗がふきだす。やっぱり「暑いっ!」
河原を流れる風が、時折秋の気配を運ぶ。武庫川の中流域は両側を山に挟まれてロケーションはなかなか(水は汚いけどね)。ナマズやニゴイの姿も見える。しかし渇水状態で釣りにくい。いつもはアホほど釣れるオイカワがこの日はことのほか渋い。コバスがオイカワを食い回ってる。

優勝 ゾンビ正人(バス18.5cm)−(オイカワ7.5cm)=11ポイント
2位 イカザス(ブルーギル14cm)−(オイカワ6cm)=8ポイント
3位 マーキー横山(オイカワ9cm)-(オイカワ7cm)=2ポイント
以下(ポイントなし=2匹以上よう釣らへんかったやつ)‥‥‥エンドレス森下、マッケンヂ松下、チルドレン中野、北中厚、ドクター山本、オッサンジ木下。
ゾンマサはこういう釣りさせたらうまいなあ‥‥‥。


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