Angling Net / ikasas ikuy's "talk to myself"




1 nov. 2004 muddy waters

今年も泥水本舗は細々とルアー作っている

手が遅いのでなかなか作業が進まない
特に金属加工部門の遅れが目立つ
ああ
シーズンが終わりかけてる
困った‥‥‥


2 nov. 2004 kobe lunch

神戸で昼飯
丸玉食堂へ行くと閉まっていた
定休日だ‥‥‥くそ
元町ぎょうざは何故か2時から営業の貼り紙
まだ入ったことのない四川料理屋へ入りかけたがやめる
結局高架下のもっこすだ‥‥‥
ああ
香蘭の叉焼麺にしたらよかった
マル十のビフカツにしたらよかった
ああ‥‥‥


3 nov. 2004 sen-ya no yume


千夜の夢
ネーミングがいまいちなうえ
ラベルの文字が最悪だ
ざんねん!

味は決して悪くはないが
それより何より
気分のモンダイだ
なにが「千夜の夢」だ!
不合格!


4 nov. 2004 aka kirishima


赤霧島
安い焼酎だが
これはなかなかゐけるゐゐゐもだ
ゐも特有の甘味も上品で
どんな料理にも合う
焼酎はこうでなくてはイケナイ
けして飾り立ててはイケナイ

赤いラベルに金の文字
日出ずる黄金の国だ
いや
じつにすばらしい

ぽーる六十一番弟子が
北海道産の生蕎麦を送ってくれた

いままでに
これほど黒い蕎麦を食べたことがない
まるで烏賊墨パスタのようだ
色には驚かされるが
味は確かに真っ当な蕎麦である
ワイルドな風味といい
しっかりした腰といい
文句なしの蕎麦だ
ぽーるくんおおきに

辛口の酒と蕎麦というのもいいけれど
焼酎と蕎麦も悪くない


5 nov. 2004 marvelous dream

むしゃむしゃ
むしゃむしゃ
蟹を食べている
茹で立てのタラバガニだ
湯気で眼鏡が曇る
うまい

むしゃむしゃ
むしゃむしゃ
食べても
食べても
タラバガニは次から次へと
暖簾の向こうからどんどんどんどん出てきて
いっこうに減らない

どうしようかと思っていると
目が醒めた
夢だ


6 nov. 2004 rank of a fish

振り返ると
魚が一列に並んで
どんどんどんどんどんどんどんどん
どんどんどんどんどんどんどんどん
こっちへ歩いてくる‥‥‥
先頭は
ナマズだ
その後を
タチウオ
バス
スズキ
カンパチの順に歩いてくる

何の順番かと思って見ていると
どうやら今釣りたい魚の順番のようだ
中には
釣りたいというより
食べたいが勝っている魚もあるようだ

どんどんどんどんどんどんどんどん
どんどんどんどんどんどんどんどん
こっちへ歩いてくる‥‥‥

あっ
また夢か‥‥‥


8 nov. 2004 fishing on monday

天気がええさかい
ナマズ釣りに行てきた
天気がええさかい
ナマズ釣りに行てきた
天気がええさかいナマズも元気や
凹凹凹と景気のええ音で出てくれた

腹が減たさかい
帰りにらんめんへ行た
腹が減たさかい
帰りにらんめんへ行た
店の中えらい暗いなぁ思たら
入り口に定休日て書いたあった

あ〜あ
ついてへん人生やたなぁ
あ〜あ
ついてへん人生やたなぁ
せかくナマズが釣れたっちゅうのに
らんめん食えなんだら話にならへんがなもぉ

こんなブルース
恥ずかしくて歌えないので
歌わないでおこう


9 nov. 2004 coming and going

故・桂枝雀の創作噺
「行たり来たり」

人は行ったり来たりしてるけれろも
実はどこへも行ってないという話
内容は摩訶で不思議なのだが
妙に説得力がある

例えば
ボクの十三番目の弟子の高階学青年である
彼は頑健な肉体と
柔軟な精神と
巧緻精妙な頭脳を持ち合わせた
とてもナイスなガイなのだが
何故か毎週々々
新幹線や飛行機に乗って
大阪と東京を行たり来たりしているのである
仕事とはいえ
その移動に要する労力たるや計り知れぬものがある
たいへんだなぁ‥‥‥と思う
しかし
よく考えてみれば
行たり来たりしているように見えるが
学青年から見れば
学青年は已然そこに居るのであって
消え去ったわけでもなく
どこへ行ったというのでもないのである
学青年はずーっとそこに居るのである

この辺の状況説明は非常に難しいのだが‥‥‥

具体的に言うと
学青年が大阪から東京へ向かう場合
大阪から見れば学青年は「行たり」なのだが
東京から見れば学青年は「来たり」になるのである
その逆に
学青年が東京から大阪に帰る場合なら
東京から見れば学青年は「行たり」でも
大阪から見れば学青年は「来たり」なのである
つまり
どこからどう見るかによって言い方が変わるだけのことで
本質は何も変わっていないということなのである
学青年は学青年だということだ

わっかるぅ?
わっかるぅ?


10 nov. 2004 drinker's nonsense

旨い酒‥‥‥

だいたい
旨さの基準が曖昧だ
たった一枚の薄っぺらい舌の上に
すべての判断基準があるというのがモンダイだ

そもそも
酒は気分で飲むものだ
そのときどきの気分によっては
旨くもなれば不味くもなる
昨日旨かった酒が今日は不味いということもあるし
またその反対もある
楽しい仲間が集まれば
たとえ安くて質の悪い酒もまた旨いのである

さらに
料理が酒の旨味を引き出してくれるということもある
旨い酒と美味い肴が奇跡的に融合した瞬間
この世の物とは思えぬ見事な花が咲くことがある


左:こはくのつゆ、右:ぎんのしずく
いずれも丹波の「山名」の酒

同じ酒造会社が同じ酒蔵で
同じ杜氏が同じように丹誠込めて
米と米麹だけを使って造った酒なのに
まったく味が違う二本‥‥‥
左はさらっとした飲み口でクセは少ないが後を引く透明感のある酒
右はいわゆるむかし(江戸時代)の旨口でどっしりとした深みのある酒

二本とも‥‥‥旨い
二本とも‥‥‥飲む


11〜16 nov. 2004 saigon

「saigon (vietnam)」は別記する


17 nov. 2004 declaration of war

「宣戦布告」という映画を見た
なかなか良くできた作品だ
イマのニッポンの政治家の姿を見事に浮き彫りにしている
そこでボクはサブタイトルを考えた
「ヨワゴシ・ニッポン」
拉致問題で北朝鮮に馬鹿にされても
経済制裁ひとつ断を下せない
経済制裁は宣戦布告ととられるというヨワゴシだ
そんなことをしたら
すぐにノドンやテポドンが飛んでくると言う
領海侵犯で中華人民共和国にナメられても
謝罪ひとつさせられない
一国の総理が中国大使にさえ見下されている
ネズミなら「窮鼠猫を噛む」こともできるが
イマのニッポンはネズミ以下だ
アメリカタイガーの威を借りた世界一情けない経済大国だ
せめてネズミになってくれ

それにしても
この映画の準主役の杉本鉄太は素晴らしい役者だ
空前絶後の名作「ビリケンさん」といい
この「宣戦布告」といい
じつにスバラシ


18 nov. 2004 3nen-koshu


山名酒造の銘酒「参年古酒」

よーく冷やして
バッチャン焼きの杯で飲む
‥‥‥うまい




西宮市内の整備工場で‥‥‥
だれのクルマやろ?


19 nov. 2004 uganda ueda

昨日の「Nig&Sax」ステッカーのクルマ
犯人がわかった
尼崎のうがんだうえだ氏やった
(不確かな情報やけど)
盗んで乗り捨てたクルマちゃうかという話で
シートから覚醒剤反応が出て
うえだ氏はいま檻の中に入ってるらしい


20 nov. 2004 iBook G4

iBook G4を買ぉた
OSXがプリインストールされてる

今使てるG4Macも最初OSXが入ってて
使てみたけど
いまいちわかりにくかったので
OS9に戻して使てるねんけど
まあ
やいこしかったらこれもOS9にしたらええわ
‥‥‥と思てたら
(確かな情報筋によると)
このiBookはOS9はインストールでけへんらしい
うわっ
どないしょ
えらいこっちゃがな
よしっ
しゃあない
こうなったら覚悟を決めてOSXと付き合お
ああ
しっかし
なんや賢そうでよぉわからんシステムや‥‥‥


21 nov. 2004 iPod battery

一年近く使いっぱなしのiPodやねんけどね
バッテリがヘタってきたのか
連続再生すると3〜4時間でアウト
そこで
バッテリーを交換することにする
おりしも
第3世代のiPodが出て
その連続再生時間が10時間を超えるという
1万円以上も安ぅなって
第2世代の2倍以上電池長持ちやん‥‥‥くそーっ
アップル関連のHPを調べると
いくつかの専門店で電池交換に出すと
バッテリ代と作業代金で15000ヱンぐらいでやってくれるらしい
しかし
電池換えるだけやのになんで15000ヱンやねん
いったいこのバッテリ
ナンボのもんやねん‥‥‥と
ヤフーオークションで相場を調べたら
なんや3000ヱン未満やん
ちゅうことは作業代金が12000ヱンやんかいさ
あほくさー
それやったら自分で交換したろ‥‥‥と思い立つ
けろね
(けろねっちゅうことはないけろね)
ネジもなにもないiPod
いったいどないやって分解するんかと思たら
やり方書いたHPがおまんがなもぉ
ipod-battery.jpg
なんや簡単やん
さっそく
ロワバッテリバンクゆう会社(大阪)に電池を注文
http://www.rowa.co.jp/
税、送料込みで2480ヱンやて‥‥‥やっすぅ

2日後に届いた電池

iPodをポコっと開けてササッと交換したろ
思たら‥‥‥なんやこれ
オリジナルのバッテリよりもでっかいやん
おまけにちょと分厚いやん
案の定
入らへんがなもぉ‥‥‥くっそー!
無理矢理押し込んでたら本体部分の接続がベリっと外れた
うわっ!
とれてもた!
これどやって入ってたんやろ‥‥‥
端子が毛虫みたいなヤツの♂と♀を合わせて
無理矢理押し込んだら
ムギュッと入ったことは入ってんけど
ヱヱんかいなこんなんで‥‥‥?
次にバッテリもヤケクソでギュッと押し込んだら
グニャゆうて歪みながらなんとか入った
ヱヱんかいなこんなんで‥‥‥?

電源入れてみたら
うわっ!
なんじゃこりゃ!
サドマックみたいなやつが表示したあるがなもぉ!
これ
ハードディスクがイカレタマークやん?
うわっ!
うわっ!
めげてもた!
せやから専門業者に出したら15000ヱンで済んだのに‥‥‥
しゃあないからもっかいフタ開けて
本体ケーブルをつなぎなおして
バッテリをつなぎなおしたら
なんや
今度は林檎マークのあとに正常表示しとるがな
よしっ
なおった!
これで連続再生10時間じゃ!
けど
びくりたなもー


22 nov. 2004 interesting and beneficial diary

@ngling net で talk to myself という
日記風独り言を書いている
つまりこのページそのものなのだが
名目は自分のための忘却防止機能である
「ああ、あれいつのことやたかいなぁ‥‥‥」
というのが最近とみに多いのである
それを防ぐには
文字にしたり写真に撮って記録しておくしかないのだ
なにしろボクのHDDは容量不足の上
すでにくだらないデータで満杯状態である
おまけにCPUの処理能力が低い(AQ250)のでどうしょうもない

独り言を公開しておくと
いろんな人が読んでくれていろんな反応をしてくれるのが面白い
そこでついついウケ狙いに走ったり‥‥‥と
愚かな行動に出ることもあるが
なにぶん年齢が年齢であるので許されたい

ついでに他人様のダイヤリをのぞくのも面白い
面白くてためになる日記がたくさんある
どれもこれも正義感とサービス精神に溢れる日記だ
たとえば
笑いとペーソスに溢れるほのぼのべたべた系ダイヤリ
人生をぼやきつつも人柄のよさと男臭さが包み込む包括系ダイヤリ
新鮮で豊富な話題と明確な意見が述べられているワールドワイド系ダイヤリ
ローカルな話題に終始しつつも地球規模の問題を定義する自然派ダイヤリ
ヒネリはないがツボはきちんと押さえた地味&几帳面系ダイヤリ
う〜ん
じつにベネフィシャルゥ‥‥‥

写真説明
上:クリスマスデコレーションをしたL.L.Bean
中:南京町堂記號の叉焼は世界一
下:マル十のランチは安い美味い



23 nov. 2004 last namazu

今期最後の鯰釣りに行く

水温がググンと下がって
鯰の活性もググンと下がって
もうダメか‥‥‥思ったが
なんとか最後に一匹釣れてくれた
これでめでたく年が越せそうだ‥‥‥


24 nov. 2004 last 651

651
新聞が「釣れる釣れる」ゆうもんやさかい行てみたら
かいもくあかんやないの
さっぱりわややないの

ああ
あほらしやのかねがなる
あほらしやのかねがなる

↑どぜうを投げても寂蓮法師のマック元会長
舞鶴坊主を引きずって参戦もあえなく撃沈

↑どぜうで見事2匹釣ったヨコチン現会長
大僧正ここにきてエッサマンに転向か

↑タコジグしゃくる背中に哀愁が漂うがちゃこさん
ゆうときまっけどションベンしてるんちゃいまっせ

それにしても
ひどすぎるやおまへんか
あんまりやおまへんか
ああ
泣いても足らんわ


25 nov. 2004 macosx

MacOSXはつかみどころがない
つまり
こいつはどうやら
WindowsXPとおなじで
なにもすることがないOSのようだ
オートマチックなのだ
Windowsのときは
95も98も2000もMeも一切触らず
いきなりXPから始めたので
こんなもんかぁ‥‥‥と思ったが
慣れ親しんだMacOS6→7→8→9から10に進むと
「別世界」を感じる
ナンバから一気にサンダ(兵庫県)へ来たようだ
そんなわけで
ボクはいま
借りてきた猫が雲をつかんでいる状態‥‥‥なのだ


26 nov. 2004 wildcat

たまにはムギも良い
この麦焼酎
甘くて
上品で
美味い
しかし
「やまねこ」‥‥‥て

長崎県下県郡美津島町産本格麦焼酎
対馬「やまねこ」

焼酎ド素人の方には
大々的にオススメ
プロの方々には
品が良すぎて肩が凝るので
あまりオススメではない


28 nov. 2004 one day which nothing will carry out

朝:T塚ホテルでお茶
coffeeにcakeがsetになっていて
10種類ぐらいの中から
「お好きなものをお選びください」
と言うので
一番うまそうな抹茶ロールを選んだ
どれを選んでもお値段は800ヱンなのだ
帰るときにチラとcakeのお値段を見ると
抹茶ロールが一番安かった
少し複雑な気分だ

昼:GreenChannelで競馬
tokyo競馬場で国際G1レースjapan cupがあった
菊花賞を征したdelta bluesが出走した
人気はなかったが3着になりそな予感がしたので
delta bluesからのワイド馬券(3着までオッケイ)を買った
なんと3着だった

夜:読書‥‥‥開高健など
だらだらと本を読んだり
オークションで古いドイツ製カメラを物色したりしているうちに
すごく無駄でとても楽しい一日が終わった


29 nov. 2004 last tachiuo

夕刻
阿波路島へいく
タチウオを釣ってからメバルを釣る算段だ

津名の海岸
ここでもう
なんじゅっぺん
なんびゃっぺんと釣りをしている
いい思いでのいっぱい詰まった海岸だ

夕日が西の空に沈み
いままさにタチウオタイム
しかしアタリのアの字もない‥‥‥
今日もまた寂蓮法師なのか‥‥‥
そのとき
横で釣っていたがちゃこ氏の竿が曲がった
下ろしたての天竜のベイトロッドが美しい満月を描いた

男は釣った
二度あることは三度というように
美しい夕焼けも見ないで‥‥‥

直後
今度はボクにアタリが来た
銀河の8フィートは一瞬曲がりかけた
しかし途中で曲がるのをやめた
同時にテンションも消えた
ああ‥‥‥バレた

その後
ただの一度もアタリはなかった
辺りはとっぷりと暮れ薄闇の世界になっていた
ああ
タチウオの馬鹿野郎めぃ
この野郎めぃ

西浦へ転戦した
次はメバルだ
しかし
こっちは風がまともだった
思いのポイントへは入れなかった
風裏をみつけては投げた
なんとか小さいメバルが1匹だけ釣れた
メバルは申し訳なさそうに鉤をくわえたまま震えていた
ボクはやさしく海に帰してやった

その後
場所を変えつつ北上した
しかし
メバルは釣れなかった
まったく釣れなかった
ああ
メバルの馬鹿野郎めぃ
この野郎めぃ

東の空には十三夜の黄色い月がぽっかりと浮かんでいた


30 nov. 2004 the final day of november

今日で11月が終わりだ
それにしても
魚の釣れない月だったなぁ
さあ
明日から12月だ
師走だ

たぶん土曜日だけやっている書道教室
下手な字ではないけれど
この程度なら習わなくていい気がする
(大阪上本町にて)

昨日の寂蓮法師が体の中で暴れている
重い‥‥‥
怠い‥‥‥
メバルは春になればイヤでも釣れる
ああそれにしても重怠い



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