Angling Net / Ikasas Talk to Myself




1 augast 2002
hayama-grip-AAA

ちょっと前
ザウルス・フィリプソンのバスティマーという竿を
ネットオークションで安うに買うた
マンキチやポーク野田も持ってる"BC56UL"
トップ愛好家の中には使てる人も多いと思う
なかなか粘りのある面白い竿やね
値段のことを言うのは無粋やけど
定価は46000円
これをマンキチはショップのセールで31500円で
ポーク野田は新品オークションで28500円で買うたという

ポークからメールが来て
「フィリプソンの56が中古やけどめっちゃ安いで」
というのでさっそく落札した
なんとたったの8000円やった
しかも届いた竿はトップガイド以外まったく無傷
なんかごっつい得したような‥‥‥
さっそくこいつでナマズとバスを釣ってみて分かったことやけど
竿は良いけれどグリップが最悪‥‥‥

これがうわさのサイアクグリップ

握りのコルクが細すぎる上に
後ろへいくほど細くテーパーがついてる
しかもグリップ部が下にベンドしてて
非常に投げにくく持ち重り感がある
そこで
ハヤマグリップに付け替えることにした
友人ハヤマテツオにグリップブランクをもらい
自分で削って色を塗ってみた

ちょっとド派手になりすぎたけど
手にぴったりくる感触はさすがに天下一品のハヤグリ


フィリプソンのフェルールは太すぎて
ヤハグリにはやや収まりが悪いが‥‥‥気にしない

不要になったグリップやけど
ポーク野田のすすめでオークションに売りに出したら
終了までまだ2日もあるのになんと7250円がついてる
つまり竿自体はたったの750円や
世の中信じられへんことばっかりやけど
ほんまに『アンビリーバボゥ!』としか言いようがない


2 augast 2002
エンドレス森下チヌ釣る

エンドレス森下と言えば
ニグアンドサックスの「チヌ」のレコードホルダーやけど
(Nig & Sax Records Book Salt water shore fishing)
そのエンドレスが今日
阿波路島のE浜で
45cm(レコード更新に2cm足らん)の真チヌを
今度はメバル仕掛けで釣ったらしい
つまり
エンドレス定番の
デコイデザインのロケットヘッド1/32ozに
スクリュウテールグラブの蛍光イエロー
トップガイドのリングが割れてる1980円のメバル竿に
長いあいだ替えてへん4LBテストラインという
マジカヨタックルで‥‥‥

本人は25cmのメバルかガシラの方が良かったと言うけど
ぜったい45cmのチヌの方がええよ
釣れたチヌは
いっしょに並んで釣ってた知らんおっさんにやったらしい
『オレにくれ!』
おっさんがナイフで腹を割くと
胃袋から10cm弱の子イワシが大量に出てきたんやて
つまりチヌはミノーフィーダー化してたわけで
スクリュウテールグラブはマッチザベイトなわけやったんや
何も考えてへんとは言え
しかも偶然とは言え
ほんまにようやるAQ300や
まいった


3 augast 2002
アンビリバボー2

売りに出してたフィリプソンのグリップが
11500円で落札された
ちゅうことは
残ったブランクはマイナス3500円ちゅうことになる
ええんか世の中こんなに馬い汁で?
お気に入りの竿が手に入った上に
3500円儲けてしもた
まあ
日頃損ばっかりしてるし
たまにはええやろ‥‥‥とは言うものの
落札した人が気の毒なような‥‥‥
しかし
ここは心を鬼にして
泉州屋になろ‥‥‥


5 augast 2002
オヤニラミ探釣隊‥‥‥

オヤニラミ釣り隊
あれからちょうど一週間が過ぎた
釣りたいという「欲」が
ぐんぐんと頭角を現してきて
機は熟した
さていよいよI川へ向かう

オヤニラミが棲息するI川

一週間前
サルさんと見つけたあの岩の下には
オヤニラミは居なかった

『あれ‥‥‥どこいったんや?』

もしかして
誰かに釣られてしまったのか
あちこち探し回る‥‥‥と

『おった!おった!
 なんやこんなとこにおったんか』

さっそく
秘策を凝らした毛鉤を前方に打ち込む
オヤニラミが見え隠れしている岩の際を通す
すーっと近づいてきて
「パクリ」
とやった‥‥‥ように見えた
たしかに何かかすかな手応えがあった
しかし鉤の先にはオヤニラミはいない
その後
手を変え品を変え攻め立てたが
オヤニラミは二度と姿を現さなかった

別の場所を探し回る
小さなスプーンを引っ張っていると
岩陰から黒っぽい魚体が顔をのぞかせた

『おった!おった!
 なんやこんなとこにおったんか』

すかさずフライに替えて岩の際を流す
すーっと浮いてきて
「パクリ」
とやった‥‥‥ように見えた
軽く合わせると
「ゴツン」
とたしかな手応えがあった
にもかかわらず鉤の先にはオヤニラミはいない

全身から汗が噴きだしてくる
暑い

また別の場所を探し回る
川岸を行ったり来たり
目を皿にして探したが
見つからないのであきらめかける‥‥‥と

『おった!おった!
 なんやこんなとこにおったんか』

ところが
今度はフライを引っ張っても沈めても
底でチョンチョンやっても
まったく反応しない
手を変え品を変え攻め立てたが
明らかに毛鉤を無視している

『なんでや‥‥‥?』

ええ歳したおっさんが
こんなに汗びっしょりになってがんばってるのに

『なんで無視すんねんこいつ!』

どれぐらい時間が過ぎたのか‥‥‥
日が西に傾きかけていた
ヤケクソになって
レイチューンミノーを投げると
やさしいウグイ君が遊んでくれた
ほんまにキミはええやつや

オヤニラミの代わりに遊んでくれたウグイ君

遮るものひとつない河原で
直射日光を一身に浴びていると
まるで夢遊病者のようにフラフラしてくる
あ・あかん
ほんまに倒れそうや

精が尽きた
根が果てた

釣れないオヤニラミをあきらめて
釣れるかもしれないナマズ釣りに行くことにした
決してあきらめたわけではない
オヤニラミは
秋の涼しい日に出直そう
きっと釣る
必ず釣る
絶対ということは絶対にないが
絶対に釣る

ラリポップに豪快に出た小さめのナマズ

M川の日暮れに
ナマズが数匹
激しい水柱を立てて遊んでくれた
空気は熱気と湿気で淀んでいた
体の芯に熱が入っていた
疲れ果てて
ズシンと重い足を引きずりながら家路についた

『なんだかなあ‥‥‥』


7 augast 2002
トップ堂‥‥‥

はじめてトップ堂という雑誌を読んだ
読んだというより見たという感じや
なにしろ読む記事がない
そのかわり
これでもかこれでもかと
真新しいデザインのトップウォータープラグが登場して
オールドアングラーは目を見張るばかりや
どこかのだれかが言うてた
「作られたトップウォータープラッギングブーム」
を感じた
しかもかなり無理やりやなちゅう感じがした
二十年前とは選択肢の数が違いすぎる
スィッシャーひとつとっても
何百というアイテムがある
とてもすべてを投げることは出来ひんよ

あの頃は簡単やった
マグナムトーピドゥ
ウーンデッドスプーク
ダイイングフラッター
ニップアイディディ
ジャンパー3/4
デビルスホース
ウッドチョッパー
ホッツィートッツィー
スマートアレック
これぐらいやった‥‥‥

だれか
「ボトム堂」ちゅう雑誌
ツクラヘンカ?


9 augast 2002
夏風邪‥‥‥

前日の疲労からか夏風邪を引く
体がガタガタと震え寒けを訴える
葛根湯エキスを飲んでひたすら眠る
15/24 眠る


8 augast 2002
チイラ‥‥‥

由良へシイラを釣りに行く

チイラしかようあげやんかった
それにしても
ランディングネット忘れてくるやなんて
話になりませんなあ‥‥‥
デカイのはいっこもようあげやんかったけど
竿ぎょうさん曲がって
全身筋肉痛になってしもた
おもろいけど
こういう肉体派の釣りは
そろそろ卒業やな


10 augast 2002
夏風邪2‥‥‥

あんまり修行に出ていないので
弱った体を引きずって修行に行く
悪寒は癒えて筋肉痛関節痛のみとなる
峠は越えたように見える


11 augast 2002
夏風邪3‥‥‥

恐ろしいことに
二日間で夏風邪はほぼ癒えた
ただし食欲がない
スイカがやたらうまい
朝昼晩三食西瓜

友人ヤス堀田の鯰の写真をupする

鯰は奇麗に黒光りして見事だが‥‥‥
picnicがはっきり映ってないので不採用にした一枚

夜から阿波路島へタチウオ&ガシラの予定を取りやめる
まだもう少し充電が必要である


12 augast 2002
驟雨‥‥‥

ついさっきまで
怪しげな湿った風が吹いてたかと思うと
バリバリバリという音とともに
突然嵐のような雷雨だ
慌てて半開きの窓を閉めた
迷いに迷った末
阿波路島釣行を取りやめたことを
心から良かったと思う
もし出かけていたら
大雨に打たれて帰らぬ人となっていたかもしれない


こんなことをして遊んでいる

これはきっと釣れる
必ず釣れる

絶対に釣れる
絶対ということは絶対にないけれど‥‥‥


13 augast 2002
アラカン‥‥‥

バナナザイカスをぎょうさん削った
普段は切出し一本で削るけど
アラカンで削ったら
ナイフで削るより3倍ぐらいはよ削れた
しかも楽に
もうこいつは手放せんな


15 augast 2002
盆に殺生‥‥‥

八月十五日
今日は終戦の日だ
終戦記念日とは言わないらしい

夕刻
友人ハヤマテツオと
タイヤだけ新品のスーパー軽四に乗ってアジ釣りに行く
盆の真っ最中やというのに
なんでか道路は恐ろしく渋滞していた

日没前
道を迷いつつ垂水漁港に到着
釣具屋でエサと氷とサビキ仕掛けを買う
きょうび
盆に殺生することを非難する者はいない
案の定
漁港はサンデーアングラーでいっぱい
ろうにゃくにゃんにょが釣りに興じている

すき間に割り込ませてもらって竿を出す

擬似餌釣りは苦手だが餌釣りなら自信がある

世の中にサビキ釣りほどむずかしい釣りはない
と思わせられるぐらい釣れない
他の釣り人の竿もまったく曲がらない
シマイサギの新子がポツポツ釣れる程度
垂水のアジは盆休みでほとんど帰省中なのか

と、突然
友人ハヤマテツオの竿に魚信が‥‥‥
おおおおお!
アジや!アジ!
ええ歳して小アジに驚嘆する

ちまたではサビキマスターと陰口をたたかれている

ポツリ、ポツリとアジが釣れはじめる
しかし連発しない
アジは群れで行動すると思っていたが
盆のアジは独り暮らしや単身赴任者ばかりなのか
単発に終始する

マリネにするにはチョット寂しい‥‥‥

二人で200匹釣る予定だったが‥‥‥
結局50匹ほどしか釣れへんかった
残念‥‥‥
けどまあ
ボーズやないし
ほんまにおもしろかった
帰りも道を思いきり間違えつつ
なんとか無事に帰ってこれた

はやまさん
今日はこれぐらいにしといてもらお
今度はゴカイで武庫川のハゼでも釣ろか


16 augast 2002
海用ピクニック‥‥‥

Muddy Waters Pixie25 (100mm, 1oz)

ピクシを若干太くしてみた
これはヤス堀田のリクエストだが
なんだか
ラリポップに対抗しているようで
少し気まずい
しかし
あくまでも海専用だ
現在ウエイト位置を決めかねている
普通にやると
どうしても首を振りすぎる
首振りポッパーではなく
小学生でも使えるイージーリトリーブの
ライトスプラッシャーを目指しているのだが‥‥‥

誰が使っても確実にスズキを出すプラグ
秋のシーズンまでには煮詰めんとイケマセン


17 augast 2002
釣りの何がそんなに面白いのか‥‥‥

魚釣り‥‥‥
何がそんなに面白いのかと聞かれて
適当な答えを探したが
一言で言い表すのは難しい
魚がかかって「ググッ」ときた瞬間?
いや
それもたしかに面白いけれど
それだけではないはずだ
つまり
何がどう面白いのか
具体的にはよくわからない
わからないけれど
釣りをしている間は夢中になれる
もしかしたら
そこが面白いのではないか
いい年をしたオトナが
夢中になって魚を釣って遊ぶ
声を張り上げ
目を輝かせ
少年の頃に帰る
その他愛の無さが
釣りの面白さの核心ではないか‥‥‥と思う



釣りの何がそんなに面白いのか‥‥‥part 2

釣りを図式的に表すと

「釣人」→「竿」→「糸」→「鉤」→「魚」

という繋がりになる
この関係が面白いのではないか
無い知恵と金を振り絞って選んだ道具
つまり
竿
糸(リール)
鉤(ルアー)
などなど
それらを介して
人と魚が結ばれている構図こそが
釣りの面白さの本質ではないだろうか
魚の躍動と
釣り人の鼓動が
一本の糸の上で脈打ち合う‥‥‥

釣りとは
一方の先に魚がいて
もう一方の先に馬鹿者がいる状態をいう
実に言い得て妙である‥‥‥


19 augast 2002
阿波路の「阿」の字も‥‥‥

台風13号が矛先を東へ変えたので
エンドレス森下と阿波路島へ釣りに行ってきた

『盆が過ぎたら過ごしやすなるで』

を合言葉に
この日まで頑張ってきた甲斐があったというものだ
本日はすこぶる涼しい
初秋を思わせる空の色といい
青く澄みきった海の色といい
猛暑の毎日から脱出した喜びに満ち溢れている

台風の名残と思しきウネリが若干あるものの
阿波路島は絶好のコンディションだ
海を渡る風がひんやりと心地よく吹き抜ける
これで釣れなきゃド素人だ

昼過ぎ
PL北テトラから釣り開始
むむむ‥‥‥釣れない
PL南ケーソンへ移動
むむむ‥‥‥釣れない

むむむ‥‥‥こんなハズはないハズだ

日が暮れて
S漁港へ転戦
むむむ‥‥‥釣れない

むむむ‥‥‥こんなハズはないハズだ

潮が下げはじめたので
EP前へ移動
うわっ!
ドンドン船が四隻も走り回ってる
むむむ‥‥‥釣れない

むむむ‥‥‥こんなハズはないハズだ

最後の望みを賭けて
T港へ再転戦
むむむ‥‥‥釣れない

むむむ‥‥‥こんなハズはないハズだ

気が付けば
日付が変わろうとしている
十時間も「釣れない」が続くと
さすがにド素人は滅入ってくる

タチウオの「タ」の字もなければ
ガシラの「ガ」の字もない
つまり
アタリの「ア」の字も
阿波路島の「阿」の字もないのだ

こんな日のド素人はあきらめが肝心である
決して悪あがきなどしてはいけない
潔く退散しなければならない
これを「勇気ある撤退」という

しかし
とてつもなく
「むむむ」な一日だった


20 augast 2002
20 man hit‥‥‥

アングリングネットを立ち上げて
この秋で6年になる
最初は一日に5〜10アクセスやったけど
今は200〜300
カウンターはもうじき200000になろうとしてる
もし6年前に
このHomePageを立ち上げてへんかったら
いま俺はどんな釣りをしてるんやろ?
多分いまほど熱くはないと思う
もしかしたら
もう釣りを止めてたかもしれへん
Angling Netに
一番感謝せんなんのは
俺自身やなあ‥‥‥
邪魔臭なってなんべんか止めよ思たけど
もうちょっとがんばって続けよ

一年半前の年の瀬に
Angling Netについて
以下のようなことを書いた(覚えてなかったけど)
面白いので読んでみよう‥‥‥


30 December 2000
ページ更新 ‥‥‥
ほぼ一ヶ月ぶりにアングリングネットを更新した。このホームページをオープンして5年目になる。そろそろ飽きてきた。
立ち上げたころは、まだニッポンに良い釣りのサイトはなかった。いかにもパソコンオタクが作った釣りのド素人のページばっかりやった。いや、あったにはあったけど、私にはいっこも面白いことなかった。
で、夜な夜なサーファーになって、デザインの優れたページを見つけては、ついついのぞいてしまう。「おお!これはキレイなホームページや!」と‥‥‥しかしよう見るとまだ2〜3回しか釣りの経験がないことを発見。「やっと生まれて初めてバスが釣れました」などと書いてある。「はったおっそ!」‥‥‥マイフェバリットルアーの紹介‥‥‥ミノー2本、スピナーベイト2個、ワーム数本‥‥‥以上。「こらっ、オマエ!それだけかいっ!」と思わず突っ込んでしまう。
まあ、ホームページというのはそういうもんやろね。なんせ自己満足の世界なんやからね‥‥‥しかし、自己満足にもホドがあるで。
そんなわけで、「よーしっ、それやったらオレが日本一面白い釣りのホームページを作ったるわ」とがんばってきたけれど、最近になってまわりを見渡すと、悪うないページばっかりになってきてるんやね。つまり、平均化してきたんやと思う。
で、アングリングネットが全然目立たんようになってる。それはたしかにええことなんやけど‥‥‥。
そうなるとそうなったで、今度はもっと奇抜なんはないか‥‥‥と、探し回ってる。けど無いわそんなん。たまにあっても更新せえへんから退屈になる。ところが今度は「よーしっ、それならオレが奇抜なん作ったるぞ」という気は起こらへん。なんでか、その気になれへん。

しかし人間て、しゃあない動物やなあ。おんなじ事を繰り返すんが死ぬほど辛いんやから。すぐに飽きるんやから。もうどうしょうもないなあ。救いようがないよ‥‥‥メバルでも釣りに行こ。


21 augast 2002
明石海峡夏景色‥‥‥

ひさしぶりに明石海峡でジグをシャクった

海峡越しに阿波路島を臨む

海峡を渡る風はまるでもう秋が来たかのように
ひんやりと冷たくて気持ちがいい
ウィンドブレーカがないと風邪を引きそうだ

アホのひとつ覚えのように
落としてゃシャクり
シャクっては落としを繰り返す
アタリの「ア」の字もない‥‥‥
脚といい腰といい背中といい
体中が筋肉痛だ
鉛が入ったようにズシッと重い
おまけに久しぶりに軽い船酔いをする
瀬戸内だとバカにしてたらえらい目に合う
ああ‥‥‥疲れた
やっぱり地に足着けて釣ろう


23 augast 2002
大青鰓魚‥‥‥

ポーク野田、クボタマンキチとAダムへ行く
FoolsのL&SコンテストでAntzを逆転したろと目論む

着いてびっくり水あらへん
いつもの大青鰓魚爆釣ポイントは陸になってる
オーマイガア!
どこで釣ったらええねん
ウロウロポイントを探し回るが
どこもむき出しの赤土ポイント
おまけに水は緑褐色で所々に青粉発生
これはキビシイ‥‥‥
とりあえず釣りはじめる‥‥‥が
案の定反応は鈍い
なんとか
22cmオーバーが2枚釣れたけど‥‥‥

『こんなんしか釣れへんわ〜い』
 22.5cm‥‥‥泣き泣き1mm記録更新
 ヒットプラグは"okabako-MP-hokkogener"

なんでかポークとマンキチはギルボーズ
ギルプラグでちょんまいバスを釣って戯れる

バスしかよう釣らんけどAQ値が高いのですごく嬉しそう

今日はアカンで
かいもくやで
水が悪いわ死んでるわ

釣れへん言い訳を並べていると
通りがかりの若い釣り人が
『すいません写真撮って欲しいんですけど』
『はいはい。げっ、でかいバス!』
『今そこで釣れたんです』
『ひえ〜、何で釣ったん?』
『これです』
おお!なんとカットテールグラブ‥‥‥デスカ
『よっしゃ、よっしゃ。何枚でも撮ったるで』

若干興奮気味だが気合の入ったバサーの56cm
いやいや‥‥‥お見事です‥‥‥

デカバスにも動じず
もくもくとミニパッチでギルを狙う
しかし
ほんまに釣れへんわ
あかん
よし、こうなったら野池に転戦じゃ

というわけで
Aダムからほど近いF屋池へ‥‥‥
ここはポークのお膝元
けっこうデカイバスが釣れるので有名
しかし
なんでか
ここでも釣れるのはコバスばっかし

土手のハング下でコバナナに出たコバス君
親指突っ込んだら窒息してまうがな

今日はあかんで
水温まだ高すぎるねんで
活性低いわ水死んでるわ
と釣れへん言い訳を並べてると
近所のガキンコバサーが自転車に乗って来て
目の前でボコボコガンガン釣りまくる
40cm級をいとも簡単に釣り上げる

『ひえ〜、キミらよう釣るなあ、バスプロか?』
『まだプロちゃうけど、将来プロになるねん』
『なれる、なれる、おっちゃんが保証したるわ』
『ほんま?』
『おっちゃんはな、ウソつきやけどホンマや』

貫録十分の少年と40cm級
やらこいルアーてほんまによう釣れるんやなあ‥‥‥

日もとっぷりと暮れて
出るはずのギルはかいもく出ず
出るのはため息ばかりなり‥‥‥でありました
お粗末!

あんつ
この次は決着つけるからね
まっててね


24 augast 2002
25mm‥‥‥

直径25mmの桂丸棒が世の中から一斉に消えてしもた
こないだまでゴロゴロあったのに‥‥‥


25 augast 2002
暑い日中は涼しい部屋でプラグ削り‥‥‥

猛暑襲来のこの一ヶ月
釣りに行くペースがガクンとダウンした

八月葉月‥‥‥釣行回数七回
市川のオヤニラミ&美嚢川の鯰
小浦崎のシイラ&カマス
垂水漁港の盆の殺生マリネ釣り
阿波路島のタチオウ&ガシラ
明石海峡のカンパチのシャクリ釣り
青野ダムのデカギルのミニパッチ釣り‥‥‥

あとは明後日の
武庫川の全日本FF選手権
まあ
五十歳の体力にしては頑張ってる方だが
さすがに日中の暑さは応える
とくに市川のオヤニラミの時は
脱水症状寸前‥‥‥シヌカトオモッタ

暑い日中は家でプラグでも削ってるのが一番
高校野球でも見ながら
チョコチョコと削ってると
しらんまにザルいっぱいぐらいは削れる

今年のメインは "banana the ikas"

バナナを削るのは面白いかわりに時間がかかる
ピクニックは1本10分で削れるけど
バナナや噛むトゥゲザは2時間以上かかる
指の皮の剥け方も尋常やない
そのぶんよう釣れる‥‥‥かな?


26 augast 2002
暑い日中は涼しい部屋でプラグ削り‥‥‥
その2「Pixie25用25mm桂○棒」編

昨日の夕方
弟子のクボタマンキチから
コ○ナン武庫川店に
「例のブツが若干売れ残ってる」
という情報が入った
Lucky!
「あるだけ押さえといてくれ」
同じコ○ナンでも
伊丹、中山、建石、西宮にはもうない
売り場の棚には「25mm」の札もなくなってる
「20mm」の隣は「30mm」になってる
ということは
今後25mmは売るつもりがないということか

材料が手に入らなくなると
ブランク削りの外注という手がある
その方が手っ取り早い
SIKASI
たかだか10分で出来る仕事を外注することに
ハンドクラフターとしての羞恥と躊躇いがあって
今のところ思い留まっている‥‥‥

今まで
何の苦労もなく
簡単に手に入っていたものが
ある日突然
まったく手に入らなくなる‥‥‥ということが
これほどまでに
悩ましく辛いことであるということに
否応なく気づかされたような今日此頃だ

これは
消費大国ニッポンの
ある種弱点である
生活のことごとくを消費に頼っているので
何かひとつ欠けると
あたふたと慌てふためいてしまうのだ
オイルショックのとき
トイレットペーパーが市場から消えたことを思い出す

人間本来の姿は
狩猟と農耕の自給自足だ
しかし
いまさらそこへ戻ることは出来ない
ここまで楽な暮らしが身に染みてしまっては
昔に戻ることなど到底出来ない
もし
電気とガスと水道が
自給自足できたなら話は別だが‥‥‥


27 augast 2002
全日本FF選手権と中野家の通夜‥‥‥

チルドレン中野さんの
お母さんのお通夜から帰ってきた
ニグアンドサックスの元会長松下健二と
ニグアンドサックスの会計監査役川上誠とで
通夜の受付をした
途中でエンドレス森下が来て手伝うてくれた
ニグアンドサックス現会長横山雅之の
カシオ製スーパーコンピュータがクラッシュして
香典の計算がぜんぜんあわへなんで苦労した
30ぺんぐらい計算し直してやっと合うた
福井串カツは相変わらず面白い
中野さんやないけれど
釣り倶楽部のメンバーは有り難いなあ‥‥‥と思た

それともうひとつ
釣りはセンスやなあ‥‥‥て
今日もまた思た
私はフライをちゃんと振れるようになるのに
丸2ヶ月かかった
故西山徹氏のビデオを熟視して
やっと振れるようになるのに2ヶ月かかった
直接教えてくれる人がいてなかったこともあるけれど
けっこうしんどかった
全日本FF選手権M庫川大会
吉田公樹はそれを2時間でマスターして帰った

クボタマンキチといい
ヨシダコウキといい
釣りはセンスやなあ‥‥‥

残念ながら
友人ハヤマテツオのラインは
タイトなループを描いてなかった
でも大丈夫
一般人でも2ヶ月後にはいっぱしになれるんやから

苦戦するハヤマテツオ(オレンジのランニングシャツ)
合言葉は‥‥‥「アジ釣りに行こう」

今日
ゾンマサがニグアンドサックス副会長に任命された
こいつなら申し分ない
ヨコヤマ
いつ死んでも大丈夫じゃ

ニグアンドサックス新副会長と
ゾンマサ二代目「コマサ」


28 augast 2002
最近ルアー事情その1‥‥‥
ミキハニの超ノイジー

ちょっとまえにいただいた
ミキスケの「ヨネスケ」

まだ魚は釣っていない
なにしろ
鯰を釣ってはいけない‥‥‥らしい
理由は推して知るべし

とにかく
誰が何と言おうとこの特異なカタチ
しゃもじ!?
それに
この手切りアルミニウム製羽根
むむむ
オリジナリティが溢れまくっているではないか

鯰に使えないとなると
秋口のバスに使うしかない
良いのが釣れたらまたここで紹介しよう
請うご期待‥‥‥


29 augast 2002
over the rainbow‥‥‥

サミーでハマチ釣ったよん
というMailが届いた
JLAの矢野ちゃんからだ

さっそく雨の降る中
エンドレス森下とでかける
釣り場に着くと
平日の午後というのに
それ狙いの釣り人が来てる

矢野ちゃんと泉州屋も来て
何発かかけたがことごとくバラす
エンドレス森下が
「あれはカンパチや(本人談)」というやつを 15秒楽しんでバラす

私は
90gのメタルジグをフルキャストし続けたが
ハマチの「ハ」の字も
ツバスの「ツ」の字も
釣れなんだ

雨が上がると橋の上に光の帯が架かった

ああ
なぜか無性に太刀魚が釣りたい‥‥‥


30 augast 2002
最近ルアー事情その2‥‥‥
オレンジフィールドの本格ポッパー

オレンジオークションで落札したグリーンタイガー
落札額1350円(支払い済み)

ダーターならこのサイズはけっこうあるが
オンスクラスの本格ポッパーというのは
実はあまり存在しない
そういう意味でも貴重なポッパーだ
作者のハヤマテツオは気前が良くて
これをたった1000円前後で作ってくれる
材料代が戻ってきたらそれでいいと言う
いまどき奇特なビルダーだ

豊富なカラーバリエーション
グラスアイ
エルリグ(私はカップリグでオーダー)
これでテールブレードがオリジナルなら文句無しだ

実際の釣りでも使用頻度は極めて高い
バス、ナマズ、ライギョ
どれにも効く
ダーター嫌いな私にとっては
まさにファイナルウエポンである



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